【リコ活創業者インタビュー】すべては、幸せに向けた再出発のために

更新日: 2024年10月01日

はじめまして。株式会社リライフテクノロジーの代表 小林弘典です。今日は私たちのチームが立ち上げた「リコ活」という新しいマッチングサービスについてお話させてください。

「リコ活」は、離婚や夫婦問題に悩む人のための課題解決型マッチングメディアです。

2022年の離婚件数は17万9096組。今や「3組に1組の夫婦が離婚する」ともいわれ、いつ、どのような形で、どんな夫婦が“離婚”という選択をとっても不思議ではない時代です。

そんな中、家族にまつわる悩みを解決し、幸せに向かう再出発をしてほしいと立ち上げたのが「リコ活」です。登録はすべて無料、カウンセラーや弁護士とのマッチング後、初回相談も無料(※)で提供しています。

(※一部無料相談を設けていない専門家もいます)

「離婚の問題を解決?カルテ?」と、疑問に思われた方もいるでしょう。そこで今回はリコ活の特徴と、そもそもなぜサービスを立ち上げたのかをお話しさせてください。

(※)厚生労働省「令和4年(2022) 人口動態統計月報年計態」より

課題解決から再出発までのワンストップサービス

リコ活ではユーザーさんの夫婦問題にまつわる“悩み”を起点とし、最新のニュースや事例、取材に基づいた体験談、専門家によるコラム執筆やインタビューなどの情報発信を行っています。

さらに弁護士やカウンセラーの面談前に「カルテ」を入力することで、1人ひとりに合った専門家をご紹介できる仕組みも。初回相談はすべて無料です。専門家への面談予約がサイト内で行えるため、不安解消から課題解決、そして再出発までがワンストップで実現するのが大きな特徴です。

代表はグローバルな投資会社で働きながら結婚、そして離婚

ここで少し、私の話をさせてください。もともと私は、このようなアプリを開発する側の人間ではありませんでした。20代の頃に日本でいくつかの小さな事業を立ち上げた後、「もっと外の世界が見たい」と、英語も喋れないまま単身香港へ。知人のツテで投資会社に入り、はじめの2年は “修行” として無給で働きました。

 

2013年頃からは、日本の再生可能エネルギーに投資したい海外投資家と、日本企業との橋渡し役を務めるようになり、会社も立ち上げました。当時はグローバルな取引を成功させるために必死だったと思います。

※写真はイメージ(navintar / Freepik)

 

この間に結婚し、娘も生まれました。しかし当時は24時間のうち、20時間働いているような生活。香港と日本を行き来する多忙な毎日の中で、互いにすれ違い、結婚してから2年半で妻とは別れることになりました。

海外では無用な対立を避けるために「弁護士を入れてスムーズに離婚」が当たり前

私が出会ってきた香港やアメリカの同僚たちは、離婚をしても毎週末、子どもとサッカーやラグビーを楽しむのが当たり前でした。それには当事者同士で話し合うだけでなく、弁護士という代理人を立てることが大切だと、当時の私はなんとなく実感していました。

 

夫婦だけで話し合うと、冷静に考えられず無用な対立が生まれがちです。私たち夫婦も代理人を立てた結果、養育費や面会スケジュールなどの条件がスムーズにまとまり、私も週1回は子どもと会えることになりました。

※写真はイメージ(iStock.com/kieferpix)

「もっと社会のためになる仕事がしたい」と37歳で大学院へ

プライベートで離婚という大きな変化を経験した後も、私は再生可能エネルギーの国際投資に関わり続けていました。当時の太陽光ビジネスは、お金がお金を生む “バブル状態”。 そんな中、私のなかには「この仕事って、社会の誰かのためになっているのかな」という思いが芽生えます。やりがいはあったものの、だんだんと利益至上主義の風潮を感じるようになり「このままではいけない」との思いが強くなっていったのです。

 

何か、お金ではないもの、社会や誰かの役に立つことがしたい。その一心で私は仕事をやめ、東京にある事業構想大学院大学へ入ることにしました。2020年、37歳のときのことです。

 

大学院では、同期たちや教授とさまざまな議論をしました。そこで「リコ活」の原型となるリリースモデルを論文として提出したのです。

※写真はイメージ(smolaw11 - stock.adobe.com/jp)

 

きっかけは、ゼミの同期に「離婚しても毎週末は子どもと会っている」と話して驚かれたことでした。特に男性は、やっぱり離婚後に子どもと頻繁に会うことがなかなか難しい。「離婚では代理人を立ててスムーズに話し合うのが当たり前」という海外の慣習に親しんでいた私とは、考え方に大きなギャップがあることに気づきました。

 

離婚に至る前に、第三者に相談できたら、離婚後の悩みやトラブルは減らせるのではないか。

日本では毎年、約20万組が離婚しています。家族のカタチが多様化する中、離婚を「幸せにつながる再出発」にできれば、多くの人が安心してパートナーに向き合えると思います。そんな思いで、専門家とのマッチングサービスを考案しました。

「すべては、幸せに向けた再出発のために」。明るい幸せに向けた再出発へのきっかけづくりをご支援

リコ活のサイトには「すべては、幸せに向けた再出発のために。」というコピーがあります。ここに私たちの思いが集約されています。

離婚や夫婦の悩みって、気軽に相談できないものだと思います。そんな社会を変え、まるで “カフェ”のように明るく自然体で相談ができる環境を作りたい。夫婦問題に悩むことも、明るい幸せに向けた再出発へのきっかけにできるようにしたい。

 

そんなコンセプトが伝わるように、オレンジ色をベースとした温かいキーグラフィックを作り上げました。

 

リコ活の開発メンバーには、離婚経験者や、親が離婚を経験したというスタッフが多いんです。だからこそ困っている方に向けて、リアルな声や正しい知識を届ける記事にも熱が入ります。ユーザーさんへのインタビューも日々行い、改善を続けています。

すべての人に、専門家との正しい出会いを

リコ活ではスタッフがすべての弁護士やカウンセラーと面談し、取材まで行っています。動画やインタビュー記事、キャッチコピーで最大限にプロの人となりを開示し、独自の「カルテ」という無料の記入フォームと合わせて専門家とのマッチングをしやすくしました。

 

面談したユーザーさんからは、「何から始めていいのか全くわからなかったけれど、専門家に相談したことで次の道筋が見えた」とか「離婚を考えていたけど、今じゃないと気づいた」という声、「もう少し妻と向き合ってみよう」と考え直したという声も届いています。

夫婦問題で専門家に頼るハードルはまだまだ高いのが現状ですが、話をすることで気持ちが整理できたり、モヤモヤが少しでも解消できたりすると思います。悩んでいる方は、ぜひリコ活を開いてみてください。

「家族の問題をITの力で解決する仕組みを広げたい」。トラブル回避のシステムを拡充予定

今後もリコ活では、夫婦問題で悩まれている方や、離婚を進めている方、離婚してしまった方など、一連の家族にまつわる悩みをワンストップで解決できるような仕組みを整えていきます。

 

すでに面会交流アプリ「raeru」との業務提携を進めていて、将来的には民間調停(ADR)の事業者とも提携して裁判所外での調停ができる仕組みや、オンラインで夫婦間のトラブルを解決できるようなシステムを整えたいと考えているところです。

困っている人に寄り添い、家族の問題をITの力で解決できる仕組みを充実させていくこと。それが私たち「リコ活」の使命です。

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