「夫と意見が合わない」と悩んでいる妻は少なくありません。将来の生活や子供の教育など大事な話し合いで互いに妥協せず、譲らないままでいると、心身ともに疲れてしまうことがあります。夫と意見が合わないと感じる瞬間や夫と意見が合わないときの対処法などを紹介します。
夫と意見が合わなくて疲れた…
夫と意見が合わないと悩む妻は少なくありません。ファッションの好みや休日の過ごし方なら我慢したり、譲り合ったりしながらなんとかなりますが、マイホームの購入や家計の分担など生活設計に関わることや、子育ての方針に関わる課題など、大きな決断をめぐる意見の相違なら一大事。やり直しがきかないだけに、慎重に判断しなければなりません。
しかし、価値観や考え方が根本的にあわないと、話し合いをしても、なかなか互いに妥協できません。話が一向に進まず、こじれてしまうと心身ともに疲れてしまい、夫婦関係もうまくいかなくなるケースもあります。なかには離婚を考え始める妻もいるので、あまり深刻に悩まないことも必要です。
子育てで旦那と意見が合わない時って話し合うべきなんだろうけど、結局意見が合わずに終わる事が多い
私の好きなようにって言われるけど、放置してるだけだろって感じ🙄
月に5日くらいしかいないのに怒る意味がわかんない
家買う話になったら全く意見合わない。イライラしかしない。折り合いつかないだろうからもう一生賃貸生活かな。マイホームの夢バイバイ👋結婚生活は我慢の連続だね。いつもいつも向こうに決定権があって、私はこの人のためにあといくつの夢を諦めないとだめなんだろう?
夫と意見があわないとき、円満に解決するにはどうすればいいのか、対処法を紹介します。
夫と意見が合わないと感じる瞬間は?
妻が夫と意見が合わないと感じるときは、どのようなときなのでしょうか。よくあるシーンを紹介します。
相手が自分の意見を曲げないとき
夫の中には、妻に対し「絶対に自分が正しい」と言い張って一切妥協せず、自分の意見を押し通そうとする人がいます。こうした夫は、妻の言い分を最初から聞こうとせず、何を言っても無視する人さえいます。
こうした夫は妻を見下している可能性があります。もしかするとモラハラ気質があるのかもしれません。本当は自分に自信がなく、会社でも自分の意見がほとんど採用されないので、妻にだけは強い態度で接して自尊心を保とうとしている可能性もあります。
いずれにせよ、夫が「自分が正しい」の一点張りで意見を曲げないのなら、妻が折れるか、結論を出すのをあきらめるか、どちらかしかありません。こんなとき、妻は「夫と意見が合えば楽なのに」と考え、精神的に疲れてしまいます。
価値観が根本的に違うと感じた時
しつけや高校・大学の進路など、子育てに関して意見が合わないときは、夫と妻で根本的な価値観が異なる場合があります。このときも、2人の意見を一致させるのが難しく、夫婦関係を悪化させる可能性もあります。
多いのは、子供が失敗しないよう、できるだけ親が干渉したほうがいいと一方が考え、もう一方はある程度、放任して自立させたほうがいいと考えている場合です。たとえば、妻が干渉主義で、夫が放任主義の場合、子供のしつけをめぐって、妻は「もっと、あなたからも叱ってよ」と言い、夫は「そんなにガミガミ言うことないだろう」と反論します。
進路をめぐっても、妻は具体的な学校名を挙げて進学先を勧めるのに対し、夫は「自分の好きな学校に行ったらいいだろう」と言うので、子供はどちらに従えばいいのか困ってしまうこともあります。自分の価値観は容易に変えられないので、意見を合わせるのは、かなり難しいでしょう。
温度差が違うと感じた時
問題に対する関心度の高さ、優先度の違いが温度差となり、意見が合わないこともあります。たとえば、どちらか一方が「いつかはマイホームに住みたい」と熱望しているのに対し、もう一方は「賃貸で構わないし、いずれは実家で親と暮らせばいい」と考えている場合は、マイホーム購入の相談を持ち掛けても、話が合いません。
子育てでも「私立中学に通わせて、エスカレーターで大学まで行ってほしい」という親と、「どこの学校に通っても、本人の勉強次第」と考えている親では、絶対に意見が合いません。小学生の娘の中学受験の話を始めても、一方は全く関心を示さないでしょう。このように関心事に対する温度差が違うと意見がなかなか一致しません。
夫と意見が合わない時の対処法は?
夫と意見が合わないとき、どのように対処すればいいのでしょうか。夫婦関係を損なわずに意見を一致させるための対処法を紹介します。互いの考え方や事情を考慮して参考にしてください。
ただし、意見が合わないからと言って、自分の意見を押し通そうとしたり、相手を論破したりしようとしてはいけません。相手の意見もよく聞き、お互いが納得できる解決法を探ることが重要です。
目的とゴールを擦り合わせる
意見が合わないときというのは、なんとなく漠然とイメージだけで話をしていることが多いものです。たとえばマイホームの購入であれば、どのような暮らしを送りたいのか、住宅ローンはいつ頃までに払い終えたいのか、自分たちの親の老後とどのように関わっていくのか、など前提となる条件があるはずです。理想ばかりでは、話は現実的になりません。
進路の選択でも、勉強するのは子供ですから、最も優先することは子供の意思です。そのうえで、通学距離や学費を検討し、親の経験や知識に基づくアドバイスをすればいいでしょう。決して、親の理想を押し付けてはいけません。
最初に目的やゴールを擦り合わせれば、話し合いをしやすくなります。マイホームであれば、なぜマイホームに住みたいのかが目的で、老後をどう送りたいのかといった将来設計がゴールです。そこを明確にすれば、互いに歩み寄ることも可能でしょう。
結局結論はしっかりとは出なかったけど、逃げずに話すということは大切だなぁと思った。まずは夫と意見の擦り合わせができたので良かった。
折衷案を検討してみる
互いに「どちらが正しいのか白黒をつける」「相手を論破して、こちらの言い分を飲ませる」といった姿勢では、話し合いもまとまりません。話し合いはどちらも納得できる形でまとめなければ、感情的なしこりが残ります。
話し合いがまとまらず平行線のときは、お互いが納得できそうな折衷案を提案してみましょう。互いの考えを盛り込んだ案を示すことで、話し合いが進むかもしれません。
復帰後の勤務時間について旦那と話し、折衷案で一時間短、慣れたら30分時短にすることにしました。 なお一時間時短は旦那の提案、30分時短は私の希望です。
意思決定をする範囲を分担する
話し合いをしても、どうしても意見が合わないときは、互いに譲れない部分だけ決定権を持つという方法もあります。こだわりが強く「ここだけは譲りたくない」というところは自分が担当として全て決め、ほかの部分では譲歩するというやり方です。
マイホーム購入であれば、「内装にはこだわりたいので、内装だけは任せてほしい」とか、「住む地域だけは決めさせてほしい」といった譲れない部分はあるはずです。そこだけは自分で決められれば、あとは譲歩できるし、もともと夫と意見がそう変わらないと言う場合もあるでしょう。問題を細分化することで、解決できることもあります。
私たちみんな譲れない趣味があります。
夫:麻雀(雀荘でバイトするほど好き)←結婚してからお金は考えてません
妻:オタク活動(同じ映画3回は見に行く🙏)← 最近はハイキューに捧げました。
これだけは節約しないと決めて済みます夫婦円満の秘訣かも😁
時間を置いてから話し合う
どんなに話し合っても意見が合わない場合は、しばらく問題を先送りするのも一つの手です。相手の意見に納得できない場合、意固地になって自分の意見に固執することもあります。そんなときは冷静になって考えることができません。時間を置けば、「相手の話に耳を傾けなかったな」と反省し、考えが変わることもあります。
また、時間があれば、自分の考えを整理できますし、改めてさまざまな情報を調べてみて、新たな知識を得ることもありますし、自分の思い違いに気が付くこともあります。そうして、改めて2人で話し合えば、意外と簡単に意見が合うかもしれません。急がない問題であれば、時間が解決してくれることもあるのです。
相手の話をよく聞いて、分かろうとする気持ちが第一歩。あとは、長年一緒にいれば、時間がかかることが多いです。
第三者も交えて話し合う
2人で話し合いをしても意見が合わないときは、第三者を交えて話し合うのも一つの方法です。両親や親戚などの身内や、共通の友人を間に入れてもいいですし、子供の進路に関することなら、2人で塾に相談してみると良いアドバイスが受けられるかもしれません。マイホームの問題なら、不動産会社や住宅メーカーが開く住宅相談会に参加してみてもいいでしょう。
何を話し合っても意見が合わずに疲れてしまった、離婚も考えているという場合は精神的に疲れているのかもしれません。モラハラやDVがない限りは、問題解決は先送りにして、少し休んだほうがいいでしょう。カウンセラーに相談すると、効果的なアドバイスを受けられるかもしれません。
夫婦の問題って閉鎖的な家庭内で起こる事だから、そこに第三者の視点を入れることってとても有益だなと実感。
今後も暗いトンネルの中みたいに関係性がにっちもさっちも行かなくなったと感じた時は、また利用してみようと思ったよ。高いけどその価値はあった!✨
夫と意見が合わない時は一番の方針を決めることから
いくら夫婦とはいえ、全ての意見が一致するわけではありません。多少の考え方が違っても、同じ目標に向かって協力して歩んでいくのが夫婦です。意見が合わないときは、今の2人にとって何が大切なのか、将来どうしたいのかをよく話し合いましょう。ゴールが決まれば、そこへたどり着くまでの道のりはさまざまです
どうしても意見が合わず、離婚したいと考えている人は、家族問題に詳しいカウンセラーに相談してみましょう。また、意見が合わないだけでなくモラハラやDVもあって耐えられないときは、早めに弁護士に相談することが大切です。