「旦那がせっかく作った料理にケチをつける」と嘆く妻がいます。文句を言われて不満が溜まり、離婚を考えている人もいるかもしれません。「料理にケチをつける旦那が許せない」と思っている妻のために、料理にケチをつける夫の心理や、離婚を考えたときのポイントを説明します。
料理にケチをつける旦那にうんざり…
妻がせっかく作ってくれたのに、何かと料理に文句をつける夫がいます。料理を失敗することもありますが、毎回「おいしい」とは一言も言わず、文句ばかりだと妻も不満が溜まりイライラします。料理が得意な夫ならともかく、全く台所に立たず文句ばかり言う夫だと、妻もうんざりすることでしょう。共働きの妻であれば、なおさらです。
毎回ごはんに文句を言う夫にイライラします。
毎回ごはんの味や、料理の仕方に文句を言ってきます。
何も言わないことがないくらいです。
ごはんが柔らかすぎ
味が濃い
作り方が違う…
などなど…
料理が得意ではないのですが、
自分なりに頑張っているつもりなのですが……
こう毎回文句ばかりいわれて
ついにきれてしまいました。
自分で作れ!と……
は?なんで?じゃあお前なにやるの?
といわれ、
毎回文句ばかりで作る気なくすといったら
じゃあ文句言われないようなの作れと言われました。
もう怒りと悔しさと悲しみで泣けてきます。
妊娠中なんで、余計にイライラするし、ムカつきます。
旦那が毎回料理にけちをつけてきます。
米が硬い、軟らかい、パスタが硬い、茹ですぎ、味が濃い等
私は毎回、美味しいと言ってもらえるようにそれなりに色々考えて作ります。
パスタ硬すぎと言われるともう一回作り直したくなるほど、悔しくなります。。
それで私がちょっと悲しむと、キレてきます。
料理にケチを付けてくるのはまだしも、キレてくるのが意味が分かりません。
指摘を受けて悲しむまたはすねるのはいけないのでしょうか?笑っていればいいのでしょうか?
くだらないようですが言われるたびに
毎回一生もう料理なんか作らない、と思います。
どうして夫は妻が作る料理にケチをつけるのでしょうか。夫が妻の料理に文句を言う心理や、「料理にケチをつける旦那にはうんざり」と離婚を考えた場合のポイントなどについて解説します。
妻の料理にケチをつける旦那の心理とは?
妻の料理にケチをつける夫は、どのような目的で文句を言っているのでしょうか。よくある夫の心理について紹介します。
「おふくろの味」が最高においしい料理だと思っている
妻の料理にケチをつける夫は、実家の食事、いわゆる「おふくろの味」が最高のおいしい食事だと考えていることがあります。このため、いつも妻がどんなに苦労して作った料理でも、母親が作った料理と比較して、なにかと文句を言います。
また、実家で食事をしていた頃は、特に何も感じていなかったのに、結婚して妻の食事を食べるようになってから、実家の料理を思い出し、おふくろの味を美化し始める夫もいます。母親は子供の好みの味や食材を知っているので、おいしいと感じるのも当然なのですが、夫はそのことに気づかず「妻より母親の食事のほうがおいしい」と考えてしまうのです。
アドバイスしているつもり
妻の料理を自分好みの味にしようと、アドバイスをしているつもりの夫もいます。中には、ネットなどで見た生半可な情報を鵜呑みにして、妻にうんちくを語っていることもあるのですが、本人には悪気はありません。妻には文句にしか聞こえないのかもしれませんが、本人はむしろ親切だと思っています。
こうした夫には、意見を取り入れてあげることも必要です。「あなたの意見を参考に作ってみたけど、どう?」と言って料理を出せば「おいしいよ」と満足してくれるかもしれません。ただし、こうした夫は料理以外にも、あれこれ口を出すようになるかもしれませんので、注意が必要です。
妻への不満の当てつけ
夫婦喧嘩をした後などに、妻へ不満の当てつけとして、料理にケチをつけたり食べなかったりする人もいます。こうした夫は、食事以外でも気に入らないことがあると、妻に対して威嚇したり、冷たくしたりするなど怒りや不満を態度で示すことがあります。
このような態度は、モラハラ気質のある人によく見られます。しだいにモラハラがエスカレートしていくこともありますので、注意しましょう。
妻を困らせることでストレスを発散している
妻の料理にケチをつけることで、仕事などへのストレス発散している夫もいます。中には、わざと外食をしてきて、妻がせっかく作った料理を食べない夫もいます。ストレスをこのような形で発散する夫は自己中心的な性格で、自分さえ満足すればそれでいいと思っています。
妻に対しても、自分の言うことを聞き、服従すべきだと考えている可能性があり、やはりモラハラ気質の人によくみられる考え方です。妻はモラハラへの対策もしっかり考えておく必要があるでしょう。
妻への愛情が冷めた
結婚した当初は、多少自分好みの味ではなくても、自分のために妻が料理を作ってくれるのがうれしくて、何でもおいしいと感じていたはずです。それが、味に不満を漏らし、文句を言うようになったのは、妻への愛情が冷めたからなのかもしれません。
妻への愛情が冷めると無関心になる夫もいますが、妻のすることが気に入らないと感じるようになる夫もいます。食事だけでなく、ほかのことにも文句が多いようなら、妻の行動が気に障る心理状態にあるのかもしれません。
料理にケチをつける旦那に苦労を分かってもらうには?
料理にケチをつける夫は、料理の大変さを理解していないため、自分の感じた不満や思い付きを気軽に口にしているのかもしれません。家事や育児をしながら料理をする大変さを知っていれば、相手の好みに合わせて、おいしい料理を作るのは口でいうほど簡単ではないということもわかるはずです。そうした料理の苦労を夫にも理解してもらう方法を紹介します。
一緒にご飯を作る
料理作りの大変さを知ってもらうのは、夫にも料理をしてもらうのが一番です。「そんなに文句を言うのなら、自分でおいしい料理を作ってみてよ」と言ってみましょう。「料理をする時間なんてないから」と逃げるようなら、休みの日に一緒に料理をしてみてもいいでしょう。
「たまには一緒に料理を作ってみようよ」と誘ってみれば、案外応じてくれるかもしれません。一緒に台所に立てば、自然と会話も増えますし、夫の好みの味加減もわかってくるでしょう。夫も料理の大変さや楽しさも理解してくれるはずです。そうして、夫が料理作りに目覚めてくれれば、困ったときに料理作りも任せられます。
夫の母親にレシピを聞く
夫が妻の料理の味にあれこれ言うときは、おふくろの味と比較している可能性があります。夫の言葉から、そのような感じを受けたときは、義母に夫の好物や好きな味付けについて聞いてみてはどうでしょうか。子供の頃から食べなれた味付けの料理なら、喜んでおいしいと言ってくれるかもしれません。
料理を出す場合も「お義母さんから教えてもらった味付けにしたわ」などと一言添えると、懐かしい気分も味わってくれるでしょう。夫のために、わざわざ味付けを勉強したことで、夫も妻の料理を見直してくれるのではないでしょうか。
料理作りをやめる
せっかく作っても、毎回、料理にケチをつけるようなら、いっそのこと「自分の好きな物を食べたらどう?」と言って、料理作りをやめてしまうのも荒療治として有効かもしれません。夫には、カップラーメンなり、コンビニ弁当なり、自分で作るなり、好きなものを自由に食べてもらいましょう。
しばらく料理作りをボイコットすれば、夫も毎日料理を作ってもらえることのありがたみを理解してくれるのではないでしょうか。ただし、栄養の偏ったものばかりを食べて健康を害さないように注意してあげてください。
料理にケチをつけるモラハラ旦那と離婚できる?
せっかく妻が作った料理にケチをつける夫がモラハラ気質で、妻に対する嫌がらせがエスカレートした場合、離婚できるのでしょうか。「料理ばかりか、何事にも文句をつけるモラハラ旦那とは離婚したい」という妻が考えなければならないポイントについて説明します。
夫も合意すれば離婚は可能
夫と離婚したいと思ったとき、話し合いの結果、夫も離婚に同意してくれれば、比較的容易に離婚が成立します。話し合いで離婚の条件を決めれば、後は役所に離婚届を提出するだけです。このように話し合いで離婚することを協議離婚といいます。協議離婚では、離婚の理由を問われることはありません。
どちらかが離婚に反対したり、条件で折り合えなかったりした場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停とは裁判所の調停委員を介した話し合いで、調停委員が双方の意見を聞き、言い分を整理して合意を目指します。しかし、合意できる見込みがないときは調停不調として打ち切られてしまいます。
調停が打ち切られると、再び協議を行うか、離婚裁判を起こして裁判所に離婚を求めることになります。裁判で認められれば、相手の合意がなくても離婚が可能です。
モラハラだけでは離婚が難しいことも
裁判離婚を起こすには、民法で定められた「離婚事由」が必要になります。離婚事由とは、次の5つの事情です。
・配偶者が浮気や不倫(不貞行為)をした
・一方的な別居や生活費の未払いなど配偶者の悪意で遺棄された(悪意の遺棄)
・配偶者の生死が不明で3年以上経つ
・配偶者が重症の精神病で治る見込みがない
・婚姻を継続しがたい重大な事由がある
モラハラの場合は、夫による嫌がらせが「婚姻を継続しがたい重大な事由がある」に当てはまり、さらに夫婦関係が破綻しているかどうかが問題になります。しかし、モラハラでの離婚の難しい点は、証拠が残りにくいことです。たとえ、一度や二度の会話を録音していても「ただの夫婦喧嘩ではないか」と受け止められる可能性があります。
モラハラ行為によって、夫婦関係が破綻したことを裁判官に納得させることは、非常に難しいというのが実情です。弁護士ともよく相談し、裁判例も参考にしながら、裁判の方針を決めることが大切でしょう。
モラハラ旦那と離婚できるケースとは
離婚裁判を起こしても、モラハラ行為だけで離婚が認められるケースは少ないため、浮気や暴力、ギャンブルによる多額の借金など、他にも離婚の原因がないかを検討するのが、基本的な方針となります。モラハラでよく見られる生活費を入れないなどの経済DVが証明できれば、離婚できる可能性も高まります。
モラハラ以外の理由が見つからないときは、いったん被害から逃れるために別居して、長期間の別居による離婚を目指すこともあります。この場合、数年かけての相手との協議が必要になります。どのような方針で離婚裁判に臨むかは弁護士に相談したほうがいいでしょう。弁護士には、夫との協議にも代理人として対応してもらえます。
料理にケチをつける旦那に悩んだら専門家に相談しよう。
料理にケチをつける夫は、食事の準備をはじめ家事は楽なものだと思っていることがあります。共働きの妻にとってはとんでもないことで、「妻の苦労も理解できない旦那とは離婚したい」と思っても当然のことです。夫に妻の大変さを知ってもらうにはどうすればいいのか、夫婦関係に詳しいカウンセラーにアドバイスを求めてもいいでしょう。
料理にケチをつけるだけでなく、ほかにも嫌がらせがある場合は、モラハラの可能性があり、注意が必要です。夫のモラハラがエスカレートして離婚を本気で考えたときは、夫婦間の問題に強い弁護士に相談しましょう。