裁判官の経験を活かして事件を冷静に分析、より最善の解決を目指す
更新日: 2024年09月11日
元裁判官として約30年のキャリアを持つ、弁護士法人プロテクトスタンス大阪事務所の福井 健太弁護士。裁判官ならではの経験も活かして離婚問題に取り組み、ご依頼者様に寄り添いながら最善の解決を目指す姿勢について伺いました。
裁判官としての視点で、よりよい解決策をご提案
――福井先生のアピールポイントを教えてください。
大阪を中心に全国各地の裁判所で約30年にわたって裁判官を務め、離婚問題はもちろん、少年事件なども数多く担当してきました。定年退官した後も、法曹資格を活かして法律トラブルでお悩みの方のお役に立てる仕事をしたいと考え、弁護士に転身することを決めました。
離婚問題を数多く担当してきた経験を活かすことで、調停や裁判になったケースで裁判官がどのように判断するか、見通しを立てやすいと思います。また、裁判官としての視点から事件を分析し、より最善の解決策を提案できると考えています。
――裁判官の視点とはどのようなものでしょうか。
裁判官は争っている当事者のどちらかに偏るのではなく、それぞれの言い分を踏まえて結論を出すことが求められます。一方、弁護士はご依頼者様のお悩みやご希望に寄り添い、解決を目指すことが重要です。
しかし、複雑な感情が絡み合う離婚問題は、事件をより俯瞰しながら相手の立場なども理解することで、よりよい解決策が見つかるケースも少なくありません。弁護士としてご依頼者様に寄り添いながらも、裁判官の視点から事件を冷静に分析できるのは、私ならではの経験が活かされていると思います。
離婚に伴う子どもへの影響に配慮
――裁判官として多くの離婚問題を担当されたと思います。離婚問題ならではのやりがいを教えてください。
裁判官として家庭裁判所にも長く在籍し、離婚や相続、少年事件などを多く担当しました。離婚や相続の問題はもちろん、少年事件についても、背景をよく調べると家族や夫婦関係が問題の根本にあるケースが少なくありませんでした。
離婚は、一見すると「夫婦が別れるかどうか」という単純な問題に感じるかもしれませんが、ご家族一人ひとりの人生に非常に大きくかかわる出来事です。だからこそ、ご依頼者様のお悩みやご希望をお伺いし、お気持ちに寄り添いながら納得できる解決を目指すことにやりがいを感じます。
――離婚問題について、どのような分野を積極的に対応したいとお考えですか。
お子さんがいる場合の離婚は、親権や面会交流などに関する複雑な問題に発展するケースが少なくありません。離婚は夫婦だけでなく、お子さんにも大きな影響を及ぼすので、積極的に対応したいです。
たとえば面会交流について、以前は実施の頻度だけ決めたら、具体的なルールは追って当事者間で決めるとして離婚するようなケースが少なくありませんでした。最近では、実施の頻度はもちろん、時間や引き渡しの方法といったルールを細かく取り決めてから離婚することが一般的になっています。
離婚するかどうかはもちろん重要ですが、お子さんの将来も十分に考慮しながらご依頼に取り組むことが大切だと考えています。
【離婚に悩むあなたへ】弁護士選びは相性も重要
――最後に一言お願いします。
ご相談時に「慰謝料は請求できるか」「裁判で勝てるか」など、最終的な見込みや結論を質問される方がいらっしゃいますが、まずはご自身の状況を詳しくお話しいただきたいです。ご本人は些細だと感じているエピソードが、実は交渉や裁判を有利に進めるうえで重要な情報となるケースが少なくありません。
そのため、結婚された経緯やお子さんが生まれてからの生活など、さまざまな点をお伺いすることもありますが、ぜひ率直にお答えいただければと思います。もちろん、弁護士には厳しい守秘義務があり、秘密は守られますのでご安心ください。
また、離婚問題に取り組む弁護士はたくさんいますが、どの弁護士に依頼するかを決めるには、相性も重要だと考えています。悩みや希望を理解してくれるかなど、まずは相談を通じて相性を確かめてから、信頼して任せられる弁護士を選んでもよいでしょう。
私はご依頼者様の気持ちに寄り添いながら、裁判官としての経験や視点も活かした解決策をご提案いたします。じっくりとお話をお伺いしますので、まずはお気軽にご相談ください。
弁護士: 大阪弁護士会
福井 健太
弁護士法人プロテクトスタンス 大阪事務所
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-11-4大阪駅前第4ビル22F
平日:10:00-19:00 土日:10:00-17:00
初回無料
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