旦那がめんどくさい…もう疲れた…
平気で約束を破ったり、ささいなことで激昂したりする旦那と生活していると「めんどくさい!」「いい加減にして!」と言いたくなります。妻が「めんどくさい」と感じる旦那は、予測不能な行動や妻を苛立たせる一言が多いのが特徴です。
こういった旦那と一緒にいると、妻のストレスが募り、夫婦関係が破綻して離婚に至る可能性もあります。そこで、なぜ旦那をめんどくさいと感じるのか、理由とともに、めんどくさい旦那への対処法を紹介します。
旦那をめんどくさいと感じる理由
旦那の身勝手な行動や、プライドの高い性格をめんどくさいと感じている妻が多いようです。旦那をめんどくさいと感じる理由として、次のようなことが挙げられます。
・言った約束を守らない
・マイペースに行動する
・すぐキレる・不機嫌になる
・頑固でこだわりが強い
・自分が常に正しいと思ってアドバイスしてくる
・軽い体調不良で大袈裟な反応をする
・家事・育児をしたがらない
・都合が悪くなると逃げる
・妻の自由な時間を邪魔する
・自分の趣味を優先する
言った約束を守らない
休日の予定や家事の分担など夫婦で決めた約束を、平気で忘れたり無視したりする旦那に、妻は苛立ちを覚えます。せっかく分担した家事なのに、旦那の分まで妻が負担することが続くと、めんどくさいし不公平だと感じてしまいます。
約束を守らない旦那は「ちょっとくらい忘れても妻がやるから大丈夫」と思っており、妻の気持ちを軽視して面倒ごとを押し付けがちです。
マイペースに行動する
物事の優先順位を考えずマイペースを貫く旦那と暮らしていると、効率の悪さに妻はめんどくさいと呆れてしまいます。こういった旦那は、家族で出かける予定があるのに、出発直前になって本格的な掃除を始めるといったように妻には理解できない行動をします。家事に協力的でも妻とペースが合わなければ、お互いにストレスが溜まり衝突につながります。
すぐキレる・不機嫌になる
ちょっと間違いを指摘されただけで、すぐに不機嫌になる旦那は、妻からめんどくさいと嫌がられます。妻に注意されたのが、ゴミの分別方法といったささいなことであっても、負けず嫌いな性格の旦那はプライドが傷つくようです。中には説明の仕方が悪いからだと逆ギレする旦那もおり、妻は旦那の機嫌をいちいち気にして疲弊してしまいます。
頑固でこだわりが強い
妻からめんどくさいと思われている旦那の特徴の一つに、頑固で細かいことへのこだわりが強い性格があります。衣類のたたみ方や米の銘柄といったことに極端にこだわり、少しでも違っていると事情も聞かずに不機嫌になりがちです。
自分のこだわりは優先されて当然で、妻に手間をかけさせたり、家計を圧迫したりしても問題ないと考えていることもあります。
自分が常に正しいと思ってアドバイスしてくる
自分の考えは常に正しいと信じていて、あれこれ妻にアドバイスする旦那がいますが、度を過ぎると妻にはめんどくさいだけです。家事や育児に疲れてついこぼしてしまった愚痴にまで、いちいち反論や説教をされると「話すんじゃなかった」と妻は後悔します。
さらに、求めてもいないのに家事や育児を効率的に行う方法をアドバイスする旦那もいます。しかし、旦那が得意げに提案するアドバイスは、すでに妻が実践済みの内容であることも多く、聞かされる妻はうんざりしてしまいます。
軽い体調不良で大袈裟な反応をする
37度台の微熱といった軽い体調不良を大袈裟にアピールする旦那も、妻にめんどくさいと感じさせます。体調不良の原因が夜更かしや暴飲暴食など、旦那自身の不摂生の場合はなおさらです。自分で薬を飲んだり病院に行ったりできるはずなのに「つらい、しんどい」と言って看病を求める旦那に、妻は心配するどころか「むかつく」と感じているかもしれません。
家事・育児をしたがらない
何事も夫婦で協力してやっていこうと決めたのに、なんだかんだと理由をつけて妻に家事や育児を押し付ける旦那もいます。こういった旦那は、妻に家事を頼まれても「今は忙しいから」などと言ってなかなか動こうとしません。言い返すのもめんどくさいと感じた妻は、自分でやったほうが早いからと結局家事や育児の大部分を引き受けることになります。
都合が悪くなると逃げる
普段は亭主関白で妻に対して威張っているのに、都合が悪くなると逃げる癖がある旦那も、妻にめんどくさいと思われています。たとえば旦那の両親の介護など、自分が主体的に関わるべき問題でも、きちんと向き合わず妻に押し付けようとします。肝心なときに頼りにならない旦那は、いくら偉そうにしても妻から信頼されることはありません。
妻の自由な時間を邪魔する
ドラマを見たり読書をしたりして、一人の時間を楽しんでいるときに、旦那に邪魔をされると「むかつく!」と感じても無理はありません。朝早くから家事を片づけて、ようやく一息ついた妻に「暇ならアレやっといて」などとめんどくさいことを言う旦那は、妻から疎まれています。
自分の趣味を優先する
趣味を楽しむのは悪いことではありませんが、家族の幸せより優先すべき事ではないはずです。休日でも一人でゲームばかりして、子供が話しかけても無視するようでは、めんどくさい旦那として嫌われてしまいます。
旦那がめんどくさい時の対処法は?放置が一番?
めんどくさい旦那はつい放置したくなりますが、そのまま夫婦の会話がなくなってしまうと離婚にまでつながる危険があります。しかし、いちいち対応していては疲れますし、めんどくさい旦那の性格が変わることもないでしょう。そこで、できるだけストレスを感じずに、めんどくさい旦那と付き合う方法を紹介します。
放置する
放置するといっても完全に無視するのではなく、旦那のめんどくさい言動だけを無視して、妻は普段どおりの態度で接します。いつものように旦那が不機嫌になっても、理由を聞いたり気遣ったりせず、不機嫌に気づかないふりを続けるのです。すると冷静な妻の様子に影響されて、旦那の不機嫌も自然におさまるかもしれません。
ただ、妻が気付いてくれないからと、さらにめんどくさい言動を続けて妻を困らせようとする可能性もあります。そのような場合は、放置をやめて別の対処法を試しましょう。
褒める
ちょっとしたことでも、普段から旦那を褒めて感謝を伝えるようにすると、旦那もしだいにめんどくさい言動が減っていくかもしれません。たとえば自分で使ったコップを洗ってくれたり、短時間でも子供の相手をしてくれたりしたときに「気がきくね」「助かったよ」などと声をかけると旦那も気分が良いはずです。
褒めるほどのことでなくても、気長に褒め続けることで、旦那も家事や育児に積極的になるかもしれません。また、家族と過ごす時間を作るために、趣味やこだわりを押し通すといった自分本位な言動を改める可能性があります。
聞き流す
めんどくさい旦那が理不尽な理由で文句を言ってきたり、説教を始めたりしたら、軽く相槌を打ちながら聞き流してしまいましょう。旦那からの一方的な主張に言い返したくなるかもしれませんが、自分の非を認めない旦那への反発は労力を無駄にするだけです。
それよりも「また言ってるわ」くらいの気持ちで軽く受け流すほうが、余計なストレスを感じずに済むはずです。また、妻が言い返してこないと、旦那も説教をすることに張り合いをなくして、めんどくさい言動をやめるかもしれません。
話し合う
旦那のめんどくさい言動がストレスで、どうしても我慢できない場合は、旦那にそのことを伝えて話し合う必要があります。その際に自分の気持ちだけでなく、旦那の言い分にも耳を傾けてみましょう。
旦那のめんどくさい言動の裏には、職場などで受ける大きなストレスが隠れている場合があります。また、妻にとっては、ただのめんどくさいこだわりに感じられても、旦那にはこだわるだけの譲れない理由があるのかもしれません。
夫婦ともにこれからも一緒に暮らしたいと考えているなら、お互い譲歩できないか知恵を絞ってみましょう。夫婦の話し合いだけでは解決が難しい場合は、カウンセラーといった専門家への相談も検討しましょう。
逆の立場を経験してもらう
自分の仕事に比べたら、妻がやっている育児や介護は楽だと考えている旦那には、一度それらを体験してもらう機会を作りましょう。「どうしても出かけないといけないから福祉支援サービスを利用したいけど、これだけお金がかかる」と言えば、節約したい旦那は1日くらい交代してくれるかもしれません。
実際に経験すると妻の苦労がわかり、妻が休んでいる時間を邪魔するといっためんどくさい言動をやめるはずです。また介護をする相手が旦那の親である場合、妻だけに押し付けず、自分の問題として向き合うようになるでしょう。
旦那がめんどくさいときは適度に受け流そう
遠藤 裕子
男性は多かれ少なかれマザコンで、女性に母親役を求めて甘える面倒くささを持ち合わせています。「しょうがないわね」と上手く受け流したり、「男なんてそんなもの」と割り切れたりするなら問題ありません。
しかし、生活をするのが苦痛、困難と感じるならば、精神疾患やアダルトチルドレンに起因する場合があります。一人で悩まず専門家にご相談ください。問題解決に役立つ知識や情報、有効な対処方法が分かりますし、話すだけで気持ちも楽になります。
遠藤 裕子
これまで2,000人以上の相談実績を持つ離婚カウンセラー。
過去に年間1,600件の調査を担う探偵事務所にいた経験から、多角的な現状分析、効果的な問題解決方法の提案に定評がある。
自身でも夫の浮気を経験し、夫婦関係を修復したことから、夫婦問題の解決まできめ細かいサポートに注力している。
【保有資格】
日本家族問題相談連盟 離婚カウンセラー
NLPマスタープラクティショナー
LABプロファイルプラクティショナー
ホームカウンセラー