実家依存症の妻が気持ち悪い|末路は?親が死んだらどうなる?

妻が実家の親にべったりで気持ち悪いと感じたことはありませんか。実家依存の妻は、夫婦より実家との関係を優先するため、夫は家庭での居場所や存在価値を失いがちです。妻の実家依存が気持ち悪いと感じたときの対処法や実家依存症の妻の末路を体験談とともに紹介します。

目次

  1. 実家依存症の妻が気持ち悪いと感じる夫は少なくない
  2. 実家依存症の妻のチェックリスト
  3. なぜ妻は実家依存症を辞められない?
  4. 家族仲が良い
  5. 親が子離れできていない
  6. 生活能力が低い
  7. 問題解決能力が低い
  8. 実家依存症の妻の末路は?【体験談】
  9. 子どもに悪影響をもたらす
  10. ママ友に嫌われる
  11. 夫の実家との関係が悪化する
  12. 親が死んだら家庭が崩壊する
  13. 夫に居場所がなくなり浮気される
  14. 夫から愛想を尽かされて離婚する
  15. 実家依存症の妻が気持ち悪い時の対処法
  16. 物理的な距離を置いて親離れさせる
  17. 新しい趣味や仕事をすすめる
  18. 離婚も検討する

実家依存症の妻が気持ち悪いと感じる夫は少なくない

1人で家事や育児をこなすワンオペ育児は、一日中雑務や子育てに追われ、孤独でストレスもたまります。そこで、妻の実家の近くに住んで、実家の親に家事や育児を手伝ってもらっている家庭は多いようです。そうすれば、ベテランの親から育児のアドバイスを受けられ、どうしても用事があるときに子供を預かってもらえます。

また、高齢の親が体調を崩したときに、すぐに駆け付けられるといったメリットもあります。無理のない範囲で親に頼るのは、決して悪いことではありません。しかし、中には実家依存症と呼ばれるほど、実家に頼り切った生活をする妻もいます。

実家依存症とは正式な病名ではなく、親の存在がなくては精神的・金銭的に立ち行かなくなるほど、実家に依存した状態です。実家依存症の妻は、子供を連れて毎週末に実家に帰ったり、夫婦喧嘩の度に実家に逃げたりします。こういった妻と妻の親との度を超えた関係性の深さを、気持ち悪いと感じる夫は多いようです。

さらに、実家依存症の妻にとって優先すべきは実家の親であるため、ないがしろにされた夫は事あるごとに疎外感を覚えます。家庭に居場所がなく、妻にとっての自分の存在意義に疑問を感じた夫は、やがて結婚したことを後悔するようになるかもしれません。

実家依存症の妻のチェックリスト

実家依存症の妻によくみられる特徴をチェックリストにまとめました。以下の項目に1つでも当てはまるものがあれば、妻は実家依存症かもしれません。妻が実家に行ったり親が自宅に訪ねてきたりする頻度が高いほど、実家依存症の傾向が高いと考えられます。

・ほぼ毎日のように実家に連絡する
・頻繁に実家に帰る
・実家の家族が頻繁に訪問してくる
・親に家事や育児をよく手伝ってもらっている
・実家の近くに住みたがる
・実家から経済的な援助を受けている
・トラブルが起こると夫より先に親に相談する
・夫より親の意見を優先する

森澤 雅代

チェック事項に一つでも当てはまることがあれば、要注意です。
親と仲が良く、自立していない妻は、何かあると実家に逃避してしまい、夫に愛想をつかれ、離婚の誘因となることもあります。

妻は実家依存症の自覚がないため、話し合うことは簡単ではありません。
妻だけではなく、親からも夫の方がおかしいと非難されてしまうこともあるのです。
実家と物理的な距離はもちろんのこと、心の距離も置き、夫と二人で家庭を築く覚悟が必要ですが、夫も妻を大事にし、結婚生活のどのような困難も二人で乗り越えることが大切です。

なぜ妻は実家依存症を辞められない?

妻が実家依存から抜け出せなくなるのは、妻自身の性格や、そのような妻を受け入れる実家の親の考え方などが影響しています。妻が実家依存になってしまう理由として、よくみられるものを4つ紹介します。

家族仲が良い

実家依存症の妻は実家の家族と仲がよく、夫といるより楽しい時間を過ごせるので、つい実家に入り浸ってしまいます。「一卵性母娘」「友達親子」という言葉が話題になったように、まるで姉妹や友達同士のような仲の良い関係を続ける母親と娘もいるようです。

子供がいる人の中には「孫に会わせたい」という理由から、頻繁に実家を訪れるケースもあります。両親も喜んでくれる上、子供の面倒も見てくれる実家は、妻にとってメリットしかないと言っていいでしょう。このため、実家依存が気持ち悪いと言う夫のほうがおかしいと非難することさえあります。

親が子離れできていない

妻と妻の親が気持ち悪いほど仲が良く、実家依存から抜け出せないのは、妻の親が子離れできていないことが理由かもしれません。子離れできない親は、子供が大人になって結婚しても、我が子の生活に関与したがり、困り事がないか過剰に心配します。子供のほうも、親への甘えが抜けず、結婚して新しい家庭を持っても実家依存を続けてしまいます。

特に、結婚するまでずっと実家で暮らしていた人は、子離れできない親から自立できず、実家依存になりやすいようです。親に頼り切りの生活が当たり前になっており、周囲から指摘されるまで、実家依存であることに気付かないケースもあります。

生活能力が低い

家事が苦手な妻にとって、頼めば喜んで来てくれて、料理や掃除をしてくれる実家の親の存在は絶大です。また、お金を使い過ぎてしまって家計のやりくりができず、実家からの経済的な援助を受けている妻もいます。

このような生活能力が低い妻は、実家からの助けがないと生活すら成り立ちません。家事や育児に関しては、夫が手伝ってくれないことも、妻が実家依存になってしまう原因の1つと考えられます。

問題解決能力が低い

トラブルが起きても人任せで、自分から解決に向けて行動できない妻も実家依存になりがちです。たとえば夫婦喧嘩になると、意見を主張することも夫に謝ることもせず、すぐに実家に帰省して両親にすがりつきます。

こういった妻は自主性がないので、夫婦の問題から目を背け、夫から歩み寄るまで実家に居座ってしまうでしょう。そのような妻を受け入れている実家の両親も妻の味方であるケースが多く、夫婦の問題に口を挟んで、夫婦仲を悪化させてしまう可能性があります。

実家依存症の妻の末路は?【体験談】

「親も喜ぶし、実家依存で何が悪いの?」と開き直る妻は少なくありません。妻が実家依存を続けると、夫婦関係や子供にとってどのような影響があるのでしょうか。実家依存症の妻の末路や起こりうる問題について【体験談】とともに紹介します。

子どもに悪影響をもたらす

実家依存の妻は子供を連れて頻繁に実家に帰るので、父親と過ごす時間が減ってしまいます。人生経験豊富な祖父母も子供の成長にとって大切な存在ですが、父親の代わりにはなりません。家庭での父親の役割を理解しないまま成長した子供は、将来、家庭を持ったときに、父親の役割を理解できない恐れがあります。

また、長い時間を一緒に過ごす祖父母は、孫の教育方針にまで口を出しがちです。祖父母世代の中には価値観が古いままの人もおり、両親とは意見が違う場合も少なくありません。両親・祖父母からそれぞれ違った教え方をされた子供は、誰の言うことが正しいのか分からず混乱してしまいます。

妻は3才の娘を連れて毎日のように実家に通います。実家では妻は何もせず、祖父母である妻の両親が娘の世話をしてるそうです。祖父母は娘を甘やかすので、わがままに育つのではないかと心配です。

ママ友に嫌われる

家事や育児を実家の親に手伝ってもらっている母親は、ママ友から敬遠されるケースが多いようです。子育ての環境は家庭によってさまざまですが、中には夫や実家を頼らず、1人で家事や育児のすべてをこなしている人もいます。

そういった人からすると「実家の親が来てくれるから」と気楽そうに話す人とは共感できず、友達にはなりたくないと感じます。また、実家依存の人は母親になっても自立心がなく「気持ち悪い」「甘えている」と思われて、良い印象を持たれることは少ないでしょう。

子どもの保育園のママ友の1人は、実家が近く毎日のように子どもを連れて行って面倒を見てもらっているそうです。ワンオペ育児の私からするとうらやましい限りです。

先日つい「時間がなくて美容院にも行けない」と言ったら「実家に子どもを預けて行けば?」と返されてしまい、少し嫌な気持ちになりました。

夫の実家との関係が悪化する

妻にとって、気遣いを強いられる夫の実家は、自分の実家のように子供を任せっ放しにできず、疲れるだけの場所です。このため、実家依存の妻は自分の両親には頼り切りですが、夫の実家には近づこうとしません。しかし、孫に会いたいのは妻の親だけでなく、夫の親も同じ気持ちです。

それなのに、妻が子供を連れて行くのは自分の実家ばかり。これでは夫の親が妻や妻の実家に対して不信感を持っても不思議ではありません。また、妻からすると煩わしいだけでも、夫にとっては大切な親ですから、あからさまに不平等な対応をされると、夫も文句を言いたくなります。

妻も私も実家が遠いので年に数回しか帰省しませんが、毎年正月は妻の希望で妻の実家に行くのが恒例です。

今年は私の父が入院し、母が家に1人きりなので私の実家に行きたいのですが、妻は当然のように自分の実家に帰る気でいます。少しはこちらの実家も気遣ってほしいものです。

親が死んだら家庭が崩壊する

実家依存が深刻な場合、実家からの援助がストップしてしまったら、生活が立ち行かなくなってしまう恐れがあります。今まで家事や育児をサポートしてくれた実家の親が、体調を崩して寝たきりになってしまったら一大事。生活能力の低い妻が自宅の家事や育児に加えて、親の介護までこなすのは至難の業です。

さらに、精神的にも実家の親に依存していた妻は、親が亡くなると大きなダメージを受け、立ち直るのに相当な時間がかかります。息抜きができる場所も同時に失ってしまい、精神的に不安定になって結婚生活を続けられなくなるかもしれません。

結婚して実家を出て、自立したつもりでいますが、いまだに親に電話をして愚痴を聞いてもらうのがやめられません。

自分らしくいられるのは実家にいるときだけなので、将来親が亡くなってしまったらどうしたらよいか不安です。

夫に居場所がなくなり浮気される

子供同伴で頻繁に実家に帰る実家依存の妻を持つ夫は、家庭での疎外感に悩まされるようです。夫が育児に関わろうとしても、子供の食事もお風呂も妻の実家で済ませてしまうので、夫の出る幕がないケースもあります。妻からすると夫婦ともに楽ができるのだから問題ないという考えで、夫の悩みが理解できません。

妻の実家を中心に子育てをしてしまうと、主に育児をしてきたのは妻と妻の親になるため、夫と子供の間に距離が生まれてしまいます。また、夫が子供の教育方針に意見しようとしても「あなたは育児に関わっていないのだから口出ししないで」と妻から拒絶されることもあります。

子供と妻と妻の親の絆が強くなればなるほど、夫は孤独を感じながら家と職場を往復するだけの生活になってしまいます。やがて、家族として扱われず、お金を出すだけのATM代わりにされていると感じるようになり、夫の妻への愛情も薄れて浮気をしてしまうかもしれません。

妻は子どもを連れて毎週末のように実家に帰るので、私は自宅で1人で過ごしています。休日くらい親子3人で過ごしたいと言っても妻は実家で過ごすほうが好きらしく、聞き入れてもらえません。

夫から愛想を尽かされて離婚する

夫婦で協力してよりよい家庭を築こうとしているのに、妻が夫より実家に頼ってばかりでは、夫は結婚したことを後悔するかもしれません。特に金銭面で実家から援助を受けていると、夫の稼ぎが少ないからだと言われているようで、居心地が悪いと感じる夫は多いようです。

また、精神的にも実家の親に依存して、問題が起こるとすぐに実家に逃げてしまう妻に夫は失望してしまうかもしれません。大人として自立できていない妻とは、結婚生活を続けられないと考えた夫は、愛想を尽かして離婚を切り出してくる可能性があります。

里帰り出産を機に妻の実家依存がひどくなりました。私のいない日中に1人で子育てするのが大変なのは分かりますが、今では月の半分以上を子どもと実家で過ごしています。

夫婦だけで自立しようと話しても、あなたは頼りにならないと冷たく返されるので、もう離婚したほうがいいのではないかと考えています。

実家依存症の妻が気持ち悪い時の対処法

妻と実家とのつながりがあまりに強固で気持ち悪いと感じるとき、どのように対応すればよいのでしょうか。実家依存の妻の意識を変えることはできるのか、離婚するしかないのか、対処法について説明します。

物理的な距離を置いて親離れさせる

妻と妻の親が気持ち悪いほど仲が良い場合、妻と妻の親は共依存の関係にあるのかもしれません。共依存の親は娘を自分に従順にさせようと、わざと過保護に育てて自立を阻害します。また、大事なことは親に相談してから決めるよう言い聞かせ、娘が大人になってもその習慣を続けさせます。

そのように教育された妻は、親にコントロールされていることに気づかず、親を喜ばせるために言いなりになってしまいがちです。このため、妻に実家依存をやめるよう言葉で説得してもほとんど無意味です。それよりも物理的に距離を置いてしまうほうが改善が期待できるかもしれません。

実家の近くに住んでいるなら、子供の学校や習い事のためと言って、思い切って引っ越してしまうのも解決法の1つです。実家から離れることに妻は不満を抱くかもしれませんが、夫がしっかり相談に乗ることで、次第に親離れできる可能性があります。

新しい趣味や仕事をすすめる

夫が気持ち悪いと感じるほど、妻が実家に入り浸るのは、時間を持て余していることも原因の1つです。趣味のサークルやボランティア活動など、実家以外の居場所があれば、妻が実家を訪ねる頻度も少なくなる可能性があります。

また、子供を保育園などに預けられるなら、妻に仕事をしてもらうのもよいでしょう。経済的に自立できれば、実家からの援助の申し出を無理なく断ることができ、実家依存を軽減できるはずです。さらに、職場の同僚などと話をしているうちに、自分が実家に甘え過ぎていたことに気付くかもしれません。

離婚も検討する

妻が実家依存から脱却する気がなく、夫の気持ちも聞き入れられない場合、離婚を検討したほうがいいかもしれません。もし、実家依存の妻と離婚する際、まずは夫婦で話し合い、離婚に同意してもらう必要があります。話し合いで解決できない場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立て、それでも合意できなければ離婚裁判へと進みます。

離婚調停以降の手続きは、時間と費用がかかるため、まずは夫婦の話し合いで解決を目指すのが一般的です。しかし、実家依存の妻は、夫婦の問題に向き合わず、実家に逃げて話し合いに応じないかもしれません。また、子供の親権や財産分与といった条件に妻の親が口出しして、話がこじれるケースもあります。

実家依存の妻との話し合いは困難が伴う可能性があるので、妻に離婚を切り出す前に、弁護士に相談しておくとよいでしょう。スムーズな交渉の進め方や、後のトラブルを回避するための合意書の作成などについて的確なアドバイスをしてくれるはずです。

実家依存症の妻が気持ち悪いときは妻を実家から遠ざける

周囲から見ると気持ち悪いと感じるほど、実家の親と仲がよい妻は、精神的に自立できていない場合があります。結婚後も家事や育児を実家の親に頼ったり、夫よりも親を優先したりするのが特徴です。実家依存症の妻は、依存関係の問題点を理解しようとしないので、実家依存からの脱却は困難です。

言葉で説得するよりも、思い切って引っ越すなど、物理的に実家と距離を置くのが効果的だと考えられます。妻がどうしても実家依存から抜け出せず、これ以上結婚生活が続けられないと感じたら、離婚も選択肢の1つとして検討しましょう。あらかじめ弁護士に相談しておくと、実家依存の妻との話し合いに有利な条件で臨める可能性があります。

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