婚姻費用・養育費・財産分与・慰謝料請求で大きな成果

――先生のアピールポイントを教えてください。

これまで女性側・男性側を問わず多くの離婚事件を解決してきました。依頼者の話をじっくりと傾聴し、法律や実務慣行だけにとらわれることなく依頼者の希望に応じた柔軟なオーダーメイドの解決策を提案し、実行できることが一番のアピールポイントです。

――オーダーメイドの解決策を提案するために大切にしていることは何ですか。

離婚は多くの人にとって人生の節目であり、大きな転換期となる問題です。同じように見える問題でも依頼者の数だけ問題の個性がありますので、依頼者が何を一番に望んでいるのか、依頼者の話をまずは否定せずにしっかりと傾聴したうえで、四角四面ではない解決方法を探ります。

たとえば「相手から少しでも多くの財産分与や慰謝料を得たい」という希望があるとして、言葉として現れた表の部分だけでなく、どのような想いからその言葉に至ったのか、時間をかけてお聞きする。

ご自身の中に溜め込んでいた感情を外に出していただくことで思考がまとまり、「最終的にご自身はどうなりたいのか」という本当の希望が見えてくることもあるのです。

――離婚、夫婦問題に関わる中で印象的な解決事例を教えてください。

特に財産分与や慰謝料請求で大きな成果を得てきました。

具体的には、相手方が財産分与の対象となるはずの共有財産を隠している可能性がある事件で複数回の調査嘱託の申立てを行い、相手方が隠していた財産を明らかにしたうえで正当な財産分与を実現できた事件があります。

相手方から相手方名義の預金通帳などが開示されても、それが全てではなく相手方が意図的に隠していた預金などの共有財産が存在するケースがあります。相手方から開示された預金口座の取引履歴などの証拠を細かく見ていくことで財産隠しが発覚することがあるのです。

その他、相手方から過大な財産分与請求がされた事件で相手方が共有財産であると主張する財産が依頼者の特有財産であることの立証を行い、適正な財産分与額に抑えた事件や、当初は相手方が不貞やDVなどの存在を否定して支払いを渋っていた慰謝料を獲得できた事件などが特に印象に残っています。

――「梅田日輪法律事務所」という事務所名の由来を教えてください。

事務所名に太陽という意味の「日輪（にちりん）」を冠したのは、不法や不正に対しては真夏の太陽の日差しのように厳しい姿勢で対峙し、また、真実を白日の元に晒すという意味を込めた一方、依頼者にとっては春の陽光のような温かみを感じられる場所となれることを心掛けているからです。

また、所在地が梅田というアクセスしやすい場所であることから、大阪だけでなく神戸や京都などといった近隣地域からのご依頼も多い事務所です。

――ご自分を表す言葉や大切にしている言葉はありますか？

自分を表す言葉は「不撓不屈」。仕事においても私生活においても、目標を定めて突き進めば当然苦しい瞬間がありますが、絶対に諦めないという精神で取り組んでいます。

好きな言葉は「雪に耐えて梅花麗し」と「悲観は感情、楽観は意志」です。

――離婚や夫婦問題について悩まれている方に一言お願いします。

離婚問題は親族や親しい人であっても、赤裸々に話せないことがあると思います。守秘義務がある第三者としての弁護士に話を聞いてもらうことで癒やしを得られたというお声もあります。

つらい状況の中でも離婚後の人生の見通しがつくことで前向きなお気持ちになったとおっしゃる方は少なくありません。そのためのお手伝いができればと考えています。

弁護士に相談すると絶対に離婚しなければならないのではないかとご不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、弁護士の話を聞いて離婚を思いとどまられる方もいらっしゃいますし、また、ご自身が離婚を決意した場合にどのような法律問題が出てきて、どのような事前準備が有効なのかを知っておくことは大切です。

相談時期が遅くなれば遅くなるほど、なかなかうまく進まないケースが増えてきますので、できるだけ早めにご相談ください。