相手方にも「優しさを手抜きしない」そうすることが最終的に依頼者の利益になる
更新日: 2024年04月08日
「あらゆる人に対して優しさを手抜きしない」柔らかな表情でそう語るのは、JR立川駅ペデストリアンデッキから直結の法律事務所アスコープ立川支所の寺島勇樹弁護士。その言葉通りに笑顔が溢れる取材で、寺島弁護士が語った弁護士になったきっかけとは?
どんな思いも選別せず、まずは受け止める
――お仕事における寺島先生のこだわりを教えてください。
依頼者の方はさまざまな思いを抱えて相談にいらっしゃいます。まずはどんな思いも遮ることなく、全てお話いただきます。「これは必要な話、これは不要な話」と最初の段階で選別することはいたしません。
全てのお気持ちをお聞きした上で、情報を整理して依頼者様に納得いただける形で法律的に適切な形に構成し、相手方や裁判官にお伝えします。
一番身近な人の関係を精算するのが離婚事件。つらい感情を抱えていた依頼者の思いを徐々に回収し、最終的にはスッキリした形で終わらせることができるプロセスにやりがいを感じています。
誰に対しても優しさを手抜きしないことが依頼者のためになる
――離婚事件の中で得意な分野はありますか?
離婚問題はピンポイントの話に限らず、周辺の法律問題が付随するケースが多々あります。そういった問題をつぶさに拾い、最終的な依頼者満足に結びつくよう視野を広く持つことが大事です。そのため、離婚問題に限らずどんなことでも対応することを心がけています。
――印象的な解決事例はありますか?
離婚交渉の事件でお子様と一方当事者とのオンラインでの面会交流に立ち会ったことがありました。離婚交渉中で事件が解決するまでの間、お子さまは両親と会えない状況が続いていたため、相手方の弁護士とも相談しながら、離婚当事者であるご夫婦の意向だけにこだわらず、お子さんの思いを汲み取った形での円満な解決を目指しました。
離婚事件ではご夫婦が“当事者”ではありますが、お子さまは離婚事件の利害関係に強く絡む立場にあります。一方で、お子さん自身の思いが通りにくい側面があります。しかし、お子さんの思いをも汲みとった形で最終的な解決を目指すことが大事だと考えています。
――弁護士になったきっかけを教えてください。
私が弁護士になる前に身近に法律問題が生じたことが何度かありました。例えば、ひとつは離婚事件で当事者が離婚協議をしていたのですが、結果として私が間を取り持つような形で話を進めたことがありました。
当時は、専門的な法律知識もなく、また、当事者と身近な関係にあっただけになかなか苦労したという経験があるんです。その事件では、当事者夫婦だけでなく、子どもも事件に夫婦関係に深い利害を持っていることや夫婦関係に付随した様々な問題が生じることを目の当たりにしました。
こういう時に法律の専門家である弁護士が代理人として間に入って、うまく話を進めてくれたら……という思いがあり、弁護士を目指しました。お子さんのことも含めた付随する問題全てを解決したいという思いは、ここに由来しています。
――寺島先生が大切にしている言葉を教えてください。
「優しさは手抜きしない」という言葉です。依頼者に関して手抜きすることはしないのは当然ですが、相手方や事件に利害関係を持つ第三者などあらゆる人に対しても人としての優しさを手抜きしない。
そうした姿勢を持って人に接することが、結局は依頼者の一番の利益に繋がるということを私は信じています。
【離婚に悩むあなたへ】難しい問題でも必ず解決します
――夫婦問題に悩まれている方に向けて一言お願いします。
これまで解決が難しいと思える事件をいくつも見てきましたが、夫婦問題は人間関係ですので、必ず解決します。
私は、依頼者の思いを誰よりも理解していることが弁護士のあるべき姿だと考えています。どうかご心配なさらずにご相談いただければと思います。
弁護士: 東京弁護士会
寺島 勇樹
法律事務所アスコープ 立川オフィス
〒190-0023 東京都立川市柴崎町3丁目8-1NACビル5階
平日:10:00~19:00
初回無料
*料金詳細は各弁護士の料金表をご確認ください
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