離婚後に浮気相手との再婚を考えている方の中には、実際に幸せになれるのかどうか不安を抱えている人も多いでしょう。本記事では、浮気相手と再婚する際のメリットやリスク、実例を交えながら、再婚の幸せを左右するポイントを解説します。
浮気相手との結婚は決して珍しいものではなくなってきましたが、その過程や結果に社会的な批判や法的なリスクが伴う可能性も否定できません。まずは、再婚に至るまでのステップと再婚後に意識すべき点を明確にし、後悔のない決断を目指しましょう。
この記事でわかること
・離婚前に専門家へ相談すべきタイミングと各専門家の役割
・浮気相手との再婚が成功するケースと失敗するケースの違いと具体的な体験談
・略奪婚に伴う社会的リスクや慰謝料請求などの法的問題の全体像

浮気相手と再婚して幸せになれる?
離婚後に浮気相手と結婚したいと考える人は少なくありません。夫や妻との不仲から家庭が壊れてしまった人などは、早く別れて浮気相手と一緒になりたいと願う人もいるでしょう。しかし、浮気相手との結婚はそう簡単ではありません。
周囲に強く反対されるでしょうし、配偶者や子供から恨みを買うかもしれません。友人や知人から冷たい目で見られ、縁を切られるかもしれません。再婚して幸せになれるのだろうかと不安になる人も多いでしょう。
不倫の末、浮気相手と再婚します。
6年不倫し旦那と協議して子ども(中2小4)を置いて
離婚することになりました。
離婚後は会える距離のところに住み子どもたちが会いたいと言ってくれる間は無制限で会い、子育てをサポートする約束です。
離婚後は、不倫相手の彼と再婚予定です。
ここまで色々なことがありました。どれだけ色々なことを考え苦しんできても結果、我を通し全ての人を不幸にし、彼との人生を選びました。
覚悟を決めてこの決断をしましたが、ここにきてとてつもない罪悪感に苛まれてます。私が彼と幸せに過ごしている時、子どもたちは泣いてるのではないか。他の人を不幸にして私は笑っていられないと。自分で決めたことですがただただ不安で仕方ありません。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13248805073?sort=1&page=3
私は不倫が本気になり、お互い同時期に離婚しました。
元々、家庭内別居状態で離婚成立は早かったです。
ですが、これから再婚のハードルは高いです。
理由は未成年の息子がいる事
認知症の両親がいる事
また離婚して後悔している事は息子にダメージを与え信頼を失った事です。
将来の人生に悪い影響がないか?心配もしています。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11164592666
浮気相手と再婚して幸せになるにはどうすればいいのでしょうか。幸せになれるケースと幸せになりにくいケース、幸せになるために必要なことなどを体験談とともに紹介します。


浮気相手と再婚して幸せになれるケースとは
浮気相手との再婚が幸せにつながるかどうかは、二人の関係性や互いの人生観に大きく左右されます。浮気相手と再婚し、うまくいく可能性が高いケースの特徴を見てみましょう。

浮気する前から夫婦関係が破綻していた
元々夫婦の仲が冷え切っていて、精神的にも物理的にも距離があった場合は、浮気相手との再婚が新たなスタートとなりやすい傾向にあります。
実際に離婚が成立してからの再婚でも、既に心が決まっていることで相手との関係を深めやすく、前の結婚での不満を教訓として活かしやすいのです。また、お互いにしっかり反省して次に活かせる意識があれば、新しい結婚生活にスムーズに溶け込めるでしょう。
互いに自立している
浮気相手と再婚して成功しやすいのは、精神的・経済的に自立しているペアです。共依存関係にあると、金銭トラブルや人間関係のもつれが起こりやすくなり、再婚後に大きなストレスを抱える可能性があります。
はっきりとお互いが自立しているカップルは、家事や育児、仕事の役割分担についても話し合いがスムーズに進み、お互いの価値観を尊重した家庭を築きやすいのです。
ほとぼりが冷めてから結婚した
離婚後すぐに浮気相手と再婚すると、周囲の反発や世間体を気にしなければならない場面が多くなります。
こうした外部からの圧力は想像以上に大きく、上手に受け止めるためにも一定期間を置いて落ち着くことが大切です。心の準備を整えてから再婚へ進むことで、周囲の印象も変わり、パートナーとの新しい生活へ集中しやすくなるでしょう。
浮気相手と再婚して幸せになりにくいケースとは
次に、浮気相手との再婚によって幸せが続きにくいパターンについて解説します。

勢いだけで離婚して、そのまま再婚してしまった
衝動的に離婚を決意し、深い話し合いや将来設計がないまま再婚してしまうと、後になって大きな後悔を生むことがあります。
イライラや不満が溜まっていたとはいえ、冷静さを欠いた判断では経済的リスクや人間関係の変化を見落としがちです。感情の熱が冷めたとき、あまりにも現実離れした選択をしてしまったことに気づくかもしれません。
再婚後の生活をよく考えていなかった
再婚後の生活は、日常の些細な家事分担や家計の管理など細やかな積み重ねによって支えられます。結婚前に具体的なライフスタイルやお金の使い方をしっかり話し合わないと、いざ新婚生活が始まったときに衝突の連続になりかねません。
特に、前の結婚時のトラブルを十分に反省せず、対策を立てていないことが原因で同じ失敗を繰り返す例もあるため注意が必要です。
相手の性格に問題があった
浮気や不誠実な行為を繰り返す人は、根本的な性格傾向が大きく変わらない場合があります。結婚後も軽率な行動を取り、同じ問題を再び引き起こすリスクを抱え続けることになるかもしれません。
もし相手の価値観や行動パターンに不安があるならば、再婚の前にしっかり話し合い、結婚後にどのような家庭を築きたいのかを明確にすることが大切です。
離婚後に浮気相手と結婚して幸せになるには
人生の再スタートとなる再婚を充実したものにするには、相手との対話を重ね、取りうるリスクを十分に把握する姿勢が欠かせません。浮気相手との再婚で幸せをつかむために、どのような準備や考え方が必要なのかを見ていきます。

相手をよく見極める
浮気が原因の離婚においては、パートナーが同じ過ちを繰り返さないかを見極める必要があります。相手の言動や金銭感覚、家族観などをしっかりと理解し、多少の時間をかけてその人柄を観察することが大切です。
特に、前婚での破綻原因を共有し合い、互いに改善に取り組む姿勢を確認できるかどうかが、再婚の成功を大きく左右します。
将来についてしっかり考える
再婚する際は、今後のライフプランを明確にしておくことが重要です。たとえば、子どもをもうけるかどうか、転居や転職の計画はあるか、家事や育児の分担はどのようにするのかなど、具体的な生活設計を二人で話し合いましょう。コツコツと将来像をすり合わせることで、思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。
財産を失うことを覚悟する
離婚に伴う慰謝料や財産分与などの経済的リスクは、浮気の有無によって増大する可能性があります。
とくに不貞行為が原因での離婚では、慰謝料を請求されることもありますから、事前に資金計画を立てておくことは欠かせません。再婚生活を安定させるためにも、法的・経済的問題を早めにクリアにしておきましょう。
浮気相手と再婚するリスクは?
浮気相手との再婚は、元配偶者や周囲から批判を浴びる可能性があり、浮気相手との多かれ少なかれリスクが伴います。代表的なリスクを押さえておきましょう。
周囲から冷たい目で見られる
略奪婚と捉えられる場合、家族や友人から理解を得られず、人間関係がぎくしゃくするケースがあるようです。周囲の非難するような視線がストレスとなり、精神的な負担が大きくなってしまうこともあるでしょう。こうした批判を気にしすぎてしまうと夫婦関係にも悪影響が出るため、パートナーとの相互サポートが欠かせません。
友人や知人を失う
離婚後に浮気相手と結婚すると、今までの交友関係が変化する可能性もあります。中立的な友人でも、不倫や略奪婚の事実を知ると距離を置くことが考えられ、これまでのように気軽に付き合いづらくなるかもしれません。新しい環境下でも心から支え合える友人を得るには、時間と誠実な態度が必要になります。
仕事がしづらくなる
浮気相手や元配偶者が仕事関係の人だった場合、職場の人間関係や取引先との関係にも、プライベートの問題は影響を及ぼす可能性があります。不倫による離婚と再婚の噂が広がると、同僚や上司の見る目が変わり、キャリアアップに支障が出る場合もあるようです。会社側の理解が得られにくい環境では、仕事のモチベーションを保つのが難しくなる可能性があります。
慰謝料を請求される
浮気が明確な理由での離婚の場合、元配偶者から慰謝料を請求されるリスクがあります。有責配偶者となってしまうと、離婚調停や裁判でも立場が不利になる可能性があるため、最初から専門家に相談して手続きの進め方を確認しておくことが重要です。法律上の手続きを怠ると、後々さらに複雑な事態を招くかもしれません。
離婚後に浮気相手と再婚したその後【体験談】
浮気した後、浮気相手と再婚したカップルは実際にどうなるのか、体験談を紹介します。

家庭像を共有でき幸せに
理想の家庭像や将来設計が異なると結婚生活はうまくいきません。夫婦で結婚に対する考え方が違った場合、たとえ浮気相手でも、家庭像や夫婦像を共有できる人と再婚したほうが幸せになれることがあります。
前の夫と別れて、今の夫と結婚しました。
前の夫は大変優しい人でしたが。
子どもがいらないと。自由を楽しみたい人で。結婚の意味がなかった。私は子どもが欲しくて。家庭的な今の夫に惹かれて。また、経済力に惹かれて。不倫してましたが、我慢出来ず、結婚しました。
何不自由なく、子ども3人に恵まれて。最高です。
夫も、幸せだと言ってくれます。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12240141017
配偶者からのDVやモラハラから逃れ幸せに
男女問わず、配偶者からDVやモラハラを受けて、夫婦関係の修復が困難になっている人がいます。中には、そんな結婚生活に耐えられず、浮気してしまう人もいるでしょう。浮気相手となら、結婚生活をやり直せそうな場合、ズルズルとつらい結婚生活を続けるより、浮気相手と再婚したほうが幸せになれることがあります。
数年前にW不倫の後、それぞれ離婚し、再婚しました。
元々、夫婦関係は壊滅状態であり、子供は双方いませんでした。
私は元夫からのDV、主人は元妻からのDVで、似たような境遇でした。
離婚の際には私も主人も、それぞれ元パートナーとの財産分与、少額ですが慰謝料を支払っています。(DVであることは証拠が不十分でしたので)
両親や兄弟にも、沢山心配をさせ、迷惑もかけました。
どんな理由であれ、不倫は許せるものではありませんし、私たちも人様に堂々と話せる経験ではありません。
しかし、一人で乗り越えるにはあまりにも辛い経験を経て、自分に寄り添い支えてくれる人の大切さや、親兄弟の有難みは十分すぎるほど理解できました。
ですので、幸せにならなければならない!と思い日々の生活を送っています。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12153845397
結婚生活での失敗を繰り返さずに幸せに
浮気相手と再婚した中には、「前の結婚生活での失敗を繰り返さない」と誓い、周囲に反対された分、幸せになろうと努力する人もいます。浮気相手との結婚でも、円満な家庭を築くための努力を惜しまない人は幸せになれるようです。
私は32才でダンナは6コ下です!元ダンナとの仲が険悪になりかけた頃に知り合って、知り合って4年ちょっとで再婚しました。再婚ホヤホヤ~です!ちなみに、私には連れ子2人います♪
はっきり言って、離婚→再婚までは泥沼でした(T_T) 子どものことや、うちの両親の反対(離婚じたいに大反対!)、彼が若くて経済的に苦しいとか、不倫中のうしろめたさなどなど、抱えきれなくなって体も壊しました。上手くいくコツというか、私は過去の失敗の原因を知ってるから、繰り返さない努力!ダンナも、何が原因で元ダンナと私が険悪になったかを知ってるので、俺は世界一、オマエを悲しませないヤツになる!って言ってくれてます!とっても幸せです♪
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q124846182
知人や友人を失い幸せを感じられない
浮気相手と結婚すると、以前からの友人や知人から距離を置かれることがあります。いくら謝罪し、慰謝料を払ったとしても、浮気に対する嫌悪感は消えるものではありません。周囲の環境を変えない限り、幸せになれないかもしれません。
彼が離婚後すぐ結婚したので会社の同僚や友達から距離をおかれたりしました。結婚したけど思い描いていた幸せな家庭とは程遠く、毎日苦痛で後悔しかありません。
両親に相談してもいろんなことを覚悟して、いろんな人を傷つけて一緒になったんだから少しの辛いことは我慢しなさいと言われました。
前妻はいまお金持ちの優しい旦那さんと結ばれ幸せに過ごしているみたいです。
不倫相手と結婚してうまくいく方が少ないんですか。前妻との壮絶な別れをしたにもかかわらず、謝罪も済んでいるにもかかわらず私だけがなぜこんな不幸になるんだろうと悔しくて仕方ありません。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14135043529
離婚したことを後悔する
浮気相手と再婚した人の中には、離婚したことを後悔する人もいます。浮気も離婚も自分の責任なのですが、後悔のあまり、再婚相手に「出会いさえしなければ」「こんな人生を歩むはずじゃなかった」などと恨み言を言う人までいるようです。言われた相手もつらい気持ちになり、夫婦仲が悪化していく可能性があります。
私は、不倫した人と結婚しました。今の旦那は私を選んでくれて、離婚し結婚してくれました。
だけど、ケンカすると、「俺の人生返してくれ」と「俺の嫁と子供を返してくれ」と言われます。
そのたびに、どうしていいかわかりません。私は、離婚をしてほしいと一度も言ったことありません。本当は離婚してほしかったけど言えませんでした。私の一言で、人生を棒に振ってしまったら、思うと言えませんでした。なので、旦那が決めて私といることを選んでくれたんだと思っていました。だから、返してくれと言われると、正直、私を選びたくなかったけど、元奥さんに捨てられて、私を選んだのかなと思ってしまいます。マイナスなことしか考えられません。
普段は優しくて、すごく一緒に居て楽しい人です。だから余計に苦しくなります。
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11106750231
再婚後も浮気を繰り返す
浮気をする人の中には、浮気を何度も繰り返してしまう人がいます。浮気の末、妻や夫と離婚して再婚したのに、再婚後、懲りずに浮気を繰り返すという人は、男女問わず少なくありません。
あんまり幸せじゃないかな〜(-。-;
不倫経験者のほとんどは繰り返しますね。
私たち夫婦どちらとも不倫経験者で、やっぱお互い不倫しちゃいました。幸せいっぱいとはとうてい思えないですね‥
引用元: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13189859218
浮気相手との再婚で幸せになれるのかを悩んだら専門家に相談を
離婚を決断する前に、本当に浮気相手との再婚で幸せになれるのか、冷静に考える時間が必要です。感情的になりやすい離婚問題だからこそ、専門家に相談することで客観的な視点を得られます。
離婚後の生活、慰謝料請求のリスク、子どもへの影響など、考えるべきことは多岐にわたります。ここでは、離婚前に相談できる専門家について解説します。

弁護士に相談する
離婚問題が複雑化している場合、特に相手方が弁護士を付けている場合は、自分も弁護士に相談することが重要です。
不倫が原因で離婚する場合、有責配偶者となり離婚慰謝料を請求されるリスクがあります。婚姻中に不貞行為があった場合、その証拠次第では高額な慰謝料を支払わなければならないケースもあります。
弁護士に相談することで、慰謝料の相場や時効について法的な判断ができ、離婚条件の交渉を代理してもらえます。特に相手方が弁護士を付けている場合、法律知識のない状態で交渉すると不利な条件を飲まされる可能性があります。
多くの法律事務所では初回相談を無料で受け付けているので、早めに相談することをおすすめします。離婚後に浮気相手と再婚して幸せになるためには、まず離婚問題をきちんと解決することが必要です。

ADR(裁判外紛争解決手続)を検討する
ADRとは、裁判を起こさずに紛争を解決する手続きです。法務省認証のADR機関を利用することで、揉めずに離婚できる可能性が高まります。
裁判のように白黒つけるのではなく、双方が納得できる条件を話し合いで決められます。裁判に比べて費用が安く、解決までの時間も短縮できます。養育費や財産分与の取り決めもでき、離婚後の生活設計を明確にしておくことで、浮気相手との新しい結婚生活もスムーズに始められます。
配偶者との関係が完全に険悪ではない場合や、お互いに離婚の意思がある程度固まっている場合に有効な方法です。
夫婦カウンセラーに相談する
夫婦カウンセリングは、一人でも相談を受けることができる点が大きなメリットです。配偶者との話し合いが難しい状況でも、自分一人で相談することが可能です。
現在の夫婦関係が本当に破綻しているのか、浮気相手との関係が一時的な感情なのか、離婚後の生活や子どもへの影響について、心理面から客観的に整理できます。法律の専門家ではありませんが、離婚という重大な決断をする前に自分の気持ちを整理するのに役立ちます。

【Q&A】離婚後の浮気相手との結婚についてよくある質問
Q. 離婚成立前から浮気相手と同棲している場合、慰謝料は増額されますか?
離婚成立前の同棲は、婚姻関係が継続中の不貞行為として扱われるため、慰謝料が増額される可能性が高いです。特に配偶者が離婚に同意していない段階での同棲は、夫婦関係をさらに破綻させる行為と判断されます。
証拠としてLINEのやり取りや近隣住民の証言が使われるケースもあるため、離婚が正式に成立するまでは慎重な行動が求められます。
Q. 浮気相手が既婚者だった場合、ダブル不倫でも慰謝料請求されますか?
ダブル不倫の場合でも、相手の配偶者から慰謝料請求される可能性は十分にあります。自分も既婚者だからといって請求を免れるわけではなく、双方の配偶者がそれぞれの不倫相手に慰謝料を請求できます。
ただし、お互いの慰謝料を相殺する話し合いが行われることもあります。ダブル不倫の場合、複数の離婚問題が同時進行するため、弁護士への早期相談が重要です。
Q. 離婚慰謝料の時効は何年ですか?いつから起算されますか?
離婚慰謝料の時効は、不貞行為を知った時から3年、または離婚成立から3年のいずれか遅い方が一般的です。ただし、不貞行為そのものから20年が経過すると、除斥期間により請求権が消滅します。
時効の起算点は「配偶者の浮気を知った日」であり、浮気の事実だけでなく相手が誰かを特定できた時点が基準となります。時効が近い場合は、早めに法律事務所へ相談しましょう。
Q. 養育費の支払い中に浮気相手と再婚した場合、養育費は減額されますか?
再婚しただけでは養育費の減額は認められませんが、再婚相手との間に新しい子どもが生まれた場合は減額が認められる可能性があります。養育費は子どもの権利であり、親の再婚や新しい家庭の事情で一方的に減額することはできません。
ただし、再婚相手の収入や新たな扶養家族の発生など、経済状況に大きな変化があれば、養育費の変更調停を申し立てることは可能です。取り決めた条件は離婚時にしっかり確認しておきましょう。
Q. 浮気相手との再婚を周囲に反対された場合、どう対応すべきですか?
家族や友人からの反対は、客観的な視点からの警告として一度冷静に受け止めることが大切です。周囲が反対する理由には、慰謝料などの金銭的リスク、子どもへの影響、再婚後の生活の不安定さなど、当事者が見落としている問題が含まれていることがあります。
感情的に反発するのではなく、なぜ反対されているのか具体的に聞き、自分の状況を客観視する機会にしましょう。最終的な決断は自分自身で行うべきですが、周囲の意見も判断材料の一つとして考慮することをおすすめします。
離婚後に浮気相手と再婚して幸せになるために大切なこと
離婚後に浮気相手と再婚して幸せになれるかは、二人の関係性と事前準備で大きく変わります。元々夫婦関係が破綻していた場合や、お互いに自立している場合は成功しやすい一方、勢いだけの離婚や将来設計が不十分な場合は後悔を招きます。
周囲からの批判や友人関係の変化、慰謝料請求などのリスクも覚悟が必要です。相手をよく見極め、将来について具体的に話し合い、財産分与や養育費といった経済的問題を整理しておきましょう。
離婚問題が複雑な場合は、弁護士やADR、夫婦カウンセラーなどの専門家に相談することで客観的な判断ができます。感情だけで突き進まず、冷静に現実を見つめて慎重に決断することが大切です。
