現実を受けとめた選択肢から、未来を切り拓く

更新日: 2023年04月19日

「依頼者により良い選択をしていただくきっかけとなるのが弁護士の仕事」と語るウカイ&パートナーズの上野一成弁護士。そんな上野弁護士の考える「より良い選択」とは。

先を見据えた冷静な判断力

――弁護士をする上で心掛けていることは何ですか。

率直にお話することを心掛けています。

事件を進めていく中で、依頼者にとって耳の痛い内容もありますし、感情的になるお話も出てきます。特に離婚事件に関しては、心の問題も大きいですしね。理性も感情も大切にしていただきながら、事件を進めていくために冷静な判断をお伝えしたいと思っています。

――離婚事件にどのような特徴を感じますか。

離婚事件は、家族の在り方や、自分の人生をどう変えていくか、理論だけでは片付かない問題なので、人生観や価値観が如実に表れると思います。

――離婚事件を担当する際、特に意識しているポイントはありますか。

お子さんがいらっしゃる場合、お子さんにとって良い解決になることを意識しています。当事者はどうしても自分のことを第一に考えてしまいがちですが、挟まれているお子さんには何の罪もありません。離婚するにしても、夫婦関係を修復するにしても、お子さんのためになる解決をしたいと思っています。

ただ、お子さんの希望通りにすることだけが必ずしも良い結果になるとは限りません。両親の離婚を望むお子さんはいませんが、喧嘩する姿を見続けることも辛いと思います。

お子さんが嫌がっていても、別れの判断をした方が、結果的には良い将来になるという場合もあります。非常に難しい判断を迫られることが多いですね。

困っている人のために法律がある

――弁護士になったきっかけを教えてください。 

小さい頃、家にある本をよく読んでいたのですが、法律相談のような本があり、正当防衛という概念が存在することを知りました。他にも、立ち退きの正当事由だったり、色々と考えられて法律が作られていることを知り、興味をもったのがきっかけでした。

――実際に弁護士になられて、感じることはありますか。

弁護士になった理由のひとつとして、子どものときにありがちな「自分はサラリーマンに向かない」という考えをもったこともありました。でも実際は、弁護士も組織の中に属していて、人間関係も大事だし、電話も沢山するし、法律の理論だけの世界ではないなと。社会の中の一員であることは間違いないなと感じます。

――これから先、どのような弁護士になっていきたいですか。

地に足のついた仕事をしていけたらいいなと思っています。

人に喜ばれる仕事をしたいので、まずはひとつひとつ、自分のできる仕事をして、人を助けることができたらと思います。

自分の選択に自信をもって進んでほしい

――大切にしている言葉を教えてください。

聖書にある、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことに感謝しなさい」という言葉が自分の中にはあります。

――その言葉が弁護士の仕事に繋がることはありますか。

「すべてのことに感謝をする」というのは、「足るを知る」ということでもあると思います。納得のいくものばかりではないと思いますが、現実を受けとめて、今あるものの中から選択することが大切です。

どんな選択をしても、必ず後悔はつきものです。それでも自分の選択に責任を持つ。そのためにも、よく考えて決断して欲しいと思いますし、決断したらそれを受けとめて、そこから道を切り拓いて前に進んで頂きたいです。

弁護士という存在が、依頼者により良い選択をして頂くきっかけになると思います。依頼者が自分の選択に自信をもって前に進めるように、精一杯お手伝いさせて頂きます。

【離婚に悩むあなたへ】ひとりで抱え込まないで

――離婚や夫婦問題に悩む人へ、どのような言葉をかけたいですか?

離婚を考えたとき、自分ひとりで考えられることには限界があると思います。ひとりで悩んでどうしようもないとき、弁護士に話を聞きに行くのは、何かアドバイスを聞くだけでも、意味のあることだと思います。

もし今、ひとりでは解決できない問題に直面して、悩んでいらっしゃるとしたら、いつでも相談にいらして下さい。
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弁護士: 東京弁護士会

上野 一成

ウカイ&パートナーズ法律事務所

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-6-5SK青山ビル8F

平日・土日10:00〜21:00

初回無料

*料金詳細は各弁護士の料金表をご確認ください

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