別居中は連絡しない方がいい?
別居中は相手の様子がわからないため、連絡が取れないと不安になる人もいるでしょう。別居中は連絡しない方がいいのでしょうか。
別居の理由によって異なる
しかし、冷却期間の別居であれば、夫婦関係の修復に向けて連絡をとることが必要でしょう。別居中に連絡をとるべきかどうかは、個々の状況に応じて判断する必要があります。
【復縁希望】別居中は連絡しない方がいい?連絡頻度は?
別居を解消して夫婦関係を修復するには、遅かれ早かれ連絡を取る必要はありますが、どのくらいの頻度で連絡を取ればいいのでしょう。別居中のどの期間は連絡をしない方がいいのかや連絡頻度についても解説します。
冷却期間なら連絡を取らない方がいい
別居直後は相手との連絡を取らない方が良いとされています。別居直後に会話をしても、お互いがヒートアップして離婚に発展してしまう恐れがあるからです。配偶者は慣れない別居生活や環境の変化で、精神的に疲弊している可能性もあるでしょう。
最初の2〜3週間程度は冷却期間として連絡は控え、お互いに冷静になる時間を作ることが大切です。そうすることで感情のコントロールがしやすくなります。
冷却期間後は1週間に1回程度にする
冷却期間後は、1週間に1回程度の頻度で電話やメールで連絡をとるようにするといいでしょう。ただし、相手の状況に合わせて、連絡頻度を調整することが重要です。
やり取りが増えたなら頻度を増やす
やり取りが増えてきたら連絡頻度を増やしていくことで、徐々に距離を縮められます。ただし、相手の返信がない場合は、しつこく連絡することは避けるようにしましょう。
たとえば仕事が忙しい時期に入った場合、連絡頻度は減ってしまいます。連絡の頻度を重視したところで相手の事情によってその頻度が変動してしまうことは避けられません。夫婦関係を修復するためには、相手に不快な思いをさせないことが重要です。
【離婚希望】別居中は連絡しない方がいい?連絡頻度は?
離婚に向けて別居中の場合は連絡しない方がいいのでしょうか。離婚を希望する場合の連絡はどうすべきか解説します。
必要最低限の連絡以外は避ける
配偶者との別居が離婚希望のためであれば、必要最低限の連絡以外は避けましょう。最低限の連絡とは、子供の面会に関する要望や、生活費の支払いに関する相談などが挙げられます。これらの必要最低限の連絡以外は避けて、別居期間をできるだけ平穏に過ごすことが大切です。
しつこい連絡は無視しても問題ない
別居中に配偶者からしつこく連絡がくる場合は、法的に不利になることはないため無視しても問題はありません。
出典: リコ活MEDIA
別居中の相手から連絡がない場合の対処法は?
夫婦関係の修復に向けて別居したにもかかわらず、別居中の相手から連絡がないと不安も大きくなるでしょう。別居中の相手から連絡がない場合はどうすべきでしょう。別居中の相手から連絡がない場合の対処法を解説します。
第三者に頼んで連絡を促してもらう
別居中の相手から連絡がない場合は、共通の知人などの第三者に頼んで連絡を取るように促してもらいましょう。第三者に頼むのは気がひけるかもしれませんが、第三者が介入することで別居解消の方向に進む可能性もあります。
別居中の相手から連絡がない場合に気をつけることは?
適切な行動を取れば夫婦関係を改善できる可能性はありますが、そうでなければ離婚へと舵を切ることになります。ここからは、別居中の相手から連絡がない場合に気をつける2つのポイントを紹介します。
しつこく連絡をしない
別居中の相手から連絡がなくても、しつこく連絡をするのは避けましょう。別居中の相手から連絡がないと気になるかもしれません。しかし、別居期間はお互いの気持ちを冷静に整理するための時間です。必要以上の連絡は避けて、お互いの成長につながる有意義な時間にしましょう。
別居を楽しみすぎない
別居は自分と相手が気持ちを整理し、お互いの未来について考えるための期間です。多少の息抜きは必要ですが、別居を楽しみすぎると、相手に別居を楽しんでいると思われる可能性があります。適度に息抜きをしながら、今後の夫婦関係について考える期間としましょう。
別居中の相手から連絡がなくても焦らずお互いの時間を大切にしよう
別居中の相手から連絡がないと「このまま離婚してしまうんじゃないか」と不安になるかもしれません。少しでも早く別居を解消したいからと、焦って連絡することは避けましょう。別居期間は、お互いの気持ちを整理する時間として過ごすことが大切です。
弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所(東京弁護士会所属)
2009年の事務所開設以来、女性側の離婚・男女問題の解決に注力しています。年間700件以上、累計5000件以上の相談実績があり、多様な離婚のノウハウを蓄積。経験豊富な男女20名の弁護士が所属し、新聞・テレビ・雑誌・Webなど多くのメディアからの取材も受けています。