【ストレス】夫婦関係がうまくいかない原因と対処法｜離婚すべきかについても

「他の夫婦は仲良さそうに見えるのに、なぜ自分たちはうまくいかないのだろう…」と悩む夫婦は少なくありません。人生を共に歩む相手との関係がうまくいっていないと、不満や不安からかなりのストレスを感じてしまいます。夫婦関係がうまくいかない主な原因を6つ紹介します。

夫婦関係がうまくいかない理由に、話す時間が少ないことがあげられます。仕事で疲れていたり、育児に追われたりして自然と夫婦間の会話が少なくなることはよくあることです。しかし夫婦間の会話が少ない期間が長くなると、本音で話しづらくなり、不満も溜まっていきやすくなります。

また、夫婦で話す時間が少ないと「夫はなぜ家事を手伝ってくれないの」「妻はどうせ話を聞いてくれない」などと、さまざまな不満や誤解が生じやすくなります。こうして、会話の少ない夫婦の間には亀裂が入っていくのです

喧嘩が絶えない夫婦も、しだいに夫婦仲が悪化していきます。相手の話に納得できなかったり、苛立ったことを言わず態度に出したりと、夫婦の間のコミュニケーションがうまくいかないと認識のずれが生じて喧嘩が絶えなくなっていきます。夫婦とはいっても、もともとは他人なので、じっくり話し合って理解し合うことが大切です。

パートナーへの理解が足りないのも、夫婦関係がうまくいかない原因です。パートナーへの理解が足りないと、相手は「分かってもらえていない」「私に興味がなさそう」と感じ、さまざまな不満がうまれます。やがて今までの経験から「相手に話しても反論されて喧嘩になるだろうな」などと考えるようになり、本音を言わなくなってしまいがちです。

「夫婦喧嘩をしたくないので本音を伝えない」というのは、相手を思いやって喧嘩を起こさない良い方法のようにも思えます。しかし、自分が本音を伝えないことは相手の本音も聞き出せないので、お互いを理解しようとすることを諦めるということにもつながります。そういった悪循環が、パートナーへの理解が足りなくなる原因になります。

子育てに関する価値観が違うのも、夫婦の関係を悪化させる原因です。「夫は子供に優しすぎて甘い」「妻は子供に習い事をさせすぎだ」など、お互い子供のことを考えてしている行動が子育ての価値観の違いにより、相手への不満に変わってしまうことがあります。

子育ての価値観は、自然と自分の親を参考にしているとも言われます。夫婦は、それぞれ育った環境や親の教育方針が違うので、子育てに関する価値観も違って当たり前です。お互い子供のことをしっかり考えているため、自分の意見を譲れずに衝突してしまうということもあるでしょう。夫婦で折り合える方法を見つけることが大切です。

産後クライシスとは、夫婦が産後の生活で「夫が育児をしてくれない」「妻が子供に神経質になりすぎてついていけない」などお互いの感情がすれ違ってしまい、夫婦仲が冷めてしまった状態のことです。ほかにも「夫婦の触れ合いが苦痛になった」「些細なことでお互いイライラする」「妻は子供の相手ばかりで自分は放置されている」などと感じることがあります。

子供が生まれると今までの生活が一変して、初めてのことばかりで夫婦間で不満が生まれやすくなります。そういった状況が続くと、産後クライシスに陥り夫婦関係がうまくいかないと感じることがあります。

セックスレスの問題があることも、うまくいかない夫婦の特徴です。夫婦の大切なコミュニケーションがなくなることは寂しいですが、事例として少なくありません。セックスレスになった理由として、「子供が生まれると自然と夫婦の時間も少なくなった」「夫や妻が生理的に無理になった」「お互い40代以降になると性欲が少なくなった」などが挙げられます。

セックスレスでも仲が良い夫婦もいます。夫婦関係がうまくいかなくなってしまうのは、どちらか片方がセックスを拒むケースが多いようです。相手を求めているのに、拒否されてしまうととても悲しい気持ちになります。それと同時に、拒否する方も誘われることが苦痛に感じがちです。そうしてお互いが不満を感じになり、夫婦関係がうまくいかない原因になります。

関係がうまくいかない夫婦が新婚の頃のように仲良く暮らしたいと思ったときは、夫婦でゆっくり関係がうまくいかない原因を解決していくことが大切です。夫婦関係を修復するには、次のような5つの方法が効果的です。

まずは、ゆっくり二人で話し合う時間を設けることが大切です。夫婦関係がうまくいかない原因はさまざまですが、お互いの認識のズレや本音で話せないときなど、話し合いが夫婦関係の問題解決の鍵となることもあります。仕事や育児で忙しい中でも、夫婦関係を修復するために少しでも時間を作って、一度ゆっくり話し合ってみましょう。

夫婦で仲良く生活するためには、お互いを思いやることがとても大切です。どちらか一方だけが思いやりを持っていても、相手からの思いやりが返ってこないと思いやる気持ちが長くは続かず、さらに相手への不満になりがちです。

また、相手を思いやっているつもりが伝わっていないこともあります。カップルのときにはお互い伝えていた感謝や謝罪、気遣いの言葉が、夫婦になって当たり前のことになり、言葉で伝えることを疎かにしてしまうこともあるでしょう。気持ちを相手にわざわざ言葉で伝えなくても分かっているだろうと思っていても、相手には全く伝わっていないこともあります。

夫婦関係がうまくいかない時期は相手の不満ばかりが見えてしまいがちですが、お互いを思いやれるように相手の気遣いや思いやりに目を向けて、感謝を言葉にして伝えてみましょう。

夫婦でスキンシップを増やすことは、夫婦関係修復においてとても大切なことです。スキンシップには、相手に安心感を与える、自分の感情が伝わりやすい、お互いのストレス解消などと、夫婦関係を修復するにあたってのメリットがたくさんあります。

今は夫婦間でスキンシップをとっていないという人も、相手を呼ぶときに軽く肩を叩いてみたり、お互いマッサージし合う時間をつくったりすることで、自然とスキンシップが取れやすくなります。夫婦の絆を強くし関係が良くなるように、軽いスキンシップを取り入れてみましょう。

相手に干渉しすぎる夫婦は、お互いに疲弊し夫婦仲が悪くなりかねません。相手に干渉することは愛情表現でもありますが、過干渉は相手に依存している可能性があります。夫婦関係を良くするためには、お互いの心の余裕が大切です。

過干渉されている相手は、その愛情が重荷に感じ、心の余裕もなくなりがちです。そのため互いのプライベートを尊重しつつ夫婦の時間も作ることが理想といえます。相手に過干渉になってしまう人は、新しい趣味を始めるなどして自分の時間を増やしてみましょう。

夫婦関係がうまくいかない期間が長いなど、夫婦だけでは解決できないときは第三者に助けを求めることも手段の一つです。第三者とは、夫婦のことをよく知る知人や両親、専門カウンセラーなどです。夫婦のことをよく知る知人や両親は、相談することで新たな視点から夫婦二人では発見できなかった解決策を見出してくれるかもしれません。

また、プロのカウンセラーに相談する方法もあります。カウンセラーと1対1のカウンセリング、夫婦同時に受けられる夫婦カウンセリングなどさまざまな方法があり、自分たちに合った方法でカウンセリングを受けられます。カウンセリングは、夫婦で話し合ったが、意見が平行線で進まないといった人達にはいい方法でしょう。

離婚して良かったという人は、「子供に親が激しく喧嘩するところを見せなくて済んだ」「頑張っても夫婦関係の修復は不可能だったので離婚して良かった」などと考えているようです。

離婚しなくて良かったという人は、「子供のために離婚しなくてよかった」「相手の存在に助けられた」「お互い改心して夫婦関係が良好になった」などと考えているようです。金銭面や体力面でも相手がいるほうが助かったり、落ち込んでいるときに相手に助けられたりと、相手の思いやりで救われることも多いようです。

夫婦関係がうまくいかないと「今すぐにでも離婚したい」と思うこともあるでしょう。しかし、自分の決断を後悔しないためにも、まずは夫婦関係がうまくいかない原因は何なのか、お互いがどう思っているのかなどじっくり話し合う時間を作りましょう。