ゲーム依存症の配偶者と離婚したい!ゲームばかりする心理とは?離婚して後悔しないためにできること

妻や夫がゲームにのめり込み「依存症ではないか」と悩む人がいます。中には愛情も冷め、離婚を考える人もいるようです。四六時中ゲームをしている姿にうんざりすることもありますが、ゲーム依存症を理由に離婚できるのでしょうか。ゲーム依存症への対処法とともに解説します。

目次

  1. ゲーム依存症の旦那・嫁と離婚したい…
  2. ゲームばかりする旦那や嫁はゲーム依存症?
  3. ゲーム依存症は病気?
  4. ゲーム症候群の特徴的な症状
  5. ゲーム依存症の旦那や嫁と離婚を考えるケース
  6. ゲームばかりで家事や仕事に支障が出ている
  7. ゲームのために部屋に引きこもっている
  8. 夫婦関係が損なわれた
  9. 多額の課金をしている
  10. ゲームで知り合った相手と浮気をしている
  11. ゲームばかりする旦那や嫁の心理とは
  12. 周囲に悩みを話せる人がいない
  13. 自分に自信がない
  14. 強いストレスや不安を感じている
  15. 生きがいがなく、毎日がつまらない
  16. ゲーム依存症の旦那や嫁と離婚できる?
  17. ゲーム依存症を理由に離婚できる?
  18. 離婚の合意を得られないときは調停という手も
  19. 裁判を起こして離婚するには
  20. ゲーム依存症で離婚をして後悔しないために
  21. ゲームを否定せず相手に寄り添う
  22. 家庭の中を居心地の良い空間にする
  23. 保健所や支援団体に相談する

ゲーム依存症の旦那・嫁と離婚したい…

スマホのゲームやテレビゲームなどにのめり込み、家にいればゲームばかりしている人がいます。「旦那が食事もせず、スマホゲームばかりしている」「嫁がゲームに夢中で家事をしない」などと嘆いている人もいるでしょう。ゲームをやめて家事を手伝ってもらったり、一緒に食事をしたりしようと思っても「ゲームの邪魔をしないで」と怒り出すことさえあります。

最近はプレーヤー同士で協力し合うオンラインゲームもあり、家族そっちのけでゲーム仲間と長時間遊んでいる人たちも少なくありません。こうしたことが原因で、夫婦関係が悪化するケースもあります。

旦那がゲーム依存症っぽいです。
APEXというゲームをしており、毎日ゲーム、寝る前までYouTubeでAPEXの配信?を見る。食事中も配信を見る。
休みの日でさえ1日中です。たまーにAPEXをやってないな。と思ったらDBDをしてます。
私もゲームは好きでやりますが、流石に異常なほどやってて引いています。
APEXもやってみました。確かに凄く楽しいゲームです。でも生活を疎かにする程ではないと思っています。
夫婦の会話もほぼなく、結婚している意味が分かりません。子供がいないうちにさっさと離婚した方がいいのかもしれません。
ゲーム依存症は治るのでしょうか。。
それとも離婚した方が早いのでしょうか。。

オンラインゲームに依存してる妻と離婚したくて仕方ないです。

出会った頃はたまに陰口が酷い時があるもののおとなしくて素朴な性格でそこに惹かれて結婚しましたが
今となっては朝も夜も仕事中もスマホを握りしめてゲームばかりで
家にいてもヘッドホンをつけてディスコとかいうやつで男も交えたグループを作り朝方まで遊んでます
その内容を盗み聞きしてるわけではないんですがよく大声でかなり下品な下ネタを言ってることも多いです、つか叫んでることもあります

目の下にクマを作って化粧も昔より濃くなりました
LINEのアイコンも加工しまくってる自撮り画に変わり正直気持ち悪いと思ってます

「ゲーム依存症」という言葉も聞きますが、こうした人たちは本当に依存症で、ゲーム好きを治すのが困難なのでしょうか。また、ゲーム依存症を理由に離婚は可能なのでしょうか。ゲーム依存症への対処法とともに解説します。

ゲームばかりする旦那や嫁はゲーム依存症?

一日中、スマホやパソコンなどのオンラインゲームをして、ほかのことをあまりしなかったり、自室にこもっていたりする人のことを「ゲーム依存症」と言うことがあります。これは、アルコールやギャンブルと同じように病気の一種なのでしょうか。ゲーム依存症とはどのようなものなのかを解説します。

ゲーム依存症は病気?

ゲーム依存症は、スマホやテレビゲームなどに熱中して、日常生活や社会生活に支障を来す状態を言い、医療関係者の間では「ゲーム障害」とも呼ばれます。ゲーム障害を病気と認めるかどうかについては、専門家の間でも意見が分かれ、盛んに議論されているようです。しかし、依存症のような状態になり、周囲とトラブルを起こしてしまう人も、実際にいます。

本人も周囲も最初のうちは「最近、ちょっとゲームをし過ぎだな」と軽く考えがちですが、いつの間にかエスカレートしていくのが、ゲーム依存症の特徴です。しだいにゲームのために家事や仕事が疎かになり、他人からゲームのことを注意されると、イライラしたり怒り出したりするようになります。ゲームのために多額のお金を注ぎ込んでしまう人も少なくありません。

ゲーム症候群の特徴的な症状

ゲーム依存症を病気の1つとしてとらえ、依存症の予防や患者・家族への支援などに取り組んでいる依存症対策全国センターによると、ゲーム依存症が進行すると、次のような症状が現れます。

・ゲームに関する行動(頻度、開始・終了時間、内容など)がコントロールできない
・ゲーム優先の生活となり、それ以外の楽しみや日常行う責任のあることに使う時間が減る
・ゲームにより個人、家族、社会、教育、職業やそのほかの重要な機能分野において著しい問題を引き起こしているにもかかわらずゲームがやめられない

こうした行動が見られると、既にゲーム依存症になっている可能性があります。ゲームをやめさせたり、行動を改善したりするのは、かなり大変なことだと覚悟したほうがいいかもしれません。

依存症対策全国センター「e-Learningで学ぼう 依存症の基本」ゲーム依存症の特徴と症状

ゲーム依存症の旦那や嫁と離婚を考えるケース

ゲーム依存症が進行すると、専門的な治療を受けなければ、行動を改善できないこともあります。妻や夫に依存症を治してもらい、夫婦関係を再構築したいと考える人もいますが、中には離婚を考える人もいるでしょう。

できれば離婚は避けたいものですが、ゲーム依存が重症だと、離婚を考えたほうがよいケースもあります。どのような状況のとき、離婚を考えたほうがよいのか、いくつかのケースを紹介します。

ゲームばかりで家事や仕事に支障が出ている

ゲームに熱中するあまり、睡眠不足になり、仕事中や家事に支障をきたしてしまう人がいます。寝るのも惜しんで夜遅くまでゲームをしていれば、昼間に眠くなったり、集中できなくなったりするのも当然でしょう。中にはゲームのために仕事をやめてしまう人や、子供を放置してしまう人もいます。

ゲームに熱中するあまり、経済的に苦しくなったり、子供が十分な愛情を得られなくなるようでは、他の家族は大変です。家族をないがしろにしたため夫婦の信頼関係が損なわれたとして離婚を求めることを考えてもいいでしょう。

ゲームのために部屋に引きこもっている

ゲーム依存症の人の中にはゲームに没頭するため、自室に引きこもってしまう人もいます。ほとんど家族の前に顔を出さず、食事も自室で食べているようでは、当然、家族と接する時間も減っていき、家庭の雰囲気も悪くなっていきます。子供の養育にも悪影響を及ぼすでしょう。

相手は既に結婚生活すら面倒に感じているかもしれません。離婚を切り出せば、あっさり応じてくれる可能性もあるでしょう。相手が離婚を拒んでも、引きこもりの状況や言動、双方が依存症の改善にどれくらい取り組んだかなどの事情によっては、調停や裁判で離婚できる可能性もあります。

夫婦関係が損なわれた

ゲーム依存症になってしまうと、他の家族と距離を置き、まるで家庭内別居のような生活になってしまう人もいます。夫婦の間もセックスレスになる可能性が高いでしょう。これでは結婚生活の意味がありませんし、愛情が冷めたり、相手に嫌悪感を抱いたりするのも当然です。

長期にわたるセックスレスは離婚の理由になりますし、家庭内別居も事情によっては裁判で離婚の原因として認められる可能性があります。

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多額の課金をしている

夫や妻がゲームに熱中するあまり、ゲームに多額の課金をし、家計を圧迫したり多額の借金をしたりすることがあります。オンラインゲームは大抵、最初は無料で遊べても、長時間遊んだり、強くなったりするには有料のアイテムが必要になってきます。ゲームに夢中になり、次々とアイテムを購入してしまう人は少なくありません。

経済的に苦しくなるほどゲームに多額の課金をするようでは、他の家族は安心して生活できません。中には十分な生活費を家計に入れなくなってしまう人もいます。十分な生活費を家計にいれず、ゲームにつぎ込んでいるようでは、夫婦としての責務を果たしていないとみられる可能性があります。

ゲームで知り合った相手と浮気をしている

オンラインゲームのなかには、プレイヤー同士でチームを作ったり、プレイヤー同士で会話を楽しめたりするものがあります。そうしたゲーム内の交流を通じて仲良くなり、「オフ会」と称して実際に会う人たちもいます。ときには、恋愛に発展することもあるようです。

独身者同士が恋愛をしても問題はないのですが、中には浮気をしている人もいます。もし、ゲームにのめりこんで家庭を顧みない夫や妻が、ゲームで知り合った人と浮気をしていたらどうでしょうか。当然、離婚を考えるはずです。

言うまでもなく、浮気は離婚の原因となりますし、慰謝料を請求できる可能性も大いにあります。ゲームのために家族をないがしろにしたうえに、浮気までするような配偶者とは結婚生活を続けるのは困難だと言っていいでしょう。

ゲームばかりする旦那や嫁の心理とは

スマホやパソコンなどのオンラインゲーム、テレビゲームなどにのめりこんでしまい、ゲーム依存症になってしまうような人は、どのような心理状態なのでしょうか。大人なのにゲームにのめり込んでしまう原因や気持ちを解説します。

周囲に悩みを話せる人がいない

ゲームにのめりこんでしまう人は周囲に悩みを話せる人がいない可能性があります。悩みやストレスを抱えていても、誰かに話したり相談したりして、気分が晴れることもありますが、そうした人が誰もいなければ悩みやストレスを自分で抱え込んでしまうことになり、嫌な現実を忘れるためにゲームを始めることがあります。

また、ゲームの中の仲間なら悩みを打ち明けられると言う人もいます。そうした人は、「彼らなら自分のことを理解してくれる」と考えるようになり、仲間との連帯感を味わうために、さらにゲームにのめり込んでしまいます。

自分に自信がない

会社や学校では何をやってもうまくいかず、自分に自信がない人もゲームにのめりこむことがあります。ゲームで高得点を取ったり、高得点を出すことで自分に対する自信を取り戻せるからです。自分の得意分野なら、自信を持って取り組めますし、実際の生活ではなかなか味わえない達成感や成功体験を得られます。

また、他のプレイヤーとチームを組むゲームでは、他の人に頼られたりリーダーになったりすることもできます。こうして、普段の自分とは違う自分になれる快感を得るために、ゲームから抜け出せなくなる人もいます。

強いストレスや不安を感じている

不安やストレスを感じやすい人も、いったん現実から離れるためにゲームを始めることがあります。確かにゲームに没頭すれば、一時的に現実を忘れられるでしょう。しかし、ゲームが終われば、何も変わらない現実が待っています。そのため、しばらくすると、またゲームをしたくなり、しだいにのめり込んでいくのです。

不安やストレスを感じやすい人は、仕事や家族関係などで緊張した状態に置かれていることもありますが、もともと不安を感じやすい特性の人もいます。そうした人はカウンセリングや専門医の治療などを受けると、不安がやわらぐこともあります。

生きがいがなく、毎日がつまらない

生きがいがなく、毎日が退屈だと感じている人が、手持無沙汰でゲームをしているうちにのめり込んでしまうこともあります。職を失ったり、怪我や病気で挫折したり、誰かに裏切られたりして絶望したときなどは、やる気や生きがいを失い、何もしたくなくなることもあるでしょう。

しかし、ゲームであれば失敗しても何度でもやり直すことができます。何度もやり直しをしながら成功体験を味わっているうちに、その感覚が忘れられなくなり、何度もゲームを始めてしまうようになってしまうのです。それをきっかけに現実でも、やりがいを見つけられればいいのですが、現実が変わらなければ、ますますゲームに逃避してしまうことになります。

ゲーム依存症の旦那や嫁と離婚できる?

ゲームに依存して仕事や家事をせず、家族をないがしろにするような夫や妻と離婚できるのでしょうか。離婚する際の手続きや、ポイントについて解説します。

ゲーム依存症を理由に離婚できる?

ゲーム依存症の夫や妻と離婚したいと思ったとき、双方の話し合いの結果、夫も離婚に同意してくれれば離婚は可能です。このように話し合いで離婚することを協議離婚といいます。離婚で最も多いのが協議離婚で、どのような理由でも離婚は可能です。

ただ、離婚を切り出したのに対し「ゲームはやめるから離婚したくない」などと言って、拒否されることがあります。その場合は、すぐに離婚はできません。また、相手が離婚に応じたものの、財産分与などの条件をめぐって話し合いがつかないこともあります。そのときも条件について話し合いを続けるか、法的な手続きに基づいて離婚を求めていくしかありません。

離婚の合意を得られないときは調停という手も

相手が離婚に反対したり、離婚の条件で折り合えなかったりした場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停とは裁判所の調停委員を介した話し合いで、調停委員が双方の意見を聞き、言い分を整理して合意を目指します。しかし、合意できる見込みがないときは調停不調として話し合いが打ち切られてしまいます。

調停が打ち切られると、再び夫との間で協議離婚を目指して話し合うか、離婚裁判を起こして裁判所に離婚を求めることになります。裁判で認められれば、相手の合意がなくても離婚が可能です。

裁判を起こして離婚するには

離婚裁判を起こすには条件があり、先に離婚調停を行う必要があります。これを調停前置主義といいます。また、民法で定められた「離婚事由」がなければ、裁判で離婚が認められることはありません。

離婚事由とは、次の5つの事情です。

・配偶者が浮気や不倫(不貞行為)をした
・一方的な別居や生活費の未払いなど配偶者の悪意で遺棄された(悪意の遺棄)
・配偶者の生死が不明で3年以上経つ
・配偶者が重症の精神病で治る見込みがない
・婚姻を継続しがたい重大な事由がある

裁判で離婚できるかどうかは、夫婦間の事情によります。例えば、ゲーム仲間と浮気をしていたり、ゲームに多額の課金をして生活費をほとんど入れないというケースであれば、離婚事由として認められる可能性があります。

ゲームにのめり込んで、家庭をほとんど顧みず、セックスレスの状態も長く続いているという場合も「婚姻を継続しがたい重大な事由」に当たると判断される可能性が高いでしょう。いずれにせよ、裁判所は個別の事情をもとに判断しますから、離婚に詳しい弁護士に相談するといいでしょう。

ゲーム依存症で離婚をして後悔しないために

ゲーム依存症の配偶者への愛情が冷めたとして離婚したものの、「相手を立ち直らせることができたのではないか」「離婚せずに頑張ったほうがよかった」などと後悔することがあります。そうした後悔をしないために、ゲーム依存症の妻や夫にどのように接すればいいのかを解説します。

ゲームを否定せず相手に寄り添う

過度にゲームに熱中する人の中には、悩みや不安を抱えている人もいます。「こんなことばかりしていていいのか」などと焦りや劣等感を抱いていることもあります。そうした人に「ゲームばかりしないで」などと怒ったり注意したりするのは逆効果です。「誰も自分を理解してくれない」とますますゲームに逃避してしまうでしょう。

相手のことを思うばかり「強い態度に出なければ」と思うこともあるでしょう。しかし、最初は相手の気持ちに寄り添い、ゲームをしてしまう心理を理解することが大切です。そうすれば、本当に解決しなければならない問題が見えてくるかもしれません。

家庭の中を居心地の良い空間にする

家庭の雰囲気を「一人でゲームをしているより、家族と過ごすほうが楽しい」と思えるようにすることも大切です。夫婦で何でも話せる関係を築けば、ゲーム仲間との会話にのめり込むこともなくなるでしょう。

本来、家庭は家族が心穏やかに過ごせる空間のはずです。多少嫌なことがあっても、家族で楽しいひと時を過ごせば、忘れてしまえる。そんな家庭を夫婦で協力して作っていければ、ゲームをする時間も少しずつ減っていく可能性があります。

保健所や支援団体に相談する

ゲーム依存症が病気の一種とだと言われるようになったのは、最近のことですが、アルコール依存やギャンブル依存と同じように、自治体やNPOなどの相談窓口もあります。心配なときは保健所や依存症の支援窓口に一度相談してみましょう。

配偶者が依存症といえるかどうかわからないので、いきなり支援窓口に相談するのは気が引けるという人は、夫婦関係に詳しいカウンセラーに話を聞いてもらうというのも一つの方法です。

ゲーム依存症の配偶者と離婚するかどうか悩んだら専門家に相談を

「大人になってゲーム依存症になるなんてみっともない。早く離婚したい」と考える人もいるでしょう。しかし、本人は不安や悩みを抱えてゲームに逃避しているだけなのかもしれません。また、一方的に離婚を求めても、相手が応じず話し合いが進まないこともあります。

ゲーム依存症の配偶者と離婚すべきかどうか悩んだら、関係修復の可能性はないのかも含め、夫婦関係に詳しいカウンセラーや弁護士に相談してみてもいいでしょう。

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