ソフトな対応で粘り強く二人三脚で解決へと導く

――ご依頼者様とお話するときに大事にしていることは何ですか。

第一は、ソフトな対応です。弁護士への相談は初めての方が多く、どんな方でも緊張されます。決して、威圧的にならないように、ソフトな姿勢、ソフトなことばで、お話をお伺いするようにしています。実際に、依頼者様からも「ソフトな対応で、とても話しやすく、丁寧に話を聞いていただけた」というお声をいただいております。

また、しっかりと依頼者様の話を聞き、その悩みに真摯に耳を傾けることを大事にしています。事件解決の糸口は、必ず、依頼者様のお話の中にあります。どのようなきっかけでご結婚されて、どういう関係性を築かれて、なぜ今回離婚を決意されたのかというところを、時間を惜しまずじっくりお伺いします。

そして、ソフトな姿勢で丁寧にお話を聞いた上で、最後に、専門家として的確な見通しを伝えします。これまでの経験や判例に基づき、どのような見通しになるのかを、出来る限り分かりやすく、ゆっくり繰り返しお伝えします。見通しが厳しい場合でも、そのことを隠さず、しっかり伝え、その上でどのように進めるのが良いかをご提案しています。

――離婚事件ならではの特徴について教えてください。

離婚事件は、家庭によって夫婦によって問題点はさまざまですが、問題を抱え続けることで深く思い悩み、仕事もプライベートも手につかなくなるまで追い込まれることもあります。

そうした局面で、弁護士として依頼者様やお子様のサポートに関わらせていただき、新しい人生を歩み始めるお力添えができることは、私にとって大きなやりがいです。

これからも、微力ではありますが、一人一人の依頼者様に寄り添い、離婚問題に悩んでおられる方の支援を続けていきたいと思います。

――依頼者のために取り入れている工夫があれば教えてください。

地域密着型の弊所は、担当の弁護士が依頼者様と二人三脚で進めていくということを大切にしています。

また来所いただいてお話いただくだけでなく、お客様から平日夜間問わず、LINEで気になった時にメッセージをいただけるようなシステムを採用しています。

電話や対面の場合、思っていることを言葉にしにくいという方もいらっしゃるため、気軽にやり取りできるコミュニケーションツールとしてお役立ていただいております。

――池田先生は、なぜ弁護士を目指したのですか。

弁護士になる前は、家庭裁判所の調査官に興味を持っていました。家庭裁判所調査官は、非行を起こした少年の心理面や家庭環境を調査する役割を担っています。中高生の少年事件や児童虐待に関するニュースを目にして、少年が事件を起こしてしまった理由や心の動きを知り、少年の更生を手助けする仕事に興味を持ったのです。

その後、弊所のもう一人の共同代表でもあり、父でもある池田直樹弁護士の背中を見ていたこともあり、弁護士の道を歩むことになりましたが、現在でも、離婚事件や児童虐待など、子どもが関わる問題に取り組み続けています。

――大切にしている言葉について教えてください。

「明けない夜はない」という言葉です。どれほど苦しい状況であったとしても、それはいつまでも続くものではなく、必ず出口はあるという意味です。

離婚問題に悩まれている皆様も、出口がないのではないかと絶望感を抱かれているかもしれませんが、必ず出口はあります。出口に至るまで、最後まで二人三脚で支えていきたいと強く思っています。

――離婚や夫婦問題について相談をしようか悩まれている方へ一言お願いします。

本当に困っている時は、どのような悩みでもいいので気軽に相談していただきたいです。相談者様の中には「こんな問題を弁護士に相談していいのかな」と相談を躊躇される方もおられます。しかし、時機を逸すると問題が大きくなり、また取り返しがつかない状況に陥ってしまうこともありますので、どんな小さなことでもよいので、まずは相談していただきたいと思います。

ご相談いただいた結果、弁護士にご依頼いただいた方がよいケースもあれば、ご自身で頑張っていただいた方がいいケースもあり、その点は正直にアドバイスします。決して、ご契約を強いることはありません。

明けない夜はありません。目の前が真っ暗になり、どこへ向かっていいのかわからなくなったとしても、必ず出口はあります。