いつも不機嫌な表情の妻がめんどくさいと感じている夫は少なくないようです。中には妻を放置している夫もいますが、それでは妻の愛情が冷めてしまうかもしれません。夫にはなかなか理解できない妻の不機嫌な理由と、「めんどくさい」と感じたときの対処法を紹介します。
妻が不機嫌でめんどくさい…疲れた…と感じたら
特に喧嘩をしたわけでもないのに、朝から妻が不機嫌な表情をしていることはありませんか?朝は機嫌よく家を送り出してくれたのに、夕方に帰宅すると別人のように不機嫌になっていたということもあるでしょう。こんなとき、夫はたいていどうしたらよいのか分からず、困惑するか、「相手をするのがめんどくさい」と自分もイライラして怒ってしまいます。
夫は、理由もなく不機嫌になっていると思っているかもしれませんが、妻には不機嫌になる理由があり、もしかすると夫にも原因があるのかもしれません。妻が不機嫌になる理由や、不機嫌な妻がめんどくさいと感じたときの対処法をカウンセラーが紹介します。
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妻が不機嫌になりやすいのはなぜ?
妻が不機嫌になる理由には、大きく3つあります。
・生理などで体調が悪い
・育児や家事で忙しい
・夫が家事を軽んじている
こうした理由で妻のストレスが溜まっているときに、夫が妻の変化に気付かず能天気なことを言ったり、妻の神経を逆なでしたりすると、妻は怒りを爆発させることがあります。たとえば、家に帰って妻の顔を見るなり、「あれ、まだご飯できてないの?じゃあ、風呂は?」などと言って、妻の逆鱗に触れた経験はありませんか。
夫は「どうして?俺は何も悪いことはしていないのに」と思うかもしれませんが、妻の側には激怒するだけの立派な理由があります。まだ、気づかない鈍感な男性のために、妻が不機嫌になる理由を詳しく説明しましょう。
生理などで体調が悪い
妊娠と出産をする女性は、ホルモンバランスの影響を大きく受けます。妊娠や出産を機に精神的に不安定になる女性もいますし、閉経後に体調を崩す人もいます。そして、なんといっても月に1回の生理は、個人差はありますが、女性の心身に大きな影響を及ぼします。
男性は生理と聞くと、出血して貧血を起こしたり、お腹が痛くなったりといったイメージを持つかもしれませんが、それだけではありません。ほかにも疲労感や発熱、不眠、冷え性の悪化などさまざまな症状が現れ、怒りっぽくなったり気分が落ち込んだりする人もいます。
こうした症状が生理前に強く現れることもあり、これを月経前症候群(PMS)と言います。PMSの原因はよく分かっていませんが、女性ホルモンの分泌量が関係しているのではないかとみられています。女性はこうした心身のつらさに耐えているだけでなく、突然現れる症状に自分自身も戸惑いや苛立ちを覚えていることがあるのです。
育児や家事で忙しい
育児や家事はほかの作業のように、手際よくてきぱきと進めるのが難しいものです。自分なりに、段取りを決めていても、突然の来客や電話で予定が狂ってしまうことがありますし、小さな子供の子育て中であれば、いつ何が起こるか分かりません。仕事もしていれば、さらにやらなければならないことが増えていきます。
忙しいと、ストレスもたまり疲れた気分もなかなか抜けません。計画していたことの半分もできず、イライラすることもあるでしょう。あまりの忙しさに「もう限界だ」と感じ、不機嫌になってしまうこともあるのです。
夫が家事を軽んじている
夫の中には「ごみの日にはごみ出しをしているよ」と言って、自分は家事の手伝いをしている気分になっている人がいますが、多くの場合、それはただの勘違いです。「ごみを出す」というのは、ただ単にごみの入った袋を集積場まで運ぶだけではありません。
ごみを出すまでに、妻はごみを分別し、家中のごみ箱からごみを集め、ごみ箱に新しい袋をセットし、ごみ箱が汚れていたら拭いたり洗ったりしています。果たして夫はそこまでやっているでしょうか(やっていれば合格です)。こうした、いわゆる「名もなき家事」の存在も知らずに、夫が家事の大変さを理解していないと妻は苛立ちを覚え、ストレスも溜まります。
出典: リコ活MEDIA
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妻が不機嫌でめんどくさい時の対処法は?ほっとくのは逆効果?
妻は夫の気付かないところでストレスを抱えながら、家事や子育て、仕事と家事の両立に奮闘しています。そんな妻が「ああ、もう限界」と感じているところに、夫がのんきに「ご飯はまだ?」「家の中が散らかっているね」「ごみ出しをしてやっているから助かるだろ?」などと言うから、妻の怒りを買うのです。
夫はそんな妻を「理由もなく不機嫌になってめんどくさい」と感じるかもしれません。しかし、そうした妻を放置していると妻の愛情が薄れてしまう恐れがあります。妻が不機嫌なときの対処法を説明します。体験談で妻の本音も紹介しますので参考にしてください。
妻の気持ちに共感しながら話を聞く
会話をするとき、男性は解決策を求めるが、女性は共感を求めると言われます。例えば、男性が誰かに「困ったな」と言ったとき、問題の解決方法を求めているのに対し、女性は「困っているの?それは大変ね」と自分の気持ちに寄り添ってほしいと思っています。
ですから、夫も妻が不機嫌そうな顔をしていたら、まずは「どうしたの?元気がなさそうだけど、今日は大変だった?」と聞いてみましょう。そして、妻が話をしてくれたら、「そうか、そうか」と話を聞いて「それは大変だね。お疲れ様」とねぎらいましょう。アドバイスなどは必要ありません。ただ、妻の話を聞き、共感するだけでいいのです。
もちろん、ときには深刻な話もあれば、夫への愚痴もあるでしょう。そんなときもまずは「気づかなくてごめん。大変な思いをさせたね」などと言って妻の気持ちをいたわることを優先しましょう。
話を聞くときにすぐに「そんなに悩んでるんだったら、こうしたら?」とかいう解決策は求めてないんです。例えば「今日生理でしんどい日だった上に子供が不機嫌で大変だった」って話したら「そんなにしんどいんだったら病院行ったら?」って言うんです。
そういうことじゃなくて…「しんどいときに不機嫌になられると大変だよね」とか「生理しんどいね」とか、共感してほしいんです。
感謝の気持ちを持つ
家事をほとんどしない男性を夫に持った妻は毎日、「名もなき家事」と格闘しています。そんな妻に感謝の気持ちをもちましょう。誰だって感謝されれば、悪い気はしません。逆にどんなに頑張っても、誰にも認められなければ、自信を失い、嫌気がさしてくるものです。
改まって、あれこれ言う必要はありません。「いつもありがとう」の一言で十分です。妻が不機嫌な表情をしていたら、体をいたわりつつ、感謝の言葉を伝えましょう。少しは機嫌を直してくれるはずです。
いつも旦那は「俺が働いているからこんな立派な家に住めてるんだぞ」って家族の前で言うんですけど、あなたがどんなときでも安心して働けているのは私が家事・育児をしているからでしょって腹が立っちゃって。うちは共働きですが、家事・育児すべて私が1人でこなしています。
旦那の方が稼ぎはいいので感謝していますが、たまには私にも感謝の気持ちを持ってほしいです。
言葉だけではなく態度でねぎらう
妻の機嫌が悪いとき、「俺、何か悪いことをした」と聞く夫がいますが、この言葉は不機嫌な妻に対して最悪の言葉です。妻は「何もわかっていないのね」と反発するだけです。もちろん、見て見ぬ振りをして放置するのは、妻の感情を逆なでするだけでしょう。
「いつもありがとう」と感謝の言葉を伝えたら、次はもう一歩、感謝の気持ちを態度や行動で表現しましょう。妻に言われなくても自分から育児や家事を行う。特に生理などで体調が悪そうなときは、「今日はゆっくり休んでいて」と言って妻の代わりを務めましょう。誕生日や結婚記念日にプレゼントをしても喜ばれます。
「たまには息抜きをしよう」と言って、食事やショッピングに誘うのも、妻にとってうれしいねぎらいになるはずです。日頃溜まったストレスも解消することでしょう。
私だけバタバタ動き回っていて、旦那がぼーっとしてたので、わざと旦那に対して「あ〜忙しいわ〜」って不機嫌そうに伝えたら「なんで不機嫌なん?」って。
そこは「休みやから俺も手伝うわ」「休みやのにいつもありがとう」って言うべきでしょ。それだけで救われるのに。
家事や育児に積極的に関わる
「妻の不機嫌の原因は、家事を手伝わない自分にあるのでは?」。ここまで読み進めて、そう思った男性はいませんか。自分に心当たりがあるのなら、それは十中八九間違いないでしょう。すぐに、育児や家事に関わっていくことをおすすめします。
「仕事が忙しい」とか「邪魔になるのでは」と言うのは言い訳です。妻も忙しい中、家事や育児をしていますし、妻の邪魔をせずにできることは数多くあります。それほど家事は多岐にわたっているのです。家事や育児を一緒にやれば、苦労を共有でき、小さな子供がいれば、成長の喜びも分かち合えます。共通の話題もできて夫婦の絆はより固く結ばれることでしょう。
いつも夫は「仕事で忙しいからその時間には帰れない」「疲れているから」と言うので、家のことはすべて私がしています。私だって夕方まで仕事して、その後は家事と育児してって暇じゃないから。
休みの日くらいは子供を朝起きて朝食を済ませてくれたり、公園に遊びにいってくれたら、楽になるのに。
夫婦の間のルールについて話し合う
妻ができるだけ不機嫌にならないようにするため、互いに心地よく生活するためのルールを決めるのもいいでしょう。家事の分担や休日の過ごし方、妻の体調がすぐれないとき、夫はどうすればいいのか、そうしたルールを決めておけば、少なくとも「夫が非協力的だ」と妻が不満を抱くことはなくなります。
ルールを決めるところまでいかなくても、お互いが相手にしてほしいこと、自分が何ができるのかを話し合うことは、夫婦にとって有意義です。ただし、話し合いをするときは、できるだけ妻の話を聞き、共感を示すことを忘れないでください。自分の意見を通すのではなく、互いに歩み寄り折り合うことが大切です。
育児は率先してくれるけど休日だけだし、家事はスルーの旦那。結婚当初はその時に手が空いた方がやるって決めたけど、結局やってるのはほとんど私です。きちんと家事の分担も決められれば、こんなに不満ばかり出てこないはず。
対処法を知っても、自分の妻にはどの対処法が効果的なのかわからない方もいるはずです。
リコ活のカウンセラー相談では、夫婦関係における問題点を明確にして一緒に対処法を考えていきます。最近は、男性からのご相談も増えています。ぜひ初回のオンライン相談をご利用ください。
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妻が不機嫌でめんどくさいときは、妻の気持ちに寄り添おう
妻が不機嫌な表情をしていると、夫はどうしても「めんどくさい」と感じがちです。それは妻の気持ちを理解していないからです。体の違いから夫には理解できないこともありますが、それだけでなく、原因は夫の言動にあるのかもしれません。
妻が不機嫌なときこそ、妻の気持ちを理解することに努めましょう。夫が感謝といたわりの気持ちで接すれば、妻の気持ちも和らいでいくはずです。
リコ活ではマンツーマンのカウンセリングだけでなく、ご夫婦一緒のペアカウンセリングに対応しています。一人で抱えきれない悩みや不満をリコ活カウンセラーに吐き出して、気持ちの整理をしませんか。
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弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所(東京弁護士会所属)
2009年の事務所開設以来、女性側の離婚・男女問題の解決に注力しています。年間700件以上、累計5000件以上の相談実績があり、多様な離婚のノウハウを蓄積。経験豊富な男女20名の弁護士が所属し、新聞・テレビ・雑誌・Webなど多くのメディアからの取材も受けています。