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      夫が人前で妻をけなす心理とは?モラハラの可能性や対処法を徹底解説

      2025 3/17
      モラハラ・DV
      2023年2月25日2025年3月17日
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      夫が人前で妻をけなす心理とは?モラハラの可能性や対処法を徹底解説

      「うちの妻は気が利かなくて」などは世間話でよく耳にするセリフですが、妻は悲しい気分になったり、ストレスを感じたりするものです。このように人前で妻をけなす行為は、単にからかっているのではなく、モラハラの可能性があります。

      家庭内だけでなく人前でも妻の欠点を嘲笑したり、容姿を侮辱したりする夫に対して、妻はどのように対処すればよいのでしょうか。人前で妻をけなすときの夫の心理状態に着目し、そのような行動をとる原因や、夫婦関係の修復に役立つ可能性が高い対処方法を解説します。

      本記事の監修者

      弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所(東京弁護士会所属)
      2009年の事務所開設以来、女性側の離婚・男女問題の解決に注力しています。年間700件以上、累計5000件以上の相談実績があり、多様な離婚のノウハウを蓄積。

      詳しく見る

      経験豊富な男女20名の弁護士が所属し、新聞・テレビ・雑誌・Webなど多くのメディアからの取材も受けています。

      目次

      人前で妻をけなす夫の心理は?

      大事な家族であるはずの妻を、なぜわざわざ人前で侮辱するのでしょうか。妻をけなす夫の心理や原因について、考えられる可能性をいくつか紹介します。

      からかうのが面白いと思っている

      夫の中には「うちのぐうたら嫁は」などと言って人前で妻をからかうことが「自虐ネタ」として面白いと思っている人がいます。確かに、自分の失敗や弱点をユーモアたっぷりに話せる人には周囲も親近感を覚えます。

      しかし、本当に面白い自虐ネタとは自分自身をネタにした話であり、家族や親戚を見下すような話題は心から笑えるものではありません。

      また、上司や取引先など目上の人との会話で、へりくだる態度を示そうとする心理から、自分の妻をけなす夫もいます。謙遜しているつもりなのかもしれませんが、平気でひどいことを言う人として、逆に評価を下げられてしまうことがあります。

      同僚の男性に、いつも奥さんのことを「役に立たない嫁」と言って笑いのネタにしている人がいます。しかし、その奥さんは日中一人で小さな子供の面倒を見ているのを知っているので笑うに笑えません。

      本気で嫌がられていると思っていない

      「また太ったんじゃないの?」などと妻に対して言わなくてもいいことを言う夫は、妻が嫌がっていることに気づいていない場合があります。悪口を言い合うのも、夫婦間の自然なコミュニケーションだと考えていて、妻が心理的に傷ついているとは夢にも思っていません。

      「そんなことを言うなんてひどい」と妻が抗議したところで、こういった心理状態の夫は本気で聞いていないため、妻をけなす言葉を繰り返すことでしょう。

      私は夫より1歳年上ですが「おばあちゃん、もうボケちゃったの?」などと年寄り扱いしてきます。

      私や家族を笑わせようとしているみたいですが、私は嫌だしストレスです。やめるよう言っても、悪気がないので理解できないみたいです。

      好きな相手に嫌がらせしてしまう

      妻への愛情が薄れて、妻をけなす発言をしていると思いきや、そうではない夫もいます。こういった夫は、愛する妻の注意を引きたくて、わざと妻が嫌がる行動をとりがちです。

      小学生の男の子が好きな女の子に対して、悪口を言ってしまうのと似たケースだと言えるでしょう。しかし、大人の男性である夫が子供と同じことをすると、妻は「構ってちゃん」と呆れられるだけ。夫婦関係にも支障をきたします。

      夫は私のファッションに対して「センス最悪」と言ったり、手料理を「まずい吐きそう」と言ったり、会話の度にけなしてきます。

      なぜそんなことを言うのかたずねたところ、当然のように愛情表現だと答えるのです。逆に問い詰めた私が空気が読めないやつよばわりされてしまいました。

      自分に自信がない

      人前でも構わず妻をけなす夫は、亭主関白で自信にあふれているように見えますが、実は心理的に劣等感を抱えている場合があります。劣等感の理由は、容姿や仕事の能力などさまざまですが、このような夫は人より劣っている自分に自信が持てません。

      そこで、妻に対して「そんなこともわからないなんてバカじゃないのか」などと見下す発言をして、自分より下の存在を作って心理的な安心を得ようとします。また、劣等感に苦しんでいることに気づいてくれない妻への苛立ちから、妻をけなす言葉を言ったり高圧的な態度をとったりすることもあります。

      同窓会から帰ってきた夫が、自分が同期より昇進が遅いのをなぜか私のせいにして「おまえが高卒だからだ」などと絡んできます。酔っぱらっていたとしても、なんでそんなことを言われないといけないのでしょうか。

      常に自分が優位に立ちたい

      根拠のない自信を持ち、自分が正しいと思い込んでいる夫は、日常的に妻をけなす発言をしがちです。妻と意見が食い違うと「田舎者は黙っていろ」などと言って、それ以上妻の考えに耳を傾けようとしません。

      このような夫は心理的にプライドが高いのも特徴で、自分の間違いを指摘されることが苦手です。そのため、自分を否定されることがないよう、普段から妻をけなすことで妻を見下し、常に自分が優位な立場でいようとします。

      夫自身の不摂生で太っているのに「君の料理があわないから」と間食の多さを私のせいにします。しかもかなりマザコンで「お母さんの料理は手が込んでいて…」が口ぐせ。お母さんに作ってもらえば?と思います。

      権威的な家庭で育った

      幼少期に親からけなされて育った男性は、その体験が成人後の言動パターンとして表れることがあります。自分が受けた否定的な評価を無意識のうちに妻へと投影したり、「愛情表現としての叱責」という誤った認識を持っていたりします。

      夫は休日に親戚が集まると、必ず私の料理の味を批判したり、家事の仕方について文句を言ったりします。義父も同じような態度で義母に接していて、夫はそれが当たり前だと思っているようです。

      歪んだジェンダー観が生む支配欲

      伝統的な性別役割分担の考えに固執する男性の中には、妻を自分の支配下に置くことで優位性を保とうとする傾向が見られます。特に職場での不満やストレスを抱える夫は、家庭内での権力を誇示するため、人前で妻の家事能力を否定したり、態度や性格を批判したりすることで自己の立場を確認しようとします。

      夫は同僚の前で「うちの嫁は仕事なんてできない」「家にいるだけの無能」と言っているようです。私はパートで働いているのですが、正社員として働きたいと相談しても、「女は稼ぐ必要はない」と一方的に否定されます。

      人前で妻をけなすのはモラハラ?

      ※写真はイメージ(iStock.com/maroke)

      人前で妻をけなす行為は、明確なモラルハラスメント(モラハラ)に該当するでしょう。

      特に注意すべき特徴として、家庭内と外での態度の極端な違いが挙げられます。二人きりの時は攻撃的な態度を取るのに、他人の前では「謙虚な夫」を演じるような行動は、典型的なモラハラのサインといえます。

      また、妻の意見や感情を常に否定する傾向も危険な兆候です。「君のためを思って言っているんだ」と正当化を図りながら、実際には妻の存在を否定し続けるのです。さらに、「うちの妻は頑張っているんですが……」と謙遜を装いながら、実際は妻を貶めるような言い方をするケースも多く見られます。

      このような言動は、時間とともにエスカレートする傾向があり、妻の自尊心を深く傷つけていくため、対処が必要です。

      人前で妻をけなす夫への対処法

      人前でからかわれたり、人格を否定するようなひどいことを言われたりして、心理的に平気でいられる人はほとんどいません。妻をけなす夫に対して、反射的に仕返ししたくなるかもしれません。しかし、妻を傷つけている自覚がない夫に、仕返しは意味をなさない場合があります。

      さらに、自分の立場を上に見せるために妻をけなす夫は、仕返しを受けたことで、言葉の暴力をエスカレートさせるかもしれません。そこで、いったん冷静になり、よりよい対処法はないか考えてみましょう。夫の心理状態と対処法次第では、人を見下すひどい言動を止めさせられるかもしれません。

      ※写真はイメージ(iStock.com/maruco)

      聞き流す

      立場の優位性を主張するために妻をけなす夫の場合、いちいち反応せず聞き流すだけで自然と収まるケースがあります。夫の発言を否定せず、適当な相槌だけ打っておけば、夫は面白くなくなってやめるかもしれません。

      ただし、妻が反論してこないことで、何を言ってもかまわないと勘違いし、執拗に妻をけなす夫も中にはいます。ただの軽口ではなく、人格を否定する言葉で妻をけなす場合は明らかにモラハラですから、別の対策も考えましょう。

      「仕事もしていないくせに」が口癖だった夫。こっちも育児で大変なんだからと言い返したこともありますが、疲れるだけなのでやめました。反論がないから飽きたのか、そのうち何も言ってこなくなりました。

      ペナルティを設ける

      自分の発言が妻をけなすとは思ってもいない夫には、心理的な自覚を促すためにその場で注意するのが効果的です。妻をけなす言葉が口癖になっている場合は、罰金などペナルティを設けて矯正していくのもよいでしょう。

      夫は太っている私のことを「ぶたちゃん」と呼ぶのですが、先日人前でも言いかけたため「ぶたちゃん」1回につき1000円の罰金を科しました。夫は何千円か払った後でようやく言わなくなりました。

      カウンセリングを受ける

      夫の精神的・心理的な問題が妻をけなす発言や行動につながっている場合、当事者夫婦だけでは解決が困難です。夫婦で話し合っても、夫の行動に改善が見られないのなら、夫婦でカウンセリングを受けるのがよいでしょう。

      専門家に相談することで、妻をけなす夫の心理状態が明らかになり、夫婦関係を修復する糸口になるかもしれません。また、第三者の視点から、隠れたモラハラなど当事者同士では気づかない問題が見つかることもあります。

      夫の暴言に耐えかねてカウンセリングを受けていました。子供のために離婚はしたくないと相談すると、担当の先生が夫を説得してくれて夫婦でカウンセリングを受けました。

      性格の食い違いなど、具体的な原因が分かって目から鱗でした。

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      実家に帰る・別居する

      妻をけなす発言や行動を止めるよう訴えても、夫が聞く耳を持たない場合、物理的に距離を置くのも一つの対処法です。実家に帰ったり別居したりすると、けなす相手がいなくなることから、夫の心理状態が変化するケースがあります。

      また、けなされることに慣れてしまった妻も、夫と離れて過ごすことで、自分を傷つける夫の行動を冷静に見つめる時間を確保できます。今後、どのように夫婦関係を続けるのがよいのか、考えるきっかけとなるでしょう。

      元夫は家庭内でも人前でも私をバカよばわりする亭主関白でした。あるきっかけから私一人で実家に帰ったのですが、冷静になって考えてみると亭主関白ではなくモラハラだと気づくことができました。

      離婚準備をする

      妻をけなす発言や行動を止めるようさまざまな対策を講じた結果、これ以上結婚生活の継続は無理だという結論に至るかもしれません。そのような場合は、心身が疲弊しきってしまわないうちに離婚準備を始めましょう。

      妻を傷つけている自覚がない夫は、離婚自体に応じないケースも少なくありません。夫婦の話し合いで解決しない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることになりますが、離婚調停では弁護士に同席してもらうこともできます。離婚準備を始めるときは早めに弁護士に相談するといいでしょう。

      子どものことを考えると、夫のモラハラ発言にも耐えるしかないと思い込んでいました。しかし子供の前で母親をけなすのも虐待になる場合があることを知り、夫は合意していませんが、今離婚調停中です。

      丸の内ソレイユ法律事務所

      日ごろから夫のひどい言動を受けている妻は、それが当たり前のことになってしまい、いかにひどい仕打ちを受けているかに気が付かないこともよくあります。弁護士への相談の中で、自分自身が置かれている状況を改めて認識することもできるでしょう。

      また離婚協議を弁護士に依頼すれば、直接夫と離婚についての話をせずに済むので、夫と話すことに恐怖心のある方も安心です。

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      人前で妻をけなす夫と離婚はできる?

      夫婦の合意があれば離婚は成立しますが、人前で妻をけなす夫は妻の心理を理解できず、自分がひどいことをしているという自覚もないため、離婚に応じないことがあります。このようなケースでも離婚は可能なのでしょうか。

      ※写真はイメージ(iStock.com/yamasan)

      モラハラとして認められれば離婚できる?

      話し合いで離婚できない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることになりますが、夫の合意がなければ離婚できません。調停でも合意できない場合、裁判によって強制的な離婚を目指すことになります。

      裁判で離婚するには、民法で定められた離婚理由によって、結婚生活を続けるのが困難だと裁判所に認めてもらわなければなりません。つまり、モラハラがあっても、それが結婚生活を続けられないほど重大だと認められる必要があります。

      夫の認識がどうであれ、けなされ続けることに耐えられず裁判で離婚したいという場合、夫の言動が夫婦関係を破綻させているということを立証しなければなりません。証拠も必要となりますので、弁護士に対応を相談するのがベストです。

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      人前で妻をけなす夫の心理状態に合わせて対処しよう

      単なる悪ふざけの場合もありますが、人前で妻をけなす行為は、夫が自分の優位性を誇示するためのモラハラかもしれません。自分を認めてほしいだけなら、聞き流すうちに夫も満足したり飽きたりして、自然とけなすのをやめるでしょう。

      心理的に問題があったり、モラハラ気質が隠れていたりする場合、夫の改心は難しく、妻は悲しい気持ちのまま疲弊してしまいます。そのようなことになる前に、カウンセラーや弁護士などの専門家に相談し、早期の解決を目指しましょう。

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