結婚に後悔しかないと感じる理由とは|結婚後後悔症候群とは?離婚を考える人の割合も

周囲に祝福されて結婚したのに「この相手を選んだことに後悔しかない」と悩む人がいます。好きでもない相手となんとなく結婚してしまったという人もいて、「後悔しかない」という気持ちになるのも仕方がないのかもしれません。結婚に後悔してしまったときの対処法を紹介します。

目次

  1. 結婚に後悔しかない!どうしたらいい?
  2. 結婚に後悔しかないと感じる理由【男女別】
  3. 結婚を後悔する理由とは
  4. 女性に特有な後悔する理由
  5. 男性に特有な後悔する理由
  6. 結婚後悔症候群
  7. 離婚を考えたことがある人の割合は約5割
  8. 結婚を後悔したときの対処法とは
  9. 夫婦でよく話し合う
  10. 相手の長所を見つける
  11. 感謝の言葉を口にする
  12. 思いやりをもって相手と接する
  13. 夫婦で共通の趣味を持つ
  14. 信頼できる第三者に相談する
  15. 別居して距離を置く
  16. 離婚を考えた方が良いケースも
  17. 考え方や価値観が違い過ぎる
  18. 配偶者の経済的な嫌がらせや無責任な行動が続いている
  19. お互いに相手への愛情や思いやりを失っている
  20. 配偶者が浮気や不倫をしている
  21. 配偶者からの精神的・肉体的暴力が続いている

結婚に後悔しかない!どうしたらいい?

せっかく結婚したのに「相手選びに失敗した」「結婚に後悔しかない」などと嘆く人がいます。ただ不満を抱えているだけでなく、「もう離婚しかない」と思い詰めている人もいるようです。

結婚相手失敗しました。離婚したいです。ですが子供2人います。シングルマザーの生活を考えるとかなりきつい生活が待っています。
犯罪を犯したわけでもないのに結婚相手を失敗しただけでこんな事になるのかと驚いています。
生活を続けるも苦、離婚しても苦です。

結婚に失敗したと強く感じながら、このまま生活を続けるべきか?

結婚6年 夫婦共に37歳 子供3歳
妻のだらしなさ、能力の無さにウンザリしており、私の人生を考えたらやり直したい、でも子供がいるからな の繰り返しで苦しみながら生活しています。

どうして結婚生活に苦痛を感じたり、後悔してしまったりするのでしょうか。後悔したときの対処法などとともに解説します。

結婚に後悔しかないと感じる理由【男女別】

「結婚に後悔しかない」などと悩む人は主にどのような理由から後悔するのでしょうか。夫婦それぞれ事情は異なるでしょうが、共通した部分もありますし、男女それぞれに特徴的な理由もあります。よくある後悔の理由や男女特有の理由などを紹介します。

結婚を後悔する理由とは

結婚生活に不満を抱き、後悔するのは大抵の場合、結婚する前に思い描いていた生活とのギャップが大きすぎるからです。結婚前に互いの将来設計について、よく話し合っていなかった場合や、相手の容姿や収入だけに引かれて結婚した場合、子供が妊娠したために好きでもない相手と結婚した場合などには、結婚後、考え方や価値観の違いに気づくことがあります。

夫婦生活の将来像や理想像が異なっていたり、考え方や価値観が違っていたりすると、どうしても生活を送るうえで、トラブルや喧嘩が増えてしまいます。多くの場合、そうした不満やストレスから「結婚に後悔しかない」などと考えるようになってしまいます。

結婚を後悔してしまうよくある理由

・性格や価値観が合わない
・相手の親と性格が合わない、不仲
・口論や喧嘩が絶えない
・DVやモラハラをされている
・束縛される、自由がない
・相手が働かない、収入が低い
・浪費癖やギャンブル癖がある
・収入が低く生活が苦しい
・相手が浮気性
・なんとなく流れで結婚してしまった

女性に特有な後悔する理由

女性特有の後悔する理由もあります。まだまだ「家事や育児は女性がやるもの」という意識が強く、結婚や妊娠・出産のためにやむなく仕事をやめる人も少なくありません。共働きなのに、夫が育児や家事を全く手伝ってくれないと不満を抱く妻も、まだまだ多いようです。

また、子供を産みたいという年齢的な焦りから、勤め先や年収だけで結婚相手を決めてしまう女性もいて、結婚してから「やはり好きな人と結ばれたかった」と後悔する人もいます。

女性によくある結婚を後悔する理由

・結婚を機に仕事を辞めさせられた
・夫が家事や育児は女性の仕事だとして押し付ける
・結婚を焦って妥協してしまった
・専業主婦でいたいのに許してもらえない
・夫がマザコン

新婚ですが結婚を後悔、離婚したいです。
彼は高収入のサラリーマン、お金では不自由はありません。普通の優しい人だと思います。私は年齢的な焦りで彼と結婚をしましたが、彼のことを愛していません。好きでも嫌いでもないですが、性生活の相性は最悪です。一緒にいると生き辛く本気で笑うことはありません。お金と割り切って生活するには自分の人生あまりにも寂しく、離婚して好きな人と結婚しやり直したいです。彼も悪い人ではないので彼を愛してくれる人と結婚したほうが幸せになるんじゃないかと思います。私は彼との未来を想像できず憧れだった結婚は絶望で、彼との子供も欲しいとは思いません。

最近、この結婚は失敗だったかもと感じることが増えてきました。
共働きです。旦那は家賃と光熱費を負担してくれていますが、家事は殆どしません。私は食費と雑費を
負担しており、家事も殆どしています。
帰宅は旦那のほうが早く、その間に洗濯物を片付けしたり、なんらかの家事をしてくれるようにお願いしていましたが、気が向いた時にしかしてくれません。私が仕事から帰宅した時に、旦那が何もせずにリビングでテレビを見ている姿にイライラします。
借金があったり暴力を振るわれたりするわけではないので、まだいいと思えばいいのでしょうが、私はお世話係として扱われているようで不快になってきています。

男性に特有な後悔する理由

多くの男性は仕事をして、家計の大半を支えています。この場合、妻が専業主婦のときだけではなく、共働きの場合も、家庭内のことや家計のことは妻に任せたいと考えている人が多いようです。このため、家事が苦手だったり、浪費癖があって家計の遣り繰りをうまくできなかったりすると、夫は妻に幻滅してしまうことがあります。

また、妻が自分の収入や勤め先に期待して結婚したことに気づき、自分が金づるとしか見られていないような気がして、一気に妻への愛情が冷め、結婚を後悔することがあります。

男性によくある結婚を後悔する理由

・妻が家事や育児をあまりしない
・金銭感覚に乏しく家計を任せられない
・妻の家計管理が厳しく自由になるお金がない
・妻が自分の収入を目当てに結婚した

養ってもらいたい気持ちが強い妻と結婚したことを後悔しています。

結婚前に結婚後も働くことを妻は私と約束しています。
それにもかかわらず、最近仕事を辞めたいと言い出すようになりました。
仕事の人間関係がつらいのはわかります。
でもどうしても今の仕事を辞めたいのなら、今と同じくらい稼げる再就職先が見つけてからにするべきです。
それができないのなら、いくら辛くても今の仕事を続けるべきだと私は思います。
そうでないとどうやって生活するのか、私は養うつもりはないし、そうなった離婚するつもりでいることを妻に言いました。

結婚して後悔しています。
妻は全く何もできません。結婚する前に同棲してなかった為、こんなに不器用とは思いませんでした。
妻は30過ぎても実家暮らしだったので親に甘えていたのだと思います。
早々に離婚した方がいいですか?

結婚後悔症候群

結婚したものの思い描いていた結婚生活と違うと感じたり、自由で気ままだった独身時代を懐かしく思ったりして、結婚生活に不満を持ち、後悔する状態を結婚後後悔症候群と呼ぶことがあります。正式な病名ではありませんが、あまり悩み過ぎると心身に不調を来たす恐れもあります。

毎日、後悔ばかりしながら生活をしていると、気分がふさぎがちになり、自信も失いがちです。家庭の中も暗くなってしまうでしょう。互いの幸せを考えれば、気持ちを切り替えて関係を修復するなり、離婚を考えるなり、早めに対処することが大切です。何もせずにいると、事態は悪化するばかりかもしれません。

離婚を考えたことがある人の割合は約5割

リクルートブライダル総研が2016年に実施した「離婚に関する調査2016」によると、離婚経験のない夫や妻で離婚を考えたことがある人は全体の47.8%に達したそうです。このうち、「少し考えたことがある」という回答は29.6%で約3割、「本気で考えたことがある」という人も18.2%に達しました。

離婚を考えたことがある人全員が結婚を後悔しているわけではないでしょうが、結婚生活に何らかの不満があるのは確かで、特に「本気で考えたことがある」という人の中には結婚したことを激しく後悔しているという人も少なくないのではないでしょうか。

また、この調査では離婚経験者に離婚の理由も聞いているのですが、最も多いのが「価値観の違い」で次いで「人生観の違い」でした。やはり、互いの価値観や考え方を理解せず、結婚後の将来設計を擦り合わせないまま結婚してしまうと、後悔しやすいということのようです。

結婚を後悔したときの対処法とは

結婚を後悔したからといって、簡単に離婚できるとは限りません。本当に離婚すべきなのか、悩むこともあるでしょう。結婚に後悔したとき、どのように対処すればいいのかを紹介します。

夫婦でよく話し合う

結婚生活を立て直すには、まずは相手とよく話し合うことが大切です。会話の多い夫婦ほど仲が良いという調査結果もあります。今まで、夫婦の間のルールや将来設計について話し合ったことがないのなら、今からでも遅くありません。しっかり話し合いましょう。

話し合いをするときに大切なのは、相手の話に耳を傾けることです。途中で相手の話を遮ったり、頭から否定してしまうと話し合いになりません。相手の考えや気持ちを理解することと、冷静に話し合うことを心がけてください。話し合いで問題を解決できれば夫婦の絆は固く結ばれていくことでしょう。

相手の長所を見つける

結婚生活に後悔している人は、自分の理想を求めるあまり、相手の悪いところばかり見ているのかもしれません。きっと相手にも長所があり、結婚前にはそうした長所に引かれていたはずです。相手から見れば、自分にも短所があり、迷惑をかけることがあるのも同じはずです。

相手の長所を探すようにすれば、相手に対する気持ちも変わってきますし、これまで短所だと思っていた部分にも良い点があることがわかります。長所と短所は裏返しの関係にあるものです。配偶者を見る目が変われば、結婚生活への不満も和らぐのではないでしょうか。

感謝の言葉を口にする

配偶者の良い所を見つけたら、感謝の言葉を伝えることも大切です。夫婦生活は互いの協力によって成り立ちます。感謝の気持ちと信頼がなければ結婚生活はうまくいきません。日々の生活の中で、相手が何かしてくれたら、どんな小さなことでも必ず「ありがとう」と言いましょう。

たとえば、相手の家事のやり方に不満があっても「どうしてこんなことをするの」などと文句を言ってはいけません。まずは「ありがとう」と感謝の言葉を伝えます。感謝されると、誰でもうれしくなり、次も頑張ろうと思えるはずで、苦手なことも次第に上達していくものです。そのうえで「ここは、こうしたらいいんじゃない」などとアドバイスするといいでしょう。

思いやりをもって相手と接する

いくら交際期間が長かったカップルでも、もとは赤の他人。考え方や生活習慣は異なるはずです。そんな2人が一緒に生活をするのですから、すれ違いや衝突が起こるのも当然です。そうしたことを乗り越えて、二人のライフスタイルを築き上げていくには、相手を理解することと思いやりが欠かせません

結婚生活に不満を持ったり、後悔したりする人は自分の理想や思いが強すぎる傾向があります。自分と同様に相手にも、さまざまな思いや理想があるはずです。そうした相手の気持ちも理解して、思いやりをもって接していましょう。そうすれば、2人にとって理想的な夫婦関係が築けるはずです。

夫婦で共通の趣味を持つ

互いを理解するには、2人で過ごす時間を増やすことも必要です。それには夫婦で共通の趣味を持つのも一つの方法でしょう。共通の趣味を持てば、共通の話題ができ、共通の友人もできます。2人で協力して一つのことに取り組めば、相手の思いがけない一面を知ることもできるでしょう。

特に知り合って間もなく、なんとなく流れで結婚してしまったという人は、相手のこともよく知らずに結婚してしまった可能性があります。そうした夫婦は特に、お互いをよく理解することが大切です。共通の趣味を持つことは、互いをよく知るきっかけになることでしょう。

信頼できる第三者に相談する

結婚生活に対する不満や後悔は1人で抱え込まず、周囲に相談して解決を図ることが大切です。相談相手は、親しい友人でも信頼できる上司でもかまいません。ただし相談相手は中立的な立場で話を聞いてくれる人が適任で、自分の肩を持つ親友や両親はあまり向いていないでしょう。

プライベートな相談ができる人が周囲にいないときは、夫婦問題に詳しいカウンセラーに相談するのも一つの方法です。カウンセラーは多くの夫婦の相談に乗った経験があるので、適切なアドバイスが受けられるでしょう。離婚を前提に対処法を考えている場合は弁護士に相談してみてもいいでしょう。

別居して距離を置く

結婚生活に不満や後悔があるものの、離婚するかどうか迷っている場合、一度家を出て別居し、相手と距離を置く方法もあります。距離を置くことで、冷静になって結婚生活を振り返り、将来について考えられるようになるかもしれません。また、相手の反応から、相手の本心を知ることもできるでしょう。

別居で冷却期間を置くことで、互いに歩み寄り夫婦生活を再構築できた例も少なくありません。しかし、一方で別居によって夫婦の亀裂が決定的になり、そのまま離婚に至るケースもあります。関係修復を視野に別居を検討する場合は、最悪の場合、離婚することになる覚悟もしておいたほうがいいでしょう。

離婚を考えた方が良いケースも

「予想していた結婚生活と違う」「流れで結婚したけれど、好きでもない人と結婚生活を続けるのはつらい」などと結婚生活に不満や後悔を抱くことを結婚後後悔症候群と呼びますが、中には単なる後悔や不満では済まされず、離婚を考えたほうがよいケースもあります。

特に結婚生活に苦痛を感じている場合は、既に関係修復が難しい場合もあります。離婚を考えたほうがよいケースについて解説します。

考え方や価値観が違い過ぎる

夫婦の間で考え方や価値観が異なるのは当たり前だといっても、結婚生活の根本にかかわるような意見や考え方の違いがある場合、関係修復は困難かもしれません。極端な例を挙げれば、妻が「子供はできるだけたくさんほしい」と思っているのに、夫は「子供はいらない」と考えているようではうまくいくはずがありません。

夫婦で話し合いをしても、考え方や価値観の大きな隔たりを埋められない場合、我慢を強いられる側は、夫婦生活への苦痛が増すばかりです。関係修復をあきらめて離婚を考えたほうがいいでしょう。

配偶者の経済的な嫌がらせや無責任な行動が続いている

夫婦の間で金銭感覚が大きく異なる場合、片方が懸命に節約しようとしているのに、片方が浪費に走ったり、収入のある夫が十分な生活費を渡さなかったり、と深刻な金銭トラブルに発展する恐れがあります。配偶者のどちらかがギャンブル依存や買い物依存というケースも少なくありません。

生活に支障をきたすほどの金銭感覚の違いは夫婦で折り合うのが難しく、依存症も専門的な治療が必要で簡単には改善しません。結婚生活に苦痛を感じ、希望を持てないのなら離婚を考えたほうがいいでしょう。

お互いに相手への愛情や思いやりを失っている

結婚生活への不満や後悔から、互いに愛情や思いやり、感謝の気持ちを持てなくなっているのであれば、夫婦関係の修復は困難かもしれません。日々の生活にも寂しさや虚しさ、つらさなどを感じることでしょう。

配偶者と幸せを共有できないような結婚生活は幸福とは言えません。こうした状況が長く続き、夫婦関係の修復の見込みもない場合は、離婚を検討したほうがお互いにとって幸せかもしれません。

配偶者が浮気や不倫をしている

配偶者が不倫や浮気を続けている場合、夫婦間の信頼関係は大きく損なわれます。そればかりではなく、不倫や浮気は不貞行為といって、民法上の夫婦の義務に反する不法行為であり、平穏な結婚生活を望む配偶者の権利も侵害します。

もちろん、浮気や不倫を乗り越えて関係を再構築する夫婦もいます。しかし、どうしても浮気や不倫を許せない、一度は許しても、その後何度も悲しさやつらさがフラッシュバックするという場合は離婚を考えたほうがいいかもしれません。

配偶者からの精神的・肉体的暴力が続いている

もし配偶者から精神的・肉体的な虐待や暴力を受けているのであれば、夫婦関係に悩んだり後悔している場合ではありません。できるだけ早い対処が必要です。もし、子供がいるのなら、そのような夫婦関係は成育に悪影響を及ぼしますし、攻撃の矛先が子供に向かうかもしれません。

家族に精神的・肉体的暴力を続ける人は、生まれつきの性格や考え方に問題がある可能性があり、専門的な治療が必要です。配偶者のそばにいて改善を目指す人もいますが、離婚を考えるのも一つの選択です。

結婚に後悔しかないと悩んだら専門家に相談を

結婚したことを後悔し、悩むことを結婚後後悔症候群といいますが、考え方や相手への接し方で前向きな気持ちになれることもあります。一方で、結婚生活を続けるのが難しいことがあるのも事実です。

自分の場合は夫婦生活を改善する余地があるのか、離婚を考えたほうがいいのかと悩んだ場合は、夫婦関係に詳しいカウンセラーに相談するとよいアドバイスを受けられるかもしれません。離婚を決意した場合や、離婚を前提に別居を考えている場合は法的な手続きが必要になることもあるので、離婚問題に詳しい弁護士に相談するといいでしょう。

離婚相談の弁護士探しは『リコ活』で

離婚・男女問題に強い弁護士にお悩みを相談してみませんか?

「離婚について悩んでいるけれど、誰に相談すればよいかわからない」
「自分に合う弁護士を探したい」
「そもそも離婚した方がいいの?」

家族のカタチが家族の数だけあるなら、離婚の悩みも人それぞれ。

すべての離婚で悩む人のための課題解決型マッチングメディア「リコ活」なら
あなたの悩みにぴったりの解決案を提示してくれる専門家とマッチングできます。

離婚を、幸せに向かう再出発へ。