「抱え込まないで」正しい情報を提供し、依頼人の利益を最優先する

更新日: 2024年07月01日

自分の家族を守るように依頼者の立場に寄り添い力になるという山室法律事務所の山室 匡史弁護士。そんな山室弁護士が考える「依頼者の利益を最優先すること」についてお話を伺いました。

依頼人の利益を最優先 正しい情報を提供する

――仕事をする上で力を入れていることはどんなことですか。

クライアントのご意向を最大限尊重するという点に注力しています。

一般的には難しいと思われる局面でも依頼人の利益を最優先し、どんな解決策があるかを広い視野でさぐり、クライアントと共に考えていきます。

――離婚事件ならではのやりがいを感じるのはどんなときですか。

離婚事件に関しては、離婚後その方がどういう生活をしていきたいかを考えて、その場で終わらない解決を目指していくことが非常に重要です。

「いい方向に運んでいる」とご報告をいただいたときは、非常にやりがいを感じます。

――ご相談者様に関わる際に、どのようなことを大切していますか。

クライアントが最初に示すご希望の中には、クライアントの目に映ってないことがあります。

例えば面会交流では、親権が相手方に移ってしまったらもう二度と会えないのではないか、と思い詰めている方もいらっしゃいます。お子さんとコミュニケーションをしっかり取れるように、面会交流の条件を柔軟に勝ち取ることで、お子さんが少し大きくなってから毎日のように会いに来てくれる状況になったというケースもあります。

特に親権と面会交流は、感情的な対立が激しくなりやすい部分ですから、正しい情報が必要になります。

クライアントがなぜ親権を得たいのか、真意を伺っていきます。「子どもと会えなくなってしまう、一緒にいられなくなってしまう」というご不安があるならば、その弊害が極力小さくなるような形での解決をご提案することを大切にしています。結果的に親権を得られなかったとしてもクライアントにとって大きな不利益にならない場合もあるのです。

正しい情報に基づき、視野を広げて判断していただくいただことが大切だと考えます。

小さな言葉も聞き落とさず、圧倒的に勝てる証拠を揃える

――事務所の特徴を教えてください。

裁判所に提出する書面については、事実関係の主張が詳細であることです。

裁判に向けては、事実関係で双方の主張が一致しない点はクリアにしておく必要があります。例えば不貞行為があったかどうかという場合には、クライアントの方が準備してくださったLINEや録音という証拠を、裁判官が理解できる形にすることに力を入れています。

電話やLINEのやり取りは、当事者がわかってることは省略される傾向があるため、かなり細かく引用した上で、裁判官がわかるよう解説していくことが必要です。

過去の裁判例などを引用しながら、相手方に比べて圧倒的に勝てる工夫をしているため、書類や書面が多くなるのです。

――会話の中から、意外な証拠が見つかるというケースもあるのですか。

あります。私は常に小さな声、本人が意識をむけていない重要な要素を、聞き落とさないように意識をしています。

打ち合わせを踏まえて書類を作るときにも、再度確認してこういうものがないのかというところを思いついたときは、すぐにクライアントに連絡して、ご準備をお願いしています。

【離婚に悩むあなたへ】抱え込まないことが大切、必要なこと以外はできるだけ手放す

――離婚や夫婦問題について相談をしようか悩まれている方へ一言お願いします。

抱え込まないことが大切です。真面目な方ほど抱え込んでしまい、次にどうしていいのかわからなくなってしまいます。一度相談しても、精神的につらくなり二回目の相談に行くことができず、その間何も手がつかなかったという方もいらっしゃいます。

それは決して怠けてるということではなく、キャパシティがいっぱいになっている状態なのですが、概してそういう方は自分自身を責めてしまう傾向があります。

また、DVに遭って「悪いのは自分だ」と思わされてしまっている人もいます。抱え込んでしまうとどうしても客観的な判断ができなくなってしまいます。

弁護士にご相談いただき、必要な最低限のこと以外はできるだけ手放すことが心を軽くします。気持ちを少しでも軽くして、前に進んで行ってください。

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弁護士: 大阪弁護士会

山室 匡史

山室法律事務所

〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6-2-16つたや第5ビル401

9時30分~18時30分

初回無料

*料金詳細は各弁護士の料金表をご確認ください

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