旦那のくっついてくるスキンシップがうざい・気持ち悪い
新婚当時は仲が良く、手をつないだりハグしていたりとスキンシップも頻繁だったのに、結婚生活も長くなると「いつまでも旦那がくっついてくるのがうざい」「べたべたと甘えてくるのが気持ち悪い」と感じるようになる妻は多いようです。どうして妻は、あんなに好きだった旦那を避けるようになってしまうのでしょうか。
くっついてくる旦那を妻はどう感じている?
嫌がっているのに、くっついてきたり、ベタベタと触ってきたりする旦那を妻はどのように感じているのでしょうか。体験談から妻の本音を紹介します。
タイミングが悪い
決して旦那のことが嫌いではなくても、妻も機嫌の悪いことはあります。嫌なことがあって、放っておいてほしいと思うこともあるでしょう。もしかすると、旦那に相談したかったことがあるかもしれません。そんな悪いタイミングで、いきなり旦那からスキンシップを求められても、妻は「そんな気分ではない」と反発してしまいます。
旦那のタイミングの悪さにほとほと呆れます。子どもの運動会の日、朝から準備して、運動会とクラスの打ち上げに参加してヘトヘトの日にくっついてきたり。子どもがケガをして救急病院に連れて行った後で、そんな気分ではない時にくっついてきたり。流石に怒って良いですかね?
今はそんな余裕がない
妻は家事や子供の世話などで大忙しです。共働きの夫婦であれば、仕事の準備に追われていることもあります。そんなさなかに旦那がベタベタと甘えてきたら、妻は「そんなことをする暇があったら、私を手伝って」と思うのは当然でしょう。普段、家事や育児をあまり手伝ってくれない旦那ならなおさらです。
共働きで家事は全部私。こっちは毎日休みなしで働いているのに、旦那は休日になるとボケーっとしているだけで「手伝おうか?」の一言もなし。動き出したと思ったら初期ドラクエか!というくらい、ぴったり私の後ろをついてきます。いい加減にしろ!
父親の自覚をもってほしい
子供が生まれて母親となった妻は、旦那に対しても「父親らしく振る舞ってほしい」と願うようになります。それなのに、いつまでも子供のように甘えられると、うんざりしてしまいます。自分の期待に応えてくれない旦那への失望が続くと、スキンシップに応える気も失せ、「うざい」と感じるようになるでしょう。
4カ月の赤ちゃんがいます。赤ちゃんが生まれた頃から、ケガをしただの熱があるだの嘘をついたり「俺も構ってよ」とくっついてきたりします。赤ちゃんにヤキモチなんてあり得ない!父親の自覚を持ってほしいです。
ストレスを感じるほど嫌
手をつないだり軽くハグするくらいならまだしも、胸やお尻を触られるなど、性的な接触を苦痛に感じる女性は多いようです。中には、体の不調を覚えるほどストレスを感じる人もいます。
また、旦那への不満やストレスが解消されないまま積み重なっていくと、愛情も薄れ、スキンシップにも嫌悪感を覚えるようになります。旦那がそんな妻の気持ちの変化に気付かずにくっついてくると、妻はストレスからスキンシップを拒否することがあります。
夫に胸を触られるのが苦痛で仕方がありません。結婚して10年たちます。夫は10年たっても胸を触りたがりますが、最近は本当に嫌で嫌で仕方がありません。
でも断ると罪悪感が出るし浮気されてもこれじゃあ文句言えないよなあと思って次は絶対に断らないぞと思うのですが、触ってこようとすると全身が硬直して喉に異物感があるようなストレスを感じているのがわかります。
夕食前だと食欲もなくなります。
一人にさせてほしい
他人と体を触れ合うのが苦手な人は、旦那といえども、くっついたりベタベタしたりするのを嫌がります。なかには潔癖症の人もいるでしょう。そうした人は、甘えてくる旦那を面倒だと感じ、一人にさせてほしいと願うこともあります。
私は、自分の性格的に、イチャイチャ、ベタベタというのが得意では無く、新婚気分でイチャイチャしたり、くっついたり、甘えたりができません。むしろ1人で好きな事を自分の思う通りにしたり、1人が好きです。
ですが、夫はやたらとイチャイチャしたがりくっつきたがりで、私には正直な所かなり夫がめんどくさいです。私が「あんまりベタベタしたりするの得意じゃないから少なくして欲しい(やめて、は可哀想なので…)」とはっきり伝えても、夫は「もっとくっつきたい!」「新婚なんだからイチャイチャしていいじゃん!」「もっと触りたい」ばっかりでやたらと近づいたり触ったりしてきます。
旦那のスキンシップがうざい・気持ち悪いと感じる原因は?
妻が、くっついてきたりベタベタしたりする旦那をうざい、気持ち悪いと感じる原因はどこにあるのでしょうか。考えられる原因を3つ紹介します。
夫を異性として見られなくなった
結婚して子供ができ、ある程度、子供が大きくなると、妻は旦那を異性として見られなくなっていきます。家族である旦那に対しては、異性として接することができなくなる女性もいるのです。こうした女性は、必要以上のスキンシップや性的な接触に対して違和感や不快感などを覚えます。
ホルモンバランスの変化
女性は出産後、子供の世話をするため、母親モードに入ります。すると、体のホルモンバランスが変わり、意識も変化。子供のことで頭が一杯になり、旦那のことばかりには構っていられません。そんなときに、旦那に甘えられると「今はそんな場合ではない」「気持ち悪い」と感じてしまうのです。
子供を産んだ後でなくても、ホルモンのバランスは年齢と共に変わっていきます。男性はそうした女性の体と心の変化を理解できないので、若い頃と同じようにくっついてきたり、ベタベタしたりしてしまうのです。
夫への不平や不満が溜まっている
妻が旦那のスキンシップを拒否する原因は、旦那側にあるのかもしれません。結婚前は、隙のない完璧な男性だと思っていても、結婚後はさまざまなアラが見えてきます。妻の前では、だらしない姿を見せることもあるでしょう。そうしたことへの失望から、異性としてのときめきを感じられなくなることもあります。
また、家事や育児を手伝ってくれないことに不平や不満を募らせ、それが嫌悪感に変わっていくこともあります。相手に嫌悪感を抱いてしまうと、くっついてくるのを嫌がるようになってしまうのも当然です。
旦那のスキンシップがうざいときの対処法
くっついてきたり、ベタベタしてきたりする旦那のスキンシップがうざいとき、どうすればいいのでしょうか。効果が期待できる対処法を紹介します。しかし、旦那がスキンシップを求めてくるのは、妻を愛しているからです。夫婦関係を壊さないよう、相手を思いやりながら対処しましょう。
嫌な気持ちを伝える
くっついてくる旦那がうざいと感じるときは、はっきりと自分の意見を伝えることが大切です。男性と女性では感覚が違う部分がありますし、もちろん、性格や考え方も人それぞれ違います。自分の気持ちを伝えなければ、相手はなぜ嫌がるのかわかりません。
私も旦那に触られることがものすごく嫌いです。子どもの前で胸やお尻を触ったり、夜になるとくっついてきたり、営みを誘われたりするのが本当に嫌で。やんわり言っても「寂しくて浮気するかもよ」と反論され、子どものためにも抵抗できませんでした。
でも、旦那に夜体を触られそうになって発狂しながら泣いてしまった日があり。実家も巻き込んで話し合いの場を設けたところ、私が本当に追い込まれていたことを理解してくれたのか、むやみに触ってこなくなりました。
ただ、旦那のほうもはっきりとスキンシップを断られるとショックです。逆にスキンシップを取りたいという気持ちを訴えるかもしれません。ここで互いに譲らず、話し合いが平行線だと夫婦関係が悪化する恐れもあります。互いに気持ちを伝え合ったら、相手の気持ちも理解しながら双方が歩み寄ることも大切です。
ルールを決める
夫婦関係を良好に保つには、スキンシップも大切です。旦那に対し「絶対に触らないで」「近寄らないで」などと全てを拒否するような態度を取ると、夫婦関係が壊れてしまいます。もしかすると、旦那側から離婚を切り出されてしまうかもしれません。
妻側に離婚する気持ちがないのなら、ルールを決めて、ある程度のスキンシップは受け入れることも大切です。
例えば、次のようなルールであれば、旦那も受け入れやすいでしょう。
・生理中は触らない
・いきなり胸やお尻を触らない
・子供の前ではベタベタしたり甘えたりしない
・休日の2人きりの時間だけにする
・相手が断ったらすぐにやめる
旦那が体を触ってくるの、本当に不愉快で吐き気がしますよね。私も、子どもが生まれてからベッドを分けているのですが、それでも寝る時にくっつきにきたり、行為を求めてきたりします。
子どもがまだ小さく家を離れるわけにいかないですし、経済的にも離婚はできないので「嫌がったらやめて」「いきなり触らないで」など、旦那とルールという妥協点を作りました。いつまで守られるかは分かりませんが、今のところ(1ヶ月くらい)は快適に過ごせています。
代わりのものを用意する
旦那の過剰なスキンシップをやんわり断る方法として「身代わりを用意する」という方法もあります。旦那がくっついてくるときや、ベタベタしてきたときに、ぬいぐるみやクッション、タオルケット、ペットなどを渡すのです。「私の代わりにかわいがってあげてね」と言いながら、用事を済ませるためにその場を離れるといいでしょう。
代わりのものを与えられて、そちらに意識がいく旦那もいれば、「妻は今、嫌なんだな」と察してくれる旦那もいるでしょう。そして、心に少しゆとりができたら、少しだけ旦那の相手もしてあげてください。
今年で結婚して3年目です。もともと甘えてくるタイプの旦那だったのですが、去年あたり幼児退行がものすごく悪化しました。倦怠期で私が冷たくしていたのも悪いのですが、あーんしないとご飯を食べられない、私のぬいぐるみを殴って八つ当たりをするなど…
改善しなければと思いつつ、それでも旦那に答えたくないので、自分に似たリスのぬいぐるみを旦那に渡しました。ぬいぐるみでは営みができないので完全に納得したわけではないと思いますが、結構気に入ったみたいで今でもよく私の身代わりとして働いてくれています
くっついてくる旦那の心理とは
結婚して子供ができ、何年も経って、もはや新婚ではないのに、いつまでも妻にくっついてくる旦那は、どのような心理なのでしょうか。主な心理として、次の3つが考えられます。
・構ってほしい
・退行欲求
・体の関係を求めている
寂しいので構ってほしい
旦那の中には、いつまでも妻と仲良くしていたい、スキンシップを取りたいと思っている人がいます。そうした旦那は妻がつれない素振りを見せると、寂しくなって、くっついてきたりベタベタしてきたりします。つまり、寂しいので構ってほしいのです。
ストレスからの退行欲求
仕事で責任の重い仕事を任されたり、トラブルを抱えていたりすると、そのストレスや負担から逃れるため、母親や妻に甘えたくなることがあります。不安な子供が母親に甘えるのと同じで、こうした心理のことを「退行欲求」と言います。これは男性だけでなく、女性にもあります。
旦那が妻に急にくっついてきたりベタベタしてきたりしたときは、何か不安や悩み事を抱えているのかもしれません。
体の関係を求めている
夫婦ですから、セックスの誘いとしてくっついてきたりベタベタしてきたりすることもあります。セックスにスキンシップはつきものですから当然でしょう。こうしたスキンシップを断り続けていると、夫婦関係が悪化することもありますから、注意が必要です。
加藤 惇
セックスレスが長期間に及ぶ場合、離婚事由になることがあります。セックスをすることに嫌悪感を覚えてしまうほどの関係性になってしまったのであれば、離婚を目指すことも1つの選択肢だと思います。
旦那がベタベタくっついてきてうざいときは、相手の気持ちも理解しながら断ろう
嫌がっているのに、旦那がしつこくベタベタしてきたり、甘えてきたりするとイライラするものです。しかし、それが旦那の愛情表現なのかもしれませんし、なにかストレスを抱えていて甘えたくなっているのかもしれません。
嫌な事をはっきり伝えることは大切ですが、夫婦関係を良好に保つには互いに歩み寄ることも必要です。互いに受け入れられる方法について話し合う機会を設けてみましょう。
加藤 惇/CSP法律会計事務所(第一東京弁護士会所属)
弁護士として、婚姻費用・財産分与・養育費・慰謝料・不貞・親権・面会交流など、離婚にかかわる事件を特に重点的に取り扱う。依頼者の意向を丁寧にくみ取り、常に依頼者の利益を最大化することを目標に活動している。離婚事件のほか、いじめなどの学校事件も多く扱っており、子供に関する問題にも詳しい。CSP法律会計事務所所属。