男女問題を中心に扱うからこそ「話しやすさ」で悩みの本質を引き出す

――お仕事をする上で大切にしていることは何ですか。

とにかく依頼者様が話しやすいような雰囲気を作ることを心掛けています。依頼者様のお気持ちに寄り添いつつ、法的観点を踏まえてよりよい解決を目指しています。

――話しやすい雰囲気があることで、どのように依頼者のメリットに繋がっていくのでしょう。

法律事務所は敷居が高いと思っていらっしゃる方が多いようで、お越しになる際に緊張していたり不安な表情をしていたりする方が多いのですよね。

私の方から話しやすい雰囲気を作ることで、依頼者様が本当に悩んでいるポイントまで話を深めることができるため、重点的に取り組むべきことが明確になります。

――先生はどういった案件をご担当されているのですか。

私が扱っているのは不貞慰謝料や離婚などの男女問題がほとんどです。依頼者様の男女比は8:2で、女性が大半を占めています。

お子さんがいる方も多いのですが、お子さんがいると弁護士事務所へご相談に来ること自体が大変だったりします。そのため、比較的ご都合のつけやすいオンライン相談を選択されることが多く、私の場合はほとんどオンラインで面談を行っています。

――先生はネクスパート法律事務所で初めて育休を取得されたそうですね。

はい、産後約4カ月で復帰しました。仕事が気になってしまうというか……弁護士の仕事が好きなんですよね。特に感情面が強く関わる離婚問題は、依頼者様のお気持ちに寄り添って問題解決へと繋ぐ、とてもやりがいのある仕事です。

――なぜ弁護士になろうと思ったのですか。

昔から人と喋ることが大好きで、中高生の頃から、男女関わらず友だちから恋愛相談を受けることが多くて（笑）。姉後肌ではないですけれど、同世代から頼られることが多かったんですよね。

その頃に放送していた離婚弁護士のドラマを見て「かっこいい」と思い、自分もそういう仕事ができたらと思ったことがきっかけで、弁護士の道に進みました。司法修習の勉強をしていた頃は、「あまり向いていないのかな……」と落ち込むこともありましたが、いざ弁護士になってみると、やはり弁護士は性に合っていると感じます。

――今後の展望を教えてください。

初心忘れるべからずで、子育てと仕事を両立させ、今後もパワフルにやっていきたいなと思っています（笑）。

――最後に、離婚に悩む人に向けて弁護士として、どのような言葉をかけたいですか？

離婚というのは、とにかく精神がすり減る問題です。まずは何でもいいので、お気軽にご相談ください。

その上で法律的観点を含めて一緒にご検討できたらと思います。