法律面だけでなく心理面でもサポートし幸せになる解決を目指す
更新日: 2024年07月03日
大学では法律ではなく心理学や教育学を学んだという異色の経歴を持つ、石井法律事務所の石井龍一弁護士。法的サポートはもちろんのこと、心理面のサポートをして幸せになる解決を目指す石井弁護士に、お話をうかがいました。
当事者の心理をうかがいながら、一番良い方向へと進めていく
――先生の強みを教えてください。
大学時代、実は法学部ではなく文学部で心理学や教育学を勉強していました。相談者様の話をじっくりと聞き、心をほぐしながらその人にとって一番良い方向に進めることが得意です。
特に、親権や面会交流といったお子さんが関わるような案件で、学んできたことが生かせていると思います。
――面談中に心理学の知識を活かすことはありますか?
相談を受けている中で、ときに攻撃的になる方もいらっしゃいます。その根本には不安があり、自分を守ろうとして攻撃的になってしまうのです。
そこに真正面から立ち向かい、対応しても解決には至りません。根底にある不安が何かを探り、不安をいかにして解消するかということを考え工夫しながら進めることで、真の意味での解決へと導いていきます。
問題解決から面会交流の立ち会いまでまるごとサポートの実績も
――今までで印象に残っている案件はありますか?
お子さんを巡って非常に複雑に対立をしたご夫婦の案件を担当したことがあります。父親側がお子さんを連れて遠方のご実家に戻っている状況の中、母親側からの親権を取り戻したいというご依頼でした。
お子さんの心理的ダメージを最小に留め、父と子、母と子の関係にも配慮しながら時間をかけて話し合い、遠方にも何度も足を運んでじっくり進めることで、親権を取り戻すことができました。
でもそこで終わりではありません。親権を取り戻した後も積極的にお父さんとお子さんの面会に立ち会って、いい関係を築いていくサポートをしていきました。ただ問題を解決するだけでなく、それぞれの関係をいい形にできたことに達成感があり、印象に残っています。
――面会交流に立ち会われることもあるのですね。
案件を解決するだけでなく、その後のフォローも大切だと考えています。例えば一応解決したものの、まだ夫婦に不信感が残っている段階で面会をするときは、「そのまま相手が子どもを連れ去ってしまうのではないか」「子どもが懐かずトラブルが起きてしまわないか」といった心配をされる方もいらっしゃいます。
そういった不安を解消すべく、同行して見守っています。今までも、食事の席や水族館、動物園に同行したこともあります。
当事務所はいわゆる個人事務所なので、こういった面会などもフットワークを軽くして、臨機応変に対応しています。
【離婚に悩むあなたへ】相談を幸せな人生に変えるきっかけに
――離婚や夫婦関係に悩む人へ、どのような言葉をかけたいですか?
まずは相談にいらしてください。相談しようか悩んでいるときは、非常に苦しい状態だと思います。でも事務所に足を運ぶだけでも、とても大きな一歩になるはずです。誰にでも、自分にとって幸せな人生を送る権利があります。ちょっとでも苦しいことや悩まれていることがあれば、ぜひお話を聞かせてください。
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