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      育児ノイローゼがつらくて離婚したいと思ったら|慰謝料や親権は?セルフチェックの方法も

      2025 3/03
      離婚準備
      2023年9月11日2025年3月3日
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      子供を授かることは夫婦にとって大きな喜びですが、実際の育児では苦労も多く、ストレスや夫への不満から育児ノイローゼになってしまい、「旦那と離婚したい」「離婚して子供から離れたい」と考える母親もいます。多くの母親が経験する育児ノイローゼの原因や対処法を説明します。

      本記事の監修者

      鈴木 成公/新大塚法律事務所(第一東京弁護士会所属)
      ホームページ:https://www.shin-ohtsuka.com/

      離婚等の家族に関する案件や男女トラブルの案件を多く取り扱っている事務所です。法律的な観点だけでなく、人生の再出発に向けた総合的なアドバイスを様々な角度からさせていただきます。

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      弁護士、依頼者がお互いに「正直であること」。信頼関係を築くことで、依頼者の目的を達成できると考えます。私は、依頼者の言葉を表面的に受け取り、その通りに進めていくことが「寄り添うこと」だとは思いません。依頼者の根底にある目的を把握し、良い着地点に運ぶ弁護士でありたいと思っています。

      育児ノイローゼがつらくて離婚したい…どうすればいい?



      子供を授かることは夫婦にとって大きな喜びの一つですが、いざ、育児が始まると楽しいことばかりではありません。むしろ、大変なことや、つらいことが多いともいえるでしょう。特に、夫が仕事で忙しく、あまり育児を手伝ってもらえない妻は「どうして私ばかり」とイライラが募ります。



      中にはストレスによって「育児ノイローゼ」と呼ばれる状態となり、子供に当たってしまったり、育児を投げだしてしまいたくなったりする妻や、「離婚したい」と考えるようになる妻もいます。



      自分の子供(1歳)可愛いです。愛らしいし笑顔見るだけで
      癒やされます。
      それなのに急いでいるとき、私に向けての旦那の口調が悪かったとき、
      ついイライラしてしまい怒鳴ってしまいます。
      完全八つ当たりなのかもしれません。
      そんな私が怖いのか、それは当たり前ですが
      ぎゃんなきします。そうなると
      私も余計イライラして、手は出してませんが出しそうになってしまいます。
      こんな母親ならいないほうがいいし離婚したほうがいいのだろうか
      なんてことも思ってしまいます。

      引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11285376941

      育児ノイローゼです。離婚したいです。
      親権は旦那にあげます。
      独りになって、人生やり直したいてす。
      もう子供の顔も見たくない 声も聞きたくない
      風俗でもなんでも働いて、独りになりたいです。

      引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13171733713?query=%E8%82%B2%E5%85%90%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%80%80%E9%9B%A2%E5%A9%9A

      せっかく子供を授かったのに、このようなつらい気持ちになるのはなぜなのでしょうか。育児ノイローゼになる理由を理解し、つらい状態を改善して育児ノイローゼを乗り越える方法を紹介します。



      育児ノイローゼが理由で離婚出来る?


      夫が家事や育児を手伝ってくれないなど育児の負担が多くて育児ノイローゼになってしまった場合、「夫が非協力的なため育児ノイローゼになった」「育児ノイローゼになったのでもう育児をしたくない」などの理由で離婚できるのでしょうか。離婚できるケースなどについて解説します。



      育児ノイローゼとは


      育児ノイローゼとは、育児への不安や不満、悩みが原因でイライラや不眠、気分の落ち込みなど精神的な不調を訴えることをいいます。ノイローゼは神経症ともいい、一般的には不安などによって心身の不調が引き起こされた状態で、入院するほどではない比較的軽度なものを指します。



      今は、医学的な病名として使われることはなく、症状に応じて「強迫神経症」「パニック障害」「ヒステリー」「抑うつ神経症」などと診断されます。育児ノイローゼも、医学的な意味だけでなく、さまざまな意味で使われることがありますが、育児への不安から生じる比較的軽度の精神疾患の総称と考えていいでしょう。



      軽度と言っても、不安などのストレスがかかる状態を放置しておくと、うつ病などを発症する恐れもあるので、適切な対処や治療が必要です。



      育児ノイローゼを理由に離婚するには


      育児ノイローゼになった妻の中には、「夫が家事や子育てを手伝ってくれないから、身体的にも精神的につらい」などと言って、育児ノイローゼを理由に夫との離婚を考える人がいます。この場合、夫との話し合いで、夫も離婚に同意すると離婚が可能です。話し合いで離婚することを協議離婚といい、離婚の理由を問われることはありません。



      ただ、夫が「離婚はしたくない」などと拒否した場合は、すぐには離婚できません。また、離婚には応じるものの、財産分与などの条件をめぐって話し合いがつかないこともあります。そのときは離婚を求めて話し合いを続けるか、法的な手続きに基づいて離婚を求めていくしかありません。



      合意を得られないときは調停を申し立てる手も


      夫が離婚に反対したり、離婚には同意してもらえても条件で折り合えなかったりした場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停とは裁判所の調停委員を介した話し合いで、調停委員が双方の意見を聞き、言い分を整理して合意を目指します。しかし、合意できる見込みがないときは調停不調として打ち切られてしまいます。



      調停が打ち切られると、再び夫との間で協議離婚を目指して話し合うか、離婚裁判を起こして裁判所に離婚を求めることになります。裁判で認められれば、相手の合意がなくても離婚が可能です。



      育児ノイローゼでは離婚裁判は難しい


      離婚裁判を起こすには条件があり、原則として離婚調停の後にしか起こせません。また、民法で定められた「離婚事由」がなければ、裁判を起こしても、離婚は認められません。離婚事由とは、次の5つの事情です。

      ・配偶者が浮気や不倫(不貞行為)をした
      ・一方的な別居や生活費の未払いなど配偶者の悪意で遺棄された(悪意の遺棄)
      ・配偶者の生死が不明で3年以上経つ
      ・配偶者が重症の精神病で治る見込みがない
      ・婚姻を継続しがたい重大な事由がある



      しかし、「夫の非協力的な態度で育児ノイローゼになった」という理由だけでは、離婚事由には当てはまりません。また、妻の育児ノイローゼの症状が改善すれば、夫婦関係を修復できる可能性もあり、夫婦関係が破綻しているとまで判断される可能性も低いでしょう。



      ただし、妻がノイローゼになった原因に、子育てのほか、夫の浮気や不倫、暴力、経済的DVなどがあった場合は、「不貞行為」や「悪意の遺棄」「婚姻を継続しがたい重大な事由がある」に当てはまる可能性があります。それによって、夫婦関係が修復困難だと判断されれば離婚が認められることもあるでしょう。



      育児ノイローゼを理由に慰謝料の請求は難しい


      「旦那の非協力的な態度で育児ノイローゼになった」といった理由で、慰謝料を請求することは可能なのでしょうか。これについても、離婚と同様、非常に難しいと言わざるを得ません。



      離婚で慰謝料が認められるのは、基本的に不倫やDVなどの不法行為によって肉体的・精神的苦痛を受けたときです。しかし「家事や子育てに非協力的だった」という程度では、不法行為とまではいえず、慰謝料請求が認められる可能性はほとんどありません。



      もちろん、離婚と同じように、妻のノイローゼの原因に夫の浮気や不倫、DVなどが関係している場合や、妻の育児ノイローゼを理由に夫が無断で家を出たり、浮気や不倫をしたりした場合は慰謝料を請求できる可能性があります。



      親権はどうなる?


      もし、夫が協議離婚に応じたとしても、親権をめぐって争いになる可能性があります。夫は「妻は育児ノイローゼなので、子供を養育できない」として親権を主張するかもしれません。妻がイライラして子供にも怒鳴ったり、手をあげたりしていると、親権をめぐって不利になってしまうこともあります。



      調停や裁判になったとき、育児ノイローゼの症状も考慮されますが、だからといって、育児ノイローゼだけを理由に親権を取れないということはないでしょう。両親ら周囲のサポートがしっかりしていれば、育児ノイローゼの症状も改善し、子供を養育できると判断されることもあります。



      いずれにせよ、親権をめぐって争いになる可能性があるので、離婚を考えたときは親権をどうするのかをよく考え、慎重に対応する必要があります。



      新大塚法律事務所

      夫が離婚を拒否した場合に離婚ができるかどうか、その場合に慰謝料が認められるか、認められるとしてどのくらいの金額になるか、親権がどうなるかは、いずれも、諸般の事情を総合考慮して判断されるので、夫に離婚したい旨を伝える前に弁護士に相談することをおすすめします。


      特に、育児ノイローゼを大きな理由の1つとして離婚を希望する場合、親権も希望することは矛盾するようにも思われますが、育児自体のストレスというより、育児に関する夫の対応がストレスとなってノイローゼになるようなケースだと、夫と離婚することで、育児ノイローゼが緩和することもありうるので、育児ノイローゼが離婚を希望する大きな理由の1つでありながら、親権を希望することは、あり得ないことではありません。

      そのような場合に、親権が得られるかも、非常に専門的な判断となりますので、ご自身の優先順位が何かを意識しながら、弁護士に早めに相談するのが望ましいと思います。


      育児ノイローゼはセルフチェックできる?


      「自分は育児ノイローゼではないだろうか」と思ったとき、セルフチェックをしてみて現在の心身の状態を客観的に理解することも大切です。育児ノイローゼのセルフチェックの方法には、いくつかありますが、今回は育児ノイローゼの主な症状と、ストレスがどれくらい蓄積しているのかをチェックする方法を紹介します。



      いくつか当てはまる症状があり、ストレスもかなり蓄積しているようだと、育児ノイローゼではなく、うつ病などを発症している可能性もあります。育児ノイローゼも放置していると、症状が悪化していく恐れがあるので、気になる点があれば、かかりつけの医師や心療内科などの専門医の診察を受けてください。子供の健診の際に相談してみてもいいでしょう。



      育児ノイローゼの主な症状とは


      育児ノイローゼは医学的な病名ではなく、正式な診断基準があるわけではありませんが、一般的に次のような症状が現れると言われます。育児ノイローゼのチェックリストとして、自分の症状をチェックしてみてください。

      ・ささいなことでイライラする
      ・ぼんやりしがちで、思考力が低下する
      ・何をしても楽しくない
      ・無気力で何もしたくなくなる
      ・気分が落ち込み悲観的になる
      ・突然悲しくなり涙が出る
      ・子供がかわいいと思えない
      ・寝付けない・眠りが浅い
      ・人と会うのを避け、引きこもりがちになる
      ・食欲がなくなる・食べ過ぎてしまう



      こうした症状は一時的な気分の落ち込みで現れることもありますが、複数の症状が長く続いているようだと注意が必要です。気分転換を図っても症状が改善しない場合は医師や助産師、保健師といった育児の専門家に相談してみましょう。



      育児ノイローゼかも?と思ったらストレスチェックを


      ストレスをチェックする方法もいくつかありますが、東京都練馬区が公開しているストレスチェック表を紹介します。自分で採点してみて、10点以上になると、育児ノイローゼや不安障害、うつ病などの可能性があります。医療機関や育児の相談窓口などに相談したほうがいいでしょう。



      ストレスチェック:練馬区公式ホームページ

      出典: ストレスチェック:練馬区公式ホームページ


      育児ノイローゼを乗り越えるには


      育児ノイローゼになると思考力が低下し、偏った考えから抜け出せなくなることがあります。このため、感情の赴くままに離婚に突き進むと、後悔することにもなりかねません。離婚を決断する前に、心身を休めて本来の自分を取り戻すことが大切です。育児ノイローゼを克服する方法を紹介します。



      気分転換をする


      自分の好きなことも我慢して、子供と一日中向き合っていると、ストレスがたまりイライラしてしまうことがあります。そんなときは、子供から離れて、買い物に出かけたり、好きな物を食べに行ったりと、普段頑張っている自分にご褒美をあげましょう。育児を忘れて、久しぶりに趣味に打ち込んでみてもいいでしょう。



      その間、子供は夫や自分の両親に預けられるといいのですが、できないのなら子供の一時保育などを利用するのも一つの手です。自治体によっては、母親向けに割引券や利用券を発行しているところもあります。「子供の面倒は自分でみなければならない」と考えてしまうと、自分を精神的に追い込んでしまいます。上手に息抜きをして気分転換を図りましょう。



      子供から離れる


      ちょっとした気分転換をしたくらいでは、気分が晴れない人は、子供から離れることも大切です。子供から、離れるといっても別れて暮らすという意味ではありません。子供との接し方を少し変えて、少し距離を取るということです。



      育児ノイローゼになる人は、人に頼ることが苦手だったり、子供から離れることに罪悪感を持っていたりする人が多いと言われます。しかし、母親が子供から離れたいと思うことは決して悪いことではありませんし。つらいときに誰かに頼るのは当然のことです。思い切って、夫や両親、義父母ら身近な人に頼って、子供と少し距離を取りましょう。



      近くに頼れる身内がいないときは、保育園などの一時預かりサービスなどを利用できないか、自治体に相談してみましょう。思い切って誰かに頼り、子供と長い時間離れて、自分一人の時間を持てれば、「一人で頑張る必要はない」「子供から離れることは悪いことではない」と思えるようになり、気も楽になるはずです。



      完璧を求めない


      育児ノイローゼになる人の中には、完璧主義の人も多くいます。こうした人は「きちんと子育てをしないといけない」「家事もしっかりこなさなければならない」と思うあまり、自分を追い詰めてしまいます。人間には得手不得手があり、すべてを完璧にこなせる人はいません。むしろ、一つも完璧にできないことのほうが普通でしょう。



      だから、できないことはできないと諦めて、誰かに頼ることも大切です。力仕事は夫に頼めばいいし、夫が家事を手伝ってくれないのなら、家事代行サービスに依頼してもいいでしょう。手抜きをしたところで、夫や子供が気付かなければ問題ありません。失敗したときは「まあ、いいか」と口に出して自分を納得させれば、気も楽になります。



      周囲の人や専門家に相談する


      育児のノイローゼの人は「自分の周りには、頼れる人がいない」と思いがちです。しかし、社会は自分が思っているより、子供やその母親に優しいものです。よく周りを見てみれば、手助けしてくれる人はたくさんいます。



      夫や両親、義父母はもちろん、知人や友人、ご近所も困っていることを打ち明ければ、必ず助けてくれる人がいるはずです。自治体にも必ず、育児相談の窓口があるはずですし、助産師や保健師も相談に乗ってくれます。育児の悩みに詳しいNPOやカウンセラーに相談してもいいでしょう。気軽に相談できる人が増えれば、育児ノイローゼも改善していくはずです。



      育児ノイローゼで離婚したいと思ったら結論を急がず、専門家に相談を


      育児ノイローゼは、母親であれば誰でもなる可能性があるといわれます。実際、母親のほぼ半数が育児ノイローゼを自覚したことがあるというアンケート結果もあるようです。また、ノイローゼのように精神的に弱っているときは、物事を決めてはいけないともいわれます。



      「育児ノイローゼかな」と思ったら、何かをするのではなく、休むことが一番大切です。子供との接し方に悩み、つらくなったときは、医療機関や保健所、自治体などの相談窓口や夫婦問題や育児の悩みに詳しいカウンセラーといった専門家に手助けを求めてください。

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