「あなたの違和感、話してみませんか」怒りの奥に潜む本当の気持ち

更新日: 2023年11月20日

怒りの裏に隠れた本当の感情を理解することで、相談者が自分の求めるものに気づくことが関係修復の第一歩だという夫婦カウンセラーの三枝照子さん。彼女は相談者と共に日常の些細な違和感に目を向けます。カウンセリングの中で、我慢を言葉にして相手に伝えることや片付けなど具体的な行動をサポートをし、元気になってくれることが喜びだという三枝照子さんにインタビューしました。

「聴く力」で心の声を解き明かす

――アピールポイントを教えてください。

私はまず相談者さんの話をじっくり聞いて、相談者の言葉の背後にある真実の感情に焦点を当てます。

怒りというのは感情の爆発なので、その中にある悲しさとか寂しさとかを引き出し受容して、本当はどうして欲しかったのかなということをご自身で気づいていただけるようなカウンセリングをしたいと思っています。

――カウンセリングはどのように進めるのですか。

まずは、お客様のお話を徹底的に聞きます。家庭の状況環境によっても人の成り立ちが違ってくるので、深く聞いてからお話をさせていただくようにしています。

トレーニングとして、宿題を出したり、こういう気持ちで接してみてくださいというときもあります。

違和感とその奥にある感情と向き合う

――トレーニングや宿題というのは、具体的にはどんなものですか?


例えば、日記みたいなものをつけます。最初は人以外のモノについて「これなんだろう」と思う違和感に気づいて、それで自分の中にどんな感情が起こってるかっていうのを感じること。喜びを感じているのか、悲しさを感じているのか、ということに気づいてもらう。

これが上手く表現できないことが怒りになってしまいます。何かあったらカチンときて、売り言葉に買い言葉で返してしまうのではなく、カチンときた時、私は今、悲しいのかな、寂しいのかなということに思考が行くような訓練をしてもらいます。

――三枝さんは、なぜ夫婦カウンセラーになろうと思ったのですか。


私自身も本当に長い間苦しんでいました。自分の中で何が起こってるかがわからなかったんです。

ネットで調べたら、夫婦のことを相談に乗ってくれる場所がある。でもどれを選んでいいかわからなくて、諦めてしまったんです。結局それから10年も自分1人で悩むことになり、「ああ、もっと早くこの職業の人たちに出会っていれば」と考え、この仕事を選びました。

【夫婦問題に悩まれているあなたへ】カウンセリング受けるのは病だからではなく、もっと身近な場所として

――最後に、夫婦問題に悩まれてる方にどのような言葉をかけますか。


カウンセリングを受けるということは、あなたが病だからということではありません。

欧米では、夫婦のことでカウンセリングを受けるということは当たり前だそうです。ちょっとした風邪をひいたかなっていうぐらいのときはお医者さんに行きますよね。夫のこと妻のことお子さんのことをちょっと話をしに、サンダルばきで来ちゃったというような感覚で、ぜひいらしてください。

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カウンセラー

三枝 照子

サエグサ テルコ

50代 /女性

カウンセラー歴:2年

カウンセリング総件数:約320件

*料金詳細は各カウンセラーの料金表をご確認ください

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