
「夫は仕事や自分の予定を優先し、家事や育児にはほとんど関わらない」
「何度気持ちを伝えても、家庭のことを考えてくれない」
このような夫の態度に、寂しさや怒りを感じている人もいるでしょう。なぜ家庭を大切にしてくれないのだろうと、夫の気持ちがわからなくなることもあるかもしれません。
この記事では、家庭を顧みない人に見られる特徴や心理、夫の態度に悩んだときの対処法を、体験談とともに紹介します。

弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所(東京弁護士会所属)
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家庭を顧みない人とは?

家庭を顧みない人とは、家族の気持ちや家庭内の問題に関心を向けず、自分の都合を優先する人のことです。
ただし、仕事が忙しく、家庭に関わる時間が少ないだけで判断できるものではありません。家族への気遣いや、家庭に向き合おうとする姿勢があるかどうかも大切です。
次に、家庭を顧みない人に見られる具体的な言動を見ていきましょう。
【体験談】家庭を顧みない人に見られる5つの特徴

家庭を顧みない人の態度は、家事や育児、家族との関わり方など、日常のさまざまな場面に表れます。
ここでは、よく見られる5つの特徴を体験談とともに紹介します。
何度伝えても行動を改めない
家事や育児、お金の使い方などについて繰り返し伝えても、行動を改めようとしない夫もいます。
注意されても、疲れていることを理由に話を聞き流したり、その場では返事をしても、すぐに同じことを繰り返したりします。何度伝えても状況が変わらなければ、話を真剣に受け止めてもらえないと感じ、不満が募っていくでしょう。

何度同じことを言っても伝わらない旦那に毎日イライラしています。節約のためにお弁当を作ってほしいと言われて、毎日欠かさず作っているのに、帰宅後すぐにお弁当箱を出さないんです。
何度言っても「疲れてたから忘れてただけ」「明日からちゃんとすれば文句ないでしょ」と言うくせに、毎回忘れるんです。幼稚園児の子どもでも、帰ってきたらすぐにお弁当箱を出すことくらいできるのに。
自分の都合を優先し、家族への思いやりがない
休日になると家で寝ているか、外へ飲みに行ってばかりで、家事や育児にはほとんど関わらない夫もいます。自分の予定や楽しみを優先する態度が続けば、家庭を大切にしようとする気持ちが見えないと感じるでしょう。
さらに、「ごめん、来週はその分たくさん手伝うね」と謝ったり、埋め合わせをしようとしたりする態度も見られません。このような夫の姿を見ると、家庭のことは二の次で、自分が楽しいことしか考えていないと感じ、イライラが溜まっていくのも当然です。



産後1カ月の一番大変な時期に、出産祝いで誘われたからと毎週末飲みに行く旦那。飲みに行った次の日は二日酔いで夕方まで寝て、家事や育児には一切関わってくれません。
なぜ、産んでもいないし世話もしない旦那が、出産のお祝いをされるのだろうと思ってしまいます。
周囲の状況を見ても自分から動かない
妻が家事や育児に追われていても、周囲の状況を見ようとせず、自分から動かない夫もいます。
妻が朝食を作りながら子どもの支度をしているときでも、自分のことだけを優先し、朝ごはんはまだ、箸がないなどと言うことがあります。家族が困っている様子を見ても手を貸そうとしなければ、妻は自分ばかりが負担を抱えていると感じるでしょう。
言われなければ気づけないこともありますが、同じ状況が何度も続いているのに関心を示さず、指示されるまで何もしない態度に不満が募ることもあります。



うちの旦那は、周囲の状況を見て自分から動くことがほとんどありません。平日の朝、家族の朝ごはんを作りながら子どもの用意をして、バタバタしている私には気づいていないのか、マイペースに朝ごはんはまだ、箸がないから食べられないと言ってきます。
忙しく動き回っている私のことが見えていないのでしょうか。気づいてやってくれるだろうと期待した時期もありましたが、今は期待しない方がよいと思っています。
家事・育児を妻に任せきりにする
夫がほとんど家事や育児に関わらず、妻に任せきりにしている家庭もあります。家事は女性がするものという考えから、昼間は家でゆっくりしているのだろうと決めつけ、家庭のことを妻に押し付ける夫もいるでしょう。
共働きか専業主婦かにかかわらず、家事や育児の負担が妻に偏り、夫だけが仕事以外の時間を自由に過ごしていれば、妻の不満も募ります。
家庭を一緒に支えようとする姿勢が見られなければ、自分だけが負担を抱えていると感じるのも無理はありません。



共働きなのに、旦那は家事や育児に関わってくれません。むしろ、在宅勤務なのだから、仕事をしながら洗濯物を干したり、晩ご飯の用意くらいできるのではないかと言ってくるんです。仕事中にそんなことができるはずがありません。
家で仕事をしているだけで、怠けているとでも思っているのでしょうか。旦那のボーナスが減った分、勤務時間を増やし、給料を上げるために頑張っているのにと思ってしまいます。
妻の気持ちに寄り添おうとしない
妻が悩みや不満を打ち明けても、気持ちを受け止めようとしない夫もいます。
妻がつらい思いをしているときに、気持ちを受け止める前に原因を追及したり、妻にも原因があるのではないかと指摘したりすれば、他人事のように扱われていると感じるでしょう。
また、真剣に悩んでいることを冗談にしたり、無神経な言葉をかけたりする夫もいます。話を聞いてほしいときに気持ちを軽く扱われれば、妻が深く傷つくこともあるでしょう。



子どもの発達のことや旦那への不満、仕事のことなど、さまざまなストレスが重なり、円形脱毛症になった時期がありました。髪の毛で隠れる部分にできましたが、すごくショックでした。
それを旦那に相談したところ、ハゲていると笑われたんです。真剣に悩んで相談しているのに、無神経な態度を取られ、イライラが止まりませんでした。
家庭を顧みない人の心理や理由


夫が家庭に関わろうとしない背景には、仕事や家庭での役割に対する考え方、育ってきた環境などが影響していることがあります。
夫の態度を正当化するためではなく、今後どのように気持ちを伝え、関係を見直すかを考える手がかりとして、考えられる心理や理由を見ていきましょう。
仕事をしていれば役割を果たしていると思っている
家族のために働いて収入を得ることが、自分の役割だと考えている夫もいるでしょう。仕事をして生活費を稼いでいるのだから、家事や育児まで担う必要はないと思っている場合があります。
このような考えが強いと、妻が家事や育児に追われていても、自分は十分に家庭へ貢献していると感じます。そのため、妻から負担を訴えられても、なぜ不満を持たれているのかわからない場合があります。
仕事も家庭を支える大切な役割ですが、家庭生活には家事や育児、家族との会話なども欠かせません。夫婦で役割に対する認識が異なるままでは、妻だけに負担が偏りやすくなります。
家事や育児は妻がするものだと考えている
家事や育児を女性の役割と考えていると、家庭のことを妻に任せるのが当たり前になりがちです。自分の母親が家事をすべて担っていたなど、育ってきた家庭環境が影響していることもあります。
妻が忙しくしていても、自分も家事や育児を担う必要性を感じていなければ、負担が偏っていることにも気づきにくいでしょう。頼まれたときだけ動き、普段は家事や育児を自分の役割として考えていない場合もあります。
夫婦のどちらが何を担うかは、働き方や生活状況によって異なります。性別で決めるのではなく、現在の負担を確認しながら分担を考えることが必要です。
家族なら受け入れてくれると思っている
家族に対する甘えから、多少自分勝手に振る舞っても許してもらえると思っている場合もあります。外では周囲に気を遣っていても、家庭では自分の希望を優先し、妻や子どもへの配慮を忘れてしまうこともあるでしょう。
妻が不満を伝えても、家族なら多少のことは我慢してくれるだろうと考え、深刻に受け止めないことがあります。
家族は安心して過ごせる存在ですが、一方だけが我慢を重ねて成り立つものではありません。近い関係だからこそ、相手の気持ちや負担を意識する必要があります。
家族の負担や気持ちに気づいていない
家事や育児を妻が担う状態が長く続くと、それが当たり前になり、どれほど負担がかかっているのか想像できなくなることがあります。
妻が忙しく動いていても、家庭のことは問題なく回っていると思い、自分が関わる必要を感じていない場合もあるでしょう。また、妻が不満を伝えても、単なる愚痴だと捉え、深刻な問題として受け止めないこともあります。
本人に悪気がなくても、家族の負担や気持ちに目を向けない状態が続けば、夫婦のすれ違いは大きくなっていきます。
夫が家庭を顧みないときの対処法


家庭を顧みない夫への不満が積み重なると、冷静に話し合うことが難しくなる場合があります。夫の態度を変えてほしいときは、自分が何に悩み、どうしてほしいのかを整理したうえで伝えることが大切です。
ここでは、夫との関係を見直すためにできることを紹介します。
夫が家庭を顧みないときは、次のような方法を試してみましょう。
- 感じている不満や負担を整理する
- してほしいことや役割分担を具体的に話し合う
- 一時的に距離を置いて気持ちを整える
- 第三者や専門家に相談する
それぞれの方法について詳しく見ていきます。
感じている不満や負担を整理する
夫に対する怒りや不満を感じたときには、その気持ちを紙に書き出してみましょう。どのような状況で、夫のどの言葉や行動が気になったのか、なぜつらいと感じたのかを振り返ります。
書き出していくうちに、不満の中心が家事や育児の負担なのか、家族への関心の薄さなのか、自分の気持ちを軽く扱われることなのかが見えやすくなります。
夫に伝えたいことも整理できるため、感情に任せて不満をぶつけるのではなく、困っていることや改善してほしいことを具体的に話しやすくなるでしょう。
してほしいことや役割分担を具体的に話し合う
夫に不満を伝えるときは、家庭をもっと大切にしてほしいと訴えるだけでなく、何に困っていて、どうしてほしいのかを具体的に伝えましょう。
たとえば、平日の食器洗いや、休日の子どもの支度を担当してほしいなど、行動に置き換えて伝えると、夫も何をすればよいのか理解しやすくなります。
家事や育児の負担を一覧にし、夫婦の働き方や生活時間に合わせて、誰がいつ担当するかを決める方法もあります。一度決めて終わりにせず、無理が生じている部分があれば、その都度見直していくことも大切です。
一時的に距離を置いて気持ちを整える
夫への怒りが強く、落ち着いて話せないときは、いったん距離を置くのもひとつの方法です。別の部屋で過ごす、ひとりで外出する、実家に数日滞在するなど、自分が冷静になれる時間をつくりましょう。
感情が高ぶったまま話し合うと、これまでの不満を一気にぶつけてしまい、さらに関係が悪化することもあります。少し離れることで、夫との関係をどうしたいのか、自分は何に限界を感じているのかを考えやすくなります。
距離を置く場合は、夫を困らせるためではなく、気持ちを整理するためであることを伝えておくとよいでしょう。
第三者や専門家に相談する
さまざまな対処法を試みても改善しないのなら、信頼できる家族や友人、夫婦カウンセラーなどに相談する方法もあります。第三者に話すことで、自分の気持ちや家庭の状況を整理しやすくなるでしょう。
夫の言動によって心身に負担がかかっている場合や、別居・離婚も考えている場合は、早めに専門家へ相談することも大切です。弁護士に相談すれば、今後の進め方のほか、生活費や子どものこと、財産について確認できます。
もし暴言や威圧、暴力などがある場合は、夫婦での話し合いにこだわらず、自分や子どもの安全を優先しましょう。




家庭を顧みない状態が続くときに考えたいこと


気持ちを伝えたり、役割分担を話し合ったりしても状況が変わらない場合は、今後の夫婦関係について考える必要があります。
すぐに別居や離婚を決めるのではなく、まずは、自分や子どもの生活にどのような影響が出ているのか、夫に関係を改善する意思があるのかを整理してみましょう。
心身に無理が生じていないか
夫への不満や家庭内の負担を抱え続けると、眠れない、食欲が落ちる、気分が沈むなど、心身に変化が表れることがあります。
自分が我慢すれば家庭を保てると思い、無理を重ねてしまう人もいるでしょう。しかし、つらい状態が長く続けば、仕事や育児、日常生活にも影響が及ぶ可能性があります。
以前より笑えなくなった、家にいると落ち着かない、夫の帰宅が近づくと気分が重くなるといった変化がないか、自分の状態に目を向けてみましょう。
夫に家庭と向き合う意思があるか
夫婦関係を見直すうえでは、夫が家庭の問題を自分のこととして受け止めているかも確認したいところです。
話し合いの場を持とうとする、家事や育児の分担を見直す、できなかったことを謝るなど、少しでも行動に変化が見られるなら、関係を立て直せる可能性はあります。
一方で、妻の訴えを聞き流したり、責任を押し付けたりする状態が続いている場合は、妻だけが努力しても状況を変えるのは難しいでしょう。言葉だけでなく、その後の行動も見ながら、関係を改善する意思があるかを見極めることが大切です。
今後も夫婦関係を続けたいと思えるか
夫の態度だけでなく、自分がこの先どのような関係を望んでいるのかも考えてみましょう。
夫に変わってほしい気持ちがあるのか、関係を修復するためにもう一度話し合いたいのか、それとも一緒に暮らし続けることに限界を感じているのかによって、今後の選択は変わります。
子どものため、生活のためと自分の気持ちを後回しにしていると、本当はどうしたいのかわからなくなることもあります。すぐに結論を出そうとせず、夫との生活を続けた場合と離れた場合をそれぞれ思い描きながら、自分の気持ちを整理してみましょう。
別居や離婚も選択肢として考える
夫に家庭と向き合う意思がなく、一緒に暮らし続けることがつらい場合は、別居や離婚を選択肢として考えることもあります。
すぐに決断する必要はありませんが、離れて暮らす場合の住まいや生活費、子どもの生活環境などを確認しておくと、今後について落ち着いて考えやすくなります。収入や預貯金、夫婦の財産なども整理しておきましょう。
暴力や強い威圧、生活費を渡さないといった行為がある場合は、話し合いよりも安全の確保を優先する必要があります。ひとりで判断しようとせず、自治体の相談窓口や弁護士などに相談しながら進めることが大切です。
まとめ|家庭を顧みない夫との関係を見直しましょう


ここまで、家庭を顧みない人に見られる特徴や心理、夫の態度に悩んだときの対処法について解説しました。
主なポイントは次のとおりです。
- 家庭を顧みない人は、自分の都合を優先し、家事や育児を相手に任せきりにすることがある
- 家族の気持ちや負担に気づかず、何度伝えても行動を改めない場合もある
- 不満や負担を整理し、してほしいことや役割分担を具体的に話し合う
- 状況が変わらないときは、夫に家庭と向き合う意思があるかを確認する
- 心身への負担が大きい場合は、別居や離婚も含めて今後を考える
家庭を顧みない夫との生活に悩んでいても、自分だけが我慢を続ける必要はありません。夫の言葉だけでなく行動にも目を向けながら、自分や子どもが安心して暮らせる環境を考えていきましょう。
