「旦那の親とはできるだけ関わりたくない」という妻がいます。結婚したとたん、義両親からあれこれ指図されたり、小言を言われたりしてストレスを感じている妻も少なくありません。「旦那の親とは関わりたくない」と悩んだときの、義両親との上手な付き合い方を紹介します。
旦那の親が嫌いで関わりたくない…
夫の義両親と性格や考え方が合わないため、「できることなら縁を切りたい」と言う妻がいます。特に夫が義両親の味方をする場合、妻は孤立しがちでストレスがたまりがちです。
旦那の親が最近ほんとに無理です。
昨年結婚したのですが、過干渉で子離れ出来てなく旦那の仕事の状況など私に連絡し聞いてきます。
最近その連絡が増えたからか、とてもうざいです!
一ヶ月会ってないだけでもどうしてるのかとかすごく心配してうっとうしいです。
それからデリカシーがないのか、失礼なことを平気で言います。
物を買ってくれたり持ってきてくれたりいい人といえばいい人?かもですが、ほんとに無理になってます。
できるだけ関わりたくなくどうしたらいいのかわかりません、、
旦那の親と縁を切りたいです。
今まで色々あって、正直会いたくもないし関わりたくないです。
旦那は、いつも親の味方なので、理解してもらえません。
紙切れ一枚で、何でこんなに嫁は惨めな
生活しなきゃいけないんですかね
「旦那の親が嫌いで、相手をするのもめんどくさい」などと悩むあまり、「旦那と離婚すれば、顔を合わせずに済む」と考える妻までいます。夫の両親と関わりたくないときの、あまりストレスを感じない上手な付き合い方などを紹介します。
旦那の親と関わりたくないと感じる理由
妻が「旦那の親とは関わりたくない」と感じることがあるのは、なぜなのでしょうか。義両親を嫌いになる理由や、義両親との付き合いがめんどくさいと感じてしまう原因を説明します。
しきりに干渉してくる
息子夫婦の暮らしぶりが気になるのか、あれこれと口を出し、しきりに干渉する義両親がいます。本人たちは若い夫婦を心配し、心配しているつもりでも、妻にはうっとうしく感じられることがあります。また、昔の常識や感覚でアドバイスをするので、今の時代に合わなかったり、時には間違っていたりすることもあります。
まだ、善意で口出しする義両親は許せる部分もありますが、単なる興味本位で無責任なことを言う場合もあります。「子供はいつ頃作るつもりなの?」「仕事はやめて、家庭に入ったらどう」などと言われても、余計なお世話でしかありません。あまりに干渉がひどいと、妻も義両親と顔を合わせるのがめんどくさいと感じるようになります。
考え方や価値観が合わない
夫婦の間でも、考えや価値観の違いから夫婦喧嘩になることがあります。ましてや生きて来た時代が違う義両親と考え方や価値観が合わないのは当然です。そのうえ、義両親が自分の考えが正しいと思い込み、相手に自分の考えを押し付ける性格だと最悪です。妻が「それはおかしい。今の時代に合わない」などと言っても聞き耳を持ちません。
相手が妻の考え方も認めたうえで、「こんなこともあるから、こうしたほうがいいわ」「私たちはこんな失敗をしたから、あなたも気を付けてね」と言ってくれれば助かることもあります。そうではなく、ただ自分の感覚だけで、意見や考えを押し付けてくる義両親には、妻もストレスがたまるばかりです。
言動が非常識に感じられる
世の中の常識というのは、時代や地域によって変わるものです。昔は誰もがやっていた普通のことが、今では非常識な振る舞いとなっているものも少なくありません。また、冠婚葬祭のしきたりのように、地域が変われば習慣が異なり、他の地域から来た人はどう振る舞えば分からないというものもあります。
このため、義両親から「うちの嫁は常識がない」と言われてしまうことがあり、逆に妻が「義両親の言動は非常識でおかしい」と感じることもあります。そうした習慣や考え方の違いだけでなく、義両親が馴れ馴れしく接する態度も不快なことがあります。相手は気兼ねなく付き合おうとしているのかもしれませんが、妻は必要以上の距離の近さを非常識だと感じるのです。
子離れができていない
いつまでも子離れができず、いつまでも息子を子供扱いする義両親に対しても、妻は「できれば関わりたくない」と考えるようになります。子供扱いして、あれこれ口を挟んでくる両親に、夫も反発して妻をかばってくれれば問題はないのですが、夫が両親の言いなりだと妻の不満は募るばかりです。
子離れしない親は特に母親に多く、中には「息子を夫として大事にしていない」などと言って妻を敵視するケースもあります。結婚生活のスタイルは夫婦それぞれなのに、いちいち文句を付けられてはたまりません。子離れできていない親が原因で義両親との縁を切りたいと考える妻は多いようです。
旦那の親と関わりを断つことのデメリットは?
旦那の親と関わりを断ちたいと思っているのに、「縁を切ると、何かデメリットがあるのではないか」と心配して、仕方なく付き合いを続けているという妻も多いのではないでしょうか。旦那の親と関わりを断つと、何かデメリットがあるのかを解説します。
デメリットはケースバイケース
結論から言うと、旦那の親と関わりを断ったからといって、必ずデメリットが生じるわけではありません。それまでの付き合い方によってはデメリットが生じることもあり、ケースバイケースです。
マイホームを購入するときに援助してもらったり、家計が苦しいときに助けてもらったりということがあった場合は、やはり簡単に関係を断つわけにはいきません。夫が両親と仲が良い場合も、妻が義両親と関わりを断つと夫婦関係までぎくしゃくする恐れがあります。デメリットは、現在の義両親との付き合い方から判断するといいでしょう。
子供が懐いているとき絶縁は難しい
嫁には厳しい義両親も孫には甘いことが多いものです。子供も優しくて、ときどきプレゼントをくれる祖父母にはよく懐きます。子供が義父母に懐いているときは、なかなか縁を切るというわけにはいきません。
子供も大好きな母親と祖父母の仲が悪いと知れば、ショックを受けます。子供がある程度成長するまでは、ある程度距離を取りながら付き合いを続けるしかないでしょう。
義父母に対する介護の義務はない
特に夫が長男だった場合など「夫の親が年老いた場合、妻が介護をするのが義務だ」と言われることがあります。実際に夫の両親の介護をしている妻は少なくありません。しかし、本人が納得して介護している場合はともかく、本人の意に反してまで義両親の介護をする義務はありません。
よく「民法に扶養する義務が定められている」と言われることもありますが、「互いに扶養する義務がある」と定められているのは、親や子供、孫、兄弟姉妹などだけで配偶者は含まれません。「夫や子供に介護の義務がある以上、嫁も介護をするのは当然」とも言えますが、それにしても、できる範囲で構わないということになるでしょう。
義両親との仲が悪いため関わりを断っていることを理由に介護を拒否しても法律上はなんら問題がありません。
出典: リコ活MEDIA
関わりたくない義両親との上手な付き合い方は?
義両親とは関わりたくはないのに、さまざまな事情で完全に縁を切れないこともあります。そんなとき義両親とどのように付き合えばいいのでしょうか。できるだけストレスを感じずに済む上手な付き合い方について説明します。
一定の距離を保つ
義両親と関わりたくないときは、必要以上に関わらず、一定の距離を保ちましょう。無理して会いに行ったり、電話をしたりする必要はありません。連絡があるときは、メールやLINEなどのSNSを使うといいでしょう。家に行かなければならないときも、何か用事を作り、できるだけ夫と子供だけで行ってもらうようにすれば、顔を合わせる頻度も減らせます。
常に一定の距離を保てば、義両親とも余裕を持って接することができ、ストレスもあまり感じずに済みます。嫌なことがあっても、時間をかけて気持ちを整理できるはずです。
話を聞き流す
義両親の言動が非常識に感じられてイライラしてしまうときは、できるだけ気にせず、軽く受け流してしまいましょう。聞こえない振りをするのも一つの手です。にっこり笑って「そうですね」と一言で済ませば、それ以上何も言えなくなってしまうこともあります。それでも、しつこく何か言われても、黙って聞いていれば、そのうち相手も飽きるでしょう。
相手が親切で言っているつもりでも、嫌味のつもりでも、妻が特に反応をせず、ニコニコと笑っているだけだと、相手も手ごたえがなくつまらなくなっていきます。「何も言われても気にしない、鈍感な人ね」とさじを投げてもらえれば成功です。鈍感力を磨きましょう。
子供を間に挟む
義両親が「孫はかわいい」と言って、自分の子供をかわいがり、子供も懐いている場合は、子供を間に挟んでやり取りするといいでしょう。義両親から電話がかかってきたときは「おじいちゃんか、おばあちゃんから電話だよ」と言えば、子供は喜んで出てくれるはずです。電話をかけなければならないときも、子供に伝言を頼みましょう。
義両親もまず孫と話ができると、機嫌が良くなるはず。その後、妻が電話に出ても、そばに孫がいるのなら、余計なことを言って孫に嫌われないよう気を付けてくれるでしょう。スマホやタブレットを使ってビデオ通話にすれば、さらに効果があるはずです。
旦那の親と関わりたくないと悩んだら専門家に相談を
義両親と言動がいちいち気に障り、イライラさせられるのはつらいものです。どうしても相手の考え方が受け入れられず、「旦那の親とは関わりたくない」と考えるようになることもあります。ときには離婚を考えることもあるでしょう。
そうしたときは、さまざまな工夫で義両親と一定の距離を保つことが大切です。義両親との距離の取り方がわからず悩んだときは、夫婦関係に詳しいカウンセラーに相談してみてもいいでしょう。上手な付き合い方や不快な言動のやり過ごし方などをアドバイスしてくれるはずです。