「旦那が部屋にこもりがちで、何が原因なのかわからない」と不安を感じている妻がいます。こうしたとき、妻は夫が部屋にこもる心理を理解し、対策を講じることが重要です。夫が部屋にこもる心理や理由、「旦那が部屋にこもって困っている」というときの対処法について説明します。
旦那が部屋にこもって出てこなくて心配…
夫が部屋にこもっきりで顔を出さないでいると「何が原因で、旦那は部屋にこもるようになったのだろうか」と妻は心配になります。夫が部屋にこもるのは何がきっかけで、そのとき夫はどのような心理状態なのでしょうか。
最近、旦那は帰宅してご飯とお風呂を済ませるとすぐに自分の部屋にこもります。今までは、リビングで一緒にテレビをみたり、子供の話をしたりして、自分の部屋は物置状態でした。
子供の前ではいつも通りの旦那ですが、夫婦2人になるとすぐに自分の部屋にこもろうとします。何か嫌なことをしてしまったんだろうかと思い、心配しています。
まだ新婚なのに休日も旦那が部屋にこもりがちで寂しいです。今まで一緒にいてもスマホでゲームをしたり、寝ていたりしていたマイペースな旦那ですが、部屋にこもってるときは、こっちも様子を伺えず、何をしているのかわかりません。
このままだと家庭内別居になりそうなので、そろそろ部屋にこもりがちになるの、やめてもらいたいんですが…
家族に不満が?旦那が部屋にこもる心理とは?
どうして、夫は部屋にこもってしまうのでしょうか。理由も言わずにいつも部屋にこもっているようだと、妻も「旦那は家族に不満があるのだろうか」と考えてしまいます。新婚であれば、妻は寂しい気持ちになることでしょう。夫が部屋にこもる心理としては、次の4つが考えられます。
・一人だけの自由な時間がほしい
・仕事で疲れている
・悩み事がある
・家族に対して不満がある
一人だけの自由な時間がほしい
夫が部屋にこもるのは、一人だけの自由な時間を求めているのかもしれません。毎日家族と一緒にいると、ふと仕事や家族に対する責任から解放され、「一人だけの時間がほしい」と考えることがあります。夫は自分だけの時間を楽しむことで、精神的な安定を図り、ストレスを解消しようとしているのかもしれません。
特に新婚の場合は、休日でも、夫が部屋にこもりっきりだと、妻は寂しい気持ちになります。「旦那は私のことを嫌いになっただろうか」と不安になるかもしれません。しかし、夫が一人だけの自由な時間を求めて部屋にこもっているのであれば、そのうち気分も落ち着いて、部屋から出てくる可能性が高いでしょう。
仕事で疲れている
夫が部屋にこもるのは、仕事でのプレッシャーやストレスによって心理的に疲れているからかもしれません。帰宅したときに疲れている表情をしていたり、長時間の残業が続いていたりしないでしょうか。
男性は疲れた体や心をリラックスさせるために、部屋にこもる傾向があるようです。また、仕事で疲れた姿を家族には見せたくないという気持ちで、部屋にこもっている場合もあります。夫が疲れている様子なら、しばらくの間はそっとしておいてあげましょう。
悩み事がある
夫が部屋にこもる原因として、悩みや心配事が関係していることも考えられます。 仕事の人間関係や経済的な問題、将来への不安など、さまざまな悩みを抱えていると、一人静かな場所でゆっくり考えたいと思うことがあります。
しかし、悩み事というのは、一人で考えていても堂々巡りしたり、解決の糸口がなかなか見つからなかったりするものです。「旦那は一人で悩みを抱えているのでは」と思ったら、「最近、元気がないけれど、なにか心配事?」と尋ねたり、気分転換に誘ってみたりしましょう。夫も妻に話すことで、ストレスを解消したり、解決の糸口を見つけられたりするかもしれません。
家族に対して不満がある
夫が部屋にこもるのは、家族に対し不満を抱いていて、顔を合わせたくないと思っているのかもしれません。 不満を持つ原因は、コミュニケーションの不足や価値観の違い、家事や育児の負担などさまざまです。
誰しも家族に対して不満があるときは、家族との接触を避けたくなるものです。こうした場合、家族全員が満足できる解決策を見つけるためには、家族で話し合い、お互いの気持ちを理解し合うことが大切です。
部屋にこもる旦那は放置しても大丈夫?
部屋にこもってしまった夫を放置していてもよいのでしょうか。夫のことは心配なものの「しつこく理由を聞いたら、旦那が気分を害するのでは」と気になる人もいるでしょう。放置しても大丈夫か、対応が必要かは状況によって異なります。状況の違いをどのように判断すればいいのでしょうか。
仕事や家族の仲に影響がないのなら、しばらく様子を見てもOK
部屋にこもるといっても、仕事にはきちんと行っており、家族と顔を合わせたときは挨拶をするなど、普段の生活に変わりなく、家族の仲にも影響がないなら、当面は様子をみても大丈夫でしょう。
今は自分のことを考えるので精いっぱいで、心配している妻や家族のことが目に入らないのかもしれません。少し落ち着いて周囲にも目が向くようになったら、家族の気持ちも受け止められるようになるでしょう。もちろん、夫から相談を持ち掛けられたり、悩みを相談されたりすれば、しっかり耳を傾けましょう。
仕事にも行かず、家庭内がぎくしゃくしてきたら早急に対策を
あまりに部屋にこもっている時間が長く、仕事にも行かず、家庭内もぎくしゃくするなど、普段の生活や家族の仲にも悪影響を及ぼしているのであれば、長く放置せずに早く解決を図るべきです。
もしかすると、夫はプライドや「妻に心配をかけたくない」という思いから、家族に相談できないのかもしれません。また、不満やストレスで、誰とも口もききたくないと思っている可能性もあります。メンタルに変調をきたしているのではないかと疑ってみる必要もあるでしょう。場合によっては、カウンセラーや精神科医といった専門家に相談しましょう。
部屋にこもる旦那への対処法
部屋にこもる夫に対しては、夫婦でコミュニケーションをとって、夫の気持ちに理解を示すことが大切です。部屋にこもる夫にはどのように対処すればいいのか。効果が期待できる具体的な方法を紹介します。
理由を聞いて寄り添う
部屋にこもる夫への対処法として、大切なのはまず、部屋にこもる理由を聞いて、共感し、寄り添うことです。夫がなぜ部屋にこもっているのか、その心理を理解しようとする姿勢を示すことで、夫と信頼関係を築けます。
正直な気持ちを伝える
夫が部屋にこもる行動に対して、妻が不安や不満を抱えている場合は、本人に「ずっと部屋にこもるのはやめてほしい」「家族の時間を大切にしてほしい」などと、正直な気持ちを伝えることが大切です。
ただ、自分の気持ちを伝えるときは、部屋にこもっていることを非難したり、攻撃的な言葉を使ったりしてはいけません。相手の気持ちを尊重しながら、自分の気持ちを伝えることが肝心です。
再び旦那が部屋にこもらないようにする対策は
もし、対策がうまくいって夫が部屋にこもらないようになれば、再び同じことが起きないように、家族で協力し、積極的に対策を取ることが大切です。主な対策を2つ紹介します。
家族の時間を大切にする
家族で楽しい時間を過ごすことは、家族の結束を強めます。家族の予定を調整して、定期的に休日のイベントや会話の時間を設けるといいでしょう。夫が家族とのつながりを実感できるようになれば、部屋にこもりきりになることも減っていくはずです。
ルールを作る
1日のうち、家にいる家族全員が顔を合わせる時間帯を決めるなど、家族が互いを気遣えるようなルールを決めてもいいでしょう。毎日、顔を合わせていれば、互いの変化に気付くものですし、何かあったときも相談しやすくなります。
家族が何でも話し合える雰囲気をつくることができれば、夫も一人で部屋にこもることはなくなっていくでしょう。
部屋にこもる旦那に悩む妻は専門家へ相談を
「旦那が部屋にこもりがちで、何を考えているのかわからない」などと悩む妻の中には、離婚まで考える人もいます。しかし、夫が部屋にこもる理由もわからないまま離婚を考えるのは性急です。しっかり、夫が何を考えているのか、妻に何を求めているのかを確認しましょう。
妻だけでは問題を解決できないときは、夫婦問題に詳しいカウンセラーに相談するといいでしょう。メンタル面での不調が疑われるときは、精神科や心療内科などの専門医の診察を受けることも大切です。