
パートナーとの離婚を検討しているものの、仕事が忙しく、平日に時間が取れない方もいるでしょう。そのような方たちを中心に、自宅から参加できる「オンライン離婚調停」が注目を集めています。オンライン離婚調停は裁判所のほかに、法務大臣の認証を受けた民間のサービスを利用する方法もあります。
この記事では、オンライン離婚調停の口コミや具体的なメリット、注意点、調停について弁護士に相談するメリットなどについて、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
●オンライン離婚調停のリアルな口コミとメリット
●利用する前に必ず押さえておきたい注意点
●離婚に強い弁護士へ相談・依頼するメリット
●民間オンライン調停サービス「リコ活」の特徴と魅力
オンライン離婚調停とは

そもそも「離婚調停」とは、離婚やその条件(親権や養育費、財産分与など)について、夫婦間での話し合いがまとまらない場合に、家庭裁判所の調停委員を介して解決を図る手続きです。第三者を介した離婚調停の手続きをインターネットを通じて進められる仕組みが、「オンライン離婚調停」と呼ばれます。
かつて裁判所の離婚調停では、Web会議などを利用して離婚調停を成立させることは認められていませんでした。2025年3月の法改正により、裁判所へ実際に出頭することなくオンライン上で離婚調停を成立させられるようになりました。
オンライン離婚調停は、裁判所のほか、法務大臣の認証を受けた民間のサービスでも行うことができます。なお、離婚を検討する総合相談プラットフォームである「リコ活」と、民間ADR(裁判外紛争解決手続)サービスである「リコ活調停」は異なるサービスです。
【図解】円満離婚を叶える“オンライン離婚調停”とは?弁護士を立てない新しい解決法
口コミから見えるオンライン離婚調停のメリット

「ADR(裁判外紛争解決手続)」とは、公正かつ中立な第三者(調停人)を交え、話し合いによって紛争の解決を図る手続きを指します。裁判所のオンライン調停は2025年3月から始まったばかりであり、XなどのSNSで検索した限りでは具体的な体験談や口コミは少ないのが現状です。
ここでは法務大臣認証で安心度が高く、利便性にも優れた民間サービスである「リコ活」や「Teuchi」に寄せられた口コミから、オンライン離婚調停のメリットを解説していきます。
冷静な話し合いができる
オンライン離婚調停では、離婚に関する専門知識を持った中立的な第三者(調停人)が間に入り、親権や養育費、財産分与といった離婚条件の話し合いを進められます。夫婦二人きりだと、顔を合わせた際につい感情的になってしまったり、意見が対立して解決の糸口が見えなくなったりすることもあるでしょう。
オンライン離婚調停では、調停人などの第三者がWeb会議を通じて話し合いを支援するため、 お互いに感情をコントロールしやすく、終始冷静なスタンスを保ったまま建設的な話し合いを進められます。
| ・調停人の方が、感情ではなく話し合いとして整理してくれたことで、冷静に向き合えました。・専門家が間に入ってくれたことで、感情ではなく現実的な整理ができたと感じています。(「リコ活」利用者の声) |
相手と直接会う必要がない
オンライン離婚調停では、すべての手続きがインターネット上のやり取りで完結します。そのため、最初から最後まで相手と一度も直接対面したり、個別にやり取りしたりする必要はありません。特にDVやモラハラなどが原因で夫婦関係が悪化している場合、相手と顔を合わせるだけで多大な恐怖や精神的ストレスを感じることもあるでしょう。オンラインであれば、そのような心理的負担を大幅に軽減できます。
すでに別居していて物理的に距離が離れているケースでも、わざわざ時間や労力をかけて同じ場所に集まることなく離婚の話を進められる点も、大きなメリットと言えるでしょう。
| ・相手と直接やり取りをせず進められてよかったです。(「Teuchi」利用者の声) |
調停に要する費用が抑えられる
オンライン離婚調停は、パソコンやスマホを使って自宅などから参加できます。そのため、調停のために裁判所や遠方へ赴く往復の交通費、場合によっては宿泊費などの経済的負担を抑えられる点がメリットです。
家庭裁判所の調停や裁判は、解決までに半年から1年以上と長期化するケースが珍しくありません。民間ADRの期日間隔は、1〜2ヶ月に一度のペースで話し合いを行い、全体として数ヶ月程度で完了するケースが多いのも特徴です。
| ・費用も現実的で、必要以上に構えずに話し合いを始められたのがよかったです。・事前相談で流れや費用を聞いて、「これなら大丈夫そう」と思えたのが大きかったです。(「リコ活」サービス利用者の声) |
土日や夜間も利用できる
平日の日中にしか期日が開かれない裁判所とは異なり、民間のオンライン調停サービスは、利用者のライフスタイルに合わせて土日や夜間の時間帯でも対応してくれるケースがあります。仕事や日々の業務が忙しく、平日の昼間にまとまった休みを取ることが難しい会社員や専門職の方であっても、有給休暇の消化やスケジュールの無理な調整をする必要なく手続きを進められるでしょう。
自分の生活ペースを崩さずにスムーズに手続きを進められる点も、オンライン離婚調停のメリットです。
| ・24時間いつでも利用ができて助かりました。(「Teuchi」利用者の声) |
丸の内ソレイユ法律事務所裁判所のオンライン離婚調停は2025年3月に始まったばかりで、体験談はまだ多くありません。口コミを参考にする際は、家庭裁判所の手続きと民間ADRサービスを区別して読むことが大切です。民間ADRで作成する合意書も、執行受諾文言を付すなど一定の要件を満たせば、約束が履行されない場合の備えとなり得ますが、効力の範囲は手続きによって異なるため、内容をよくご確認ください。
オンライン離婚調停2つの注意点


オンライン離婚調停は多くのメリットがある一方で、インターネットやデジタル機器を介する手続きだからこそ意識すべきデメリットやリスクも存在します。
ここでは、話し合いを安全かつ円滑に進めて後悔のない結果を得るために、利用前に必ず押さえておきたい2つの重要な注意点を解説していきます。
1.セキュリティ対策を図る
オンライン離婚調停はインターネットを介して行うため、情報漏洩やハッキング、不正な録音・録画などのリスクに対する適切なセキュリティ対策が欠かせません。使用するパソコンやスマートフォンには、事前に最新のウイルス対策ソフトを導入し、OSも最新版にアップデートしておくことが求められます。
離婚調停で扱う内容は、極めてセンシティブな個人情報です。自宅から参加する場合でも、同居人に会話内容が漏れたり、画面外に無断で第三者を同席させて公正さが損なわれたりしないよう、鍵のかかる静かな個室を選びましょう。
さらにイヤホンやヘッドセットを活用し、画面に余計なものが映り込まないようバーチャル背景を設定するなどのプライバシー確保への配慮も重要です。
2.安定したネット環境を準備する
調停の話し合いを途切れさせることなくスムーズに進めるためには、安定したインターネット環境の用意が必要不可欠です。通信環境が不安定だと、映像や音声の遅延、接続切れが発生します。調停の進行に支障をきたすだけでなく、微妙なニュアンスが伝わらずに意思疎通の齟齬や誤解を生む原因にもなりかねません。
オンラインでの話し合いでは、Zoomアプリが利用されるケースが多いです。インターネット上には、以下のような口コミも見られます。
| ・通信速度が遅く感じられるときがある。・参加者が多いミーティングでの音声や映像の遅延が気になる場合がある。参考:ITトレンド「Zoomの評判・口コミ」 |
オンライン離婚調停当日は、モバイル回線ではなく安定した光回線などを利用し、事前に接続テストを済ませて機材やネットワークに問題がないか確認しておくことが大切です。
調停について離婚に強い弁護士に相談するメリット


オンラインでの離婚調停は、一人で進めることも可能です。しかし離婚に強い弁護士に相談・依頼すれば、手続きの負担をさらに軽減できます。弁護士はあなたの代理人となり、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
ここでは、離婚に強い弁護士に相談することで得られる具体的な3つのメリットについて、解説していきます。
手続きに関するサポートが得られる
離婚調停を行うためには、申立書をはじめ、事情説明書や進行に関する照会書など、数多くの書類を正しく作成・準備しなければならず、日々の生活や仕事に追われる中で、大きな負担となります。
弁護士に依頼すれば、これら面倒な書類の作成や必要資料の取得をすべて代行してもらえるため、手続きを迅速かつ正確にスタートできます。
民間ADRのオンライン調停には、スマートフォンのフォームから簡単に申し立てができるサービスもあります。より手続きを簡略化して、効率的に進めることが可能です。
自分の希望を伝えやすい
調停では、財産分与や親権、養育費・慰謝料など決めるべき事項が山積みです。慣れない場で調停委員に自分の意見を論理的に説明できなかったり、相手の主張に押されて不利な条件で妥協したりするリスクを、法律のプロである弁護士が代理人として的確に主張・立証することで防ぎます。
精神的な負担を軽減できる
護士があなたの代理人となり、相手方との直接のやり取りをすべて引き受けます。調停委員から妥協案を迫られたり、相手から厳しい反論を受けたりする場面でも、常に自分の味方として毅然とサポートしてくれる存在がいることは、大きな安心感に繋がります。
オンライン離婚調停の口コミ・利用に関するよくある質問
Q1.離婚に強い弁護士の選び方は?
弁護士を選ぶ際は、まず「離婚問題に注力しているか」「解決実績が豊富か」を公式ホームページなどで確認しましょう。法律の分野は多岐にわたるため、離婚案件の経験がある弁護士であれば、手続きの流れや争点整理について相談しやすいでしょう。
相談時、依頼者にとって都合のよい話ばかりをするのではなく、法的なリスクやデメリットまで包み隠さず説明してくれる弁護士であれば信頼できるでしょう。最終的には、無料相談などを利用して実際に話し、自分自身が「話しやすい」「相性が良い」と感じるかどうかも後悔しないための重要なポイントです。
【解説】失敗しない「弁護士選び」のコツ!夫婦カウンセラーが教える3つのポイント
Q2.どうしても離婚したくないときはどうする?
「離婚したくない」という自分の率直な意思を、はっきりと相手に伝えることが大切です。その上で、相手がなぜ離婚を望んでいるのか、その主張や理由にしっかりと耳を傾け、原因を解消するための努力を重ねましょう。
話し合いが平行線のままだと、相手がこちらの同意を得ないまま、離婚届の署名欄を無断で記入して提出してしまうトラブルも懸念されます。トラブルを防ぐためには、あらかじめ市区町村役場に離婚届の不受理申出を行うのが有効です。万が一相手が無断で離婚届を出しても受理されないため、知らないうちに離婚が成立してしまうリスクを回避できます。
口コミを参考にオンライン離婚調停の利用を検討しよう


仕事が忙しく平日に時間が取りづらい方や、相手と直接会わずに冷静な話し合いを進めたい方にとって、オンライン離婚調停は、選択肢の一つになります。
民間ADRサービスの「リコ活調停」は、2,000回以上の相談支援実績を誇る法務大臣認証の機関です。実際の口コミでも「調停人が間に入ってくれたので冷静に話し合えた」「費用も現実的」といった満足の声が多く寄せられています。
家庭裁判所での調停に比べて、数ヶ月という短期間かつ低コストで解決を目指せるほか、土日や夜間の話し合い、親権や財産分与といった細かな条件整理、さらに法的に有効な合意書の作成まで、専門家がトータルでサポートしてくれます。
まずは事前の無料登録や相談を通じて、新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
