離婚する夫婦によくある会話パターン|離婚した方がいい特徴・チェックリストも

夫婦喧嘩が増えたり会話が減ったりすると「離婚の前兆ではないか」「離婚する夫婦としない夫婦の会話の違いは何なのだろう」と悩む人もいるかもしれません。離婚する夫婦によくある会話パターンを具体例と解決策とともに紹介します。離婚した方がいい夫婦の特徴も解説します。

専門家監修 |弁護士 塚本 亜里沙
塚本 亜里沙/東京山手法律事務所(第一東京弁護士会所属)
年以上の経験を持つ弁護士。 弁護士が行うリーガルカウンセリングもカウンセリングの一種であり、カウンセリング能力の向上は不可欠であると考え...
塚本 亜里沙/東京山手法律事務所(第一東京弁護士会所属)
20年以上の経験を持つ弁護士。 弁護士が行うリーガルカウンセリングもカウンセリングの一種であり、カウンセリング能力の向上は不可欠であると考え、日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラー・(一財)日本能力開発推進協会家族療法カウンセラー・アンガーコントロールスペシャリスト取得。 夫婦関係・離婚のお悩みに真摯に向き合い、幸せな離婚に向けた解決をモットーに全力を尽くしている。

目次

  1. 離婚する夫婦としない夫婦の会話の違いは?
  2. 相手を尊重しているかどうか
  3. 離婚する夫婦によくある会話パターンとは?
  4. ①攻撃的な言葉を使う
  5. ②否定的な態度を取る
  6. ③無視する・適当に聞き流す
  7. ④感情的になる
  8. ⑤責任を押し付ける
  9. ⑥話を聞かずに中断する
  10. ⑦解決策を探すことができない
  11. 離婚した方がいい夫婦の特徴は?
  12. モラハラ・DVがある
  13. 夫婦関係が冷めている
  14. 相手を信頼できない

離婚する夫婦としない夫婦の会話の違いは?

配偶者とスムーズに会話できず「夫婦喧嘩ばっかりしている」「このままでは夫婦仲が悪くなる一方になりそう」などと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。離婚する夫婦としない夫婦の会話の違いは何なのでしょうか。

相手を尊重しているかどうか

離婚する夫婦としない夫婦の会話の違いは、相手を尊重しているかどうかです。例えば、意見が合わない場合でも、離婚しない夫婦はお互いの意見を尊重し合い、共通の解決策を見つけようとします。しかし、離婚する夫婦は相手を罵倒することが多く、会話が激しくなってしまう傾向にあります。

夫婦間の会話は、お互いを尊重し、理解し合うことが大切です。離婚を回避するためには、仲良く過ごすための努力をし、穏やかなコミュニケーションを心がけることが必要だと言えます。

離婚する夫婦によくある会話パターンとは?

離婚する夫婦の会話のパターンには以下のような特徴があるようです。

・攻撃的な言葉を使う
・否定的な態度を取る
・無視する、適当に聞き流す
・感情的になる
・責任を押し付ける
・話を聞かずに中断する
・解決策を探すことができない

ここでは、離婚する夫婦の特徴的な会話パターンを具体例とともに紹介します。

①攻撃的な言葉を使う

攻撃的な言葉は、夫婦関係を悪化させる原因となります。「ハゲててみっともない」「お前はドジでノロマだ」と相手の身体的特徴や性格・性質を罵倒する、見下す人も少なくありません。

その場で反論して気にならない人もいますが、言われたことを引きずって精神的に苦しむ人もいます。夫婦喧嘩の際についカッとなって相手を罵倒してしまう人は注意が必要です。

②否定的な態度を取る

相手に否定的な態度を取ることも離婚する夫婦によく見られる会話のパターンです。相手が話している最中にため息をついたりあなたは間違ってる頭ごなしに意見を否定すると、相手は段々自分の意見を言わなくなってしまいます。

自分の気持ちや考えを伝える際には、「私はこう感じる」「私はこう思う」といった表現を使って、相手を否定しないように心がけましょう。

③無視する・適当に聞き流す

相手の話に耳を傾けない態度は夫婦間のコミュニケーションを減らす大きな原因になります。具体的にはスマホをいじる、無言でいる、適当に返事をするなどの行為が挙げられます。

このような態度を続けると、「自分の話に興味ないのか」「話し合いしても無駄だ」と思われる可能性があります。どんなに忙しい時でも、相手の話に耳を傾けることが大切です。

④感情的になる

夫婦の間で不満や怒りが爆発し、自分の感情に支配されて、話をしている最中に怒り出したり泣き出したりと相手に対して感情的になってしまう場合があります。不満が溜まったとしても、自分の感情を抑えて相手の気持ちに寄り添い、冷静に話し合いをすることが大切です。

⑤責任を押し付ける

離婚する夫婦によくある会話パターンに、相手に責任を押し付けることも挙げられます。たとえば「あなたが構ってくれなかったから浮気をした」「俺の気持ちなんてお前は全然わかっていない」などといったような一方的な主張です。

しかし、問題は一方的に相手にあるわけではなく、夫婦双方に問題のあることがほとんどです。自分自身の責任も含めて、話し合いを進めていくことが大切です。

⑥話を聞かずに中断する

「話が長い」「仕事で疲れている」などと自分の主張を通そうとして相手の話を聞かずに相手を中断することは夫婦仲を悪化させる原因となります。

しかし、相手の気持ちを理解するためには、相手の言葉に耳を傾けて共感することが大切です。

⑦解決策を探すことができない

離婚する夫婦によくある会話パターンには、解決策を探せないことも挙げられます。夫婦仲が悪いと相手を攻撃したり、話を聞かずに中断したりすることで、解決策を見つけられなくなってしまいます

離婚問題は複雑であり、一度に解決することは難しいかもしれません。しかし、お互いが納得できるような解決策を見つけるためには、冷静に話し合いすることが大切です。

離婚した方がいい夫婦の特徴は?

離婚する夫婦によくある会話パターンに当てはまったとしても、お互いに相手を思いやり冷静に話し合いができれば夫婦関係を改善できる可能性が高いです。しかし、相手の言動によっては離婚した方がいい場合もあります。ここからは離婚した方がいい夫婦の特徴を紹介します。

モラハラ・DVがある

相手からモラルハラスメントやDVを受けている場合は、離婚を考える必要があります。精神的暴力、経済的暴力もDVに当てはまります。

・暴言や罵倒をする
・無視する
・束縛する
・暴力を振るう
・家事や育児を拒否する
・お金をまったく渡さない

これらの行為は、相手を精神的に追い詰めたり、傷つけたりすることになります。法律上の離婚原因にも該当する可能性があります。被害者は、自分が悪いと思い込んでしまい、より深いトラウマを抱えることになり得るため、離婚を考えた方がよいと言えます。

夫婦関係が冷めている

夫婦の間で愛情がなくなり、夫婦関係が冷めてしまった場合いわゆる仮面夫婦の状態は、離婚を考える必要があります。

・思いやりのない行動を取る
・コミュニケーションを取ろうとしない
・相手に対して興味を持てない

愛情がなくなる原因はさまざまですが、思いやりのない行動や、コミュニケーション不足が原因の場合が多いです。お互いの愛情を取り戻すために、お互いに相手のことを理解し、コミュニケーションを深めることが必要です。

相手を信頼できない

結婚には、お互いを信頼することが重要です。しかし、相手を信頼できなくなった場合は、離婚を考える必要があります。

・借金をする
・頻繁に嘘をつく
・浮気や不倫をする

例えば、浮気をするような行動を取った場合やお金に関する不正を行った場合など、信頼関係が崩れた場合には修復が難しいと考える必要があります。

離婚する夫婦の会話パターンに当てはまる場合は対処しよう

夫婦関係において問題が発生した場合、お互いに対して真剣に向き合い、問題を解決することが大切です。相手を思いやり、冷静に話し合うことで、夫婦関係を改善できます。しかし、解決が難しい問題や、夫婦関係の修復が困難な場合には、離婚を考えることも必要でしょう。

離婚は、法律的な手続きを必要とする場合があります。真剣に離婚を検討している場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

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