モラハラ母親(毒親)の特徴チェックリスト|育った子供の影響や対処法も

子供にモラハラをする母親は毒親とも呼ばれ、子供が暴言や理不尽な態度に限界を感じることもあります。モラハラが子供に与える影響や対処法を説明します。モラハラ母親の特徴をまとめたチェックリストも紹介しますので、母親の言動に悩んでいたらチェックしてみてください。

目次

  1. モラハラ母親・毒親に悩む家庭は多い?
  2. モラハラ母親の特徴チェックリスト
  3. 機嫌が悪いと暴言を吐く
  4. 八つ当たりする
  5. 子供に完璧を求める
  6. 人格・存在を否定する
  7. モラハラ母親の家庭で育った子供の影響は?
  8. 対等な人間関係を築けない
  9. 自分で意思決定できない
  10. NOの意思表示ができない

モラハラ母親・毒親に悩む家庭は多い?

言葉や態度で相手を傷つけるモラハラは、夫婦の間でよく問題になりますが、母親から子供へのモラハラも珍しくありません。モラハラをする母親は、子供に害を与える親という意味で「毒親」と呼ばれることもあります。

幼少期から母親のモラハラでつらい思いをしながら育つと、子供の将来にどのような影響があるのでしょうか。モラハラをする母親の特徴をまとめたチェックリストとともに説明します。自分の母親や、配偶者の子供に対する言動が気になる場合の参考にしてください。モラハラをする母親への対処法も解説します。

モラハラ母親の特徴チェックリスト

母親から子供へのモラハラは、しつけや教育の一環と見分けがつきにくく、家庭内でモラハラが起きていることに周囲が気付かない場合があります。しかし子供を精神的に傷つけたり、思いどおりに管理したりすることを目的とした言動はモラハラです。

そのようなモラハラを行う母親には、以下のような特徴がみられます。母親のモラハラが疑われるなら、当てはまる言動がないかチェックしてみましょう。

・機嫌が悪いと暴言を吐く
・八つ当たりする
・子供に完璧を求める
・人格・存在を否定する

機嫌が悪いと暴言を吐く

普段は穏やかでも、気に入らないことがあると子供に怒鳴るといった言動はモラハラをする母親によくみられます。子供が自分の言うことをきかないときに「誰に育ててもらったと思っているんだ!」などと子供を脅すような言葉を発することもあります。

さらに機嫌が悪くなった原因を子供のせいにして、感情のコントロールができていないことに無自覚である母親も少なくありません。

うちの両親は幼い頃から不仲でした。最初は父親が私と母親に暴言を吐いていたのですが、だんだん父に似てきたのか「このタコ」「生まなきゃよかった」など、母も私に暴言を吐くようになりました。

高校生です。うちの母は、機嫌が悪いと「クソ」とか「陰険男」などの暴言を吐きます。今更精神的ダメージを受けるわけではありませんが、普通に疲れたので距離を取りたいです。暴言だけでも、家族と距離を取る理由になるでしょうか?

八つ当たりする

モラハラをする母親は、思いどおりにならないことがあると、子供に八つ当たりしがちです。家事や仕事が忙しいと母親も余裕がなくなり、子供に話しかけられただけで「うるさい!黙ってて!」などとつらくあたってしまうかもしれません。

しかし、叱られるようなことをしていないのに、いきなり怒鳴られた子供は母親に不信感を抱く可能性があります。

うちの母は、優しい時は優しいのですが、機嫌が悪いと怒鳴ったり八つ当たりしてきます。1年くらい前の失敗を、その時は「あらまぁ」で終わったのに、機嫌が悪い時にはそんなことまで掘り返して責められます。

うちの母は看護師です。職場では尊敬されているようなのですが、家に帰ってくると人や物への八つ当たりがすごいです。母が忙しい分私も家事を手伝ったりしているのですが、怒鳴ったり物を壊したりするのをやめてくれません。

子供に完璧を求める

子供の気持ちを無視してモラハラをする母親は、子供に自分が叶えられなかった夢を託すケースがあります。そのため子供に過干渉になったり、少しのミスも許さず子供に完璧を求めたりするのが特徴です。しつけに厳しく子供が間違った行動をとると「どうしてできないの!?」と子供の事情も考えず、すぐに怒ってしまいます。

母は美術大学に3浪している時に父との間に子供ができ、夢を諦めたようです。「あなたを画家にするのよ!」と言って画材を大量に買ってきたり、展覧会に連れて行ったり、絵画教室に通わせたりしようとします。僕は芸術に興味がないので、しんどいです。

中学生です。初めて好きな人ができました。LINEを交換しました。嬉しくてつい母に話したら大騒ぎして「お母さんが絶対にお付き合いまで持ち込むわ」「勝手に話しかけちゃだめよ」と、LINEのトークを制限されてしまいました。

人格・存在を否定する

叱るときに「生まなきゃよかった」といった子供の存在を否定する言葉を使うのは、母親から子供への明らかなモラハラであり虐待です。日常的にこのような発言をしていると、子供の人格形成に悪影響を及ぼす危険があります。また、母親も心に問題を抱えている可能性があり、心療内科や精神科といった医療機関で診断を受ける必要があるかもしれません。

物心ついた頃から「クソ野郎」「なんで生まれてきたんだ」と否定され続けてきました。しかし、僕が「生まれて来てごめんね」というと、「そんなこと言わないで」と否定されます。機嫌の良い時は甘やかされるし、正直どう付き合えばよいのか分かりません。

大学1年生の女です。母親からの人格否定が酷いです。「死ね」「お前なんて生まなきゃよかった」と言われて育ったのですが、自分が入院した途端に「愛してる」「お前を生む時どんなに頑張ったか」という話をされます。大学に行かせてもらったことには感謝していますが、うんざりです。

モラハラ母親の家庭で育った子供の影響は?

母親からの暴言や過干渉といったモラハラは、子供の心の成長に悪影響を及ぼします。モラハラを受けて育った子供に起こりやすい問題を3つ紹介します。

対等な人間関係を築けない

母親からのモラハラにより、人格や存在を否定されながら成長した子供は、人間関係に問題を抱える可能性があります。一番身近な存在である母親を信頼できなかったため、相手を信用して心を開くことに抵抗を感じるようになるかもしれません。

このため、学校ではクラスメイトと打ち解けられず、うまく友達を作れないことがあります。逆に信頼ではなく攻撃的な態度でパートナーを従わせようとするなど、対等な男女関係を築くのが難しいケースも少なくありません。

自分で意思決定できない

自分の理想を押し付け、行動を厳しく制限するタイプのモラハラは、子供の自主性や主体性の成長を阻害しています。子供の意思を無視して進路や将来の職業まですべて母親が決定してしまうと、子供は自分で考えて決めるという経験が得られません。その結果、大人になってからも重要な判断を人任せにしてしまい、トラブルになることがあります。

NOの意思表示ができない

母親の愛情を求めて努力しても、冷たい対応しか受けられなかった子供は、自分に愛される価値がないと考えてしまいます。こうして自己肯定感が育たないまま成長すると、人に嫌われることを恐れて、頼まれると断れない性格になりがちです。

大人になってからも、パートナーからの無理な要求にNOが言えず、DVやモラハラ被害にあってしまうかもしれません。

モラハラ母親の対処法は距離を取ること

モラハラをする母親は子供の将来のためだと主張し、モラハラだと認めないケースが少なくありません。また、激昂して話し合いすら困難な場合もあり、母親と距離を置くことがお互いストレスの少ない対処法でしょう。

母親と同居している子供が「もう限界だ」と感じているのなら、家を出て自立することを検討する必要もあります。家を出るのが難しいときは、母親の言葉を適度に受け流して冷静に対処すると、精神的に距離を置けるようになるはずです。

また、妻が子供に厳しくし過ぎてモラハラを心配する夫もいるかもしれません。夫が指摘しても改善が見込めそうにない場合は、心理カウンセラーや専門医といった専門家に相談しましょう。子供にモラハラをしてしまう原因に精神的な問題が関わっているケースもあり、心療内科や精神科での治療で改善に向かうこともあります。

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