別居して関係が修復した夫婦は約3割!以前より仲良くなった夫婦も

更新日: 2023年10月13日

夫婦の関係に深い溝が生じると、離婚について考えるようになるかもしれません。しかし様々な事情から、実際に行動に移すのはちょっと……とためらわれている方も多いのではないでしょうか。実は中にはその状態から別居という選択肢をとり、解決した人もかなりいるそうです。実際に別居をした人の実態はどんなものなのでしょうか。そこでリコ活は、別居経験者(家庭内別居含む)を対象に、「別居事情」に関する調査を実施しました。

<調査概要>
【調査概要】「別居事情」に関する調査
【調査期間】2023年9月13日(水)~2023年9月14日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,015人
【調査対象】調査回答時に 別居経験者(家庭内別居含む) であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

別居に踏み切った理由で最も多かったのは「同居のストレス」!

はじめに、どちらから別居を申し出たのか伺いました。

「別居を申し出たのはどちらですか?」と質問したところ、『自分(43.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『お互いに(25.6%)』『相手(22.7%)』と続きました。

続いて、どのような理由で別居をしたのか伺いました。

「別居をした理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『同居によるストレスから解放されるから(26.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『自分の気持ちを整理したいから(25.7%)』『対面だと冷静に話し合いができないから(21.9%)』『相手に事態を真剣に受け止めてほしいから(11.2%)』『相手が別居を申し出たから(11.2%)』と続きました。

一緒に住むことが大きなストレスになり、別居を決心した方が多いことが明らかになりました。

家庭内別居の形をとった人の理由と実態とは?

次に、別居期間を伺いました。

「別居期間を教えてください ※現在も続いている方は別居開始時からの期間をご回答ください」と質問したところ、『3カ月未満(25.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『3カ月~半年未満(14.5%)』『半年~1年未満(18.7%)』『1~3年未満(18.6%)』『3~5年未満(8.9%)』と続きました。

3カ月未満と回答した方が約3割と最も多かったものの、別居が1年以上続いている方も約40%いることが明らかになりました。

続いて、「どのような形で別居していますか(していましたか)?」と質問したところ、『別々の家(74.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『家庭内別居(23.3%)』と続きました。

約2割の方が家庭内別居を選んだことがわかりました。
別々の家で暮らすのではなく、家庭内別居を選択した理由を伺いました。

■別居ではなく、家庭内別居を選んだ理由とは?

・仕事、子どもの学校など普段の生活を続けるため(40代/女性/パート・アルバイト)
・お金がかからないから(40代/女性/パート・アルバイト)
・お互い寝泊りする場所が無いので家庭内別居を選びました(50代/男性/会社員)
・自分の家族に心配をかけたくないから(50代/女性/パート・アルバイト)

子どもがおり、普段の生活を続けるために家庭内別居を選んだという回答が多く寄せられています。
また、金銭的な問題を理由に挙げる方も複数見られました。

別居時の「お金」や「子ども」事情ってみんなはどうしてる?

では、家庭内別居の場合、相手とどのような生活をしているのでしょうか。

「家庭内別居では相手とどのような生活を送っていますか(送っていましたか)?(複数回答可)」と質問したところ、『会話がない、または最低限の会話しかない(66.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『別々の部屋で過ごしていて、寝室も分けている(42.4%)』『事務連絡はLINEやメールなどを使う(28.4%)』『ご飯を作らない、一緒に食事をしない(27.1%)』『意識的に顔を合わせない(23.7%)』『目を合わせず、お互いの存在を無視している(22.0%)』と続きました。

会話や食事を一緒にせず、同じ空間にいる時間を可能な限り減らしている方が多いことがわかりました。

次に、「生活費などはどのように賄っていますか(賄っていましたか)?別居時のお金事情を教えてください」と質問したところ、『相手と負担を分けている(43.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『全て自分で負担している(37.3%)』『婚姻費用で賄っている(9.2%)』『実家からの援助(4.6%)』『婚姻費用を払っている(1.8%)』と続きました。

約4割の方が相手とお金を出し合って生活費を賄っていると回答しました。
一方、全て自分で負担している方がおよそ4割いることも明らかになっています。

続いて、別居開始時にお子さんがいたかどうか伺いました。

 

「別居開始時にお子さんはいましたか?」と質問したところ、約7割の方が『はい(70.3%)』と回答しました。

では、「別居時、お子さんはどのように生活していますか(いましたか)?」と質問したところ、『母親と生活(64.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『家庭内別居だが子どもは関係なく生活(14.2%)』『家庭内別居で父母どちらかと主に生活(9.0%)』『父親と生活(8.4%)』『祖父母・親戚に預けている(1.1%)』と続きました。

約6割の方が、別居時に子どもは母親と生活していると回答しました。
別居時には、子育てにおいて母親の負担が大きくなる場合が多いようです。

別居を経てどうなるのか...離婚?修復?

最後に、別居して夫婦関係はどうなったのか伺いました。

「別居をして夫婦関係はどうなりましたか?」と質問したところ、『変化なし(37.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『修復して以前に戻った(22.7%)』『離婚した(13.8%)』『修復して以前より仲良くなった(11.5%)』『わからない(6.6%)』と続きました。

別居をしたとしても、関係に変化がない夫婦がおよそ4割いることが明らかになりました。
一方、関係が修復した夫婦が約3割いることもわかり、別居が功を奏したケースも少なくないようです。

別居経験者のお金・子ども事情が明らかに!別居して関係が修復した方は3割も

今回の調査で、夫婦の別居の実態が明らかになりました。
別々の家で暮らす夫婦が多いものの、約2割が家庭内別居を選んだことがわかりました。
子どもの問題や金銭的な事情を理由に挙げる方が多いようです。
また、約4割の夫婦が、別居時には相手とお金を出し合って生活費を賄っていると回答しています。
さらに、別居時は母親と子どもが一緒に暮らすケースが多いことも明らかになりました。

そして、別居を経て、約3割の夫婦が関係が修復し、また同居するに至ったという調査結果が出ています。夫婦仲を取り戻すための再出発のきっかけにもなるかもしれません。

夫婦問題は身近な人こそ話しづらいものだと思います。
そんな時こそ専門家に相談することで、トラブルの早期解決につながるかもしれないので、ぜひご活用も検討してみてはいかがでしょうか。

その他の記事

離婚、夫婦問題・修復も オンラインで無料相談

離婚なら

弁護士を探す

夫婦問題・修復なら

カウンセラーを探す