別居中に連絡を無視し続けると不利になる?離婚調停中は?弁護士から来た時の対処法も

別居中に配偶者からしつこく連絡がくると、動揺して無視をしてしまうこともあるかもしれません。別居中や離婚協議中に配偶者からの連絡を無視し続けると、法的に不利になるのでしょうか。弁護士から連絡が来た時の対処法もあわせて解説します。

専門家監修 |弁護士事務所 北松戸ファミリオ法律事務所
北松戸ファミリオ法律事務所(千葉県弁護士会所属)
年開業した当事務所は、ご家族内やご家族をめぐる問題やお悩みを気軽に相談で きる地域密着型の法律事務所として、一人一人のお客様に親身に寄り添い、...
北松戸ファミリオ法律事務所(千葉県弁護士会所属)
2020年開業した当事務所は、ご家族内やご家族をめぐる問題やお悩みを気軽に相談で きる地域密着型の法律事務所として、一人一人のお客様に親身に寄り添い、最善の解決を 目指しています。

目次

  1. 別居中の連絡がしつこい...無視して良い?
  2. 別居中に連絡を無視し続けると不利になる?
  3. 法的に不利になることはない
  4. ただし配偶者の弁護士からの連絡を無視すると不利になる可能性も
  5. 離婚調停中に連絡を無視し続けると不利になる?
  6. 不利になることはない
  7. ただし最低限の連絡は返事した方が良い場合も
  8. 配偶者の弁護士から連絡が来た時の対処法は?
  9. 配偶者に直接連絡しない
  10. 弁護士に依頼・相談する
  11. 弁護士を通して連絡する

別居中の連絡がしつこい...無視して良い?

配偶者が離婚に合意しないためやむを得ず別居をすることもあれば、冷静になるために別居することもあるでしょう。しかし、別居中に配偶者から電話やメールなどでしつこく連絡がきた場合、動揺して無視をしてしまうこともあるかもしれません。

別居中に配偶者からしつこく連絡がきた場合は、無視してもいいのでしょうか。

別居中に連絡を無視し続けると不利になる?

別居中に配偶者から電話やメールなどでしつこく連絡が続くと、無視し続けたくなるかもしれません。別居中に連絡を無視し続けると、法的に不利になるのでしょうか。

法的に不利になることはない

別居中に配偶者からの連絡を無視し続けることは、法的に不利になることはありません。今後の離婚調停を弁護士に依頼する場合、無視し続けるのではなく、配偶者に「依頼した弁護士から連絡する」と伝えるべきでしょう。

ただし配偶者の弁護士からの連絡を無視すると不利になる可能性も

配偶者の弁護士からの連絡を無視すると、法的に不利になる可能性があります。配偶者の弁護士からの連絡は、離婚や慰謝料といった問題が発生した場合に行われます。このような場合には、弁護士からの連絡に対応しないと、配偶者側の法律的な主張を知らないまま事態が進んでしまうことで、不利になる可能性があるからです。

離婚調停中に連絡を無視し続けると不利になる?

別居中にもかかわらず、配偶者本人からの連絡がしつこい場合、無視しても不利になることはありません。では、離婚調停中に連絡を無視し続けると不利になるのでしょうか。

不利になることはない

離婚調停中に連絡を無視し続けているからといって、法的に不利になることはありません。離婚調停中の結果に影響があるわけでもないです。

北松戸ファミリオ法律事務所

当事者同士では解決できず調停という段階にまで至っている以上、自分の主張は調停の場で話すとして、当事者同士で調停中に連絡を取らないことも十分理由があるといえます。

ただし最低限の連絡は返事した方が良い場合も

ただし、離婚調停中に連絡でも配偶者からの最低限の連絡には、返事した方が良い場合もあります。たとえば、子供の面会に関する要望や、生活費の支払いに関する問い合わせなどは、無視せずに返事をすることが望ましいでしょう。ただし連絡を取り合った際は、次の調停の際に調停委員にもその経緯を伝えておきましょう。また離婚調停中でも配偶者からの連絡が過剰な場合は、弁護士に相談することを検討してください。

配偶者の弁護士から連絡が来た時の対処法は?

配偶者の弁護士から連絡が来た場合、まずは冷静に対処する必要があります。配偶者の弁護士が連絡してきた理由を確認し、自分自身の権利や法的な立場を理解することが重要だからです。では、具体的にどのように対処すべきなのでしょうか。

配偶者に直接連絡しない

弁護士がつくと、その後は弁護士を通してしかやり取りができなくなるため、配偶者に直接連絡してはいけません。通常、弁護士からの通知書にも「弁護士が交渉の代理人となるため今後は配偶者本人に接触しないこと」などと書かれているからです。

万が一離婚調停中、配偶者に直接連絡をした場合は、相手の弁護士から警告される可能性があります。そのようなことが起こると、離婚調停中に裁判官や調停委員からの印象が下がります。

弁護士に依頼・相談する

配偶者に弁護士がついたら、こちらも早めに弁護士に依頼・相談することをおすすめします。相手に弁護士がつき、こちらが本人のみの場合は、交渉や調停で不利なるリスクがあるからです。専門家である弁護士へ依頼をすれば、対等な話し合いができ、離婚交渉にかかる手間や時間による精神的な負担も軽減できるでしょう。

もし弁護士を探すのに時間がかかる場合は、相手方にその旨を伝えておけば調停の申立を待ってくれるケースもあります。

弁護士を通して連絡する

こちらも弁護士を依頼したら、弁護士同士で交渉してもらうのが有効です。代理人間で交渉してもらうことで、離婚条件をできるだけ有利に進める、または配偶者からの離婚の要求に対して拒絶したりできるからです。

別居後にスムーズに離婚したいなら弁護士に相談

別居中にもかかわらず、配偶者からのしつこい連絡がある場合、無視する選択肢もあります。しかし別居中、スムーズに離婚調停を進めたいなら、弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士を依頼中であれば代理人になってもらうことで、配偶者からの連絡を直接受けなくてもいいでしょう。

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