モラハラ妻の定番セリフ・口癖|あるある特徴も
普段から暴言をぶつけてくる妻に悩んでいる夫は、妻からモラハラを受けているのかもしれません。モラハラ妻の定番セリフを具体例とともに紹介しますので、当てはまるセリフがないかチェックしてみましょう。モラハラ妻と離婚するときに、準備しておきたい事柄も説明します。
- 【書籍】
- 「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」左右社
- 「心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK」左右社
- 【メディア実績】
- NHK総合「あさイチ」
- フジテレビ「ホンマでっか!?TV」
- テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニュングショー」
- 「ABEMA Prime」など
目次
不機嫌な妻に疲れた...もしかしてモラハラ妻?
夫婦間のモラハラというと夫が加害者であるケースがクローズアップされがちですが、実は妻から夫へのモラハラも少なくありません。不機嫌な妻から常に叱責されたり、厳しいルールで行動を制限されたりして疲れたと感じているのなら、妻からモラハラを受けている可能性があります。
ただ、そういった妻はしっかり者の印象があり、夫を上手にコントロールして家庭を支えていると周囲は思っているようです。このため、同居する家族以外が妻のモラハラに気付くのは困難です。さらに「家庭内では男がしっかりしなければ」という固定観念から、モラハラを受けていることを認めたがらない夫もいます。
しかし、モラハラ妻の言動で家庭でも常に緊張を強いられる状態が続くと、ストレスから鬱になるなど心身に不調をきたす恐れがあります。モラハラ妻に特徴的な「あるある」行動やよく口にするセリフを紹介しますので、妻のモラハラが疑われる場合の参考にしてください。
モラハラ妻のよくある特徴は?
モラハラ妻に悩む夫の体験談によると、モラハラ妻はとにかく負けず嫌いで見栄っ張りな性格の人が多いようです。このため、自分の誤りや弱さを認められず、客観的にみればおかしいことでも無理やり理由をつけて理不尽に夫を責め立てます。こういったモラハラ妻によく見られる行動や心理を紹介します。
自分の非を認めない
モラハラ妻の多くは自分が正しいという根拠のない自信があり、自分のせいで問題が起こっても間違いを認めず責任を取ろうとしません。プライドが高いので、自分から謝ろうとしないのも特徴の1つです。言い逃れできない状況になると、わざと涙を見せて「不幸な女」を演出し、相手に罪悪感を持たせようとすることさえあります。
妻は被害妄想が激しく、一番傷ついているのは自分だと考えています。このため、間違いを正されただけでも攻撃されたと言い、決して自分から謝ろうとしません。
他人のせいにする
モラハラ妻は自分の非を認めないだけでなく、原因を他人のせいにしようとする傾向があります。たとえば、自分の支度が遅くて待ち合わせに遅れても「道路が渋滞していた」「待ち合わせ場所が分かりにくい」などと言って他人に責任を押し付けがちです。1番身近な存在である夫は特に標的にされやすく、日ごろから理不尽に責められて精神的に疲弊してしまいます。
うちにお金がないのは、私の収入が低いせいだとよく文句を言います。妻は通販などでしょっちゅう無駄遣いをしているのに、そのことには決して触れません。
無視する
モラハラ妻の中には、夫が話しかけたりあいさつしたりしても、返事をせずに無視する人もいます。気分的にすぐれなかったり疲れたりしていて無視をしてしまう場合と違い、夫の存在に気付かないかのように振る舞うのがモラハラ妻の特徴です。
数か月から数年に渡って無視が続くケースもあり、妻が何を考えているのか分からず不安を抱えたまま、夫は家庭内で孤独に悩まされます。
夫婦喧嘩のたびに妻に無視され、食事の用意や洗濯も私の分だけしてくれなくなります。妻の機嫌が直るまで数週間無視が続くこともあり、妻の機嫌を損ねないよう常に気を遣っています。
しつこく責め立てる
自分の気が済むまでしつこく夫を責め立てるのもモラハラ妻によくみられる特徴です。妻の言い分を認めて夫が謝っても「あなたはまだ分かっていない」などと言って夫を困惑させるケースもあります。また、しつこい性格のモラハラ妻は、夫の過去の失敗を何度も蒸し返して叱責する傾向があります。
妻は私が掃除した部分が気に入らないとその後文句を言い続けます。妻の言うとおりにやり直しましたが「会社でもそんなに要領悪いの?」と言われてつらくなりました。
夫や周囲の人間の悪口を言う
モラハラ妻の悪口は、夫本人だけでなく、夫の両親や友人といった周囲の人に関する内容にまで及びます。たとえば、夫が低学歴で昇進できないのは、同じく低学歴の両親に育てられたせいだと言って夫を追い詰めるのです。また、夫の友人に気に入らない人物がいると、関係を断つよう夫に指図し、夫の人間関係までコントロールしようとします。
妻は地方出身の私を田舎者だと馬鹿にすることがあり、私の両親や親戚のこともよく思っていません。「あんな田舎の人とよく話せるね」などと言うので帰省するときは私1人だけです。
モラハラ妻の定番セリフは?
モラハラ妻には口癖のようによく言う定番のセリフがあります。その言葉からはモラハラ妻特有の心理を読み取ることができ、夫に愛情を持っている妻ならほとんど言わないセリフばかりです。モラハラ妻が頻繁に口にするセリフを7個紹介しますので、妻との会話でよく耳にする言葉がないか確認してみましょう。
どうして分からないの?
モラハラ妻は自分の言ったことが理解できない夫に対して怒りをぶつけたり、馬鹿にして笑ったりします。しかし、妻のほうも感情的で要点を得ない説明しかしていない場合があり、夫がすべてを察して理解するのは不可能です。
さらに「私の気持ちが分からないの?」というセリフで不機嫌に気付かない夫を非難することがあります。夫は妻の感情が分かって当然と信じているのかもしれませんが、気持ちはきちんと言葉で伝えないと、夫婦関係はすれ違ったままです。
こんなことも出来ないの?
夫の小さなミスを大げさにあげつらい、「失敗するのはあなたくらいよ」というセリフでののしるのも、モラハラ妻によくある行動です。苦手な家事でも常に完璧を求められる夫は、プレッシャーからミスを重ねてしまうかもしれません。
妻からの心無いセリフで役立たず呼ばわりされていると、自分に自信が無くなって本来できるはずの仕事にまで悪影響が及ぶ可能性があります。
だからダメなのよ
モラハラ妻は夫を見下しており、容姿や能力に対してケチをつけて夫を萎縮させます。「服のセンスが悪い」「気が利かない」といったネガティブなセリフで夫を傷つけ、最終的に「だからあなたはダメなのよ」と夫の人格を否定するような発言をします。
その服を選んだのが実は妻であったとしても、夫からの指摘はモラハラ妻をさらに逆上させるだけ。このため、黙ってモラハラ妻の暴言に耐えるしかない夫が多いようです。
あなたがちゃんとしないから
自分の失敗を認めないのはモラハラ妻によくみられる行動です。そしてその失敗の責任を取らされるのは、夫である場合がほとんどです。
たとえば、夫婦で外食に出かけた際、妻が道を間違えたせいで店の予約時間に遅刻してしまっても「あなたがしっかりしていないから」というめちゃくちゃな理由で店に謝るのは夫の役割。普段は見下しているくせに、都合が悪くなると夫に頼ろうとするのもモラハラ妻の特徴といえます。
安月給のくせに
収入の多さで個人の能力を判断するモラハラ妻は、収入の低い夫に横柄な態度を取ることはあっても、感謝を伝えようとはしません。
夫が少しでも反抗的な意見を言うと「もっと稼いでから言えば?」というセリフで夫を黙らせようとします。さらに「○○さんは今度昇進するんだって」と知り合いの名前を出してそれとなく比較し、いやみなセリフで夫の自尊心を傷つけます。
あなたに似て〇〇ね
モラハラ妻が夫を攻撃するセリフは、関係ないはずの子供を引き合いに出したものも少なくありません。子供が言うことをきかない・勉強ができないといった欠点は、自分の教育方針ではなく夫のせいだと決めつけます。
「あなたに似たからこの子は成績が上がらない」といった根拠のない理由で、思い通りにならない子どもへの苛立ちを夫にぶつけがちです。理不尽に責められる夫も気の毒ですが、自分の成績の低さは父親のせいだと勘違いした子どもは、モラハラ妻のセリフによって勉強をする努力をやめてしまうかもしれません。
早く出ていって
不機嫌になると冷静な話し合いができなくなり、「顔も見たくない」といったヒステリックなセリフで夫を拒絶するモラハラ妻に夫はうんざりしています。落ち着かせようと夫が言葉をかけただけで「出ていってよ」と言われてしまっては、夫もなすすべがありません。
ただし、本当に出ていかれてしまっては、モラハラ妻自身も困るはずです。それなのに平気でこのようなセリフを夫にぶつけるのは、小心者の夫が出ていくはずがないという夫の気持ちを軽視した心理によるものだと考えられます。
モラハラ妻と離婚するには?
当初はただの軽口と我慢していたものの、次第にエスカレートする妻からのモラハラに我慢できなくなる夫もいるでしょう。その場合、これからの人生の幸せを考えると、離婚を検討することも不自然ではありません。そこで、モラハラ妻と離婚する手順や準備しておくべき事柄について説明します。
モラハラの証拠を集める
モラハラ妻との関係について離婚も選択肢として考えているなら、妻から受けたモラハラの証拠集めを始めましょう。モラハラ発言の録音やメッセージをやり取りした履歴など、詳細な日時とともに記録するのがポイントです。客観的にモラハラだと分かる行為を継続的に受けている証拠があれば、離婚の話し合いで有利になる可能性があります。
夫が離婚を決意しても、モラハラの自覚がない妻が離婚を拒否しているなら、すぐに離婚することは難しいと考えられます。モラハラの証拠は、妻にモラハラ加害者であると自覚させるのに役立つかもしれません。話し合いで解決できない場合は、家庭裁判所に離婚調停を申立て、調停委員を介した話し合いである離婚調停へと進みます。
離婚調停でも合意が得られなければ、離婚裁判で裁判所の判断を仰ぎます。裁判で離婚が認められれば、合意なしに離婚できますが、妻のモラハラだけで、婚姻を続けるのが難しいと認められるのはかなり難しいのが実情です。多くの場合、結婚生活が破綻していることを立証するために、モラハラ以外の証拠も必要になります。
不貞行為がないか調査する
妻がモラハラだけでなく、不倫や浮気といった不貞行為をしていた場合、妻の合意が得られなくても裁判によって離婚が認められる可能性があります。その際、写真や音声による記録やホテルの領収書など、不貞行為をしたことが分かる証拠が必要です。
モラハラ妻との離婚を検討するとき、妻の不貞行為も疑われるなら、証拠が残っていないか調査してみましょう。また、不貞行為をした側は有責配偶者となり、原則として離婚請求できません。
専門家に相談する
夫を見下すセリフはモラハラ妻定番の口癖
夫の収入の低さや過去の失敗をしつこく追及して夫を萎縮させる妻は、しっかり者の妻などではなく夫を精神的に傷つけるモラハラ妻だといえます。モラハラ妻は夫を見下すセリフが口癖で、感謝の言葉を口にすることはほとんどありません。
モラハラ妻は自分の非を認めようとしないので、モラハラを自覚させるのは困難だと考えられます。モラハラ妻とどのように付き合っていけばよいか悩んでいる場合は、カウンセラーや弁護士といった専門家に相談し、夫婦にとってよりよい選択肢を模索しましょう。
高草木 陽光
夫婦間のモラハラで、”声をあげる”のは圧倒的に「妻」が多いため、世間では「夫のモラハラ」が目立っていますが、実は「妻のモラハラ」も非常に増えています。ですが、「離婚後は子どもに会えないかも」という恐れから、妻からモラハラを受けても身動きが取れない夫が多いのです。日本では「母性優先の原則」が重視され、父親が親権者になるのは難しい現実がありますが、それも「絶対的」なものではないので勇気を出すことも必要です。
離婚相談の弁護士探しは『リコ活』で
離婚・男女問題に強い弁護士にお悩みを相談してみませんか?