モラハラ夫は怒ると目つきが変わる?
モラハラ夫の特徴にはいくつかありますが、家庭の外で人と接するときは優しい温和な表情なのに、妻に対しては威圧的で冷たい態度を取ることが多いようです。モラハラの被害者の中には「モラハラモードになると、目つきが変わる」という人もいます。
モラハラ夫に特徴的な目つきとはどのようなものなのか、また、どのようなときに目つきを一変させるのか、体験談や対処法とともに解説します。
モラハラ夫の目つきの特徴は?
モラハラ夫は妻を見下し威圧して、自分の思い通りにしようとします。このため、目つきも冷たく陰湿になる傾向があります。
モラハラ夫によく見られる目つきを具体的に紹介しましょう。
爬虫類のようなギョロっとした目つき
モラハラ夫の目つきは「爬虫類のようだ」と言われることが、よくあります。相手の一挙手一投足をギョロっとした目つきでじっと見つめて粗探しをする様子に人間味が感じられず、被害者からは獲物を追う爬虫類のように見えるようです。
こうした冷たい視線で自分の行動を観察されると、「何か言われるのではないか」とビクビクしなから生活するようになり、妻は大きなストレスにさらされます。
威圧的な目つき
モラハラ夫は、妻が自分の思い通りに動かなかったり、何か失敗したりすると、激しい言葉で妻を攻撃します。そのとき、相手を畏怖させるため威圧的な目つきをするのが特徴です。
威圧的な目つきで妻に恐怖心や緊張感を植え付けることで、自分に決して逆らわず従順な人間にしようとしているのです。
目を細めて軽蔑するような目つき
目を細めて上から見下ろすようにして、いかにも妻を軽蔑するかのような仕草をするのもモラハラ夫の特徴です。モラハラ夫は自分より立場が上の人には従順ですが、自分より立場が下の人に対しては、あからさまに見下し、支配しようとします。目を細める目つきには「自分のほうがはるかに優れた人間だ」ということをアピールする意味があります。
真顔で生気のない目つき
モラハラ夫は真顔でいるときに、恐ろしく生気のない目つきで妻を見るときがあります。そのとき、モラハラ夫は妻を人ではなく、道端の石ころのように見ています。
モラハラ夫は自分の価値観に合致していないものを価値のないものと判断します。生気のない目で妻を見るとき、彼は妻を無価値の人間として扱っています。ですから、妻に対して何の感情も起きないのです。
笑顔でも心から笑ってない目つき
モラハラ夫は家庭以外では社交的で、周囲から良い夫だと思われるよう振る舞います。これは、周囲から評価されたいという気持ちの表れで「良い夫」だと言われることで自己肯定感を高めているのです。
このため他人と笑顔で接していても、心から楽しんでおらず、よく見ると目の奥が笑っていないことがよくあります。
モラハラ夫は目つきで見極めることが出来る?【体験談】
「目は口ほどにものを言う」と言われますが、モラハラ夫の感情の変化も目つきに現れることが多いようです。夫のモラハラに悩んでいる女性からも、目つきでモラハラモードに入ったことがわかるという声が上がっています。
しかし、モラハラ夫の嫌がらせは巧妙です。目つきだけでなく、言葉の選び方や声のトーン、態度などさまざまな方法で、妻を威圧するので目つきだけでは気づきにくいケースもあるようです。
見分けられる人もいる
モラハラ夫の言動を注意深く観察している妻は、目つきが変わることに気付いている人が多いようです。しかし、夫の表情を気にしすぎるとモラハラ夫の術中にはまります。ストレスをためないためにも、あまり気にせず、あえて気づかないふりをすることも大切でしょう。
最近、目立った動きはないけど、さっき、わたしがちょっと言ったことに対して怒りを感じたのがわかった。スイッチが入ると、目つきが変わるんだよなあ。あぁドキッとした〜。怖い。
徐々に変異して見分けられない人も多い
モラハラ夫は妻にしか分からないように、さりげなく雰囲気を醸し出して妻を威圧しプレッシャーをかけます。このため、いつ夫がモラハラモードに入るかわからず、周囲にも被害をうまく伝えらえないという妻もいます。
モラ夫にされた数々のモラハラを振り返ってみると、ほんとに陰湿で巧妙だなと思います。ド派手に一発ぶちかますようなことはあまりないので証拠が殆ど残らない。表情(特に目つき)や空気感、言い方などの積み重ねが多くて明らかに異常なのに言語化しにくい(なので他人に理解されにくい)
目つきの怖いモラハラ夫の対処法は?
自分の夫の目つきを見て、夫にモラハラ気質があることが分かったときはどうすればいいのでしょうか。モラハラ夫は、自分がモラハラをしていることの自覚が乏しく、多くの場合、自分は絶対的に正しく、妻の間違いを正すため、あえて厳しく接しているのだと思っています。こうしたモラハラ夫への対処法を紹介します。
まずは家族や友人に相談する
夫の言動がモラハラだと感じたら、まずは自分の家族や友人に相談してみましょう。モラハラ夫は外面が良いことが多く、最初は信じてもらえないかもしれません。このため、普段の言動を録音、録画しておくことが大切です。ただし、夫の両親への相談は避けましょう。夫の両親は自分たちの息子の肩を持つことが多く、両親もモラハラ気質である可能性もあります。
また、モラハラ夫は自分より立場が上の人に対し頭が上がらないという特徴があります。共通の友人や妻の父親が夫より立場が上だと、さすがのモラハラ夫も言う事を聞くかもしれません。
モラハラを自覚して改善してもらう
夫の言動はモラハラだと本人に直接指摘し、自分がいかにつらいかを伝えると、夫がモラハラを自覚する可能性があります。ただ、多くのモラハラ夫は自分の行為がモラハラであることを自覚していませんし、なかなか認めようとはしません。相当の覚悟を持って伝える必要があります。
また、たとえ自覚をしてもモラハラ気質は簡単には治りません。時間をかけて考え方や行動を変えていく必要があります。しかし、モラハラの自覚は本人が変わるための第一歩。妻としてしっかり支えていきましょう。
離婚も視野に入れる
モラハラ気質は簡単には治りません。そもそも本人にモラハラを自覚させることも非常に困難です。場合によっては別居や離婚を考えることも必要です。別居や離婚を切り出すことによって、本人がモラハラを自覚するきっかけとなるかもしれません。
周囲の評価を気にしているうえ、実は妻に依存しているモラハラ夫は、別居や離婚に抵抗するはずです。一度は反省する態度を見せるかもしれません。しかし、中途半端に夫を許してしまうと、夫は「離婚すると言っても口先だけだ」と考えてしまう可能性があります。相手に心からの反省を求め、言動を改めさせることが重要です。
モラハラ夫の目つきが変わったら要注意
モラハラ夫は、妻を支配し自分の思い通りにするために、常に妻の言動を監視し、失敗や過ちを見つけると勝ち誇った顔をして激しく攻撃します。そのときの目には、思いやりも温かみもありません。
妻を見下し、自分の方が優秀だというモラハラ夫の優越感は、その目つきに如実に表れます。夫の表情が冷たい目つきに変化したら要注意。モラハラの言動にしっかり対応しましょう。
弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所(東京弁護士会所属)
2009年の事務所開設以来、女性側の離婚・男女問題の解決に注力しています。年間700件以上、累計5000件以上の相談実績があり、多様な離婚のノウハウを蓄積。経験豊富な男女20名の弁護士が所属し、新聞・テレビ・雑誌・Webなど多くのメディアからの取材も受けています。