生活苦なのに働かない妻にイライラ|働いてほしいときはどうする?離婚はできる?

「生活苦なのに妻が働かない」と嘆く夫がいます。妻と子供を養えるほど夫に収入があればいいのですが、最近は給料もあまり上がらず、家計は苦しくなるばかり。生活苦なのに働かない妻の気持ちや働いてもらうための説得法のほか、離婚を考えたときのポイントなどを紹介します。

目次

  1. 働かない妻にイライラ…
  2. 働かない妻にイライラするきっかけ
  3. 暇があるとテレビを見たり、スマホを触ったりしている
  4. 趣味を満喫している
  5. 「だって、働きたくないから」と言う
  6. 妻が働かないのはなぜ?|ケース別
  7. 働いた経験があるケース
  8. 働いた経験がないケース
  9. 働かない妻に働いてもらうには?
  10. 家計や将来設計について話し合う
  11. 不安や悩みを一緒に解決すると伝える
  12. 一緒に仕事を探す
  13. 働かない妻と離婚はできる?
  14. 妻の合意がなければ離婚は難しい
  15. 離婚の合意を得られないときは調停という手も
  16. 事情によっては裁判で離婚できることも

働かない妻にイライラ…

決して家計が楽なわけではないのに、働かないで家にいる妻にイライラしている夫がいます。「働いてほしい」と妻に頼んでも、仕事を探す素振りは見えません。中には子なし夫婦で、子育てに忙しいわけでもないのに、家で暇そうにしている妻もいて、そんな姿に嫌悪を抱き、離婚まで考える夫もいるようです。

嫁が働かず家事も手を抜いているのが腹立たしく、このまま結婚生活続けるのは無理かなと思ってます。

働くといっても正社員である必要はなく週2~3回パートに出てくれたら充分でそれは嫁にも伝えてあります。結婚すぐの時は「新婚生活満喫したいから少し待って」ということを言っており、さらに引越した直後で慣れるまでの時間が要るかなと思って了承したのですが…いつまでたってもパート先を見つける様子もなく、何回か怒ったりしたのですが、その時の回答は

「〇月(3ヶ月先)になったら探す」(結局探してない)
「だって遊びたいもん」 (殺意芽生えました)
「(再度)〇月(半年先)になったら探す」 (やはり探さず)

最近も探すように言い、本人は探してると言ってますが居間の端っこに求人のチラシが2枚ほど置いてあるだけで絶対探してないと思います。

子供が5才になりますが、子供が産まれてから妻は一度も働いていません。
私は仕事をしており、生活費には困らないのですが、一日家でゴロゴロしている妻を見ると腹が立ちます。

何度か離婚の話もしましたか、働く気配はありません。家の掃除と子供の送り迎え以外は何もしません。
妻の親にも訴えましたが、本人(妻)が親との対話をさけているようで、何も話し合ってもらえませんでした。
子供のことを考えると心が本当に痛みますが、離婚せざるをえないと思っておりますが、一歩踏み出せない自分がいます。
もしかしたら妻が働きだすかもと期待をしもう5年もたちました。
やっぱりおかしいですよね。

生活苦なのに家計のことも考えずに、働こうとしない妻はいったい何を考えているのでしょうか。働かない妻の気持ちや心理のほか、働かない妻への対処法、離婚を考えたときのポイントなどを解説します。

働かない妻にイライラするきっかけ

夫は働かない妻に対し、どのようなときにイライラするのでしょうか。夫がついイライラしてしまい、離婚まで考えてしまうようなケースを紹介します。

暇があるとテレビを見たり、スマホを触ったりしている

コロナ禍で外出を制限された時期を境に、在宅勤務を導入する企業が増えました。ところが、在宅勤務をすることで、妻の日中の過ごし方を知り、妻への不満を募らせる夫も増えたようです。こうした妻はたいてい、昼間、ずっとテレビでドラマを見たり、スマホで延々と動画を見ていたりします。

中には昼間だけでなく、夜中もスマホを触り続けている妻もいて、夫はうんざりします。そして、「そんなに暇なら、家計のために少しは働いてほしい」とイライラするのです。

趣味を満喫している

夫が生活苦をなんとか和らげようと、懸命に働いているのに、妻が自分の趣味や買い物、娯楽にお金を浪費すると、当然のことながら夫の不満は募るばかりです。しかも、そのお金は夫が稼いできたものですから「自分の趣味や遊びに使うお金を稼ぐために働いてほしい」と思うのも当たり前でしょう。

こうした妻は「夫が稼いだお金は自分のもの」という意識を持っていることが多く、お金が足りなくなれば、「夫がもっと稼いできたらいい」と思っている節もあります。普段の言動に、そうした気持ちが現れることも多く、夫はそのたびに嫌悪感を覚えます。

「だって、働きたくないから」と言う

夫が「フルタイムでなくてもいいから働いてほしい」と頼んでも「もう少し待って」「今、探しているところ」などと言いながら、ちっとも働こうとしない妻がいます。そんな妻に、夫が強い口調で「いい加減に働いてほしい」と言うと、衝撃の答えが返ってくることがあります。それが「だって、働きたくないから」「もっと遊びたいのに」です。

こうした妻は、最初から専業主婦となり、働かないつもりで結婚しています。おそらく、高収入の相手と結婚して、家事もすべて家政婦に任せるような生活が夢だったのでしょう。しかし、現実はそう甘くはありません。こんな言葉を聞かされては、夫はイライラするどころか、離婚まで考えるのも当然です。

妻が働かないのはなぜ?|ケース別

子供が小さく、手がかかるからと言って、仕事をやめて専業主婦になる妻がいます。しかし、子供もいずれはあまり手がかからなくなるはずですが、いつまでたっても働き始めてくれない妻がいます。また、子なし夫婦なのに、最初から専業主婦となり、生活苦だろうが、ちっとも働かない妻もいます。

妻が働かない心理や気持ちを、妻が働いた経験があるケースと、働いた経験がないケースに分けて説明します。

働いた経験があるケース

以前働いていたことがあるのに働かない妻は、もともと働くのがあまり好きではなく、以前の職場で人間関係などで嫌な思いをした経験があるのかもしれません。結婚を機に一度働くのをやめたことで、働かずにすむ気楽さに慣れてしまい、子育てが一段落しても再び働こうという気持ちにはならないのでしょう。

また、仕事というのは、段取りを覚えたり、職場環境に慣れたりするまでが大変です。10代や20代の頃であれば、若さや愛嬌で乗り切れることもありますが、30代を過ぎると「新しい仕事を覚えるのが面倒だ」と考える人もいます。こうした人は男女問わずいますが、新しいことにチャレンジしようという気持ちがあまりなく、今の生活を続けたいと考えがちです。

働いた経験がないケース

働いた経験があまりないまま結婚した女性は、仕事をすることに臆病になりがちです。自分より年下の先輩から仕事を教わることに抵抗を感じる人も多いでしょう。育児や家事と仕事を両立させることに不安がある場合もありますし、「働き始めたら、自分ばかり負担が増える」と思っているのかもしれません。

また「働きたくないから結婚した」「一生、夫に養ってもらうつもりでいる」という妻もいます。こうした妻は、最初から働く気がありません。夫が自営業であれば、接客や経理を手伝ってもらうこともできますが、サラリーマンの家庭ではそうもいきません。夫がどんなに頼んでも、妻は働く気にはならないのではないでしょうか。

【体験談】働かない主婦の特徴|働きたくない専業主婦の言い訳と本音とは

働かない妻に働いてもらうには?

生活苦なのにもかかわらず、妻が働かない場合、妻をどのように説得すればいいのでしょうか。妻が断固として「働かない」と言っている場合は、難しいかもしれませんが、働くことに不安や迷いがある場合は、妻を後押しできる可能性もあります。働くかどうか迷っている妻の背中を優しく押す方法を紹介します。

家計や将来設計について話し合う

夫が「妻も働いてほしい」と思っているのに、妻は「働きたくない」と言っている時点で、2人の家計に対する考え方や将来設計に大きな差が生じています。これではこの先、平穏な結婚生活を送れるか心配です。できるだけ早く話し合い、どうやって生計を立てていくのか、将来どのような生活を送りたいのか、イメージを共有する必要があります。

話し合いをする際は、夫の考えを押し付けるのではなく、妻の話をよく聞きましょう。妻の不安や悩みに共感することも必要です。そして、問題は2人で解決に当たることを約束しましょう。そして、2人の明るい未来を築くために何が必要なのかを話し合えば、妻も働くことに納得してくれるかもしれません。

ただ、妻を無理矢理働かせようと、激しい言葉でなじったり、「働かないのなら生活費を渡さない」などと脅すようなことを言うのはやめましょう。妻が「モラハラを受けた」と主張する恐れがありますし、場合によっては経済的DVと見なされることもあります。

不安や悩みを一緒に解決すると伝える

働くことに不安や悩みがある妻には「自分もできるだけ協力するから」と言って安心させることが大切です。子育てや家事との両立が不安なのであれば、家事の分担を見直すことも必要ですし、勤務時間に融通が利く職場を探してみましょう。ベビーシッターや家事代行を利用できないのか、検討する必要もあります。

夫がただ「働いてほしい」と言うだけでは、妻は自分だけ負担が増えるのではないか、と不安に感じることもあります。「互いに協力して問題を解決していき、妻にだけ負担を押し付けたりはしない」と、しっかり約束すれば妻も安心して働けるかもしれません。

一緒に仕事を探す

働くことにブランクがあったり、初めて働きに出たりする女性は、自分が働くイメージが湧かず、不安に感じることがあります。そうしたときは、妻に合いそうな職場を一緒に探しましょう。仕事の経験が長ければ、求人広告を見て、どのような職場なのか、おおよその見当がつくこともあります。取引先と同じ業種であれば、仕事内容も具体的に分かるでしょう。

仕事内容や職場のイメージがつかめれば、仕事への不安も和らぐはずです。必ずしもイメージ通りとは限りませんが「とりあえず応募してみようか」という気持ちにはなってくれるかもしれません。その後も、働くうえでの悩みや相談には丁寧に応じ、妻が意欲をもって働けるようサポートしましょう。

働かない妻と離婚はできる?

専業主婦の妻が働こうとしないことを理由に離婚はできるのでしょうか。経済的に苦しい生活が続いているのに、妻が働こうとしないと、夫も「どうして自分だけが一生懸命働かなければならないんだ」という思いになります。離婚を考えることもあるでしょう。「妻が働かない」という理由で、離婚ができるのかを説明します。

妻の合意がなければ離婚は難しい

離婚は基本的に、夫婦双方の合意があれば成立します。互いに納得していれば、理由は問われません。しかし、妻は働きたくないと思っていて、経済的に夫に頼っているのですから、よほどのことがない限り、離婚には応じないでしょう。

話し合いによる夫婦の合意で離婚することを協議離婚と言います。離婚で最も多いのが協議離婚です。話し合いがスムーズに進めば、比較的早く離婚できますが、それでも条件などでもめて時間がかかることもあります。話し合いで合意できなければ、法的手段で離婚を目指すことになります。

離婚の合意を得られないときは調停という手も

夫が離婚に反対したり、離婚には同意してもらえても条件で折り合えなかったりした場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停とは裁判所の調停委員を介した話し合いで、調停委員が双方の意見を聞き、言い分を整理して合意を目指します。しかし、合意できる見込みがないときは調停不調として打ち切られてしまいます。

調停が打ち切られると、再び夫との間で協議離婚を目指して話し合うか、離婚裁判を起こして裁判所に離婚を求めることになります。裁判で認められれば、相手の合意がなくても離婚が可能です。

事情によっては裁判で離婚できることも

離婚裁判を起こすには条件があり、離婚調停の後にしか起こせません。また、民法で定められた「離婚事由」がなければ、裁判を起こすことができないことになっています。離婚事由とは、次の5つの事情です。

・配偶者が浮気や不倫(不貞行為)をした
・一方的な別居や生活費の未払いなど配偶者の悪意で遺棄された(悪意の遺棄)
・配偶者の生死が不明で3年以上経つ
・配偶者が重症の精神病で治る見込みがない
・婚姻を継続しがたい重大な事由がある

「生活苦なのに働かない」という理由は離婚事由には含まれません。ただし「働かずに浮気をしていた」「家事も全くせず、自分の役割を果たそうとしない」といった事情があれば「不貞行為」「悪意の遺棄」「婚姻を継続しがたい重大な事由」に当てはまる可能性もあるでしょう。それによって夫婦関係が破綻していると判断されれば離婚も認められるかもしれません。

生活苦なのに働かない妻に悩んだら専門家に相談を

夫がいくら働いても家計が苦しく、夫が妻に「フルタイムでもパートでも、とくかく働いてほしい」と思うのは、珍しいことではありません。最近はずっと賃金が上がらない時代が続いていましたから、妻が働かないと家計が苦しいという家庭は多いでしょう。

それなのに、妻が働いてくれないと夫への負担は大きくなりますし、「どうして働かないんだ」と不満も募ります。そうした妻に働いてもらうには、2人でよく話し合うのが大切ですが、話し合いがうまく進まないときは、夫婦問題に詳しいカウンセラーに相談してみるといいでしょう。もし、離婚を考えているのなら離婚問題に詳しい弁護士に相談してください。

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