【体験談】旦那をATM扱いし続けても幸せ?なぜ離婚せずに旦那をATM扱いするの?

「旦那はATMと割り切り生活している」と言う妻がいます。「旦那にはお金だけ出してもらえれば、それでいい」という考え方ですが、なぜ離婚せずにそのような生活を続けるのでしょうか。夫に対する愛情を失いながらも離婚せず、夫をATM扱いする妻の心理を説明します。

目次

  1. 「旦那はATM」と考える妻は意外と多い...?
  2. 「旦那はATM」と言う妻が離婚しない理由とは?
  3. 経済的に一人ではやっていけないから
  4. 子供に苦労をさせたくないから
  5. 世間体が気になるから
  6. 離婚の話し合いが面倒だから
  7. 夫が離婚に応じてくれないから
  8. 妻が夫をATM扱いしはじめるきっかけとは
  9. 夫が子育てや家事に非協力的
  10. 夫とのすれ違いに疲れてしまった
  11. 夫への愛情が冷めた
  12. 夫のモラハラがひどい
  13. 夫に裏切られた
  14. 【体験談】「旦那はATM」と割り切っている妻はどう感じている?
  15. 子供の幸せだけを考えたい
  16. 家庭以外に居場所を見つけている
  17. 夫に期待をするのをやめた

「旦那はATM」と考える妻は意外と多い...?

「もう旦那への愛情はないけれど、離婚もしたくないので、旦那はATMだと思って割り切っている」と言う妻がいます。夫はお金を引き出すだけの自動預け払い機(ATM)のようなものだというわけです。

夫も「妻は家政婦、自分はATM 」と割り切っているのなら、そうした夫婦関係でも問題はありません。しかし、夫が「自分は家族のために仕事をしている。家族も自分を頼りにしている」と信じている場合、妻にATM扱いされていると知ったらショックを受けるでしょう。

どうして、妻は「旦那はATM」などと考えるようになるのでしょうか。「お金さえあれば、愛情なんてどうでもいい」と考えている妻もいるでしょうが、「旦那から冷たくされているが、事情があって離婚できず、ATMと割り切るしかない」という妻も中にはいます。「旦那はATM」と割り切る妻の心理や本音などについて説明しています。

「旦那はATM」と言う妻が離婚しない理由とは?

普通は「旦那に愛情がなくなって、ATMとしか思っていない。ただの金づる」と言っている妻がいれば、「そんなに嫌なら離婚したらいいのに」と考えます。しかし、夫をATMと割り切るには、それなりの理由や事情があります。夫をATM扱いする妻によくある事情を5つ紹介します。

経済的に一人ではやっていけないから

離婚しても経済的に一人で生活していく自信がない場合、妻は夫をATMと割り切り、表面上は結婚生活を続けようと考えます。特に専業主婦で、働いた経験が乏しい場合は、働いて生計を立てることに不安を覚えます。両親や親類など頼る人がいない場合も離婚には踏み切りにくいでしょう。

夫の収入が高く、贅沢な暮らしに慣れてしまったため、豊かな生活を手放したくないと考える妻もいます。夫の仕事が忙しく、家にいる時間が少ないと、妻は気ままに生活できます。そうした生活は手放しがたいものです。

子供に苦労をさせたくないから

子供がいる場合、子供のことを考えて離婚をためらう妻もいます。養育費をもらえる可能性があるとしても、子供の進学などを考えると、それだけで十分だとは限りません。経済的な理由で、子供に夢をあきらめさせたり、苦労させたくないと考えるのは親心です。

特に子供がまだ小さい場合、育児をしながら働くのも経済的に大変です。子供が父親にも母親にも懐いていて、離婚によって親と引き離すのはかわいそうだと感じることもあるでしょう。こうして「子供のために、旦那はATMと割り切って、我慢しよう」と考える妻もいます。

世間体が気になるから

離婚する夫婦は珍しくなくなったと言っても、いろいろと世間体が気になるという妻も少なくありません。近所の目は引っ越しすれば避けられますが、仕事先や両親、親類などには離婚の理由を説明しなければならないでしょう。引っ越し先でも、離婚したことを知られ、なんとなく肩身の狭い思いをすることもあります。

友人に対しても「内心は離婚した私を快く思っていないのでは」と疑心暗鬼になる妻もいます。このため、離婚して周囲の目を気にするくらいなら、「旦那はATMと割り切って結婚生活を続けるほうがマシ」と考える妻もいます。こうした妻の中には、家の外では夫婦仲の良さをアピールする人もいます。

離婚の話し合いが面倒だから

離婚するには、夫婦が話し合い、互いに離婚に合意するのが基本です。こうして話し合いで離婚を決めることを「協議離婚」と言います。しかし、離婚の合意といっても、離婚しなければならない理由や財産分与の方法に加え、子供がいれば、親権や養育費など決めなければならないことがあります。

離婚することには合意したものの、条件をめぐって折り合いがつかず話し合いが長引くことも少なくありません。こうした話し合いを面倒だと感じる妻もいるでしょう。また、いろいろ検討した結果、自分に有利な条件では離婚できないようだと判断し、夫をATMとして割り切って結婚生活を継続しようと考えることがあります。

夫が離婚に応じてくれないから

夫と離婚しようとしても、離婚に応じてもらえないこともあります。離婚は夫婦の話し合いで決める協議離婚が基本ですが、話し合いがつかない場合、家庭裁判所に間に入ってもらう「離婚調停」を申し立てるという方法もあります。離婚調停では、家庭裁判所の調停委員が間に入り話し合いを進めます。

離婚調停でも合意できなければ、後は「離婚裁判」しか手段は残されていませんが、裁判で離婚を認めてもらうのは容易ではありません。離婚するに十分な理由があり、それによって夫婦関係が破綻していると証拠を示して証明しなければなりません。弁護士に代理人を依頼する必要もありますし、手間や費用を考えて離婚を断念する妻もいます。

また、夫をATMと割り切ると言っても、そうした目で夫を見ていることに、潜在意識として夫に罪悪感を覚える妻もいるものです。こうした妻は無意識に離婚を避けることがあります。

妻が夫をATM扱いしはじめるきっかけとは

妻はどのようなことがきっかけで夫をATM扱いし始めるのでしょうか。よくあるきっかけを5つ紹介します。

夫が子育てや家事に非協力的

夫が子育てや家事に非協力的だと、妻はしだいに不満を募らせ、夫への愛情も薄れていきます。妻が育児に必死になっているのに、夫が何も手伝おうとせず、仕事や趣味に没頭しているといったことが続くと、妻は「旦那にはお金だけ持って帰ってくれればいい」と考えるようにもなるでしょう。

最初は妻も「夫も頑張って働いてくれているから」と考えていても、あまりに非協力的な態度が続くと不満が爆発し、「旦那はただの金づるでATM」と割り切り、夫に期待するのをやめてしまいます。

夫とのすれ違いに疲れてしまった

夫婦の互いの考え方や価値観があまりに違い過ぎると、結婚生活を続けていくうちにすれ違いも増えていき、不仲の原因となります。最初は互いの隙間を埋めようと努力していても、しだいに疲れて関係修復をあきらめてしまうことがあります。

関係修復をあきらめた妻がまず考えるのは離婚で、次に「旦那はお金だけを持ってくる存在で、ただの同居人と考えよう」ということでしょう。こうして関係修復をあきらめ、離婚もできない妻は夫をATM扱いし始めます。

夫への愛情が冷めた

夫への不満やすれ違いによるストレスや疲れが蓄積すると、妻は夫への愛情が冷めてしまいます。夫への愛情がなくなれば一緒に暮らす意味もなくなるのですが、子供の養育や今後の生活などを考えると、簡単には踏み切れません。すると、家庭内別居や仮面夫婦という生活を選ぶことになってしまいます。

家庭内別居にしろ、仮面夫婦にしろ、一緒に暮らす大きな理由は経済的なつながりです。妻は夫に生活費を出してもらう必要がありますし、夫も最低限の家事や育児はしてほしい。こうした打算的な関係から、妻も「旦那はATMだ」と考えるようになります。

夫のモラハラがひどい

夫によるモラハラがひどく、夫の冷たい仕打ちや暴言に耐えている妻の中にも「旦那はATM」と考えて結婚生活を続けている人がいます。モラハラはDVや浮気などと違い、証拠が残りにくく裁判を起こしても離婚するのが難しいため、自分に有利な証拠をそろえながら、当面の間、夫をATMと割り切るという妻もいるでしょう。

モラハラ夫は冷たい態度や暴言によって妻の自信を失わせ、妻を精神的に支配しようとします。これに対し「旦那はATM」と冷めた考えで夫に接していれば、夫の思惑通りに支配されることもないでしょう。

夫に裏切られた

夫の裏切りによって、妻の愛情がいっぺんに失われることがあります。浮気や不倫はもちろん、妻との約束を破ってギャンブルをしたり、隠れて多額の借金をしていた場合も妻は裏切りと感じます。

夫に裏切られた妻はまず離婚を考えるでしょう。浮気や不倫、家計に影響を与えるほどのギャンブルや多額の借金であれば、離婚は難しくない可能性があります。しかし、仕返しするため夫をATM扱いして、贅沢しようと考える妻もいます。こうした妻は「金の切れ目が縁の切れ目」。夫にお金がなくなれば、さっさと離婚するかもしれません。

【体験談】「旦那はATM」と割り切っている妻はどう感じている?

「旦那はATM」と割り切っている妻は、内心でどのようなことを考えているのでしょうか。妻の気持ちや心理を体験談とともに紹介します。

子供の幸せだけを考えたい

子供がいる場合、子供の幸せだけを考え、嫌いな夫との生活も我慢しようと決める妻もいます。夫は子供の夢や願いをかなえるための金づると考えれば、多少のことには腹も立ちません。この場合、妻は子供が自立したら離婚しようと考えていることもあります。

夫は家事や育児に非協力的で、過去には不倫をしたこともあります。そんな夫への愛情はとっくに冷め、顔を見るのも嫌なほどですが、子供のことを考えると夫の経済力は絶対に必要です。

子供に好きな習い事をさせたり、望む学校へ行かせてあげたりするには私1人の給料では難しいのが現実。子供が成人して就職するまでは我慢して、その後夫と離婚しようと考えています。

家庭以外に居場所を見つけている

夫との同居生活が苦痛でも、職場やサークル、実家など楽しく過ごせる場があれば、我慢して結婚生活は続けられます。サークル活動などに費用がかかる場合は、ATMとして夫の存在も重要です。

夫とは価値観や考え方が合わず、一緒にいてストレスが溜まることばかりです。一時は離婚も考えていましたが、職場のテニス同好会に入ってから夫との不仲が気にならなくなってきました。

体を動かしたり、仲間と笑い合ったりしていると家でのストレスが発散されます。仲間と遊ぶことが増え、お金がかかるようになったので、夫をATMだと割り切って多くを求めないことにしました。

夫に期待をするのをやめた

育児や家事を手伝ってくれない夫への不満が溜まった場合、夫に期待するのをやめるとストレスが解消する場合があります。夫が何かをしてくれると思うから腹が立つのであり最初から期待していなければ、何も感じません。そんな妻が夫に期待するのはお金だけ。ATMの役割でしょう。

私が専業主婦だからか、夫は育児・家事にノータッチです。以前、子供が体調を崩して病院へ連れて行って帰りが遅くなったとき、夫はとっくに帰宅していたので「せめてご飯くらいは炊いてくれているだろう」と期待していたのですが、

何もしていないどころか「ご飯まだ?」と聞かれて無性に腹が立ったことがあります。それ以降、夫には何も期待しないことにしました。夫は家にお金を入れるだけの存在、そう思えば腹も立ちません。

「旦那はATM」と割り切るのも一つの手だが、夫婦関係に悩んだら専門家に相談を

夫への愛情がなくなったものの、離婚には踏み切れないという場合、「旦那はATM」と割り切り、夫が稼ぐお金だけを頼りに生活を続けるのも一つの方法です。しかし、そうした生活は果たして幸せだといえるでしょうか。嫌いな男性と一緒に暮らすくらいなら、経済的に苦しくても離婚したほうが幸せという場合もあります。

夫婦の事情はさまざまで、何がベストな選択なのか、一概に言うことはできませんが、夫婦の関係を第三者に公平な立場から判断してもらうことも必要です。夫に愛情が湧かない、夫と一緒にいるのが苦痛など夫婦関係に悩んだら、夫婦関係に詳しいカウンセラーに一度相談してみてはいかがでしょうか。

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