情報戦で勝利を掴むためのアドバイスを提供 心が壊れる前にご相談を

――初回の面談で、先生はご相談者様にどのような言葉をかけているのですか。

「ご相談者様のお気持ちに寄り添います」という聞こえのよい言葉だけでなく、「情報を集めてください」とお伝えしています。特に裁判は情報戦ですから、情報量が勝敗を左右する場合があるのです。

ご相談にいらした方の状況に応じて、どのような情報を集めたらよいかも含めてお伝えしています。

多くの方は、初めて弁護士に相談するときに緊張したり不安になったりするものですが、親しみやすさと率直さをモットーにしているため、私にご相談いただいた方は「話しやすい」と感じる方が多いようです。

――先生が印象に残っている離婚事件はありますか。

私は財産分与を得意としているのですが、中でも女性側の代理人につき、5,000万円の財産分与を得たことは特に印象に残っています。

また、別の事件では、税務申告上は所得の少ない自営業者の夫に対し、実際の生活費などを計算して所得を立証し、相手方主張以上の養育費を得ることができたこともあります。これも情報収集が鍵となる事件でした。

――事務所はどのような雰囲気なのでしょうか。

アットホームな雰囲気で白を基調とした明るい事務所です。

――先生の座右の銘を教えてください。

私の座右の銘は「情けは人のためならず」と「笑う門には福来る」です。

私は若い頃はわがままで自分本位な人間でしたが、いろいろな人と出会う中で、人に親切にしたり笑顔でいることは、やがて巡り巡って自分の元に戻ってくる、ということを身を持って学びました。

別の表現では「運」というのかもしれませんが、法律の知識だけでなく、いつも運を味方につけておきたいと思っています。

――離婚に悩まれている方に向けて、どのような言葉をかけたいですか？

結婚生活で心が壊れてしまうような状況なら、早めに離婚を考えた方がいいです。一度壊れた心は治るまでに長い時間がかかりますから。

ただし、離婚が必ずしも最善の選択とは限りません。経済的や精神的な面も考慮して判断しなければ離婚後の生活が立ち行かなくなります。

もし離婚を考えているなら、状況を伺った上で離婚後の見通しについてもお話できますので、ぜひ相談に来てください。