専業主婦なのに家事しないのはハズレ妻?家事をしない心理とは?離婚はできる?
「妻が専業主婦なのに家事をしない」と悩む夫がいます。疲れて仕事から帰ってきたとき、家の中が散らかっていたら「いったい一日何をしていたんだ」と言いたくもなります。中には離婚を考える夫もいるでしょう。専業主婦なのに家事をしない妻の心理や対処法などを紹介します。
目次
専業主婦なのに家事をしない妻にうんざり…
専業主婦なのに、家事をしようとしない妻がいます。「忙しい」「できることはちゃんとやっている」などと言い訳をしますが、夫の目からは家事を放棄してサボっているようにしか見えません。「うちの妻はハズレだ」と嘆き、離婚を考える夫もいることでしょう。
専業主婦なのに全く家事をしない
正直何のための結婚生活かわかりません。
結婚二年目です。
嫁が子育て以外の家事を一切しません。
私が仕事に行く前に朝ご飯、お昼ご飯を作り、
帰宅して、買い物、夜ご飯作り、後片付け、掃除、洗濯をします。
嫁は子供に付きっ切りで、他の事をする時間なんて一切無いといいます。疲れて惣菜を買ってきたら体に悪いと文句をいう始末。
その上、私には子供に殆ど触れさせません。寝てるから、機嫌良く無いからと理由つけて子供と2人になった時間なんて一度もありません。
嫁は友達と遊びに行く時も私が休日で家に居るにも拘らず義母親に子供を預けて行きます。
嫁が怒るので私の両親、友達は一度も家に呼んだ事ないし
娘が産まれて三ヶ月半、私の両親にも一度も合わせようとしません。
離婚理由になるなら離婚したいと真剣に考えてます。
働かない何もしない妻と離婚したい。
結婚3年目30代夫婦です。子供はいません。
働けと強要していないので、それに甘え妻は結婚してからずっと専業主婦ですが、自分が在宅ワークになって毎日妻がいかにダラけているかを目の当たりにし嫌気がさしてきました。
暇があればずっとスマホをいじっているかゲームをしているかです。
そんな無駄な時間を使うならパートでもいいので働くなり自分の為になる事に時間を使って欲しいと伝えても妻にはまったく響いていません。
それどころか家の事はやっているんだからそれ以外は自由にさせてと逆ギレしてきます。
どうして専業主婦なのに家事をしようとしない妻がいるのでしょうか。家事をしない妻の気持ちや心理のほか、妻に家事をしてもらう方法、夫が家事をしない妻との離婚を考えるときのポイントなどを解説します。
専業主婦なのに家事をしないのはなぜ?
家事をしない専業主婦には、どのような理由があるのでしょうか。家事を放棄したくなる心理や、家事をしたくてもできない事情などを紹介します。「妻が家事を何もしない」と悩んでいる人は、当てはまる点がないか、チェックしてみてください。
子育てで忙しい
専業主婦なのに、家事をしないのは育児で忙しすぎるからなのかもしれません。昼間は外で働いている男性は「一日中、家にいるのだから、時間はたっぷりあるだろう」と思いがちですが、実際の子育てはいくら時間があっても足りず、妻はてんてこ舞いです。それに、家事をしようとしても、子供がそばを離れてくれないということもあります。
また、夜通し子供の世話をしていたので、子供のお昼寝に合わせて一緒に寝てしまったということもあります。小さな子供がいれば、家事は段取り通りに進まないものです。ただ、そうして育児に追われ、家事をあまりしなかったことが習慣化し、子育てが落ち着いても家事をあまりしなくなる妻もいます。
家事が苦手
女性だから、誰でも家事は得意だろうと、男性は考えがちですが、そうではありません。一般的に、女性の方が家事が上手と思われているのは、それは女性が家事をする機会が多いからで、生まれつき上手なわけではありません。家事が苦手な女性、家事が得意な男性がいてもなんら不思議なことではないでしょう。
家事が苦手な女性は、どうしてもやる気が起きないことがありますし、「どうして私ばかりがやらなければならないの」と思うこともあります。苦手な家事を「夫から押し付けられている」と感じると、日々、不満はたまる一方です。
夫が求めるレベルが高すぎる
よく「うちの嫁は、家事ができない」などと不満を漏らす夫がいます。誰と比べているのか分かりませんが、だからといって自分も家事が得意だというわけではなさそうです。家事が得意なのであれば、お手本を見せればいいのですが、そんなことは絶対にしません。一方で、妻は「自分の家事力は平均点以上」と思っています。
こうした場合、夫の評価基準が高すぎる可能性があります。おそらく夫は家事が得意で、一日中家事をしている母親を見て育ったか、テレビドラマの中のいつも片付いている家の中を見て、それが当たり前なのだと思っているのでしょう。夫も一度、一日中家事をやってみて、どれだけ労力がかかるかを知っておくべきです。
夫に不満がある
妻が家事をしないのは、夫への不満からのサボタージュかもしれません。夫が妻に対して「家事をするのは当たり前だ」という態度で、あれこれ指図したり文句を言ったりすると、妻はやる気を失ってしまいます。そればかりか「文句があるのなら、自分でやったらいい」とわざと夫がやる分の家事を残すこともあります。
また、夫が「専業主婦は楽だから」と見下した態度を取っているため、「本当に楽をしてあげるわ」と手を抜いているのかもしれません。夫が妻の家事を正当に評価しないと、家事のサボタージュがボイコットやストライキに発展する恐れもあります。気を付けましょう。
うつ病などの精神疾患がある
気分が落ち込んだり、眠れなかったりと妻が精神的な不調を抱えている場合、何もやる気が起きなくなり、家事ができなくなってしまうことがあります。特に、まじめな性格な人や、几帳面で完璧主義の人は精神的疾患になりやすいと言われます。
まじめな人は「専業主婦なのだから、子育てや家事をしっかりやらなければ」と考え、疲れていても我慢して懸命に家事をします。その結果、うつ病などになってしまう妻は少なくありません。夫も妻が家事で疲れていないか、日頃から注意を払う必要があります。
専業主婦なのに家事をしない妻への対処法は?
専業主婦なのに家事をしない妻にはどのように対応すればいいのでしょうか。妻に気持ちよく家事をやってもらうには、家事をしない理由に合わせて対応することが重要です。効果がありそうな方法を紹介しますので、妻の気持ちや事情なども考えたうえで試してみてください。
家事をしない理由を聞いてみる
妻が家事をしてくれないときは、まず家事をしない理由を知る必要があります。直接、家事をしない理由を聞いてみましょう。ただし、「どうして家事をしないの」などとストレートに聞いてはいけません。妻が責められていると感じて、喧嘩になってしまうかもしれません。
理由を聞くときは「最近疲れていない」「忙しそうに見えるけれど、大丈夫?」などと妻の体調を気遣いながら聞くといいでしょう。それでも、妻の不満がたまっているときは「だから、何だって言うの」「あなたが手伝ってくれるの」などと反発することもあります。「何か手伝えることはある?」と家事を手伝う姿勢を見せると、話を進めやすいでしょう。
家事をしない理由を聞くことができたら、今後どうすればいいのか2人で話し合いましょう。妻も夫に理由を知ってもらうことで、気持ちが楽になることがあります。
積極的に家事を手伝う
妻が家事の負担が重すぎると感じているときは、夫も家事を積極的に分担することが大切です。家事の負担が不満なのではなく、家事について全く考えようとせず、すべて自分任せにする夫の態度に不満をもっていることもあります。そうしたときは、妻の話を聞き、なんでも相談にのることで不満も解消されます。
夫が仕事で忙しい場合でも、何かできることはあります。夫にもできそうな家事を妻にあげてもらい、夫ができる範囲でルール化すれば、妻も満足するでしょう。妻も専業主婦である以上、夫と家事の負担を公平にすべきだとは思っていないはず。夫も家事に参加する姿勢を見せてくれれば、妻もやる気がでてくるかもしれません。
感謝を言葉や態度で表す
「どうして私ばかり家事をしなければならないの」などと妻が感じるのは、家事や育児に専念する妻の役割が正当に評価されていないと思っているからです。仕事でも、自分の役割が低く評価されるとやる気を失うもの。それと同じで、妻の仕事を評価し、感謝を伝えることが、妻のモチベーションにつながります。
感謝の気持ちを表すのに、誕生日や結婚記念日にプレゼントを送るという方法もありますが、日頃から感謝の気持ちを「ありがとう」と言葉で伝えるだけでも十分です。子育てに疲れているようだったら、「子供の面倒を見ながら、食事を用意してくれてありがとう」と言えば、妻も悪い気はしないはず。そこで「いつもお礼に、今日は僕が片付けをするよ」と言えば完璧です。
ベビーシッターや家事代行などで負担を減らす
妻の家事の負担が重すぎることや、夫の協力が足りないことが、妻が家事をしない理由だったとわかったとしても、すぐに妻の負担を減らせるとは限りません。夫も仕事が忙しくて、とても家事に手が回らないということもあるでしょう。そうしたときは、ベビーシッターや家事代行を利用するのも一つの手です。
費用はかかりますが、プロの手を借りることで家事や育児の負担を減らせますし、効率的な家事のコツを学べるかもしれません。時折の利用であれば、費用も抑えられます。妻の健康を保つために必要な支出と考えて、利用を検討してみてはどうでしょうか。自治体によっては子育て支援制度の一環として、費用の一部の援助を受けられることもあります。
専門家に相談する
どうしても、妻が家の家事をしてくれないというときは、夫婦問題に詳しいカウンセラーに相談するのも一つの手です。客観的な立場から話を聞き、夫婦関係の問題点や改善方法を示してくれるはずです。妻が精神的疾患を抱えているのに、家族が気付かず、第三者の指摘で病気が分かることもあります。
もし、うつ病などの精神的疾患の可能性を指摘されたら、精神科や心療内科で診察を受けましょう。早期であれば、薬やカウンセリング、休養などで回復に向かう可能性があります。うつ病など精神的疾患の人が「怠けているだけ」と誤解されることも多いので、注意が必要です。
専業主婦なのに家事をしない妻と離婚できる?
「専業主婦なのに家事をしない妻とは離婚したい」と考える夫もいるでしょう。自分は一生懸命働いているのに、妻は家事を放棄して何もしないようでは、働く意欲も湧きません。子なし夫婦であれば、親権や養育費の問題も生じないので「ハズレの妻とは別れて、別の女性と新しく人生をやり直したい」と考えるのも仕方のないことです。
しかし、「専業主婦なのに家事をしない」という理由で離婚はできるのでしょうか。家事を何もしない妻と離婚できるケースや、離婚を検討する際、考えなければならないポイントなどについて解説します。
妻との合意があれば離婚が可能
専業主婦なのに何も家事をしない妻と離婚したいと思ったとき、話し合いの結果、妻も離婚に同意してくれれば離婚は可能です。妻も、夫への不満から家事をしないようになった場合などは、既に離婚も仕方がないと諦めているかもしれません。このように話し合いで離婚することを協議離婚といいます。離婚で最も多いのが協議離婚で、離婚の理由を問われることもありません。
ただ、妻が「離婚はしたくない。家事はしっかりやっているし、夫の要求は高すぎる」などと言って離婚を拒否した場合は、すぐに離婚できません。また、離婚には応じるものの、財産分与などの条件をめぐって話し合いがつかないこともあります。そのときは離婚を求めて話し合いを続けるか、法的な手続きに基づいて離婚を求めていくしかありません。
離婚の合意を得られないときは調停という手も
妻が離婚に反対したり、離婚には同意してもらえても条件で折り合えなかったりした場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停とは裁判所の調停委員を介した話し合いで、調停委員が双方の意見を聞き、言い分を整理して合意を目指します。しかし、合意できる見込みがないときは調停不調として打ち切られてしまいます。
調停が打ち切られると、再び妻との間で協議離婚を目指して話し合うか、離婚裁判を起こして裁判所に離婚を求めることになります。裁判で認められれば、相手の合意がなくても離婚が可能です。
家事をしないという理由で離婚は難しい
離婚裁判を起こすには、民法で定められた「離婚事由」が必要になります。離婚事由とは、次の5つの事情です。
・配偶者が浮気や不倫(不貞行為)をした
・一方的な別居や生活費の未払いなど配偶者の悪意で遺棄された(悪意の遺棄)
・配偶者の生死が不明で3年以上経つ
・配偶者が重症の精神病で治る見込みがない
・婚姻を継続しがたい重大な事由がある
「専業主婦なのに家事を何もしない」という理由は、残念ながら、それだけでは離婚事由には当てはまりません。妻が不倫しているなど離婚事由に当てはまる他の理由が必要になります。また、家事をしないだけでなく、子供の面倒も見ずに育児放棄しているといった事情がある場合は、離婚できるかもしれません。
ただし、「家事をしない」と言っても、妻がうつ病などの病気のときや、夫が全く家事に協力しないため育児で疲れ果てているなどの理由があれば、裁判になっても「家事をしない正当な理由がある」があると判断される可能性があります。裁判をしてでも離婚したいという場合は、法的な知識も必要になるので、離婚に詳しい弁護士に相談してみましょう。
家事をしない妻に悩んだら専門家に相談しよう
家事をしない妻にも、何か理由や言い分があるはずです。それは、もしかすると夫への不満で、結局、妻が家事をしない理由は、夫自身にあるのかもしれません。「妻が家事をしない」と不満を漏らす前に、妻とのかかわり方を見直す必要があるでしょう。
どうしても、妻が家事をしない理由が分からないときや、離婚しか考えられないときは、夫婦問題に詳しいカウンセラーや弁護士に相談しましょう。専門的な立場から、良いアドバイスが受けられるかもしれません。
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