【疲れた】夫婦喧嘩ですぐ離婚と言う妻や夫の心理とは？言われたときの対処法

夫婦喧嘩のたびにすぐ離婚と言う妻や夫がいます。多くの場合、本気ではなく勢いで言ってしまったり、脅し文句のつもりで口にしてしまったりするようですが、言われたほうは嫌な気分になります。どうして、そんな言葉を口にしてしまうのでしょうか。

すぐ離婚と言う妻や夫はどのような心理状態なのか、また、脅し文句として離婚をちらつかせる妻や夫にどのように対処すればいいのかをカウンセラーが紹介します。

夫婦喧嘩のたびにすぐ離婚と言う妻や夫は、どのような心理状態で、相手に何を求めているのでしょうか。よくある心理を4つ紹介します。

夫婦喧嘩のたびにすぐ離婚と言う妻や夫は、離婚をほのめかしたり、ちらつかせたりすれば、相手は言うことを聞くと思っています。しかも、一度うまくいけば、その後何度も繰り返し、言う内容もエスカレートしていく可能性があります。

「離婚」と言えば自分の主張が通ると思っている人は、自分の意見が聞き入れられないと、大声を出したり、相手を無視したりして不満を示す傾向があるので注意が必要です。こうした傾向がある人は、モラハラ気質かもしれません。

自分に自信がなかったり、相手に依存していたりする人は、わざと相手を困らせて気持ちを確かめようとすることがあります。すぐ離婚すると言うのも、その一つで、相手に「離婚してほしくない」「そんなことをいわないでほしい」と言ってもらいたいと思っています。

離婚を平気で口に出せるのは、相手が絶対に「離婚しよう」とは言わないと思っているからで、実際に「離婚したい」と言われて慌てだすのは自分のほうです。実際、あっさり「いいよ、別れよう」と言われてしまい、都合が悪くなると激しく後悔するというケースも少なくありません。

すぐに感情的になって、思っていないことを勢いで口に出してしまう人も、すぐ離婚と言うことがあります。口下手で、思ったことを相手に伝えるのが苦手なタイプの人も、言葉に詰まって離婚を口にしてしまうことがあります。

どちらかが、相手は感情的になっていることを理解して冷静に対応できればいいのですが、夫も妻も感情的になるタイプだと大変です。どちらかが「離婚する」と言い出したとたん、感情的な言葉の応酬が止まらなくなるでしょう。

人は不満やストレスが溜まると、ふだんは冷静な人でも、つい感情的になってしまうことがあります。このため、すぐに離婚と言う妻や夫は、相手に不満が溜まっている可能性があります。

相手に不満が溜まっているということは、具体的にではないにせよ、漠然と離婚を考えたことがあるのかもしれません。不満を放置していると、本当に離婚を考え始めることもあるので、言われたほうは要注意です。

夫婦喧嘩のたびにすぐ離婚と言う妻や夫に、どのように対処すれば、すぐ離婚と言うのをやめてもらえるのでしょうか。効果が期待できる対処法を４つ紹介します。夫婦の事情や相手の性格に合わせ、試してみてください。

自分の主張を通すためなのか、ただストレスを吐き出そうとしているのか、すぐ離婚すると言う妻や夫の心理はさまざまですが、基本的な対処法は相手の話を聞いて、しっかり話し合うことです。実は相手も、心の中では話し合いを望んでいるのかもしれません。

話し合うときは、まず相手の話を聞いて、何が不満なのか、どうしたいと思っているのかを理解することが大切です。相手の意見を頭から否定し、自分の意見を押し付けるのは話し合いではありません。聞く姿勢に徹すれば、本心を話してくれることもあるでしょう。

ただ、相手がモラハラ気質の場合は話し合いにならないことが多いようです。なぜなら、モラハラ気質の人は、自分の正しさばかりを主張して、相手の話を聞こうとはしないからです。「これでは話し合いにならない」と感じたら、自分はモラハラの被害者ではないかと振り返ってみましょう。モラハラには別の対応が必要です。

夫や妻に「離婚する」と言われたら、しばらくしてお互いに落ち着いた頃を見計らって「本当に離婚したいの？」と聞いてみるのもいいでしょう。決して問いただしたり、怒ったりするのではなく、できるだけ軽くさりげなく口に出すのがポイントです。

ただ感情的になっていたときや、相手の気持ちを探ろうとしていただけのときは、「つい、言っちゃった」「いやあ、冗談だよ」などと笑ってごまかすかもしれません。そのときは「でも、結構傷つくんだよ」「もう言わないでね」とやはり軽い口調で言ってみましょう。軽く言っただけでも相手はドキリとするはずです。

これで、もし「離婚という言葉は相手を傷つけるんだ」「安易に口に出してはいけない言葉なんだ」と気付いてくれれば、すぐに離婚ということも減っていくでしょう。

夫や妻が感情を高ぶらせて、すぐ離婚と言う場合は、相手にせず聞き流すのも一つの手です。特に「離婚」という言葉に反応し、「そんなことを言わないで」「離婚なんてするわけないだろ」と言い返せば、相手は「旦那は離婚されると困るんだ」「妻は俺を必要している」などと満足するだけです。味を占めて何度も言ってくるでしょう。

「離婚する」と言われれば、気分を害し、頭にくることもあります。しかし本気で言っているわけではない話にいちいち反応するのは面倒です。「相変わらず、うちの旦那は感情をコントロールできないのね」「妻も不満が溜まっているのかな」などと受け流しておけば、腹も立ちません。効果がないとわかると、相手もそのうち、離婚を口にするのはやめるでしょう。

話をしたり、受け流してみたりしても効果がなく、すぐ離婚と言うのをやめない場合は、信頼できる友人や知人に相談してみましょう。夫婦問題に詳しいカウンセラーに相談してみてもいいでしょう。第三者に相談することで、冷静に夫婦関係を見つめ直せます。

もし、相手にモラハラ気質があるときは、2人の間だけで問題を解決することは簡単ではありません。できるだけ早く、カウンセラーや自治体の窓口などに相談したほうがいいでしょう。

すぐ離婚と言う妻や夫とは別れたほうがいいのでしょうか。実際に、離婚できるのかどうかを説明します。

離婚は、結婚するときと同様に、夫と妻が合意して成立します。どちらかが一方的に「離婚だ」と言っても離婚はできません。だからこそ、簡単に「離婚」と口にしてしまう面もあります。逆に「じゃあ離婚しよう」と返事したところで、すぐに合意が成立するわけでもありません。いざ、離婚しようと思えば、離婚の条件や手続きなど面倒なことも多いのです。

すぐに離婚すると言う夫や妻に感情的に反応してはいけません。本当に離婚したいのか、相手の本心を見極めて、今、離婚すべきなのかどうか、冷静に考えることが必要です。相手に合わせて感情的に対応してしまうと、本当に離婚することになったとき、不利になってしまうこともあります。

離婚には財産分与や親権、養育費など今後の生活や金銭に絡む話も必要になります。最初から冷静に対応すれば、離婚の話し合いの主導権を握り、自分に有利に話し合いを進められることもあります。いずれにせよ、感情的に振る舞って得することはありませんから、努めて冷静に対応しましょう。

すぐ離婚するという妻や夫は、感情的になることが多く、相手をするのが大変です。いつも離婚をほのめかしたり、ちらつかせたりする夫や妻の言動に振り回されるのに疲れて、「こちらから離婚を切り出したい」と考える人もいるでしょう。

いつも、妻や夫の言動に振り回されていると家庭の雰囲気も悪くなり、精神衛生上もよくありません。すぐ離婚と言う妻や夫の相手に疲れたり、悩んだりしたら夫婦関係に詳しいカウンセラーといった専門家に相談するのも一つの方法です。