元裁判所書記官「裁判や調停をとことんやって幸せになる人はいない…」円満解決への決意

更新日: 2023年10月04日

終始にこやかな表情をたたえる北松戸ファミリオ法律事務所の鈴木弁護士。裁判所で20年余り書記官を勤め、2020年に弁護士となって以降、離婚を始めとした問題に悩む人々の声に耳を傾けます。書記官として裁判中の夫婦を数多く見てきた鈴木弁護士に、弁護士としてのポリシーを聞きました。

人間関係を壊さない交渉による「円満解決」を追及

――先生は弁護士になる以前、裁判所に勤めていたそうですね。

大学を出てから約20年ほど、裁判所の職員として“書記官(※)”という仕事をしていました。10年以上、離婚や相続などを取り扱う部署で、数多くの家事事件に触れてきた中で、裁判や調停をとことんやって幸せになる人がなかなか見当たらないと感じていたのです。

最終的には裁判や調停が必要になる場合もありますが、基本的に当所は裁判や調停で戦い、勝ちを目指すタイプの事務所ではありません。なるべく裁判所まで行くことなく解決できるのであれば、それが一番よいと考えています。

そのため、依頼者に寄り添いながら、お互いに納得できる円満な解決ができるよう調整しています。

――円満解決は言葉で聞くよりも実際には難しそうです。

そうですね。裁判は数年かかりますから、その間に親族関係含めて人間関係が壊れてしまいます。

当所では、問題の根本部分にフォーカスを絞り、なるべく合意によってその部分を解決する。つまり、人間関係を壊さない交渉による解決をなるべく目指しています。

※書記官:裁判手続に関する記録等の作成・保管、民事訴訟法や刑事訴訟法といった手続法で定められた事務および裁判官の行う法令や判例の調査の補助といった仕事を行う

裁判所勤務20年のキャリアを弁護士の仕事に活かす

――書記官から弁護士になろうと思ったのはなぜでしょう。

裁判所の中でも、家事事件は比較的当事者の方といろいろお話したりする機会が多い部署です。やりがいを感じていたため、つい数年前までは自分が弁護士に転身するとは思ってもいませんでした(笑)。

ただ、年齢も40を超え、今後のキャリアを考えた時、裁判所の外へ出て、悩みを抱える方と直に向き合うことで、自分の経験が役に立つことがあるのではないかと考え、弁護士として独立することにしたのです。

――書記官のご経験が弁護士の仕事に活かされていると感じることはありますか?

書記官というのは、裁判の周辺部を担う仕事ですので、厳密には判断に立ち入ることはしません。ただ、裁判官や調停委員、それから双方の弁護士などいろいろな方とお話をして、多くの事例を見てきました。

今振り返ると、「門前の小僧習わぬ経を読む」ではないですけれど、繰り返し裁判を見聞きしてきた経験が、離婚問題などを扱う上で肌感覚として身についているのではないかと思います。

1時間超の面談で丁寧な傾聴

――依頼者と接する際に心がけていることは何ですか。

“弁護士”というだけで敷居が高くなってしまうため、そのハードルを下げることを常日頃から心がけています。

一生のうち弁護士に会わずに済むのであれば、それに越したことはありません。それでも弁護士の元に来ざるを得なくなった方は、大きな不安を抱えています。

そのため、初回相談は特に時間をかけてお話をうかがい、なるべく取り除くようにしています。

――どれくらい時間をかけるのですか?

少なくとも1時間以上はお聞きしなければ、本当のところはわからないと感じています。逆にそこでじっくりとお話いただくことで、後々の方針も決めやすくなるのです。

【離婚に悩むあなたへ】光明を見出すためにも、弁護士を頼りに

――離婚や夫婦問題に悩まれている方に、弁護士としてどのような言葉をかけますか。

離婚問題は、当事者の皆さんにとって本当に心の重荷になっていると思います。しかし、問題を一つずつ解決すれば、いつかゴールは見えます。中には弁護士に相談することによって、光が見えることもあると思います。

困ったときや悩んだ時には、ぜひ弁護士を頼りにしてください。困った時にすぐに駆け込めるような、弁護士版の町の診療所を目指しています。

avatar

弁護士: 千葉県弁護士会

鈴木 秀一

北松戸ファミリオ法律事務所

〒271-0064 千葉県松戸市上本郷907-2北松戸駅前ビル3A

平日9:00~19:00 ※土日祝日も対応可

初回無料

*料金詳細は各弁護士の料金表をご確認ください

その他の記事

離婚、夫婦問題・修復も オンラインで無料相談

離婚なら

弁護士を探す

夫婦問題・修復なら

カウンセラーを探す