夫婦関係を円滑に保つヒント!人気カウンセラーが妻のホンネを解説
更新日: 2024年12月11日
夫婦間のコミュニケーションのすれ違いは、小さな言葉の誤解から大きな問題に発展することが少なくありません。『ホンネがわかる妻ことば超訳辞典』(青春出版社)では、1万人以上の夫婦カウンセリングの経験を持つ高草木 陽光さんが、特に男性が理解しづらい妻の言葉を分かりやすく解説し、夫婦関係を円滑に保つためのヒントを提供します。妻の言葉に込められた本音の理解を助けるこの一冊から、一部抜粋・再構成してお届けします。
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<「共感要求系」妻ことば>
①体調不良を訴える妻になんと言う?
超訳
「体調が悪い」って言っているときくらい、家事も育児も休ませてほしい。どうして夫は何もしてくれないんだろ? 具合が悪くても私が家事をするのが当たり前だと思っている、その神経が信じられない。
解説
ただ “体調の報告”をしているわけではなく、いたわりの言葉や優しい言葉が欲しいときに口にする言葉。 妻が体調不良を訴えたとき、夫がやりがちなのが “解決策の提案”と、自分の “メシの心配”です。
心配だからこそ「薬を飲んだほうがいい」「病院に行ったほうがいい」と言ってくれるのはわかるのですが、残念ながらそれらの言葉は妻にとって “優しさ”ではありません。 妻は、「どうしたら早く治るか?」の答えを聞きたいわけではなく、真っ先に、 “いたわりの言葉”が欲しいのです。「オレのメシは?」と、自分のメシの心配をする夫は、一生恨まれます。 また、「オレも熱っぽい」など体調不良を被せてアピールしてくる “オレも族”が必ず出没するこの界隈。 そのような無神経な発言が度重なると、信頼も尊敬も失われ、妻の気持ちは一気に冷めてしまうでしょう。 まずは自分の心配よりも妻へのいたわりを!
②妻が「みんな」を引き合いに出すのはナゼ?
超訳
せっかく買ってきたのになんで食べない(飲まない)の? △△が身体にいいってテレビでもやってたし、ネットでも話題になってるのに知らないの? 芸能人の○○さんも健康のために食べている(飲んでいる)って言ってたのに。
解説
「正当性を主張したい」「コントロールしたい」「説得したい」という心の表れの他、 “みんな”を出すことで「責任を負いたくない」という心理も隠れています。
妻が、「みんな言っている」「みんなやっている」という言い方をするのは、本当は “自分”の意見を主張したいのだけれど、「みんな」を味方につけたほうが、角が立たず聞く耳を持ってくれるのではないかという思惑もあります。 また、「“あなただけ”が間違っている」と言わんばかりに変人扱いすることで、夫の考えが自分寄りに変わることを望んでいたりもします。「みんながしていること」=「正しい」「正解」とはかぎりませんが、なぜか “みんな”を引き合いに出す妻は、信じて疑わない人が多いような気がします。 信じる心が強い人は、それ以外の選択をした人を見下すような発言をすることもあります。 妻がこのタイプだった場合、あからさまに否定すると夫婦関係にも響いてくることがありますのでお気を付けください。
ホンネがわかる妻ことば超訳辞典(青春出版社)
※この記事は2024年11月1日に公開しました
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