妻に興味がない夫に「愛情が感じられない。悲しい」と嘆く妻がいます。夫の心理が読めず、どう接すればいいのかわからないという人もいます。興味がないということは、もう夫婦関係の修復は難しいのでしょうか。妻に興味がない夫の心理や再び関心を引く方法などを紹介します。
妻に興味がない夫…何を考えているの?離婚したい
「夫が自分には興味がないようだ」と悩んでいる妻がいます。妻は夫と日々楽しく暮らしたいのに、なぜか夫は妻に関心がないようで、話しかけても気の無い返事ばかり。一緒に出かけようと誘っても断られてしまう。そうした状況が続くと、妻に興味がない夫に失望してしまい、離婚を考えてしまう人もいるようです。
旦那は、私に全く興味がありません。
旦那に聞いたら、そんな事はないと言うのですが、私からすると、全く愛されている感じがしません。
旦那は、出かけるのが好きではないので、休日も家にい
ます。
以前、たまには二人で出かけたいと言ったら、断られました。
でも、友人とゴルフに行く時は、はりきって出かけます。
夫婦の時間は、必要ないと思っているように感じます。
なので、この間、
「私と時間を共有したくないなら、一緒にいる意味がないよね?
私を家政婦として必要としているんだよね?
私は、休みの日も、たまにでいいから、近場に出かけたりしたい。
私と一緒に過ごして楽しいと言ってくれる人がいるなら、そういう人(男性)と過ごしていきたい。」と、伝えました。
旦那は、「共同生活者と割り切ればいいんだよー!
女友達と出かければいいじゃん!」
と、いつも通り思いつきの発言をしていました。
離婚を考えています。
旦那さんは私の好きなことをさせて、お金と時間を与えれば=愛情と
思っているようです。
結婚して10年経ちましたが、
「私が何を一番何を大事にしているか」などは
聞く気もなければ、興味もないそうです。
大変寂しい思いですが、
それが普通なのでしょうか。
あまりの無関心さに衝撃を覚え
正直薄ら寒い気持ちにさえなりました。
私自身仕事も稼ぎもあるため、このまま一緒にいるよりは
別々になったほうが良いと思っています。
一般的な夫婦とは、
こんなものなのでしょうか。
妻に興味がない夫は、妻に対する愛情も失ってしまったのでしょうか。それとも何か妻に不満があるのでしょうか。妻に興味がない夫の心理や、夫の関心を取り戻し、夫婦関係を修復する方法などについて紹介します。
妻に興味がない夫には愛情がない?
妻に興味がない夫は、いつも何を考えているのでしょうか。「関心もない人と一緒に暮らしていて、楽しいのだろうか」と考える妻もいるでしょう。中には「このまま関係が悪化していくだけなら、離婚したほうがいいかも」と悩む人もいるかもしれません。
しかし、夫婦の関係について、一人で結論をだしてしまうのは早すぎます。意外に、夫は何も考えていないことが多く、妻が悩んでいることにさえ気づいていないこともあります。
愛情が薄れると関心もなくなっていく
妻に興味がない夫は、妻への愛情が薄れている可能性があります。夫の愛情が薄れているのであれば、「他の女性に心を奪われるのではないか」「別の女性を好きになったのではないか」と心配する人もいるでしょう。確かに、他の女性に夢中になり、妻に興味がないという夫もいます。
しかし、妻への関心がないからといって、必ずしも浮気をしていたり、妻を嫌いになったりしているとは限りません。夫婦関係が落ちついてくると、誰でも愛情は薄れてくるものです。新婚時代は一日中妻のことを考えていた夫も、妻がそばにいるのが当たり前になると、他のことにも関心を持つようになります。妻への関心が薄れるのは自然な変化ともいえるでしょう。
関心がないように見えるだけのことも
「夫が自分に関心がない」というのは、妻の思い過ごしであることも少なくありません。妻がそばにいるのが当たり前となり、妻を信頼しきった状態だと、妻が何をしてもあまり気に留めなくなります。それを「自分に関心がなくなった」と感じることもあるのです。
これは、人が普段、空気や水をありがたいと思わないのと同じ感覚なのかもしれません。ふだんは関心がないように見えても、心の中では妻のことを大切な人だと思い、愛情を持っています。そうして、平穏に暮らしている熟年夫婦も少なくありません。
妻に興味がない夫の心理は?
夫が妻に関心がないように見えても、必ずしも愛情がないとは限りません。夫はそれぞれ、さまざまな感情を抱いていて、妻も夫の気持ちを知ることが大切です。妻に興味がない夫によくみられる心理を紹介します。
一緒にいるのが当たり前で安心している
妻と一緒にいることが当たり前で、これからも妻はそばにいてくれるはずだと安心しきっている夫は、妻への関心を示さなくなっていきます。これは妻に全幅の信頼を置いているからで、妻が一人で外出しても、「浮気をしているのではないか」などと疑うことはありません。
こうした夫は、妻が病気になったり、トラブルに巻き込まれたりすると心から心配してくれるはずです。なぜなら、当たり前にあると思っていた物が失われると人は不安になるからです。しかし、普段は気にしていない分、妻の変化に気付くのが遅れがちで、妻は「どうしてもっと早く気づいてくれないの」と不満を抱くことも多いでしょう。
異性としての愛情はなくなった
妻に興味がない夫の中には、妻に対し異性への恋愛感情を失っている人もいます。だからといって、愛情がなくなったり、「離婚したい」と思っていたりするわけではありません。家族としての愛情はあり、恋愛感情が家族愛へと変化したともいえるでしょう。
毎日一緒に生活をしていれば、慣れも生じますし、相手の言いたいことや考えもわかってくるので、特にあれこれ話すこともなくなります。妻が「夫から愛情が感じられない」と不満を抱いている一方で、夫は逆に居心地の良さを感じているのかもしれません。
妻に不満がある
妻に興味がない夫は、妻への不満が溜まっている可能性もあります。こうしたケースは少し心配で、妻も夫の不満を解消し、夫婦関係の修復を図る必要があります。普段の生活の中で、話しかけても夫があまり反応してくれなくなったと感じたら、夫は何か不満を感じているのではないかと、今までの言動と夫の反応を振り返ってみましょう。
不満の原因はさまざまです。考え方や価値観の違いに不満を持つことがありますし、日頃の言動で気に障る部分があるのかもしれません。妻の言動に気に入らないことがある場合、夫はイライラしないよう妻のすることや話すことをできるだけ見聞きしないようにしている可能性があります。何か言うと喧嘩になってしまうため、妻には話しかけないという夫もいます。
離婚を考えている
最悪のケースは夫が離婚を考えている場合です。家族としての愛情も失い、妻とはできるだけ距離を取ろうと考えているのなら、当然のことですが、妻への関心も失われます。妻と一緒にいることを苦痛だと感じている夫もいます。
また、夫に好きな人ができたり、浮気をしたりしている場合は、相手の女性に関心が向き、その分、妻への興味は失われていきます。その場合は、自分への関心を取り戻すのは容易ではありません。
出典: リコ活MEDIA
愛情がなくなり妻に興味がない夫の行動とは
愛情がなくなったため、妻に興味がない夫は、どのような行動をするのでしょうか。よくある行動を知っておけば、夫の気持ちも少しは理解できるかもしれません。愛情がなくなったために妻に興味がない夫によくある行動を紹介します。
妻と会話をしようとしなくなる
妻への愛情が失われた夫は、妻とはあまり関わらないようになります。このため、日頃の会話も減りますし、妻が大事な話をしようと思っても、めんどくさがって聞こうとしなくなります。自分から妻に話しかけることも、ほとんどなくなるでしょう。
そっけない態度をする
妻が話しかけても、そっけない態度をとったり、つまらなそうな顔をしたりするときも、妻への愛情が失われている可能性があります。あまり表情を顔に出さない人もいますが、自分の子供や親と話をするときは笑顔を見せるのに、自分にだけは笑顔を見せないなど、あからさまに態度を変えるときは、妻に相当な不満を抱いていると思って間違いないでしょう。
妻にそっけない態度を取る夫は、妻の名前を呼ばないようになることもあります。それまで名前で呼んでくれていたのに、「なあ」「お前」などと呼ぶようになると、既に愛情がないサインかもしれません。
顔を見ない
妻への愛情が失われると、妻の顔や目も見ようとはしなくなります。仲の良い間柄なら、相手の顔を見て気分や気持ちを読み取ろうとします。しかし、相手に興味がなければ、気持ちを知ろうとは思いませんし、自分の感情を知られないように、目や顔をそむけることもあります。
夫が妻の目や顔を見ないときは、早く妻のそばから離れたいと思っていたり、妻に隠し事があったりするときだと思ったほうがいいかもしれません。
そばをすぐに離れる
妻への愛情が失われ、興味もなくなると、そばにいることで居心地の悪さや気まずさを感じるようになります。妻がリビングに入ってくるとそっと出ていったり、自分の部屋にこもったりといった行動を夫がするようになったときは、夫が妻を避けています。こうした行動が一時的ではなく、長く続くようなら妻への愛情が失われているのかもしれません。
妻の行動に何も言わない
妻を愛している夫は、妻のなにげない行動が気になるものです。たまに着飾って外出したりすると「誰と会うのだろう」と気になりますし、帰宅が遅くなると心配もします。しかし、愛情がなくなり、妻に興味がない夫は、妻の行動に注意を払うことはありませんし、変化にも気付きません。「好きなようにしてくれたらいい」と妻の行動には何も言いません。
一人で行動する
妻への愛情がなくなった夫は、妻とは別に行動するようになります。妻が買い物など外出に誘っても、何かと理由をつけて断るはずです。渋々ついてきてくれるかもしれませんが、外出先でも単独行動をしたがるでしょう。家にいても、一人での外出を好み、外出しないときも自分の部屋にこもるようになります。
スキンシップやセックスを避ける
愛情がなくなり、相手に対して好ましくない感情を抱くようになると、相手に触れられるのも嫌になることがあります。このため、妻が軽く腕に触れたり、手をつなごうとしたりしても、嫌な顔をして振り払ってしまいます。
スキンシップを避ける夫は、セックスにも拒否感を示し、妻の誘いにも応じようとしなくなるでしょう。夫から求められることがなくなり、妻が求めても応じないなどセックスレスになった夫婦の間で、相手への興味も薄れていくのは危機的な状況と言えます。
再び興味を持ってもらうには
たとえ夫の妻の愛情が失われていなくても、夫に興味を持ってもらえないのは寂しいものです。夫の愛情が冷めつつあるのを感じながら、もう一度自分のほうを振りむいてほしいと願っている妻もいるでしょう。妻に興味がない夫に、再び興味を持ってもらうのに効果が期待できる方法を紹介します。
身なりに気を使い、日頃の仕草を改める
結婚生活も長くなり、育児や家事などにも追われるようになると、夫の前で無防備な姿を見せてしまうことも増えます。身なりも気にしなくなってしまうかもしれません。しかし、そんな妻の姿に幻滅して愛情が薄れてしまうことがあります。家族としての愛情はあっても、恋愛感情を抱くことは減っていくでしょう。
そうした状況を打破するには、やはり身なりに気を使い、きれいな姿を見せることも必要です。年相応に美しさを保ち、着飾れば夫もドキッとするかもしれません。日頃の仕草や振る舞いも、上品に女性らしくなるよう心がけると、夫も見直してくれるのではないでしょうか。
思いやりを持って接する
同居生活も長くなり、相手がそばにいるのが当たり前になってくると、互いに遠慮がなくなっていきます。相手への思いやりも薄れてきているのではないでしょうか。夫婦の仲を保つには、思いやりも重要です。相手の気持ちを察し、穏やかな気持ちで毎日を心地よく過ごせるよう心を配ることも欠かせません。
また、相手のことを常に気に掛けていることを態度で示すことも大切です。「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」などの挨拶を欠かさず、「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にして伝えましょう。夫も「妻が自分のことを気に掛けてくれている」と感じれば、妻への関心も戻ってくるかもしれません。
本音で話し合う
夫婦の仲を保つには、やはり何でも話し合うことが大切です。相手の気持ちが分からなければ、対策も考えられません。本音で話し合う機会をつくりましょう。実際に話し合えば、夫は自分とは全く別のことを考えていたということもありますし、日頃の不満などを聞けるかもしれません。互いの気持ちを知り、2人で解決法を話し合うことが関係修復の第一歩となります。
話し合いをするときは、感情的にならずに落ち着いて、相手の話を聞く態度が重要です。感情的になって相手を責め立てたり、相手の言い分を頭から否定しては話し合いになりません。相手の言い分を最後まで聞き、反論や誤解があれば、落ち着いて正直に自分の気持ちを伝えましょう。話し合いで問題を解決できれば、夫婦の絆も強くなるはずです。
妻に興味がない夫に悩んだら専門家に相談を
「夫は自分に興味がないのではないか」と感じることがあっても、既に夫の愛情がないとは限りません。妻との生活に慣れ、安心しきっているために、いちいち反応しなくなったということも考えられます。とはいっても、愛情がないために、興味も示さなくなったということもあるので、妻は気が気ではないでしょう。
妻に対する興味を失ったとしか思えない夫との関係に悩んだら、夫婦関係に詳しいカウンセラーに相談してみるのも一つの方法です。夫が愛情を失っているのか、安心しきっているのか、見極める方法や関係修復を目指す対処法などを客観的な立場からアドバイスしてくれるはずです。
遠藤 裕子
結婚生活が長くなると夫婦の愛情表現や関係性も変化してきます。夫に確認してみたら完全なる妻の勘違いであった、というケースも少なくありません。夫の立場に立って夫の心理や行動について考えてみる事も必要です。夫の言い分に納得が行かないとか、話し合いすら出来ない場合は専門家を頼って欲しいですね。様々な夫婦を見ている専門家は夫婦間の潜在的な問題を見つけ、そのご夫婦に適した効果的な対処法を教えてくれるはずです。
遠藤 裕子
これまで2,000人以上の相談実績を持つ離婚カウンセラー。
過去に年間1,600件の調査を担う探偵事務所にいた経験から、多角的な現状分析、効果的な問題解決方法の提案に定評がある。
自身でも夫の浮気を経験し、夫婦関係を修復したことから、夫婦問題の解決まできめ細かいサポートに注力している。
【保有資格】
日本家族問題相談連盟 離婚カウンセラー
NLPマスタープラクティショナー
LABプロファイルプラクティショナー
ホームカウンセラー