共働きなのに、夫が家事や育児を一切しようとせず、ワンオペ状態となっている妻がいます。フルタイムで働いている妻もいて、「もう限界でつらい」と嘆く声も聞こえます。家事や育児をしない夫の言い分や心理のほか、共働きでもワンオペ育児の負担を軽減する方法などを紹介します。
共働きなのにワンオペ育児・家事でつらい…
共働きなのに、夫が家事や育児を手伝ってくれず、ワンオペ状態となっている妻は少なくありません。本来、夫も同じように仕事をしながら家事や育児に協力すべきなのですが、「仕事が忙しい」「君の方が家事が得意だから」などと言って全くしようとしないので、妻は「どうして私ばかり」と不満やイライラはたまるばかりです。
共働きなのに家事育児がワンオペでしんどいです。
私は妊娠中〜産後数ヶ月は専業主婦でした。
その時は家事育児がワンオペでも不満はありませんでした。
ただ私もフルタイムで働き始めてからは肉体的にも精神的にもきつくなってきました。
朝6時に起きて夜中の2時就寝。
家にいる時は常に家事と子供の世話をしてます。
子どもが手がかかるタイプの子で、ちょっとした事でもすごく時間がかかります。
しんどすぎてイライラしたり泣きそうになってると旦那は「イライラするのやめろ」と文句を言ってきます。
私が反論すると「俺は稼いでるんだから」「お前に1日〇万稼げるか?」と怒ります。
もう疲れました。
家事をしない夫にイライラが限界です。
共働きで、収入も数万しか違わないのに、夫は「俺は疲れてるんだ!」が口癖で家事を全くしてくれません。
色々うまくいく方法を調べて、うまくおだてて手伝ってもらっても、「チッ」と常にいいながら皿洗いは途中で投げ出し、泡のだらけの洪水。
料理はカッコつけてフライパンをふり、コンロ回りに具が散乱。
結婚6年のうち一人でごみ捨ても片手で足りる位の回数。
ご飯を一人で作ったことや、トイレ掃除は皆無です。
私は、手伝ってくれた時はやり方に口は出しません。まるで、手伝わせるとろくなことにならないからやらすなと言わんばかりの状態にします。
どうして夫は育児や家事を手伝おうとしないのでしょうか。共働きなのに、夫が妻に育児を家事をすべて任せてしまう理由や、夫に手伝わせる方法、ワンオペ育児・家事の負担を軽減する対処法などをカウンセラーが紹介します。
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共働きなのにワンオペの家庭はどれくらいの割合?
共働きなのに、妻がワンオペだという家庭はどれくらいあるのでしょうか。内閣府が2009年、少子化対策の立案のために行ったアンケートの中で、夫婦の家事分担についても尋ねていました。
それによると、最も多かったのが「夫1割妻9割」で31.6%、ついで「夫2割妻8割」の24.0%、「妻10割」も9.6%という結果でした。一方、「夫5割妻5割」は5.3%にとどまりました。
共働きの場合は、やや夫の分担割合も増えますが、「夫婦ともに正社員」という女性の回答をみても、最も多いのは「夫1割妻9割」で25.0%、ついで「夫2割妻8割」の20.7%、「妻10割」も5.9%。「夫5割妻5割」は9.9%にとどまるという結果で、全体的な傾向はそれほど変わっていません。
また、夫婦ともに正社員で「夫5割妻5割」の回答を男女で比較すると、男性が女性より2.1ポイント高い12%になるなど、夫は妻が思うより、家事や育児をやっていると考えていることが分かりました。この調査は10年以上前の調査ですが、最近の各種アンケートでも、妻の家事負担は10割~7割という回答が多く、改善は進んでいないようです。
出典: 子ども・子育て本部 – 内閣府
ワンオペの育児・家事で悩んでいる妻は、少なくありません。リコ活のカウンセラーに愚痴や不満を打ち明けて気持ちの整理をしたり、夫婦の事情に合う解決法を考えたりしませんか。お気軽にご相談ください。
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共働きなのに育児・家事を手伝わない旦那の心理
最近は共働き夫婦もかなり増えてきましたが、いまだに「妻の家事育児の負担が大きい」と考えている人が多いのはなぜなのでしょうか。妻もフルタイムで働いているにも関わらず、育児や家事を手伝おうとしない夫の気持ちや心理について紹介します。
育児や家事は妻の仕事だと思っている
育児や家事をしない男性は、そもそも家事や育児は妻がやるもので、自分の仕事だとは思っていません。あくまでも自分の仕事は外で働き、お金を稼ぐことだと思い込んでいます。それは、妻が専業主婦であろうと、フルタイムで働いていようが変わりません。
普通は「妻が働いているのだから、そうした考えはおかしい」と思うのですが、子育ては妻がやるものと考えている夫は「子供が病気のときや、学校行事で仕事を休むのは妻。その分、夫は稼がなくてはならないから、家事などをやっている暇はない」と本気で考えています。こうした考えは、夫の収入が高いほど顕著になるようです。
父親も育児・家事をしなかった
夫の抱く家庭像は、自分が育った家庭環境に左右されます。夫が「夫が外で働き、妻は家事や育児に専念する」という家庭で育った場合、夫が家事や育児をする姿をイメージできない可能性があります。また、「夫が家事や育児をするのはみっともない」と考えているのかもしれません。
夫の両親も、古い考えを持っている場合、息子である夫に「父親が育児や家事をするものではない」と言っている可能性もあります。そうなると、妻にとっても相当手ごわい存在になります。
自分の時間を大切にしたい
「自分の時間を大切にしたい」「育児や家事で自分のやりたいことを制限されたくない」という独身気分が抜けない夫も、家事や育児をしようとしません。こうした夫は子供はかわいいし、妻の手伝いも多少はしたいと思っているのですが、そのために自分の時間を割こうとまでは思いません。
妻が寝る間を惜しんで子供の世話をしていても、どこか人ごとで「そんなに気を詰めてやらなくてもいいんじゃない」などと言って、妻の神経を逆なですることもあります。こうして、妻は「夫には任せられないから」と言って、自分で抱え込んでしまうことになってしまうのです。
何をしたらよいのか分からない
家事や育児をしない夫の中には「何をしていいのか、わからない」という人もかなりいます。また、「以前、余計な手出しをして妻に怒られたので、すべて妻に任せることにした」という人も少なくありません。こうした夫は妻からの指示がなければ動かない、いわば「指示待ち族」です。
指示待ちの夫は、育児や家事を自分で勉強しようとは思いませんし、分からないなりにやってみようという気持ちもありません。「分からないから」「うまくできないから」などと言って、妻にすべて押し付けようとします。
夫の気持ちなんて理解できないと不満を感じたり悩んだりする方は少なくありません。困っている現状を、リコ活のカウンセラーにオンラインで相談してみませんか。必ずお力になります。
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共働きのワンオペの負担を軽減する方法
共働きのうえ、ワンオペで育児や家事をやっていると、妻は不満やストレスだけでなく、体の疲れもたまり、心身の不調を来たすこともあります。「疲れた」と感じたときは休むことも必要ですし、日々の負担を少しでも軽減することが大切です。ワンオペの負担を軽減する方法を紹介します。
夫婦で家事や育児について話し合う
ワンオペの負担が限界で「もう耐えきれない」と思ったときは、夫に悩みやつらさを打ち明け、助けを求めましょう。夫は妻の苦労やしんどさに気付いていない可能性があります。素直に、何がつらいのか、何をしてほしいのかを伝えれば、夫も少しは協力的になってくれるかもしれません。
夫と話をするときは、感情的にならないようにし、不満や愚痴を夫にぶつけてはいけません。「あなたは何もしてくれない」「私ばかりに押し付けている」などと言っても夫は反発するだけです。互いに感情的になると「もう離婚だ」などと言い出しかねません。
できるだけ冷静になって、現在の自分の状況を伝え、夫にしてほしいことを具体的に伝えましょう。夫の言い分にもしっかり耳を傾けて、お互いが納得できる結論を導きだすことが大切です。
1人で過ごせる時間を作る
24時間、子供の面倒を見ていると、肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。疲れたときは少しでも1人で過ごせる時間を作り、気分転換を図りましょう。育児や家事、夫への不満で頭の中が一杯になってしまうと、考えが偏り冷静な判断ができなくなってしまいます。ときには「もう離婚するしかない」と思いつめてしまうこともあります。
たまには子供を実家や夫に任せて子育てから離れ、友人と外出したり、趣味を楽しむ時間も必要です。好きなことを満喫してストレスを解消すれば、周囲の状況を冷静にとらえることができ、何をすべきか冷静に判断できるようにもなります。
ベビーシッターや一時預かりの利用を検討
1人になる時間がほしくても、両親や義父母とは離れて暮らし、夫の協力も得られないときがあります。そんなときは、ベビーシッターや保育所の一時預かりの利用も検討しましょう。自治体によってはベビーシッターや保育所の一時預かりを利用できるクーポン券などを発行しているところもあります。
「子供を保育園やベビーシッターに預けて息抜きするなんて、母親失格だ」と言う夫もいますが、気にする必要はありません。子育てに疲れたときに、誰かに助けを求めるのは当然のことです。そんな夫には、丸一日子供の面倒を見て、家事もすべてやってもらいましょう。妻の大変さが身に染みるはずです。
負担軽減のための出費を惜しまない
共働きをしている夫婦であれば、収入には少し余裕があるのではないでしょうか。「共働きでも家計が苦しい」という家庭でも、少し家計を見直せば、余裕が生まれるはずです。そうしたお金を使って、家事代行サービスや食事の宅配サービスを利用するのも、家事の負担軽減になります。時にはお金で解決するのも、悪いことではありません。
また、食器洗い機や乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機などの家電も家事の負担を軽減できます。いずれも高価な家電ですが、機械やAIの手を借りるのも大切です。家事にかける手間や時間を減らすことができれば、その分、子供と向き合い、家族とのんびり過ごす時間も増えます。
相談相手を見つける
国の調査でも分かる通り、ワンオペの育児・家事で悩んでいる妻は、決して少なくありません。周囲にも同じような状況で家事や育児を頑張っている妻や、大変な時期を乗り越えてきた母親がいるはずです。そうした知人や友人を見つけて愚痴や不満を打ち明けることもストレス解消になります。もしかすると、よい手抜き法も教えてもらえるかもしれません。
また、子育てや夫婦関係に詳しいカウンセラーであれば、より専門的な相談ができます。夫を交えて相談すれば、良い解決法が見つかるかもしれません。また、あまりにストレスがたまったり、疲れたりしているとメンタルに不調を来たすこともあります。そうならないよう、専門的なアドバイスが必要なこともあります。
リコ活ではマンツーマンのカウンセリングだけでなく、ご夫婦一緒のペアカウンセリングも可能です。夫婦関係に悩んだときは一人で抱え込まず、リコ活カウンセラーに相談してみてください。
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夫に家事や育児をやってもらう方法はある?
ワンオペで育児や家事に奮闘する妻の負担を軽減するにはいくつかの方法がありますが、やはり重要なのは夫の手助けです。夫に育児や家事をやってもらうのに効果が期待できる方法を紹介します。
簡単な単純作業からお願いする
一人暮らしをしたことがなく、結婚後も家事をほとんどしたことがない夫は、全く家事のやり方をしらない可能性があります。当然、子供の世話も何をどうすればいいのか、全くわからないでしょう。そうした夫に、いきなり「洗濯をしておいて」「台所を片付けて」などと言っても無駄です。最初は単純な作業からお願いしましょう。
「ごみを分別する」「食事の後はテーブルを拭く」「ほこりや髪の毛に気がついたら、こまめに掃除機をかける」といったことなら、家事が苦手な夫にもできるでしょう。育児でも「汚れたおむつを捨てる」「食事の後、子供の顔を拭く」という程度なら、夫でもできますし、それだけでも案外助かるものです。
1つずつ具体的にお願いする
家事をしない夫はよく「言われたことしかしない」と言われます。たとえば「ごみを集積所に出して」と頼んでも、専用袋に詰めて収集シールを貼っていなければ「ごみがないよ」と言う夫もいるそうです。こうした夫には「ごみを集めて袋に詰めて、シールを貼ってから集積所に出して」と言わなければ、動いてもらえません。
このようなことになるのは、夫が「ごみを出すまでの段取りはすべて妻がやるものだ」と思っているからです。ごみ出しのルールさえ理解していない夫もいます。一方、妻も自分で作ったマイルールを「夫も分かっているはず」と思い込んでいることがあり、夫が戸惑うこともあります。夫に家事を頼むときは、相手が何も知らないことを前提に頼むのが正解です。
最初は面倒かもしれませんが、夫に根気よく頼んでいれば、夫も妻がどのようなタイミングで頼んでくるか、どのような準備をしておけばいいのかが分かってきます。やがて、言わなくても察してくれるようになってくれるでしょう。
とにかく感謝して褒める
夫に家事や育児を頼むときは、決して命令口調になってはいけません。忙しいときはつい「ちょっと、これをやっておいてよ」「早くやってよ」などと言いがちですが、落ち着いて丁寧に頼むことが大切です。夫にもプライドがありますから、プライドを傷つけて反発させないよう気を付けてください。口論になるだけ時間の無駄です。
そして、手伝ってくれた後は、とにかく感謝して褒めることも大切です。「どうもありがとう、とても助かったわ」「あなたがいてくれて、よかったわ」などと言われて嫌な気分になる男性はいません。少しぐらいおおげさに言ったほうが、夫も「次も手伝ってやろう」と思ってくれるはずです。
もちろん、あまり家事をやったことのない夫のやることですから、出来栄えに納得のいかないこともあるでしょう。しかし、そこで文句を言ったり、ダメ出しをしても仕方がありません。多少のことは目をつぶり、夫の成長に期待しましょう。細かなことでイライラするより、とりあえず夫がやってくれたことに感謝するほうが気分も良くなります。
夫の性格に合う対処法がいまいちわからない、対処法を試しても状況が改善されないなど困っている方もいるかもしれません。そんなときは、夫の性格や夫婦の事情に合う解決方法を夫婦関係に詳しいリコ活のカウンセラーと一緒に考えましょう。
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ワンオペの育児・家事に疲れたときは、専門家にも相談してみよう
共働きなのに、ワンオペの育児・家事を余儀なくされると、ストレスや不満がたまりイライラしがちになります。夫から見ると「いつも怒っていて、近寄りがたい」と感じられ、ますます家事や育児を手伝わなくなることもあります。夫を「イクメン」に育てあげるつもりで、丁寧に接することも必要でしょう。
あまりに負担が大きく「もう限界だ」と感じたら、夫婦問題に詳しいカウンセラーといった専門家に相談することも大切です。きっと問題解決につながるアドバイスやヒントが得られるはずです。
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