人と人との争いを解決し、依頼者の心を軽やかに導く

更新日: 2025年09月22日

2000年の弁護士登録から25年間、離婚事件を中心とした家事事件に取り組む弁護士法人鬼頭・竹内法律事務所の竹内裕美弁護士。その豊富な経験と、依頼者一人ひとりに寄り添う温かな人柄で多くの信頼を集めています。職人気質で個々の依頼者を大切にする丁寧なアプローチについて伺いました。

25年のキャリアで培った信頼関係構築術

――お仕事におけるアピールポイントを教えてください。

25年間のキャリアがあり、離婚事件を多く手がけてきた他、弁護士会の活動や家事以外の分野なども取り扱っています。ご本人のお話を聞くことや、あっせん(※)が得意なので、そこが評価していただいているところかなと思います。多角的なところからアドバイスをしたり、一緒に考えたりするというところですね。

※あっせん:中立的な第三者が当事者間の調整を行い、話し合いによる解決を目指す紛争解決手法

――ご相談者の方とお話しする上で意識されていることはありますか。

依頼者様の言うことを評価したり、否定したりせずに、まずは関心を持ってお聞きした上で、その方の言葉を引き出すことを心がけています。主張の背景にあるお考えや真意を聞けるように、全体を把握できるように心掛けています。

信頼関係のない弁護士に、初めは誰もお話はしたくありませんよね。お話を聞く際は焦らずに、根気よく。徐々に信頼していただいてから、いろいろなお話が出てくることが多いですね。

 

依頼者の変化を見守ることがやりがい

――離婚事件ならではのやりがいはどういったところですか。

離婚事件は、その方にとって人生の1つのターニングポイントです。最初は本調子ではない状況でいらっしゃる方が多いんですけれども、一緒に進めていく中で、徐々にその人が元気になっていく。誰にも言えなかったことを聞いて、実現しようと努力する弁護士の存在がにより、その人自身の力で元気になっていくんです。

――印象に残っている解決事例を教えてください。

特定の事件というよりも、依頼者の方の変化が最も印象に残っています。最初にいらっしゃる時は、不安で頻繁にお電話をくださったり、D VやモラハラのDVの影響で判断力が低下されていたりする方も多いんです。

 

それが事件を進めていく中で、徐々に本来のその方らしさを取り戻されていく。個別の事件の勝敗よりも、その方が元気になっていく姿を見ることが何より印象的ですし、それこそが離婚事件を扱う弁護士としての真のやりがいだと感じています。

 

子の養育に注力、国際案件にも対応

――積極的に取り扱っている分野はありますか。

養育費や親子交流(面会交流)を含むお子さんの養育については力を入れています。国内案件だけでなく、ご夫婦のどちらかが外国の方という国際離婚も対応しているので、様々な文化的背景を踏まえたアドバイスができます。共同親権の選択制となった今、お子さんの養育についてどう考えていけばよいか、一緒に考えられると思います。

――そうした幅広い視野はどのように培われたのですか。

ADR(裁判外紛争解決手続)でのあっせん人や調停人としての研修を国内外で受けてきた経験が大きいですね。話を聞くトレーニングや調停技術を学ぶ中で、相手の立場を理解する意識が高まりました。

また、国際案件を通じて日本の法律が絶対ではないことを知り、世の中にはいろんな考え方があるということを実感できたことで、より柔軟なアプローチができるようになったと思います。

 

相手を尊重しながら最良の解決を目指す

――事務所の特徴を教えてください。

当事務所は量より質を重視した職人気質の運営を心がけています。ビジネスライクに多くの案件を処理するのではなく、個々の依頼者様と丁寧に向き合う方針です。現在もほぼご紹介のみで受任しており、一件一件を大切に扱っています。そうした手厚いサポートをお求めの方には最適な環境だと自負しています。

――先生が目指す弁護士像について聞かせてください。

人と人との争いを解決する、調整をすることにやりがいを感じているので、単なる代理人ではなく、あっせん機能を持つ弁護士を理想としています。

離婚事件では相手方も尊重しなければ真の解決には至りません。一方的な攻撃では問題は解決せず、むしろこじれてしまいます。

私が大切にしているのは「当事者双方にとって最良の解決とは何か」という視点です。ADRで培った調整技術を活かし、相手方弁護士からも信頼される誠実で公正な姿勢を貫くことで、建設的な解決を導いています。

依頼者を守りつつ、大局的な視点で事件全体を最適な着地点へ導く——それが私の目指す弁護士像です。

 

【離婚に悩むあなたへ】一人で抱え込まず、まず相談を

――離婚や夫婦問題に悩む方へメッセージをお願いします。

「相談しても意味がない」「どうせ解決しない」と一人で悩みを抱え込まないでください。専門家に話すことで気持ちが軽くなりますし、正しい知識はお守りになりますから。どんな些細なことでも構いません。まずは勇気を出して、お話しいただければと思います。

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弁護士: 愛知県弁護士会

竹内 祐美

弁護士法人鬼頭・竹内法律事務所

〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内1-4-12アレックス7F

平日:9:00-18:00

*料金詳細は各弁護士の料金表をご確認ください

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