「夫に愛されているか自信がない」と不安になることはないでしょうか。浮気をしている様子もない真面目な夫なのに、愛情を実感できない人もいるようです。「夫に愛されているか分からない」という妻のためにチェックリストを作りました。本記事では、チェックリストから夫に愛されているか不安になったときの対処法まで解説します。夫の言動をチェックして、夫婦の関係を見つめ直してみましょう。

夫に愛されているかを10項目でチェック
「夫に愛されているか確認したい」という妻のために、夫が妻に愛情を感じているときの行動をチェックリストにまとめました。チェックした項目が、夫からの愛情表現だと考えてください。
愛情表現が苦手な男性もいますから、1つでも心当たりがあれば、夫は自分に愛情を抱いてくれているのだと自信を持ちましょう。チェック項目が少なく、もっと増やしたと感じたときは、夫に愛される女性の特徴や愛されていないと感じたときの対処法を参考に夫との接し方を見直してみてください。
夫の愛情チェックリスト
・家事や育児を率先して手伝ってくれる
・体調が悪いときは気遣ってくれる
・相談事には真剣に耳を傾けてくれる
・あいさつを欠かさない
・誕生日や記念日を祝ってくれる
・悩みや愚痴を話してくれる
・気持ちや意見を尊重してくれる
・スキンシップを欠かさない
・いつも自分の味方になってくれる
・喧嘩をしても「離婚」とは言わない
家事や育児を率先して手伝ってくれる
仕事から帰宅した後や休日に、家事をしてくれたり子供の面倒を見てくれるのは、あなたに休んでもらおうという思いやりです。夫が思いやりを持って行動してくれるのは、愛してくれている証拠です。
体調が悪いときは気遣ってくれる
風邪をひいたときや生理などで体調が悪いとき、「大丈夫、つらかったら休んでいて」と言ってくれ、身の回りの世話をしてくれるのなら、あなたを大切に思っていることの表れです。夫の愛情に甘えて休ませてもらいましょう。
相談事には真剣に耳を傾けてくれる
悩みや相談を持ち掛けたときに、真剣に耳を傾けてくれるのは、あなたのことを心から心配しているからです。あなたに関心がなければ、話を聞いて一緒に考えてくれるはずがありません。
あいさつを欠かさない
毎日、朝起きたときから夜寝るまで、あいさつを欠かさず、言葉をかけてくれるのは、夫があなたを常に気にかけ、親近感を抱いているからです。夫婦はマンネリ化したり不仲になったりすると、挨拶を交わさなくなるといいます。しっかり挨拶を交わしているのなら心配はいりません。
誕生日や記念日を祝ってくれる
夫が誕生日や結婚記念日を祝ってくれるのなら、あなたは夫から愛されています。だれでも、大好きな人にとって大切な日や記念日を一緒に祝い、喜びを分かちあいたいと思っているものです。

悩みや愚痴を話してくれる
夫があなたに悩みや愚痴を話してくれるのは、あなたに心を許し、癒しを求めているからです。あなたの優しさに甘えたいと思っているのかもしれません。あなたも夫に甘えさせてあげて、夫の愛に応えましょう。
気持ちや意見を尊重してくれる
「どこか行きたいところはある?」「何がしたい?」などとあなたの意見や気持ちを聞いてくれるのは、あなたに喜んでもらいたい、満足してもらいたいという気持ちの表れです。普段の生活でも、あなたの気持ちを尊重してくれる夫は、あなたを幸せにしたい、笑顔にしたいと思っています。
スキンシップを欠かさない
スキンシップは夫婦にとって重要です。会話とスキンシップが夫婦円満の秘訣ともいわれます。2人きりのときに、夫が手をつないでくれたり、やさしく抱きしめてくれたりするのなら、間違いなく夫の愛情表現です。
いつも自分の味方になってくれる
義父母や夫の兄弟姉妹と意見が異なったり、対立してしまったりしたときに、常に夫があなたの味方をしてくれるのなら、夫はあなたを大切にしてくれています。ほかにも困ったことがあれば、いつも助けてくれることでしょう。
喧嘩をしても「離婚」とは言わない
どんなに仲のよい夫婦でも喧嘩をしますが、夫婦喧嘩にも良い喧嘩と悪い喧嘩があります。良い喧嘩は言い争いながらも、相手の言い分も聞き、互いに折り合おうとします。悪い喧嘩は相手を言い負かし屈服させようとします。そのときよく使われるのが「離婚する」のフレーズです。決して「離婚」とは言わない良い喧嘩であれば、二人の仲は大丈夫です。

夫に愛されているか不安に感じる理由
確かな証拠があるわけでもないのに、漠然と「夫に愛されているか自信がない」と感じるのはなぜなのでしょうか。愛されている実感がない女性の特徴や心理を解説します。

自己肯定感が低い
「夫に愛されているか不安だ」という妻は自己肯定感が低い可能性があります。自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、「自分は大切な存在」「自分はかけがえのない存在」だと思う心理のことです。自己肯定感が低いと、自分の良さを認めることができず、自分には良いところがない、魅力がないと思ってしまいます。
このため「自分が異性から愛されているはずがない」という思い込みにとらわれがちなのが特徴です。どんなに相手から愛され、「好きだよ」と言われても相手を信じることができず、「本当は愛されていないのではないか」と疑ってしまいます。
人間関係にトラウマがある
過去に、人間関係でトラウマになるような経験をした人も、「夫に愛されているか不安だ」と感じることがあります。恋人や親友から裏切られたり、大切な人と別れたり、仲間外れにされたりといった経験をすると、人間不信に陥り「また、裏切られるのではないか、捨てられるのではないか」と思い込むことが少なくありません。
こうした人は、他人を愛することに臆病になり、相手の愛情をそのまま受け入れられない傾向があります。このため、夫が「好きだよ」と言っても「ただの言葉だけで、本当はそれほど好きではないのかも」と疑ってしまいます。
愛された経験が乏しい
子供の頃、親と離れ離れになったり、親から虐待を受けていたりして十分な愛情を受けられなかった人は、人から愛されるという実感を得られないことがあります。こうした女性は、男性から「好きだ」と言われ、いくら愛情表現をされても「愛情が足りない」と感じてしまいます。親から受けられなかった愛情を、夫に猛烈に求めてしまうのです。
こうした妻は、いつまでも出会った頃のように熱烈に愛され続けたいと願いがちです。しかし、そうした愛情はいつまでも続きません。普通は結婚してお互いに落ち着いた後は、安定した信頼関係を築いていくものです。愛情不足で育った女性は、そうした通常の夫婦関係の変化を「愛情が冷めたサイン」と感じてしまいます。

夫に愛される人の特徴は?
「夫に愛されているのか不安」という妻は、常に夫に愛されていたいと思っています。しかし、愛情を相手に求めれば求めるほど、相手は負担に感じることがあるものです。一方で、普通に振る舞っているだけで、夫から愛される妻もいます。こうした女性にはどのような特徴があるのでしょうか。夫から愛される女性の特徴を紹介します。
考え方がポジティブ
夫に愛される妻は考え方がポジティブです。多少の失敗やトラブルがあっても、自分が成長できる機会だととらえ、落ち込んだりしません。夫が気落ちしているときも、前向きになれるよう励ましているはずです。そうした妻を、夫は「自分にとってなくてはならない人だ」と思い、大切にします。
夫に愛されていないと考えてしまう人は、逆にネガティブな考えに陥りがちです。ネガティブな考えや言葉を聞かされても、夫は楽しい気分にはなれません。物事をネガティブなサインとはとらえず、良い面を探して前向きな思考を心がけることが大切です。
そばにいるとホッとする
外で働いている夫であれば、家に帰ると家庭は安心して落ち着ける場所でなくてはなりません。もちろん、自営で家で働いてる夫も、しばし、仕事のことを忘れて一息つける場所が必要です。そこに、そばにいるだけでホッとする妻がいれば最高でしょう。
夫に愛されたいと思えば、夫が落ち着ける雰囲気の家庭を作ることは欠かせません。帰るなり、妻に「どこに行っていたの?」「SNSの返事はすぐに返して」などと責められるようでは、「妻の顔を見に早く帰りたい」と夫は思いません。家庭が夫の癒しの場となるように、自分が中心となって雰囲気作りに努めましょう。
夫に感謝の言葉を忘れない
夫に愛される妻は常に夫への感謝を忘れず、何かしてもらえば必ず「ありがとう」と言います。それだけで夫は妻から頼られていると感じ、「妻の愛情に応えなければ」と思うものです。
夫の愛情を物足りなく感じ、もっと愛情表現してほしいと考えている妻は、夫に何かしてもらっても「それくらいは当然のこと」と考えがちです。それでは夫も張り合いがありません。夫が妻のために何かをしてくれるのも愛情の現れです。しっかり感謝の気持ちを言葉で表現しましょう。

夫に愛されているか不安になったときの対処法
妻が「夫に愛されているか不安」と感じたとき、夫のほうも何度も愛情を確かめようとする妻に違和感や嫌悪感を抱き始めているかもしれません。そのまま夫婦関係が壊れてしまわないよう不安を解消し、ぎくしゃくし始めた夫婦関係を修復するにはどうすればいいのでしょうか。効果が期待できる対処法を紹介します。
夫と話をする
「夫に愛されているか不安」と感じたら、直接、夫に尋ねてみましょう。夫が本音で理由を話してくれたときは、素直に耳を傾けましょう。決して感情的になったり、反発したりしてはいけません。そして、自分の悪かった点を反省し、夫にまた愛してもらえるよう努力しましょう。
もちろん、妻の単なる思い過ごしで「好きだよ。愛している」という答えが返ってくることもあります。そこでその言葉を信じられないのが、「愛されていないと感じる」という妻の特徴なのですが、いったんは夫を信じましょう。そして、何度も繰り返して同じことを聞いてはいけません。
「好きだ」と言ってもらえたことを前向きにとらえ、夫に愛され続けられるよう、安らぎを与えられる妻を目指してください。
自分の気持を素直に表現する
「夫に愛されているか心配だ」という妻の中には、相手からの愛を待つばかりで、自分から愛情表現をするのが苦手な人もいます。いつも受け身でいるのではなく、自分からも積極的に自分の気持を表現しましょう。
夫も妻から「愛している」と言われ、素直に愛情を表現されれば、うれしいはずです。妻の愛情にしっかり応えていきたいと思ってくれることでしょう。

自分磨きをする
夫に愛してもらえるよう、自分自身を磨き、変わっていくことも大切です。夫に愛される妻になるため、前向きな気持ちで笑顔を絶やさないようにしましょう。妻が明るくなって、うれしくない夫はいません。
前向きな気持ちを持っていれば、自己肯定感も上がっていきます。さらに自分に自信をつけるため、おしゃれに気を使ってみたり、特技を身に付けるために勉強してみたりしてもいいでしょう。料理を習って夫の胃袋をつかむのもよし、資格取得に挑戦してみるのもよし。夫に褒めてもらえそうなことに取り組んでみましょう。
一人の時間を楽しむ
「夫は自分に興味がないのではないか」と不安を抱えていると、夫のことばかりを考えがちになり、ますます夫に執着してしまいます。ときには夫のことを忘れて、趣味や自分の好きなことに没頭し、1人の時間を楽しみましょう。前から興味を持っていたことに取り組んでみるのも一つの方法です。
自分の好きなことを夢中で楽しむ時間を持てば、その間は夫のことを忘れられますし、気分転換でストレスも発散できます。そうして不安も和らげば、自然に笑顔も増え、夫の目にも魅力的な妻に映ることでしょう。
夫婦関係専門のカウンセリングを受ける
誰しも「夫に愛されているか自信がない」と思うと、早く夫婦関係を修復しなければ焦ってしまいがちです。しかし、間違った対応をすると逆効果になってしまいます。
プロのカウンセラーに相談することで客観的な視点から問題解決の糸口を見つけることができます。夫婦でカウンセリングを受けることに抵抗がある場合は、まず一人でカウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。自分自身の気持ちを整理することで、夫婦関係の改善につながることもあります。
特に長年の結婚生活の中で「当たり前」になってしまった関係性を見直したり、育児や家事の分担による不満、仕事の忙しさからくるすれ違いなど、複雑な問題を抱えている場合は、専門家の介入が効果的です。カウンセリングを通じて、お互いの愛情表現の違いを理解し、相手に対する感謝の気持ちを取り戻すきっかけになることもあります。


夫に愛されていないと感じたら専門家に相談を
「夫に愛されているのか不安だ」と思っている女性は、自分に自信がなく、ネガティブな思考に陥りやすいという特徴があります。夫を信じて自分に自信を持つことが必要です。夫の普段の言動をチェックして、愛情表現が乏しいと感じたら、素直に互いの気持ちを表現しやすい環境を整えることも大切です。
夫に愛されているのか不安に感じたタイミングでカウンセリングを受ければ、最悪のケースを避けられるかもしれません。夫婦関係について不安が生じているなら、ぜひリコ活のカウンセラーにオンラインでご相談ください。