
夫に愛されていないと感じ、寂しさや不安を抱えていないでしょうか。結婚生活が長くなってくると、結婚当初は強く感じていた愛情が、時間とともに薄れていくように思えることは少なくありません。しかし、夫婦関係は工夫次第で改善できる可能性もあります。本記事では、夫に愛されていないと感じる原因や具体的な対処法について体験談とともに解説します。

弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所(東京弁護士会所属)
2009年の事務所開設以来、女性側の離婚・男女問題の解決に注力しています。年間700件以上、累計5000件以上の相談実績があり、多様な離婚のノウハウを蓄積。
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【体験談】妻が夫に愛されていないと感じる理由とは?
夫に愛されていないと感じる原因が分かれば、漠然とした寂しさを解決するための糸口が見つかります。まずは、夫に愛されていないと感じる場面を妻の体験談とともに紹介します。
旦那に愛されているかをチェック|なぜ不安になるの?愛される妻の特徴とは
出典: リコ活MEDIA
話を聞いてくれない
人間は「相手から認められたい」という潜在的な欲求を持っています。特に、最も身近な存在である夫に対して「話をしっかり聞いてほしい」「理解してほしい」と思うのは当然のことです。しかし、夫が話をしっかり聞いてくれず、理解も示してくれないと、妻は孤独や不満を抱きます。

育児や仕事のことで夫に相談しても、真剣にこちらの話を聞いてくれないし、理解もしてくれない。ただ話を聞いて、「そうだね、分かるよ」って受け止めてくれるだけでいいのに。大切にされていないと感じて寂しい。
家事・育児を協力してくれない
夫が家事や育児に協力してくれないと、妻は「夫が自分を支えてくれない」と感じ、大切にされていないと考えるようになります。また、家事や育児を一人で抱え込むため精神的な余裕がなくなり、夫のささいな言動にも反応し、悲観的に物事を捉えやすくなります。



子育て、家事、仕事、親の介護を一人で抱え込むのはもう辛いです。なぜ、こんな状態の妻を夫は放置できるのでしょうか。夫に愛されていないとしか考えられません。
愛情表現がない
夫からの愛情表現がなくなり、自分への愛が冷めたと感じる妻も少なくありません。特に、「好き」という言葉やスキンシップなどを重視する妻の場合、夫からの愛情表現がなくなると強い孤独や不満を感じます。



新婚の頃はしょっちゅう「かわいい」とか「好き」とか言ってくれてたのに、近頃は全然言われなくなった。スキンシップもすっかり減ってしまった。付き合っていた頃のように、こまめに愛情表現してほしい。
セックスレスが続いている
日常的な愛情表現が減っても、定期的な夫婦生活があれば夫からの愛情を感じられるでしょう。しかし、セックスレスが長く続くと、夫に愛されていないと感じるようになっても無理はありません。実際は仕事で疲れているだけで、妻への愛情が冷めたわけでも、興味を失ったわけでもないとしても、妻の方は寂しさや不満を抱きます。



最後に夫としたのがいつか思い出せないくらい、セックスレスが続いています。夫に愛されていない事実を突きつけられ、女性としての自信やプライドが崩れてしまいます。こんな思いをするなら、離婚して新しい恋をした方が良いのかな。
気持ちを理解してくれない
つらい感情を話しても理解されず、軽く受け流されてしまう日々が続くと、愛情を感じられなくなります。夫からの共感が得られず心の距離を感じる状況は、妻に寂しさを感じさせる大きな原因となります。



先日、育児と仕事の両立でしんどい気持ちを夫に打ち明けました。でも、話を最後まで聞いてもらえず、すぐに別の話題に変えられてしまいました。自分の気持ちに共感してもらえない寂しさで涙が出ます。
家に生活費を入れない
夫婦関係において、愛情表現の一つは家計への責任ある態度です。生活費の負担が適切に行われず、将来の貯蓄もままならない状況は、言葉だけでは埋められない不安を生みます。子どもの教育費を含む家族の将来に対する経済的な不安は、夫婦間の信頼関係を揺るがせるでしょう。



毎月、生活費をお願いすることがストレスです。話し合おうとしても「今は無理」と言われるばかり。子どもの習い事も諦め、実家から援助してもらうこともあります。私と子どもは夫にとってどうでもいい存在なのだと思います。
夫が妻を愛していない5つのサイン
続いて、夫のどのような態度や行動が妻を愛していないのか確認してみましょう。


1.妻の体調変化に無関心
日々顔を合わせているはずのパートナーの体調の変化に気づかない様子は、愛情が薄れているサインかもしれません。また、妻の心身の疲れが見えても気遣いの言葉がなく、日常生活のコミュニケーションも減少傾向にあります。
2.妻との時間を避ける
夫婦で一緒に過ごす時間が自然と減っていく状況は、関係の危機を示すサインとなることがあります。また、休日も別々に過ごすことが増え、子どもや妻との関わりよりも仕事や他の予定を優先する傾向が長らく続く場合は、愛情不足のサインと捉えられるでしょう。
3.二人きりになると態度が冷たい
人前でのパートナーへの態度の変化は、夫婦関係の現状を映し出す鏡となることがあります。周囲に知り合いがいる場面では普通に接していても、二人きりになると話しかけてもそっけない返事をするのは愛情のある態度とは言えません。
4.妻の努力を当たり前と捉える
日常的な家事や育児への感謝の気持ちが表現されない状況は、夫婦間の心の溝を広げる要因です。妻の頑張りを認めず、当たり前に受け取る夫の態度は愛がなく、夫婦関係の危機を示すサインかもしれません。
5.金銭面で誠実さが見られない
収入を得ているにも関わらず、結婚生活において経済面で協力できない夫は、妻に対して愛がないと言っても差支えないでしょう。これは単なる金銭的な問題ではなく、パートナーの人生設計や不安への配慮が欠けているサインと捉えられるからです。また、生活費や将来の貯蓄に関する話し合いが持てない関係は、お互いの価値観や将来設計への理解が不足している夫婦関係の危うさを示すサインでもあります。
夫に愛されていないと感じたらすべきこと
夫に愛されていない、大事にされていないと感じたとき、感情的になって相手を責めたり、もっと愛してほしいと訴えたりするのは逆効果です。冷静になり、現状を打開する方法を探しましょう。夫に愛されていないと感じたときの対処法を紹介します。


夫がしてくれた行動を書き出して整理する
言葉で伝えることを重視する女性とは異なり、男性は行動で示す傾向があります。疲れている妻のために食器洗いや風呂掃除などをするのも、夫からすれば愛情表現の一つです。また、家事や育児を積極的に手伝うことはなくても、飲み会などに行かずまっすぐ自宅に帰ってくるのも、家族との時間を大切にしようとする夫の気持ちの表れでしょう。
このように、夫の普段の行動の中に愛情が示されていないか思い返してみてください。そして、夫の何気ない愛情表現に気付いたら、日記やノートに具体的な言葉や行動を書き留めてみましょう。それを整理してみると、夫の愛情に気づけるかもしれません。
相手ではなく自分が変わるように意識する
夫に愛されていないと感じる裏には、「夫が自分の期待通りに動いてくれない」という不満が隠れています。自分を愛してほしい、話を聞いてほしい、理解してほしい、そのように望むのは仕方ないことですが、夫には、甘えや身勝手にしか感じられないときもあるのです。
相手に変わることを求めるのではなく、まずは自分自身が変わることを意識しましょう。例えば、どのようなことで夫が喜ぶのかを考えて行動してみてもいいでしょう。妻の思いやりが感じられれば、夫も愛情を返してくれるかもしれません。
共感を期待しない
女性同士の会話では「分かる」「大変だよね」という共感が重視されますが、男性は悩みに共感するより、解決策を提示することを第一に考えるといわれます。夫が妻の話に共感してくれなくても、愛情とは全く関係ありません。男女の考え方の違いだと割り切って、夫に共感を求めるのをやめましょう。
また、何も言わなくても相手が自分の悩みや要求を察するべきだと考える女性もいますが、特に男性に対してははっきり言葉にして伝えることが大切です。「夫が何も分かってくれない」と嘆く前に、自分がしっかり伝えられているか、そして共感してくれなくても解決策を考えてくれていないか考えてみましょう。
して欲しいことは具体的に依頼する
「夫が自分のために何もしてくれない」と思っているなら、して欲しいことを具体的に夫へ伝えましょう。家事を手伝ってほしい場合は、「何か手伝って」と言うのではなく、「食器洗って」「お風呂の掃除して」と具体的に言うことがポイントです。
自分の話に共感してほしい場合は「アドバイスはいらないから、ただ私の話を聞いてほしい」と伝えてから話し始めると、夫側もどのようなスタンスで聞けば良いのかが分かります。また、夫が自分の要求通りに動いてくれたときには感謝することも大切です。
【体験談】夫に本当に愛されていないと感じた私たちの選択
夫に愛されていないと感じたとき、妻が言動や物事の捉え方を変えて夫婦関係を修復した例は数多くあります。反対に、どうしても我慢できずに離婚した妻も少なくありません。離婚した妻と離婚しなかった妻の双方の体験談を紹介します。


夫から愛されていないと感じ、離婚した人の体験談
夫が妻や子供に対してあまりに無関心だと、妻の精神はすり減っていき、自己肯定感も失われていきます。妻が考え方や行動を変えても夫に変化がなく、耐えきれずに離婚した例もあります。離婚して時間が経ち、冷静に結婚生活を振り返っても夫からの愛情を感じられず、離婚して良かったと思う妻も多いようです。
離婚して時間が経ち、夫に愛されていないと感じ続けることで失われた自信を取り戻して前向きに生きられるようになったという体験談が複数見受けられました。
離婚して一年半が経ち、精神的に落ち着いてきた今だから言えることですが、離婚して良かったと思います。冷静に思い返しても、元夫から愛されていなかったし、孤独や不満をごまかして生活するのは辛いことでした。
あのまま我慢していたら、きっと心が壊れていたと思います。最近は前向きになれて、元気を取り戻せてきました。
夫から愛されていないと感じながら、離婚しなかった人の体験談
夫に愛されていないと感じても離婚しなかった人の意見は、大きく分けて2つのパターンがあります。1つは、「夫のことを愛しているから離れたくない」というものです。そうした妻は夫の気持ちが自分から離れていると感じても、離婚することは考えられないようです。
もう1つは、「妻が言動を改め、夫婦関係が修復した」というパターンです。夫がくつろげる環境を整えたり、夫が喜ぶことを積極的に行ったりすることで、夫が妻に優しい態度をとるようになったという体験談が多数あります。特に、夫がいることを当たり前だと思わず、常に感謝の気持ちを持つことが大切だと感じている妻が多いようです。
夫に愛されていないと感じても、私は夫のことが大好きだし、離婚するくらいなら消えてしまいたいとさえ思います。自分にできることをして、前向きに生きていれば、いつか夫が昔のように私を愛してくれると信じています。夫のいない人生は考えられません。
夫の愛情が冷めたように感じたとき、自分の行動を改めました。夫の好物を用意する、小さなことにも「ありがとう」と言う、などを徹底し、夫が帰ってきたくなる環境を作りました。
その結果、夫が以前より優しく接してくれるようになり、夫婦関係が良くなりました。一時期は離婚も考えましたが、努力して良かったと思っています。
離婚を考える前に、まずはカウンセラーに相談を


夫婦関係の悩みは、お互いの気持ちの行き違いから生じることもあれば、より深刻な問題が隠れている場合もあります。関係の改善が難しいと感じられる場合は、まず夫婦カウンセリングなどの専門家に相談することで、新たな視点や解決の糸口が見つかることがあります。
一人で悩みを抱え込まず、経験豊富な専門家に相談することで、より客観的に状況を整理することができます。離婚をしたいにせよ、修復を望むにせよ、今後の人生について冷静に考えるきっかけにもなるでしょう。
それでも夫の愛が感じられないなら離婚という選択も
夫婦関係の改善を試みても状況が変わらず、精神的な苦痛が続く場合は、離婚という選択肢について専門家に相談することも検討できます。ただし、「愛情を感じられない」という理由だけでは、法的な離婚事由として認められにくい点に注意が必要です。まずは弁護士に相談し、ご自身の状況を客観的に整理することをおすすめします。
「愛情がない」という感情面だけでなく、具体的な事実を整理することが重要です。日頃から以下のような出来事は記録に残しておくと、専門家への相談時に役立つことがあります。
●生活費の未払いや使途不明な支出が続く
●家事育児の放棄が長期間続いている
●暴言や暴力、あるいは無視などの精神的DVがある
●不貞行為や異性との不適切な関係
●アルコールや賭博などの依存症の疑い
●親族への暴言や介入など
●結婚生活の重要な約束事を破る行為
●モラルハラスメント
このような具体的な事実を記録することで、より的確な法的アドバイスを受けることができます。一人で判断せず、弁護士などの専門家に相談することが望ましいでしょう。
夫に愛されていないと感じたら言葉ではなく行動で確認してみては
夫に愛されていないと感じたら、まずは夫が自分のためにしてくれた行動を思い返してみましょう。日頃の行動の中に、妻への愛情が隠されているかもしれません。また、夫に過度な期待をせず、自分自身の言動を振り返り、問題があれば改める努力も大切です。
一人で悩んでいる方はカウンセラーに不安や不満を吐き出しましょう。「こんなことで相談してもいいのだろうか」と心配する必要はありません。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。