口先だけの寄り添いではなく、依頼者の真の目的を把握する正直さ
更新日: 2023年08月18日
「正直者が馬鹿を見る社会が嫌で、弁護士か政治家を目指した」と語るのは、新大塚法律事務所の鈴木成公弁護士。議員秘書を経て、弁護士として活躍する現在も「正直であること」を仕事の流儀としています。
信頼関係構築に最も必要なのは「正直であること」
――お仕事をする上でのこだわりを教えてください。
ご依頼の最初の段階で、依頼者に包み隠さず正直に話してもらうようにしています。
裁判になった時に後から嘘がばれてしまうと不利になるということもありますが、真摯に誠実に、正直にお話してくださる方の力になりたいので、信頼関係を築けると思う方のご依頼を受けることにしています。
――正直にお話するというのは、双方にとって大事なことですね。
「依頼者に寄り添う」という弁護士さんは多いと思いますが、「寄り添う」とは人によって意味が異なると思っていて。
たとえば、依頼者に「不貞の慰謝料で何百万円取れました!」と告げたところ、弁護士に悲しい表情を向けた、という話を聞いたことがあります。よく聞くと、依頼者は「お金よりも謝罪がほしかった」ということでした。
私は、依頼者の言葉をそのまま受け取り、その通りに進めていくことが「寄り添うこと」だとは思いません。依頼者の根底にある目的を把握し、時には依頼者にとって耳が痛いこともお伝えしたうえで、良い着地点に運ぶことのできる弁護士でなければいけないと思っています。
元議員秘書のネットワークを活かし、ワンストップのサービスを提供
――事務所のアピールポイントは何ですか?
士業の交流会の共同主催者を務めていることもあり、多彩な経歴を持つ弁護士の知り合いや、税理士さんや司法書士さん、宅建主任士などの士業の知り合いが多く、ワンストップでさまざまな事件を扱えることが強みです。
また、前職は政治家の秘書として働いていたこともあり、弁護士以外のさまざまな世界を知っている方ではないかと思います。
――政界から法曹界へ入ったのは、どういった理由からだったのでしょう。
中学生の頃から、正直者が馬鹿を見る社会が嫌で、弁護士か政治家を目指していました。大学卒業後、政治の世界に入りましたが、法律を変えるとなると議員としてのキャリアが必要です。
ところが、弁護士でも、ある法律が違憲であるという判決を取ることで、法律を変えることに繋がることもあります。私は現在、刑事法制委員会の副委員長を務めているのですが、同委員会は、私が弁護士になる前の話ではありますが、監獄法の改正に大きく尽力したことはあります。このように、弁護士会の活動を通じて社会をよりよくする法律へと変えることができる弁護士という選択は、間違っていなかったと感じます。
【離婚に悩むあなたへ】さまざまな選択肢を知ったうえで決断を
――離婚や夫婦問題に悩まれている方に、弁護士としてどのような言葉をかけますか。
離婚をすることもしないことも、人生の選択肢の一つです。ただ、お子さんや不動産の問題など、いろいろなしがらみがあって離婚できなかったり、どうすればよいかわからないというときには、まずは専門家に相談して選択肢を知ったうえで決断されてみてはいかがでしょう。ご相談をお待ちしています。
弁護士: 第一東京弁護士会
鈴木 成公
新大塚法律事務所
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-2-5晴和ビル701号
平日10時から18時 (19時まで電話応対している日もあります)
初回無料
*料金詳細は各弁護士の料金表をご確認ください
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