「夫のことは好きだけどセックスはしたくない」という気持ちになることはありませんか。疲れていて面倒、家族としてしか見られないといった理由でセックスレスになってしまうと、愛情が薄れ、離婚のリスクも高まります。好きだけど夫としたくない理由や対処法を説明します。
夫のことは好きだけどしたくない…このままではダメなの?
「夫のことは好きなのに、スキンシップやセックスはしたくない」という複雑な感情を抱く妻は珍しくないようです。夫を傷つけたくないのに、夫からの誘いを断らなければならず、罪悪感に悩まされる妻も多いのではないでしょうか。「夫のことは好きだけどしたくない」という気持ちになってしまうときの心理として、次のようなものがあります。
そんな余裕はない
夫はセックスの時間が長く、当たり前のように1時間以上で、早く眠りにつきたい私には正直苦痛ということ。妊娠前はなんとも思わなかったのですが、出産後は少しでも寝たいという気持ちが強く、抵抗を感じてしまいます。
家族としてしか見られない
夫婦として長く付き合っていくうちに、夫は家族の一員となり、性的魅力を感じなくなったために「したくない」という気持ちになることがあります。ただし、家族としての夫はかけがえのない存在で、夫への愛情を失ったわけではありません。こういった妻の気持ちに対して、夫は妻に女性としての魅力を感じていると、夫婦で気持ちがすれ違ってしまいます。
「家族とはセックスできない」と拒み続けて5年。夫ももう求めてこなくなりました。そのことについて本当はどう思っているのか話し合ったことはなく、最近では、日常の普通のコミュニケーションもあまりとれていない状況です。
「このままではいけないのか」と葛藤したり、「旦那を傷つけたくない」と悩んだりしていませんか。
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夫のことは好きだけどしたくないのはなぜ?
産後クライシス
出産直後から数年間、夫婦関係が悪化することを産後クライシスと呼びます。夫とのスキンシップが苦痛に感じるのは、産後クライシスでみられる特徴の1つです。妊娠・出産にともなうホルモンバランスの変化により、精神的に不安定になることが原因といわれています。
このため、性欲が起きにくくなったり、夫のちょっとした言動にイライラしたりして「夫は好きだけどしたくない」という気持ちになってしまうことがあります。
ホルモンバランスだけでなく、子供優先の生活に変化したことによる夫婦のコミュニケーション不足も、産後クライシスで夫婦関係が悪化する要因です。夫の協力が得られず、1人で育児をしなければならない妻は、子供の世話で手一杯になってしまいます。すると、夫への関心が薄れて「好きだけどしたくない」と思ってしまう傾向があります。
出典: リコ活MEDIA
疲労で余裕がない
「夫は好きだけどしたくない」という気持ちになるのは、家事や育児、仕事などで疲れていることも原因の1つだと考えられます。特に子供が小さいうちは夜泣きなどもあって十分に睡眠が取れないこともあるでしょう。日中も子供の様子が気がかりで、仮眠をとる暇もなく休めないという妻も多いようです。
こうしたハードな育児に加えて、家事や仕事もしていては、1日が終わるころには疲れ切ってしまいます。そのような状態では、夫婦生活よりも体を休めることを優先させたいと思うのも当然です。
子供がいる環境ですることに慣れていない
「夫は好きだけど、子供に気付かれるのが心配だからしたくない」と考える妻もいます。子供が小さいうちは夫婦の寝室で子供も一緒に寝るという家庭も多く、夫婦2人きりの時間をとるのは難しくなります。このような場合、子供を寝かしつけたあとで、夫婦のスキンシップをとるケースがほとんどです。
しかし、物音を立ててせっかく寝た子供を起こしてしまうのがかわいそうだと思う妻も多いでしょう。また、厚生労働省による児童虐待の定義では、性的行為を見せることも子供への虐待になります。
特に、妊娠・出産のため、ほとんど夫婦生活がなかった期間の直後だと、子供に気を配りながらどのように夫とスキンシップをとればよいか、妻は戸惑ってしまいがちです。すると「子供に悪影響を与えるリスクを取ってまでする必要はない」と我慢してしまうこともあります。
体の相性が良くない
夫と体の相性が合わず、夫婦生活がうまくいかなくて悩んでいる妻は少なくありません。夫とのセックスが痛い・不快といった不満があっても、夫を傷つけるのではないかと言い出せず「夫は好きだけどしたくない」という状態になってしまいます。
ただし、体の相性の問題は、夫婦で協力して工夫することで解決できる場合もあります。それなのに、妻への思いやりがない夫は、自分の性欲を満たすことしか考えていません。そのような自分勝手な夫との夫婦生活に、妻は嫌気がさしてしまうはずです。
コミュニケーション不足
「夫は好きだけどしたくない」という気持ちになってしまう原因には、日頃のコミュニケーション不足が関わっているのかもしれません。手をつないだりキスをしたりといった習慣がないのに、いきなりセックスで体を触られては妻は困惑してしまいます。
また、愛情はあるけど会話が少ない夫婦も要注意です。「言葉で言われなくても夫の考えが大体分かる」と思い込んでいることがあり、愛情を確かめ合う夫婦生活に消極的になりがちです。さらに、会話の機会が少ないと、夫婦生活に不満があっても、話し合う機会を逃してしまう可能性があります。
「夫のことは好きだけどしたくない」という気持ちになる理由がわかっても「今後、何をどうしたらいいのかわからない」と悩む方は少なくありません。
困っている現状を、リコ活のカウンセラーにオンラインで相談してみませんか。必ずお力になります。
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夫のことは好きだけどしたくない…離婚されても仕方ない?
「夫は好きだけどしたくない」という気持ちが強く、夫の誘いを断り続けていると、いつか離婚を切り出されるのではないかと不安になるかもしれません。セックスレスを理由に離婚することはできるのでしょうか。また、夫からの誘いを断り続けると、夫婦関係にどのような影響があるのか説明します。
セックスレスは離婚事由として認められる?
基本的に離婚を成立させるには、夫婦の合意が必要です。夫から離婚話を切り出されても、妻が離婚を拒否しているなら、すぐに離婚ということにはならないでしょう。しかし、夫の意志が固く、夫婦の話し合いでは解決できない場合、夫が家庭裁判所に離婚調停を申し立てる可能性もあります。離婚調停とは、裁判所の調停委員を挟んだ話し合いのことです。
調停でも合意が得られなければ、離婚裁判を起こされるかもしれません。もし、夫側に不貞やDVといった離婚の原因を作った責任がなく、民法で定められる離婚事由があれば、夫は訴訟を起こすことができます。裁判所が離婚を認めれば、妻の意思にかかわらず、離婚に応じるしかありません。
民法で定められる離婚事由の1つに「婚姻を継続し難い重大な事由」がありますが、セックスレスにより、夫婦関係が修復不可能な状態にまで悪化していることが立証されてしまうと、離婚が認められることがあります。ただ、セックスレスは立証が難しく、夫婦ごとに事情が異なるため、セックスレスというだけで離婚を認めてもらうのは難しいでしょう。
たとえば、相手が夫婦の子供を望んでいるのを知った上で、性交渉できないことを知らせず結婚し、結婚後もセックスレスが続いた場合などは、離婚事由に該当すると判断されるかもしれません。また、セックスレスが原因で長期間別居しているなど、他の離婚事由がある場合も離婚が認められる可能性があります。
夫婦関係が悪化する可能性も
夫と結婚生活を続けていきたいのに「したくない」という気持ちで夫の求めを断り続けていると、夫婦関係が悪化してしまう危険性があります。妻の妊娠・出産のために、夫婦生活を我慢してきた夫にとって、産後もずっと妻から拒否されることが続くと、妻の愛情がなくなったとショックを受けるはずです。
また、妻はしたくないだけで夫を嫌いになったわけではなくても、夫の気持ちは妻から離れてしまう恐れもあります。中には別の女性に愛情を求めて浮気をしてしまう夫もいるかもしれません。逆に、夫の求めを断る理由として、妻が浮気を疑われるケースもあり、夫婦関係がさらにこじれてしまいます。
離婚を切り出されるのではないかと不安になっている方は、不安な気持ちをカウンセラーに吐き出しませんか。
リコ活のカウンセリングでは、ご相談者様の不安な気持ちに寄り添い、一緒に解決法を考えます。ぜひ初回のオンライン相談をご利用ください。
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夫のことは好きだけどしたくないときの解決法とは?
夫からのスキンシップを受け入れられない状態が続くと、夫が浮気してしまう恐れがあります。そこで、夫に対して「好きだけどしたくない」という気持ちになってしまったとき、夫婦関係を良好に保つための対処法を説明します。
夫に相談する
どうしても夫婦生活がストレスで耐えられない場合、自分の気持ちを正直に夫に話すことで、夫婦関係の悪化を防げるかもしれません。夫から求められたとき、ただ「したくない」と伝えるだけでなく、ホルモンバランスの影響で精神的に不安定であることや、育児が大変で余裕がないことなど、したくない理由も詳しく伝えましょう。
その際に、夫が大切な家族であることや、決して愛情が薄れたわけではないことも同時に話しておく必要があります。単に拒否されるのではなく、妻に愛されていることが分かれば、夫も納得してくれるはずです。また、妻には無理しないでほしいという気持ちがわいて、しつこく夫婦生活を強要することもなくなるかもしれません。
家事・育児を分担して疲労を減らす
家事や育児で体力を使い果たしてしまい、疲労困憊で夫の求めに応じる余裕がないのなら、家事・育児の分担を夫に求めて、妻の負担を減らす工夫をしてみましょう。夫が仕事で忙しく、家事や育児に参加できないときは、家事代行サービスなどを利用するのも対処法の1つです。
家事や育児の負担が軽減されることで、ストレスが軽減され、不安定だった精神状態も落ち着きを取り戻すかもしれません。
2人きりで過ごす環境を作る
子供に気付かれるのが心配でしたくない場合は、夫婦2人だけで過ごす環境を作ると、妻の気持ちに変化がみられるかもしれません。可能であれば、実家などに子供を預けて夫婦2人で旅行するのもよいでしょう。
新婚のような状況で夫と過ごすうちに、妻も夫婦生活の大切さを思い出す可能性があります。すると、家庭でも「子供がいるから」とあっさり拒否する回数が減り、子供に気付かれないよう工夫しながら、スキンシップをとることに積極的になれるでしょう。
性に関する会話をする
面と向かってセックスに関する話をすることは、デリケートな話題だけに夫婦であっても戸惑ってしまうかもしれません。しかし、触られて痛い部分や、体臭などの臭いが不快であることなど、夫婦生活において嫌なことは言葉にして伝えないと、夫は理解できないはずです。ときにはセックスについて夫婦で話し合うことも大切です。
何もしないでいると、妻にとって夫婦生活は苦痛なまま改善されることはないでしょう。体の相性など話し合いだけでは解決できない場合、カップル向けのアダルトグッズなどの使用に挑戦することで、夫と妻両方の満足につながることが期待できます。
事前にルールを決めておく
妻の状況は理解できても、いつも断られていては、夫も寂しい気持ちになってしまいます。夫とのスキンシップがある程度は平気になってきたら、夫の要望にも耳を傾ける頃合いかもしれません。その際に夫婦で話し合い、夫婦生活におけるルールを決めておくと「したくない」という気持ちになっても夫婦関係の悪化が避けられる可能性があります。
たとえば、セックスする日を決めておいたり、セックスに応じてもいいときのサインを決めておけば、妻も心の準備ができ、夫もそれ以外の日にしつこく誘ってこなくなるはずです。ただ、義務感が強くなると負担に感じてしまうことがあります。どうしても無理なときのルールを決めておくのも大切なポイントです。
自分の夫に対してどのように伝えたらいいのかわからない、こんなことで自分の不安な気持ちは解消されるのだろかと悩む人もいるでしょう。
リコ活には、夫婦関係の修復を得意としているカウンセラーが在籍しています。リコ活のカウンセラーと一緒に、自分たち夫婦に効果的な解決法を考えませんか。
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夫のことは好きだけどしたくないときは無理せず夫婦で話し合おう
「夫は好きだけどしたくない」という気持ちになるのは、ホルモンバランスの変化といった生理的なことが理由かもしれません。無理をしてまで夫の求めに応じる必要はないでしょう。その際に、拒否しなければならない理由と夫への愛情を言葉にして丁寧に伝えると、良好な夫婦関係を維持するために夫も協力してくれるはずです。
夫婦で話し合っても夫の理解が得られない場合は、夫婦の問題に詳しいカウンセラーへの相談も検討しましょう。夫婦が抱える悩みを数多く見てきた専門家から、意外な解決策を得られるかもしれません。
「こんなことでカウンセリングを受けてもいいのだろうか」と心配する必要はありません。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。一人で抱えている悩みをリコ活のカウンセラーに吐き出して、気持ちの整理をしませんか。
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